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岡山県視覚障害者センター

視覚障害者センターだより 平成30年(2018年)8月(通巻335号)

視覚障害者センターだより ~ロバと五つのにんじん~

平成30年8月1日発行(通巻335号)

発行 岡山県視覚障害者センター

郵便番号 700-0927 岡山市北区西古松268-1
電話 086-244-1121
FAX 086-244-1043
Eメール ossfc@nifty.com

 

岡山県視覚障害者センターの利用者の皆様へ

 今回の西日本豪雨で被害に遭われた方は、どんな些細なことでもセンターまでご連絡ください。

 センターだより8月号は前倒しで発行することにしました。

 いつもと異なり、今月号は、利用者全員に3種のメディア(墨字版、点字版、音楽CD形式の録音CD)でお送りします。
 メールアドレスを登録されておられる方にはメールでもお送りします。

 連載中の声欄は8月号では休みます。
 代りに被災された利用者の声を掲載します。
 また、耳より情報、人気のある点字図書、新刊案内は休みます。

今月の内容

・お知らせ(2件)

・西日本豪雨災害見舞金のお願い

・声 被災直後の岡田小学校での避難所生活  

・岡山県視覚障害者センターからのお願い

・被災者への支援情報(8件)

・文芸作品コンクール作品募集について

・PCVOL・OPKの例会日

・岡山県視覚障害を考える会の行事予定をお伝えします。

《 お知らせ 》

1.8月・9月のカレンダー

 利用者の皆さん向けのセンターで行われる行事をお知らせしています。
 申し込みが必要な行事があります。

 休館日は毎週火曜日と8月11日(土)山の日、9月17日(月)敬老の日、24日(月)振替休日です。

 開館時間は、午前9時から午後5時です。

 図書整理日は、8月は23日(木)、9月は27日(木)で終日留守番電話対応とさせていただきます。

 なお、センターの電話機はナンバーディスプレイに対応していないため、留守電にメッセージをお入れくださる場合は、ご用件と共に、お名前、ご連絡先をお入れくださいますようお願いいたします。

 ◇8月のカレンダー

 9日(木)視障協青年部ヨガ教室
12日(日)PCVOL
15日(水)ばくの会
19日(日)手技療法研究会
26日(日)OPK

 ◇9月のカレンダー

 2日(日)手技療法研究会
 9日(日)PCVOL
13日(木)視障協青年部ヨガ教室
23日(日)OPK、岡山県マッサージ師会
30日(日)視障協理事会・評議員会


2.「視覚障害者のための防災・避難マニュアル」をさしあげます

 日本盲人会連合が2012年に発行した「視覚障害者のための防災・避難マニュアル」をさしあげますので、ご希望の方はセンターまでご連絡ください。

 デイジーCD、点字、活字があり、複数のメディアをご希望いただけます。

 また、デイジーはサピエから、点字と活字(PDF形式)のデータは次のURLのページからダウンロードできます。
 http://nichimou.org/legal-system-documentation/#1205bousai

 このページにはその他の資料も掲載されていますのでご注意ください。

 ご自身でのダウンロードが難しい方は、メールまたはCDでお送りできますので、センターまでご連絡ください。

 なお、CDには、デイジー、点字、活字のデータを3種類とも収録します。

《 西日本豪雨災害見舞金のお願い 岡山県視覚障害者協会 》

 本年7月の大雨災害により、西日本を中心に甚大な被害が出ました。

 皆様におかれましては、何事もございませんでしたでしょうか?

 岡山県視覚障害者協会では、この災害で被災された方々を支援するため、下記のとおり見舞金を受け付けております。
 お寄せいただいた見舞金は、岡山県で被災された視覚障害の方にお届けいたします。

 皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。

 また、お知り合いの視覚障害の方に被災された方がいらっしゃいましたら、岡山県視覚障害者協会まで被災状況をお知らせくださるよう、お声がけもよろしくお願い申し上げます。

・見舞金受付期間  平成30年8月末日まで
・金額  1口1,000円 何口でも
・送金先 郵便振替口座 01210-3-38246
(郵便局の窓口に振替用紙があります)
ゆうちょ口座 15400-17109631
いずれも口座名義は「岡山県視覚障害者協会」

