視覚障害者センターだより 令和7年(2025年)6月(通巻417号)
視覚障害者センターだより ~ロバと五つのにんじん~
令和7年(2025年)6月10日発行(通巻417号)
発行 岡山県視覚障害者センター
TEL 086-244-1121
FAX 086-244-1043
Eメール ossfc@nifty.com
●はじめに
新年度のセンター行事なども順調に始まっています。皆様、ご活用ありがとうございます。
今後、利用者の皆様とお話をしながら、新しい企画も考えていきたいと思います。ご意見よろしくお願します。
梅雨の時期、季節の変わり目です。どうぞご自愛の上、笑顔で過ごされますよう。
今月も利用者の方から「読者の声」欄の原稿を頂きました。ありがとうございます。皆様、ぜひお読みください。
読者の皆様からの原稿は随時募集しています。利用者の方、利用者のご家族の方、ボランティアの方であれば、どなたでも投稿していただけます。テーマは自由で、メール、手紙(墨字、点字)のいずれでも結構です。匿名希望の方はその旨お書きください。
●今月の内容
・お知らせ
・利用者アンケート報告(第1回)
・ロバの耳より情報
・読者の声
・センターを会場に行なわれている定例会
・行事のご案内
・人気のある点字図書のご案内
・新刊図書のご案内
をお伝えします。
●お知らせ(2件)
1. 6月・7月の行事予定
利用者の皆様向けのセンターで行われる行事をお知らせしています。事前の申込みが必要な行事もあります。
休館日は毎週火曜日です。
開館時間は午前9時から午後5時まで(電話受付も同じ。ただし12時から12時45分までは留守番電話対応)です。図書整理日は第4木曜日の6月26日と7月24日で、終日留守番電話対応とさせていただきます。なお留守電のメッセージには、ご用件と共にお名前とご連絡先をお入れくださいますようお願いいたします。
・6月の行事予定
13日(金) 視障協青年部ヨガ教室
15日(日) 視障協社会学研修会、視障協女性部ワークショップ
19日(木) 囲碁教室
22日(日) 視障協評議員会・理事会、OPK
・7月の行事予定
2日(水) 視障協女性部メイクアップセミナー
3日(木) 視障協女性部メイクアップセミナー
6日(日) 手技研
11日(金) 視障協青年部ヨガ教室
13日(日) PCVOL
16日(水) 女性部料理教室
17日(木) 囲碁教室
20日(日) 視障協オセロ大会
27日(日) どうしてますか交流会、OPK
2.点字ブロック工事のお知らせ
センター周辺の点字ブロックの補正工事が6月中旬から始まります。警備員の方が立つとのことです。センターに来られるときや周辺を歩かれるときはご留意いただければと思います。
●利用者アンケート報告(第1回)
2月のアンケートにご協力いただきありがとうございました。今月から2回に分けて報告します。今回は質問1から4までのアンケート集計結果と考察を掲載します。
アンケート発送数 508人(昨年504人)
回答人数 122人(昨年113人)
回収率 24.0%(昨年22.4%)
回答人数、回収率とも昨年度より増えました。利用者全体の約5分の1から回答を得られました。
1.現在ご利用されている電話はどれですか。(複数回答可)
固定電話 77人 63.6%
ガラケー(ボタン付き) 57人 47.1%
スマホ(ボタンなし) 56人 46.3%
固定電話とガラケーを利用 33人 27.3%
固定電話とスマホを利用 28人 23.1%
固定電話だけを利用 28人 23.1%
スマホだけを利用 22人 18.2%
固定電話とガラケーとスマホを利用 3人 2.5%
ガラケーとスマホを利用 2人 1.7%
ガラケーだけを利用 0人 0%
回答なし 2人 1.7%
考察
スマホを利用している人(併用も含む)は46.3%で昨年よりも約7%増加し、ガラケーからスマホへの乗り換えが進んでいることが伺える。ガラケーの利用者は47.1%となり、昨年度から50%を切っているが、スマホよりも多い状況が続いている。晴眼者のほとんどがスマホに乗り換えていることを考えれば、やはり視覚障害者にとってはボタンがなく画面をタッチして操作するスマホの利用に抵抗感が強いことが推測される。ただし利用者アンケートの回答者の平均年齢が高いことは考慮に入れなければならない。視覚障害者も若い世代はスマホを利用している人が多いからである。
2.センターへの電話番号の登録状況はどれですか。
固定電話と携帯電話の両方 38人 31.4%
携帯電話のみ 35人 28.9%
固定電話のみ 30人 24.8%
どの電話番号を登録しているかわからない 16人 13.2%
回答なし 4人 3.3%
考察
昨年度と比べると、固定電話を登録している人の割合が減り、携帯電話のみ登録している人の割合が増えて順位が逆転している。このことから固定電話離れが進んでいること推測される。自然災害時の安否確認のため、できるだけ携帯電話を登録してもらうように声かけをしたい。
3.センターだよりを読んでおられますか。
ほとんど読んでいる 85人 69.7%
気になる記事だけ読んでいる 26人 21.3%
ほとんど読んでいない 8人 6.6%
まったく読んでいない 1人 0.8%
回答なし 2人 1.6%
考察
センターだよりを読んでいる人の割合が、部分的に読んでいる人も含めると95%を超えている。さらに昨年度よりも「ほとんど読んでいる」という人の割合が約12%も増えているのは喜ばしい限りである。有益で面白い情報提供を紙面に載せることに努めた成果だと考えている。ただし、わずかではあるがほとんど読んでおられない人もおられるので、より一層、興味の湧くような紙面づくりに努めていきたい。
4.サピエ図書館を利用されていますか。
登録して利用している 56人 49.2%
登録する予定はない 26人 21.3%
登録しているが利用していない 23人 18.9%
利用したいが登録していない 8人 6.6%
登録しているかどうかわからない 8人 6.6%
考察
サピエに登録している人の割合が5%増えてほぼ半数となった。サピエを利用していない残り半数の人たちは、パソコンやスマホ等でのサピエの利用が難しくて、登録あるいは利用していないかもしれない。今後ともパソコンやスマホの操作やマイブック等のサピエ図書を利用するためのアプリの操作についての電話サポートや講習会を実施する必要性を感じる。また、利用したいが登録していない人も少数おられるので、サピエの新規利用登録も呼びかけたい。
●ロバの耳より情報(1件)
1. 令和7年度訓練生募集(視覚障害)について(地域生活支援事業所みちしるべ)
地域生活支援事業所みちしるべでは、主に白杖(はくじょう)を使用した歩行訓練、パソコン初級程度(音声・拡大など)の訓練、調理訓練など、生活に不可欠なさまざまな動作訓練を主にご自宅等に訪問して行っています。見えない・見えにくいことで諦めていたことはありませんか?見えにくいなら音を頼りに、手の感覚を頼りに、最近では様々な道具や機械もあり、使えるようになれば生活がグッと楽になります。訓練費は無料(ただし、訓練中の交通費や教材費は自己負担)で訓練を受けることができます。「自分に訓練なんてできるだろうか?」「どんな訓練があるんだろう?」「遠方だけど訪問してもらえるんだろうか?」「見えない・見えにくさで不安があるんです」などなど、まずはご相談下さい。
<お問合せ>
社会福祉法人 岡山県視覚障害者協会
地域生活支援事業所 みちしるべ
電話 086-250-9912(平日9時~17時)
ホームページ:https://www.ossk-33.jp/livelihood/
●読者の声(1件)
1.ちこちゃんと般若心経 4(全4) K.Mさん(利用者)