 ※必要事項を記載した振込用紙をご希望の方はご一報ください。

 ・岡山県視覚障害者協会連絡先

電話:086-271-0933
E-mail:ossk-33@po1.oninet.ne.jp

《 声 》

被災直後の岡田小学校での避難所生活  

Y K

 Y Kさんの紹介

 Y崎さんは、利用者、ボランティア、職員で構成されている図書選定委員会に4年前から利用者代表の一人として加わっていただいています。

 お住いが倉敷市真備町川辺のため、今回の水害で自宅は水没し、避難所生活が始まりました。
 ご本人からいただいた避難所生活の様子を「声」欄に掲載します。
 iPhoneからメールで送られてきたもので、被災直後の7月8日と11日のものです。

 送信日時: 2018/07/08 23:11:25

 今日は、主人の知人のご好意でシャワーを浴びることができてちょっとさっぱりしました。
 隣町の総社市は、朝日アルミの爆発の事故現場は悲惨だったものの(といってもわたしは見えないのですが)、賑やかな街の様子は平和な日曜日そのもの。
 一山越えれば、災害なんてどこ吹く風、ちょっとした気分転換ができました。

 夕方避難所に戻ってくると、浅口市の温泉施設へのバスツアーの申し込みのアナウンスが流れていました。
 子供とお年寄りが、もちろん優先ではありましたが。

 避難所でわたしが特に不自由を感じるのはトイレの使用と避難所にあてがわれた自分の部屋から家の車までの移動が一人でできないことです。
 トイレの方は、昨日から水道が使えないので給水車の水に頼らなければならず『避難所トイレ道』なるものが存在するのです。
 用を足した後、使用済みのトイレットペーパーを三角コーナーに入れて、その後バケツに汲んである水で汚物を流さないといけないからです。
 うーーんと若い頃にタイに行った時のことを思い出しました。
 その時は自分で頑張って便器に水を流していたのですが、上手に汚物を流せなかった経験から、今回は周囲の人の好意に甘えています。
 昨日までは、人の出入りが激しい体育館で、どんどんワーキングの地響きに耐えながらの夜でしたが、今晩から理科室に移ることができたので、少し楽です。
 水が引いたので明日、家族について自宅の様子を確かめに行くつもりです。
 すでに様子を見に行ったお隣さんの話によると、「そっりゃー、もう、ものがいえたもんじゃねえ!!!」、ということでした。

 主人の手引きで運動場を歩いていたら、焼きそばとおにぎりの炊き出しのアナウンスが聞こえてきました。

 「みへー!、焼きそばとおにぎりだって!みんな、並んでるわ。」と主人。
 今年の真備町の夏祭りは中止だってさっき息子が言ってたなー。
 なんかこの光景って、真備町避難所祭りって感じ!!
 あー、もうだめ。
 おばちゃんつかれた。

 頭が随分興奮してるみたいなので、そろそろやすみます。


 送信日時: 2018/07/11 17:17:04

 現在も、岡田小学校に拠点を置いています。
 わたしの部屋は3階の理科室です。
 スタッフの方にお願いして、理科室から職員室歩行訓練をしていただきました。
 昨夜、今夜と主人の知人宅へ宿泊しますが、拠点は岡田小学校に置いています。
 今後しばらくは、午前中 わたしは避難所に待機して庶務係、主人と息子は家の片付けというスケジュールで行くことになりそうです。

 宿泊は、その日暮らしです。
 また、折々に連絡いたします。

 四番目の質問ですが、ごめんなさい。
 岡田小学校に他に視覚障害者で被災された方がおられるかどうかはわかりません。
 わかり次第、連絡します。

 所長、すみません。
 タックペーパー1セット、ご手配いただけないでしょうか?