2回目3回目では話がタイトルからそれてしまいましたので最後にもう一度般若経に触れておきます。もし仏教の経典が法華経のみだったら 誰にも理解されない宗教になっていたでしょう。また、浄土三部経のみだったら キリスト教やイスラム教のような楽園信仰になっていたでしょう。その中間に般若経があって、シュウニャ(クー)の概念を不完全ながら明かすことによって一神教にはない境地を切り開いています。シュウニャは「中に何もない」とか「虚ろ」という意味の言葉で数字のゼロはここから生まれたといわれています。仏教以前からインドにあった概念で、文字通り「空虚」という意味だったのですが、仏教はそこに空虚とは異なる新しい概念を取り入れました。このことにより、仏教は時代を超える普遍の宗教になったのです。また、浄土三部経も架空の世界の架空の仏を説いているだけではなく一個の人間の命が、いかに尊いかを明かすための前段階の経典として読めばけして無駄な経典ではないことが判ります。極楽浄土も阿弥陀仏も法華経において一個の人間の命に収まり、そして色即是空であり、有でも無でもない、というように仏教は一貫して命の実装(実の姿)と命の尊厳を説いているのです。その意味で般若経は仏典の中でとても重要な役割を担っていると言っていいでしょう。さて、仏教が目指す覚りとはどのようなものでしょうか。般若経では観自在菩薩(観音様)の覚りとして、この世界のあらゆる物質的存在には実体がないと知ることであるとされています。これが究極の覚りだとすると仏教はおよそ現実からかけ離れた荒唐無稽な宗教になってしまいます。
浄土三部経では、善男子・善女人は(善行を積んだ男や女は)極楽浄土に生まれたいと願いなさい。そうすれば臨終の境に阿弥陀仏が迎えにきてくださると説きます。悟る必要はないと言っているように聞こえます。善い行いをすれば幸せな所へ生まれるというのですから、さきほども書きましたように一神教の楽園思想に近いと言っていいでしょう。仏教の代名詞のように思われている禅ですが、端座して瞑想すれば 覚りを得られるのでしょうか。残念ながら「私は悟りました」と言うのを聞いたことがありません。禅宗は経外別伝(経典の外に別に伝わる)と不立文字(文字を立てない)を看板に掲げ、教典の中に真実はないと説きます。ある時、釈尊は大勢の弟子たちの前で花をひねって見せた。弟子たちはその意味が判らず沈黙していたが、ただ一人シャーリプトラという弟子だけがその意味を理解して微笑したとの言い伝えがあります。その微笑に、言葉にならない仏教の覚りが秘められているのであって、経典の中には肝心なことは書かれていないのであるとの説を立てて、ひたすら座禅瞑想に励んでいるのです。なんとも雲を掴むような話で本当に悟りにたどりつけるのだろうかと首を傾げたくなります。では、南無妙法蓮華経と唱えれば悟りを得られるのかというと、これもまた単純に悟ったとか悟れないとか、言葉で言い表せるものではないようです。
というより、南無妙法蓮華経と唱える行は 初めから覚りを目指していないと言うべきでしょうか。前号で南無妙法蓮華経は自分の中の仏界(仏の世界)を開く音律だと書きました。仏界には大きさも形もありませんから、今開いたという感覚もないでしょう。感覚はなくてもそこから漏れてくる微かな光と、ほのぼのとした喜びに包まれて 苦難に負けず、絶望することもなく、所願満足の人生を全うすること、それが目的と言っていいでしょう。般若経の「仏が悟ったものは何もない、悟りというものもない」の一説が蘇ってきます。最初は驚きましたが、よくよく考えてみるに、仏を凡夫に置き換えてみればその通りかもしれないと思えてきます。私たち凡夫は何かを悟る必要はないのかもしれません。悟らなければ幸せになれないとしたら、それは万人のための仏教ではなくなるからです。鎌倉時代の禅僧で道元という人がいます。「正法眼蔵」という著書の中で、禅問答の教科書のような哲学を展開しています。頭がおかしくなりそうな難しい文章の連続です。その一文をご紹介しますと、「薪が燃えて灰となる。灰が元の薪に戻ることはない。薪にあるのは今ここに、という絶対的な時間だけ。過去も未来も裁断されている。