 避難所生活で、配給品や書類などに点字のシールを貼る必要があのです。
 料金は、ツケにしていてください。
 わたしが落ち着いた生活を送れるようになりましたら、支払います。

 話が前後しますが、理科室近くの階段の手すりに、触ってわかる各階を示すマークをつけていただきました。
 ペンション・岡田小学校はだんだんグレードアップしています。
 現在、見えない人関連のバリアフリー進行中です。
 昨日からトイレが水洗になり、だいたい一人で用が足せるようになりました。
 今日、初めて避難所で大便をしました。
 その時に、汚物がきちんと流れているかどうかの確認をスタッフの方にお願いしたくらいです。
 理科室から職員室までの道のりは近いですが、いろいろ物が置いてあって人もたくさんいます。
 でも、頭の中に地図が入っているので、人に安心して尋ねることができます。
 1階は人が必ずいるので、「だいじょうぶ?」、「どちらへ行かれますかー?」と、声をかけてくださる方が多いです。
 昨日、岡田小学校教員の東先生に2時間わたしのために時間を作っていただきました。
 彼女に、即興の歩行訓練をしていただくつもりで。
 こっちも頭が回っていなくて、学校全体の地形、校舎の位置などが知りたい、校長室からゴミ分別の場所まで一人で行けるようになりたい、その他あれもこれもとわたしが先走りしてなんとか校長室から職員室まで行けるようになりました。
 分別の場所はこの二つの地点の途中にあります。

 おとといは生理痛がひどくて嘔気がついて横になっていたいと思うほど気持ちが悪く、その旨を職員室のスタッフに訴えたら、保健室は、もう、いっぱいだから、寝るんやったら校長室のソファーぐらいしかねえなー、と判断くださり、校長室へ一泊させていただきました。
 また、落ち着いたら、体験をもっと整理した文章で書きたいと思います。

《 岡山県視覚障害者センターからのお願い 》

 今回の西日本豪雨でセンターとして今後取り組むべきことがいくつか明らかになりました。
 どれも皆様のご協力が必要なものです。
 ご協力をよろしくお願いいたします。

 7月4日(水)から降り出した雨は豪雨となり6日(金)午前から避難指示が早島町をかわきりに次々と発令されました。

 センターは、避難指示が発令されたとき、該当地域にお住いの利用者にこの情報を伝えるとともに安否の確認を電話で行うことにしました。
 早島町の利用者とはすぐに連絡がつき、皆さん山や河川から離れたところにお住いのため、安全とのことでした。

 7日(土)に入ると特別警報が発令され、センターに出勤できたのは2名だけでした。
 真備町に避難指示が出たため、利用者7名に電話連絡をしましたが、すでに家屋まで浸水していたためでしょうか、固定電話は全く通じなくなっていました。
 幸いご本人・ご家族の携帯番号が分り、6名とは連絡が取れました。

 後程利用者の電話番号を調べたところ、携帯番号の登録者数は多くはありませんでした。
 固定電話のみの登録では、今回と同様のことが発生した時、連絡がつかないことが予想されますので、次のような連絡先をお知らせくださいますようご協力をお願いいたします。

①携帯電話番号
②携帯のメールアドレス
③携帯電話をお持ちでない方は、ご家族の電話番号(災害発生時などの緊急の場合にのみ使用させていただきます)

 また、以下の6点についてもご協力お願いいたします。

1.住所、電話番号、メールアドレスなどを変更された場合は、必ずお知らせください。
2.お知り合いでセンターのご登録がまだの方がいらっしゃいましたらご紹介ください。
3.市町村から提供される災害に関する情報に気を付けておいてください。
  点訳・音訳が必要でしたらご依頼ください。

4.早めの避難を心がけてください。
  避難後センターまでご連絡をお願いします。
5.災害の被害に遭われた方は、些細なことでもセンターまでご連絡ください。
6.毎月のセンターだよりが届いていない方は、ぜひ今後はご利用いただきたいと思いますので、ご希望のメディアをお知らせください。
  通常は、デイジーCD、点字、活字の中から2種類までご希望いただけます。
  それに加えてメール版もご希望いただけます。
  毎月届いている方もメディアの追加・変更をご希望の方はお知らせください。
  特にデイジーCDが再生できない方はご連絡をお願いします。

《 被災者への支援情報 》

 今回の西日本豪雨で被災された方々には様々な支援が行なわれています。

 以下に支援の情報を掲載しますので、それぞれの窓口またはセンターまでご連絡ください。

 1.視覚障害者用具の提供・貸出

A.岡山県視覚障害者センターでは、白杖(直杖)、点字用紙、タックペーパーの提供、デイジー再生機、点字器の貸出を行なっています。

B.宮城県視覚障害者情報センターから次のものが提供できるとのお申し出がありましたので、ご希望の方は岡山県視覚障害者センターまでご連絡ください。
・音声時計(キーホルダー型)。
 すでにいくつか送っていただいていますので、すぐにお届けできます。
・白杖(折りたたみ、直杖)。
 体験用のため古い仕様のものとのことですです。

C.日本ライトハウスより白杖、点字器等の支援についてご案内がありました。
  日本ライトハウスでは、この度の災害により白杖や点字器、音声時計などの必需品を失われた方に、用具の寄贈を行うことにいたしました。
寄贈する物品は、ご本人のご希望をきいた上で決めます。
金額はお一人、おおむね1万円程度です。
 
修理などについてもご相談に応じますので、お困りの方は、日本ライトハウス情報文化センター・サービス部までご連絡ください。
  電話:06-6441-0039(火曜日から土曜日の10時から17時)


 2.被災者への補装具・日常生活用具の給付について

  厚生労働省より市町村に事務連絡があり、被災された方は、耐用年数を問わず白杖やデイジー再生機、拡大読書器などの補装具や日常生活用具の給付を受けることができます。


 3.被災された視聴覚障害者等に対する情報・意思疎通支援について

  厚生労働省より市町村に事務連絡があり、避難所等で情報取得や意思疎通にお困りの場合、市町村の担当者の方にこのような事務連絡があったことを確認していただき、必要な支援を受けられるように相談してみてください。

(以下、厚生労働省から市町村への事務連絡です)

  被災された視覚障害者や聴覚障害者等に対しては、特に情報・意思疎通支援が何より重要となります。
管内被災市区町村における避難状況等を踏まえ、点字や音声、文字等による災害情報等の提供、手話通訳者等の派遣などの情報・意思疎通支援について、視聴覚障害者情報提供施設等と連携し、万全の対応を期すようお願いします。


 4.災害用公衆無線LANの開放について

  この度の豪雨災害に伴い、岡山県全域のドコモ、au、ソフトバンクのWi-Fiスポットおよび多くの避難所で、公衆無線LANが開放されています。
 
無線LANの設定で次の災害用SSIDを選ぶことにより接続できます。
暗号化キーは不要です。

00000JAPAN
 
暗号化されていないため、個人情報やパスワード、カード番号などの重要な情報のやり取りを行なわないことをお勧めします。
 
また、携帯電話などの充電BOXも多くの避難所に設置されています。


 5.民間賃貸住宅借上げ制度(みなし仮設住宅)について

  岡山県のホームページに民間賃貸住宅借上げ制度(みなし仮設住宅)について掲載されています。
 
この度の豪雨災害により住居が全壊等の被害を受け、自らの資力では住居が確保できない被災者に対し、民間賃貸住宅を借り上げて無償で提供する事業です。
 
この事業の対象となるのは、災害救助法が適用された、岡山市、倉敷市、玉野市、笠岡市、井原市、総社市、高梁市、新見市、瀬戸内市、赤磐市、真庭市、浅口市、早島町、里庄町、鏡野町、西粟倉村、吉備中央町、矢掛町の合わせて18の市町村です。
 
入居期間は入居時から2年間となっています。
 
問合せ先は、各市町村が設置する受付相談窓口または岡山県土木部都市局住宅課(電話086-226-7527)または保健福祉部保健福祉課(電話086-226-7316)です。
 
入居者の要件、民間賃貸住宅等の条件、費用負担などの詳細は次のURLのページをご覧ください。

http://www.pref.okayama.jp/page/567675.html


 6.山陽新聞に掲載されている豪雨災害に伴う生活関連情報を抜き出しました。

 【各種相談窓口】

<生活支援>

総務省岡山行政監視行政相談センター(岡山市北区桑田町)は平日午前8時半~午後5時15分、窓口で生活支援などの相談を受け付ける。
行政相談専用ダイヤル(086-224-1100)でも対応する。