同様に人が死んで再び生き返ることはない。命にも過去と未来があるが死が生に戻ることはなく、生が死になるとは言わないのである。生は生で完結し、死は死で完結している。その前後は裁断されていて、あるのは現在の一瞬だけである。たとえば冬と春のようなものである。冬が春になるとは思わず、春が夏になるとは言わないのである。時は過ぎ去るものではなく、過去は遠くにあるように見えて失われてはいない。過去は現在の一瞬にあり、一瞬を転がしていくところに永遠の時がある。」般若経をさらに難しくしたような哲学的な表現ですが、覚りへの道を模索していることだけはなんとなく判ります。その生涯をかけた思索の到達点は次の通りです。「心を持って推し測ることなく、言葉を持って言うことなく、我が身をも心をも放ち忘れて、仏の家に投げ入れて、仏の方より行なわれて、これに従い行く時、力をも入れず、心をも費やさずして生死を離れ 仏となる」。原文のまま引用しましたので古風な文語体ですが一つ一つの言葉はそれほど難しくありません。ただ、全体として何を言わんとしているのか、ここが問題です。
このような境地に到達すれば仏になれる、覚りを得られると言っているようにも聞こえますが、「我が身をも心をも放ち忘れて、仏の家に投げ入れて」とか、「力をも入れず、心をも費やさず」などの詞句は私には考えることをあきらめた、放棄した、投げ出したと言っているように聞こえます。仏になるとは、悟るとは、何も考えず、心をクーにすること。つまり、凡夫には悟りの境地はなく、悟りの境地を目指す必要もない、というのが正法眼蔵の結論ではないかと思うのです。法華経の視点から言えば自分の中の仏界を開いて煩悩の闇を通して 漏れてくる光をほのぼのと感じるようになればよい、何かを悟る必要はないということです。苦難に負けず、絶望せず、死を恐れず、過去・現在・未来の時の流れを俯瞰しながら悠然と生きる人は仏の境涯であると法華経は教えています。そしてまた般若経も「あらゆるものには実体がない、覚りにも実体がない、覚りというものもない」と言っていますから方向性は法華経と同じです。法華経を仏典の最高峰と見なせば 般若経は 最高峰に準じる姉妹経典と言っていいでしょう。
4回を数えるレポートもそろそろ締めくくりにしなければなりません。「所長の雑談」にあやかって 親しみやすい文章にしようと心がけたつもりですが、読み返してみると、やはりいつもの癖が出て雑談風の文章にはなっていないように感じます。
なにしろテーマが仏典ですから多くの方が途中で投げ出してしまうような文章になったかもしれません。最後まで我慢して読んでくださった方、また聞いてくださった方に厚くお礼申し上げます。
●センターを会場に行なわれている定例会(5件)
1. ヨガ教室
(1)開催日(毎月第2金曜日、13時半から14時半まで)
6月13日、7月11日、8月8日、9月12日、10月10日、11月14日、12月12日
(2)場所
岡山県視覚障害者センター第3会議室
(3)参加費
岡山県視覚障害者協会会員1回500円
非会員1回1000円
ヘルパーさんが参加される場合も同額
2. パソコン・スマホ勉強会
PCVOL(ぷくぼる)とOPKという二つのパソコンボランティア団体があり、毎月定例会を当センターで行っています。どなたでも自由に参加でき、ボランティア
によるサポートを受けることができます。参加費は無料ですので、どうぞお気軽にご参加ください。事前にサポート希望内容を当センターまでご連絡くださるとサポート
がしやすいです。
(1)PCVOLの例会日(原則毎月第2日曜日の10時~16時)
6月8日、7月13日、8月10日、9月14日、10月12日、11月16日、12月14日
(2)OPKの例会日(原則毎月第4日曜日の13時~16時)
6月22日、7月27日、8月24日、9月28日、10月26日、11月23日
3. 囲碁教室
囲碁愛好者が当センターに集まり、毎月第3木曜日の午後に開催しています。初心者大歓迎ですので、ぜひ皆さんで囲碁を楽しみましょう。初心者の方にはベテランが優しくご指導いたします。なお、自宅にインターネット環境と囲碁盤があれば、自宅からズームでも参加できます。
(1)開催日(毎月第3木曜日、13時から16時まで)
6月19日、7月17日、8月21日、9月18日、10月16日、11月20日、12月18日
(2)場所
岡山県視覚障害者センター第2会議室
(3)参加費
無料
4. 短歌・俳句教室
岡山県視覚障害者協会は、昨年度まで、点字も普通文字も自由に使えない人でも安心して参加できる川柳教室と短歌教室を開いておりましたが、今年度からは短歌と俳句の教室に変更することになりました。
(1)開催日(偶数月の第1水曜、13時半から16時半まで)
8月6日、10月1日、12月3日
(2)場所
岡山県視覚障害者センター3階 第3会議室
(3)日程
13:30~15:00 短歌教室
15:00~15:10 休憩
15:10~16:30 俳句教室
(4)講師
短歌・俳句とも土師康生(はじ やすお)先生
5. どうしてますか交流会
目が不自由になってこんな事が困った、何かいい方法ないかな。いろんな悩みや思いを聞いたり話したりしてみませんか。
(1)開催日(下記日曜日の午前10時~12時)
7月27日、8月24日、10月26日、12月14日、3月29日
(2)対象
目の不自由な方と家族の方々
(3)参加費
無料
●行事のご案内(4件)
1. オセロ大会のご案内
日時 7月20日(日) 10時~15時
場所 岡山県視覚障害者センター3階(北区西古松)
参加費は不要です。昼食は準備します。
将棋や囲碁よりも簡単なルールで、初心者の方でも楽しめるオセロゲームを、視覚障害者用のオセロ盤を使って体験してみませんか。
2. こまくさハイキングクラブ例会のご案内
参加申し込み、集合場所、持ち物、コースなど詳しいことのお問い合わせは末尾の事務局・川島寿恵美(かわしま すえみ)さんにお願いします。
(1)6月レギュラーコース例会
期日:6月15日(日) 雨天中止
行先:児島・龍王山(りゅうおうざん)(倉敷市児島)
申し込み締め切り:6月11日(水)
(2)7月の例会について
7月にはこまくさハイキングクラブ結成25周年記念行事を行いますので、通常の例会は中止します。
3. 岡山県視覚障害者カラオケ大会のご案内
今年も下記の内容でカラオケ大会を行います。景品もありますので、奮ってご参加ください。
(1)日時
令和7年6月29日(日)12時半から受付
(2)場所
グレートパンプキン(岡山市北区奉還町1丁目11-1)
電話 086-251-3100
(3)参加費
1000円
4.県視障協女性部からのお知らせ
(1)「あかね」メール版のお知らせ
日視連女性協が発行しています、「あかね」に今年度より、メール版が加わりました。
今まで、点字版や、デイジー版を購読されていらっしゃった方で、メール版に変更を希望される方は、行事のお問い合わせや申し込みと同じところに連絡ください。
また、今回から「あかね」を購読したいと思われる方もご連絡ください。
(2)無添加化粧品を使用したスキンケアとメイク体験
今回は、二つの口座を開催いたします。
スキンケア講座
・日時 7月2日(水曜日) 14時から16時
・場所 視覚障害者センター3階第3会議室(北区西古松)
メイク講座
・日時 7月3日(木曜日) 10時から12時
・場所 視覚障害者センター3階調理室(北区西古松)
・協力 株式会社 ファンケル
・定員:8名程度
紫外線などでダメージを受けやすい時期のお肌を、
ご自身の手で触って、じっくりケアをする時間にしたいと思います。
普段あまりスキンケアに時間が取れない方や、初心者の方も大歓迎です。
スキンケアは、男性の方の参加も大歓迎です。
また、初めての試みとして、二日目には、簡単なメイクにもチャレンジします。
締切 6月20日(金曜日)
(3)料理教室開催
夏の暑さで、体長に変化はありませんか?