<経営>

災害により影響を受けた中小企業からの経営、金融、下請け取引などの相談を受け付ける。
県中小企業支援センター(086-286-9626)。

<法律>

岡山弁護士会が災害法律相談無料電話相談ダイヤル(0120-888769)を設置。
日本司法支援センター岡山地方事務所(法テラス岡山)は不動産や金銭など生活再建に必要な法律相談を無料で受け付けている。
弁護士や司法書士による面談は同センター(050-3383-5491)、電話による情報提供は専用ダイヤル(0120-07-8309)で対応する。

<運転免許証>

災害で汚損、紛失した場合は再交付が可能。
県運転免許センター(086-724-2200)。

<住宅ローン>

借入先の同意があれば、返済の免除や減額の仕組みがある。
各借入先や銀行の場合は全国銀行協会相談室(0570-017109)。

<不動産など>

岡山地方法務局は不動産の権利証の紛失や登記、会社の印鑑に関する相談を電話で受け付ける。
平日午前8時半~午後5時15分。
不動産登記部門(086-224-5658)、法人登記部門(086-224-5715)。

<年金>

年金手帳・証書を紛失した場合、再発行が可能。
年金ダイヤル(0570-051165)か近くの年金事務所。

<妊婦相談>

NPO法人円ブリオ基金センター(0120-708852、毎週火・木曜の午前10時~午後4時)が被災した妊婦の健診、出産費を援助する。
り災証明が必要。
女性スタッフが困り事の相談にも応じる。

<悩みや健康>

岡山市在住者=岡山市保健所(086-803-1267)、岡山市こころの健康センター(086-803-1274)、岡山市以外の在住者=心の電話相談(086-201-0828)、岡山いのちの電話(086-245-4343)。

<ペット>

ペットの迷子や飼育全般の相談。
岡山市保健所衛生課(086-803-1259)、倉敷市保健所生活衛生課(086-434-9829)、その他の市町村居住者は県動物愛護センター(086-724-9512)。


 【公的支援】

<災害弔慰金・災害障害見舞金>

災害で亡くなった場合は遺族に災害弔慰金、著しい障害を負った場合は本人に災害障害見舞金が支給される。
問い合わせは各市町村。

<災害援護資金の貸し付け>

償還期限10年で当初3年は無利子。
被害の種類や程度に応じて利用でき、問い合わせは各市町村。

<緊急小口資金>

低所得、障害者世帯などを対象に、緊急で一時的に生計維持が困難な場合、1世帯当たり10万円以内を無利子で貸し付ける。
問い合わせは市町村の社会福祉協議会。

<住宅補修・災害援護費>

低所得、障害者世帯などに対し住宅補修資金(最大250万円)や臨時に必要な経費(最大150万円)を貸し付ける。
問い合わせは市町村の社会福祉協議会。

<住宅補修、建設費などの融資>

独立行政法人・住宅金融支援機構(0120-086353)が自宅が被災した人を対象に金利優遇の「災害復興住宅融資」を実施。
り災証明が必要。

<医療機関の受診>

被災により健康保険証の紛失や家に置いたまま避難している場合でも、医療機関で氏名、連絡先などを告げて受診することができる。

<税の特例措置>

国、県、市町村税の納税猶予などの措置を受けられる場合がある。
国税は近くの税務署、県税は県民局、市町村税は各自治体に問い合わせる。

・自動車税

使用不能となり、廃車にした場合は被災日の翌月分から月割りで払い戻す。
修繕した場合(保険金などの補てん分を除く修繕費5万円以上)は2019年度分を一部減免する。

・自動車取得税

取得後1か月以内の車を廃車にした場合は、納税額全額を払い戻す。
廃車後、新たに車を取得した場合は一部減免。
いずれかの措置のみ。

・不動産取得税

取得から1年以内の不動産が全半壊した場合、被害程度に応じて一部減免など。

・個人事業税

前年の事業所得が1千万円以下で、事業用資産全体の2分の1以上(保険金などの補てん分を除く)の損害を受けた場合、事業所得に応じて減免する。


 【無料宿泊】

県と県旅館ホテル生活衛生同業組合は、避難者のうち、妊婦や高齢者らを対象に倉敷、岡山市などのホテルや旅館の部屋を避難先として無料で提供する。
県が避難所で、対象者の緊急度に応じて利用を呼び掛けている。
問い合わせは、県生活衛生課(086-226-7335)。

 【みなし仮設住宅 半壊でも入居可】

  県は19日、西日本豪雨で家屋が被害を受けた人の住居を確保するため、県が民間賃貸住宅を借り上げて提供する「みなし仮設住宅」の入居案件を緩和すると発表した。
全壊だけでなく、半壊(大規模半壊含む)でも土砂の流入などで住み続けられない場合は受け入れる。

  内閣府が17日付で、同様の条件緩和を各府県に通知したことに対応。
県が負担する経費として管理費や共益費なども新たに加えた。
市町村が受付窓口となり、全壊分については倉敷市が既に市役所に開設。
半壊分の受付開始日は各市町村とも未定という。

  みなし仮設住宅は、災害救助法の適用を受けている倉敷、岡山市など18市町村の被災者が対象。

  利用希望者は不動産業者などを通じて物件を探し、市町村に申請する。
入居は2年以内で、家賃や礼金、業者への仲介手数料などは県が負担。
光熱費や駐車場料金などは入居者が支払う。
ただし、みなし仮設住宅の利用者は、自宅が半壊・大規模半壊した場合に1世帯当たり最大58万4千円支給される応急修理費は利用できなくなる。

 山陽新聞からの情報は以上です。


 7.視覚障害関連の各企業・施設の対応

※各企業・施設からの情報を集約するために、表現を変えたり省略しているところがありますのでご了承ください。

A.シナノケンシ

・被災による行政への用具の再給付申請に必要となる書類提出等の協力
・再申請の給付決定までの間、PTR2、PTN2のデモ機貸出の協力(台数に限りあり)
  電話:050-5804-1177(月曜日から土曜日の9時30分から17時)

B.高知システム開発
 
被災されたユーザーを対象にソフトウェア製品の再発行などが必要な方には、該当する製品を無料で提供します。
  電話:088-873-6500(平日の9時から18時)

C.日本点字図書館
 
被災された利用者を対象に用具事業課が取り扱っている白杖や点字器、便利グッズなどの商品の中から、必要な物品の支援を行ないます。
  電話:03-3209-0751(火曜日から土曜日の9時から16時)

D.タイムズコーポレーション
 
被災されたユーザーを対象に特別修理対応を行ないます。
詳細はお問い合わせください。
  ただし、水没した機器は修理不能のため、お住いの自治体の担当窓口に再給付をご相談ください。
再給付について、メーカーによる確認が必要な場合は、お客様相談窓口にご連絡ください。
 
また、機器の廃棄などは受け付けておらず、廃棄についてはお住いの自治体の規則に従い廃棄願います。
  電話:0120-886610(平日の9時から17時)

E.インサイト

  被災されたユーザーを対象に特別修理サービスを行ないます。
詳細はお問い合わせください。
  ただし、水没による故障は修理不能です。
  紛失または修理不能なほど損傷された場合、お住まいの自治体へ再申請・再給付をご相談ください。
 
修理中や再申請に時間がかかる場合、備品を無償貸与します。
できる限り同等機種を用意しますが、台数や機種に限りがありますのでご了承ください。
貸出期間は都度相談させていただきます。
 
電話:022-342-6801(平日の10時から17時)

F.ケージーエス

被災により製品が紛失または修理不能な状態となったユーザーを対象に以下の対応を行います。

・再給付に必要な書類を用意します。
・再給付が受給されるまでの期間、ブレイルメモシリーズのデモ機を貸出します。

  デモ機の台数には限りがあります。
場合によってご希望の機種とは異なる機種の貸出になる可能性もありますがご了承ください。
  電話:0493-72-7311(平日の8時から17時)


 8.NHK音声・携帯版のページ

  NHKのホームページがスクリーンリーダーで利用しやすくなっています。

・岡山県の被災者支援情報(テレビのL字情報と同じ内容)
 http://www5.nhk.or.jp/saigai/okayama/linfo/t/index.html