みなさんと一緒に、楽しく料理を作り、おいしく食べて過ごしましょう。
男性の方の参加も歓迎します。
・日時 7月16日(水曜日) 10時から13時まで
・場所 視覚障害者センター3階調理室(北区西古松)
・講師 古川秀美先生
・締め切り 7月3日(木曜日)
今回は、水曜日の開催です。
中華風炊き込みご飯をメインにした献立です。
●人気のある点字図書のご案内
全国の点字図書リクエストランキングの中から選んでご案内いたします。どうぞご利用ください。今月は13タイトルあります。現在全国でリクエストの多い図書のため予約になるかもしれませんが、お待ちくださいますようお願いいたします。また、同じタイトルの録音図書が貸出可能な場合も多いですので、録音図書がご希望の場合はその旨お知らせください。
分類のあとに該当するタイトルを掲載しています。それぞれのタイトルについては、書名、著者名、原本出版年、点字巻数、内容等の順に記載しています。
・総記
「iPhone完全マニュアル 2024」2024年 5巻 iPhone初心者でも最短でやりたいことができるよう、初期設定から、タッチパネルの操作法、必須の設定、標準アプリの使い方、iOSの便利機能などの活用テクニックまで、わかりやすく解説。
・宗教
「日本の10大カルト(幻冬舎新書)」島田裕巳著 2024年 4巻 旧統一教会、オウム、エホバ、幸福の科学など、日本社会でカルトとして扱われてきた団体を10選し、創設の経緯、特徴、現在の信者数、今後予想される展開などを概説する。
・伝記
「35年目のラブレター」小倉孝保著 2024年 3巻 読み書きができないまま社会に出た西畑保さん。劣等感を抱きながらも手に職をつけ、結婚して子育てをし、そして還暦を過ぎて夜間中学で学び始めた。愛する妻にラブレターを書くために-。
・社会科学(全般)
「放送禁止。:「あさ8」で知るニュースの真相(Hanada新書)」百田尚樹、有本香著 2024年 3巻 テレビが取り上げないニュースの真相を伝える。ネット番組「ニュース生放送 あさ8時!」の内容を再構成し書籍化。
・医学
「背中をゆるめると健康になる」犬飼奈穂著 2023年 1巻 座る、立つ、歩くというそれぞれの日常動作を通じて、固くなった背中をラクにゆるめていく方法を紹介する。
「座りすぎ腰痛は1分で治る!:腸腰筋が9割!」高子大樹著 2024年 1巻 座りすぎ腰痛の主な原因である腸腰筋にフォーカスし、1分程度で座りすぎ腰痛を自分で改善できる体操を紹介する。
・音楽
「80年代音楽ノート」田家秀樹著 2024年 4巻 音楽評論家・田家秀樹が、80年代にライブやインタビューの現場で見てきたアーティストの姿や言葉、制作秘話を描く。
「アニメソング:懐かし・新し・いとをかし(野ばら文庫)」野ばら社編集部、久保昭二編集 2010年 3巻 昭和38年の鉄腕アトムから平成20年のおじゃる丸までのテレビ及び映画アニメソングが87曲掲載されています。
・日本文学-小説、物語
「カフネ」阿部暁子著 2024年 5巻 法務局に勤める野宮薫子は、溺愛していた弟が急死して悲嘆に暮れていた。弟の元恋人・小野寺せつなに会い、彼女が勤める家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことに…。2025年本屋大賞受賞。
「西の魔女が死んだ」梨木香歩著 1996年 3巻 少女は祖母を「西の魔女」と呼んでいた。光あふれる夏が始まる-。
「殺戮の狂詩曲(ラプソディ)(御子柴礼司シリーズ 6)」中山七里著 2023年 4巻 高級老人ホームで発生した、令和最悪の凶悪殺人事件。好人物を装っていた介護職員の心中に渦巻く邪悪。最低な被疑者の弁護を名乗り出た悪評塗れの弁護士・御子柴礼司が、胸に秘める企みとは?
「架空犯」東野圭吾著 2024年 7巻 燃え落ちた屋敷から見つかったのは、都議会議員と元女優夫婦の遺体だった。華やかな人生を送ってきた二人に何が起きたのか。「白鳥とコウモリ」シリーズ。
「深層海流」松本清張著 1962年 6巻 私は「深層海流」を「日本の黒い霧」の続編のようなつもりで書いてきた。これを小説というかたちにしたのは、いちいち本名を出しては思い切ったことが書けないからだ。(松本清張)
●新刊図書のご案内
センターで新しく受け入れた図書をご案内します。どうぞご利用ください。今月は、デイジーが15タイトル、点字が2タイトルです。
ご希望の図書が貸出中の場合は予約となりますので、お待ちくださいますようお願いいたします。返却期限は、お手元に2週間以内です。延長を希望される場合は、ご連絡をお願いいたします。
メモリーに複数タイトルのデイジーや点字データを収録しての貸出も可能です(一部収録不可能な図書もあります)。その場合の返却期限は、お手元に1ヶ月以内です。
送料は、原則として往復とも無料です。新規にリクエストいただける数は、通常6タイトル以内で、メモリーでの貸出の場合は、メモリー1個に10タイトル以内です。準備・郵送期間を考慮して、お手元にご利用中のものがいくつかある状態で、新規にリクエストいただいても結構です。
ご利用いただける図書は、目録や新刊案内にあるものに限りません。書名がわからない場合でも、ご希望の著者や内容などからお探しします。当センターで所蔵していないものは、全国のネットワークを利用してお探しします。図書選びの参考になるような図書や雑誌もありますので、どうぞご利用ください。
なお、センター取り扱い雑誌(約80種類)の継続利用は、図書貸出とは別枠でご利用いただけます。
ご不明な点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。
◎録音図書
○一般向けの本
・社会(1タイトル)
書名 「地味な資格」だけで人生は豊かになる:資格で人生を激変させた「資格芸人」が教える処世術
市川義一著
デイジー4時間5分
発行 Gakken 2024年
内容 資格は人生を確実に豊かにしてくれる! FP、ダグラス・マッカーサー検定など、47の資格を持つ芸人が資格の知られざる魅力を楽しくレクチャー。取得した資格ごとに難易度・習得時間・人脈広がり度・費用など5段階で評価。
・地球科学、地学(1タイトル)
書名 異常気象と人類の選択(角川SSC新書)
江守正多著
デイジー5時間54分
発行 角川マガジンズ 2013年
内容 最高気温記録更新の酷暑、局地的なゲリラ豪雨など、異常気象が日本を襲った2013年夏。IPCC第5次評価報告書の執筆者である著者が、異常気象と地球温暖化の関係から、持続可能な人類の将来を考える提案の書。
・医学(1タイトル)
書名 逃げる勇気
和田秀樹著
デイジー2時間26分
発行 自由国民社 2024年
内容 「もう無理」と思ったら、その場から逃げなさい。逃げるとはどういうことか、なぜいますぐ逃げなければいけないのか、逃げる技術の身につけ方、逃げられない人をサポートする方法を、精神科医の立場から伝える。
・言語(全般)(1タイトル)
書名 声と文字の人類学(NHKブックス)
出口顯著
デイジー8時間32分
発行 NHK出版 2024年
内容 文字と口頭によるコミュニケーション、つまり文字と声とはどのように関わっているのか。古代ギリシャから現代のバリまで、「声より先に文字がある」「文字の記録が信頼されない」例を論じ、読み書き能力への素朴な信仰を問う。
・日本文学-小説、物語(10タイトル)
書名 アーセナルにおいでよ
あさのあつこ著
デイジー6時間29分
発行 水鈴社 2024年
内容 高校3年生の千春は、幼馴染で初恋の相手・甲斐からスタートアップのメンバーとしてスカウトされた。会社の名前は「アーセナル」。メンバーたちは、起業という一つの目標に向かい、生きる「武器」を手に入れていく…。