・岡山県の災害情報
 http://www5.nhk.or.jp/saigai/okayama/top/t/index.html

・NHK岡山放送局トップ
 http://www2.nhk.or.jp/okayama/k/

《 文芸作品コンクール作品募集について 》

 このコンクールへの応募及び岡山県視覚障害者福祉大会への参加者は、岡山県視覚障害者協会会員に限ります。
 この期に会員になりましょう。

 岡山県視覚障害者協会では恒例の文芸作品コンクールを今年度も実施します。
 内容は短歌、俳句、川柳の3部門で、応募は各部門とも一人3首または3句以内で未発表のものといたします。

 なお、川柳の場合は3句の内、1句以上は「歩く」という言葉に関連したものにしてください。
 残りの句は自由とします。

 また、普通文字で応募される場合は、短歌・俳句・川柳とも作品に必ず振りがなを付けてくださるようお願いいたします。

 なお、このコンクールはこれまで冬に行なってきましたが、昨年度から岡山県視覚障害者福祉大会で表彰することになりました
 今年度はこの大会が10月28日にあり、入選者の表彰を行うため、応募締め切りを9月20日必着としておりますのでご注意ください。

 応募方法 郵便・FAX・メールのいずれか

送り先 岡山県視覚障害者協会 事務局
〒703-8235 岡山市中区原尾島4-17-37
FAX番号 086-250-9913
メールアドレス ossk-33@po1.oninet.ne.jp

 選者は、土師康生(はじ やすお)先生(「龍」(りゅう)短歌会同人)


 なお、各部門とも天(てん)・地(ち)・人(じん)に入選された方には記念品をお送りいたします。

 また、応募くださった皆さん全員に参加賞を考えております。
 皆さん奮ってご応募下さい。

《 PCVOL・OPKの例会日のお知らせ 》

 30年度のPCVOLとOPKの例会日。

 ◇PCVOLの例会日

  使用する部屋の(2)は第2会議室、(3)は第3会議室を意味しますが、第3→第2に変更となる場合もあります。
    8月12日(3)
  9月 9日(3)
 10月14日(3)
 11月25日(2)(岡山マラソンが第2日曜にあるため、OPKと共催)
 12月 9日(2)
平成31年 1月13日(3)
  2月10日(3)
  3月10日(2)


 ◇OPKの例会日

平成30年 8月26日
  9月23日
 10月21日
   11月25日
 12月23日
平成31年 1月27日
  2月24日
  3月24日

《 岡山県視覚障害を考える会の行事予定 》

 A どうしてますか交流会の開催日

  1.日時 時間はすべて10時~12時です。

平成30年 9月 2日
   10月 7日
   11月23日(金曜日 忘年会 まつのき亭)
平成31年 1月27日
  3月10日

  2.会場 ひまわり福祉会館2階

岡山市北区大供2-4-25
電話 086-222-8619

  3.対象 目の不自由な方と家族の方々

  4.参加費 200円

  5.申込み 不要

  主催 岡山県視覚障害を考える会

 B 特別講演会のご案内

  「視覚障害者の快適な生活空間について」

講師 筑波大学 徳田 克己教授・水野 智美准教授

  昔からある物、他のために開発された物などを含めた住環境の工夫、世界の点字ブロック、障害支援機器の現状などについて、お話しいただきます。
 
視覚に障害のある方や支援する方等、多くの方々のご参加をお待ちしています。

日時:平成30年10月21日(日)15時~16時30分
会場:岡山国際交流センター 岡山市北区奉還町2丁目2-1
参加費:無料

申込み:不要
問合先e-mail:okashikaku@yahoo.co.jp

・徳田研修室の活動について

  「点字ブロック研究では世界の最先端を走っています。
歩きスマホの研究、迷惑ランナーの研究、牽引キャリーケースの害の研究では日本の最先端です。
よく、新聞やテレビに出していただいています。」(徳田克己先生より)

主催:岡山県視覚障害を考える会 (公社)日本眼科医会
後援:岡山県眼科医会