書名 カフネ
阿部暁子著
デイジー10時間7分
発行 講談社 2024年
内容 法務局に勤める野宮薫子は、溺愛していた弟が急死して悲嘆に暮れていた。弟の元恋人・小野寺せつなに会い、彼女が勤める家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことに…。2025年本屋大賞受賞。
書名 ちゅらさん:小説版 1(NHK連続テレビ小説)
岡田惠和原作 蒔田陽平ノベライズ
デイジー8時間34分
発行 双葉社 2001年
内容 沖縄で生まれ育った少女が東京に単身上京し、自分の夢を探していく青春ドラマ。
書名 ちゅらさん:小説版 2(NHK連続テレビ小説)
岡田惠和原作 蒔田陽平ノベライズ
デイジー7時間57分
発行 双葉社 2001年
書名 ちゅらさん:小説版 3(NHK連続テレビ小説)
岡田惠和原作 蒔田陽平ノベライズ
デイジー8時間47分
発行 双葉社 2001年
書名 とんび(角川文庫)
重松清著
デイジー12時間24分
発行 角川書店 2011年
内容 昭和37年、ヤスに長男が生まれた。幼い頃に親と離別したヤスにとって、それはようやく手に入れたぬくもりだった。しかしその幸福は、突然の悲劇によって打ち砕かれてしまう-。
書名 斜陽 改版(角川文庫)
太宰治著
デイジー6時間13分
発行 角川書店 2009年
内容 敗戦直後の没落貴族の家庭にあって、恋と革命に生きようとする娘かず子、「最後の貴婦人」の気品をたもつ母、破滅にむかって突き進む弟直治…。滅びゆく弱きものの美しさを描く。
書名 人間失格 改版(新潮文庫)
太宰治著
デイジー6時間1分
発行 新潮社 2006年
内容 男は朝から晩まで人間を欺き、道化を演じ、見破られることを恐れた。けれども人間を拒絶することが出来ず、酒とモルヒネに溺れてゆき…。内面の真実を探究し、現代人の孤独を浮き彫りにした太宰治の最後の自伝的作品。
書名 走れメロス 改版(新潮文庫)
太宰治著
デイジー9時間3分
発行 新潮社 2005年
内容 死刑を言い渡されたメロスは、妹の結婚式に出るために、親友に身代わりになってもらう。3日以内に戻ってくるという約束のもと、走るメロスの前に次々と困難が…。
書名 クスノキの女神
東野圭吾著
デイジー9時間13分
発行 実業之日本社 2024年
内容 神社に詩集を置かせてくれと頼んできた女子高生の佑紀奈には、玲斗だけが知る秘密があった…。不思議な力を持つクスノキと、その番人の元を訪れる人々の物語。シリーズ第2弾。
・日本文学-評論、エッセイ、随筆(1タイトル)
書名 玉村豊男のコラム日記2022~2023
玉村豊男著
デイジー6時間46分
発行 天夢人 2024年
内容 ひたすら家にこもって絵を描く毎日から、徐々に仕事や周囲との付き合いが戻ってきて…。2年間の日々を書き綴った104本のコラム日記を収録する。ブログ『玉村豊男の「隠居の小言」』を単行本化。
◎点字図書
○児童向けの本
・日本文学-小説、物語(2タイトル)
書名 こうちゃんとぼく(どうわがいっぱい)
くすのきしげのり作
点字1巻
発行 講談社 2017年
内容 こうちゃんなんか転校してこなければよかったのに-。なんでも一番だった小学生のひろと。ところが、体育の時間の徒競走で転校生のこうちゃんに負けたひろとは、くやしくて、ひどいことを言ってしまい…。
書名 誰も知らないのら猫クロの小さな一生
なりゆきわかこ著
点字3巻
発行 Gakken 2024年
内容 のら猫のクロは「せせらぎ公園」の茂みの一角を寝床にしている。ある日、恋のバトルに敗れたクロはケガを負ってしまう。血のにおいをかぎつけたカラスたちに襲われ…。野生より過酷に生きる、街の猫たちの物語。
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