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岡山県視覚障害者センター

視覚障害者センターだより 令和5年(2023年)11月(通巻398号)

視覚障害者センターだより ~ロバと五つのにんじん~
令和5年11月10日発行(通巻398号)
発行 岡山県視覚障害者センター
TEL 086-244-1121
FAX 086-244-1043
Eメール ossfc@nifty.com

● はじめに
 11月となり秋も深まっているはずですが、この原稿を書いている10月終わりの時点では、昼間はまだクーラーをつけたくなるくらい暑く感じるときもあります。近年は秋の期間が短くなり、夏から一気に冬を迎えて寒くなる感じがします。今年はエルニーニョ現象の影響のため、暖冬になるとテレビで報道されていました。猛暑は嫌ですが、暖冬は大歓迎です。でも、暖冬になると困る業界の人たちもおられますね。
 さて、今月号でセンターだより「ロバにんじん」も通巻398号となり、もうすぐ400号となります。400号記念企画第1弾(第2弾はないかも?)として、当センター職員の自己紹介を先月号から掲載しています。今月号でも二人の職員を紹介します。この自己紹介で当センターをより身近に感じていただければ幸いです。
 読者の皆様からの原稿は随時募集しています。利用者の方、利用者のご家族の方、ボランティアの方など読者の方ならどなたでもOKです。テーマや内容は自由ですので、ぜひ皆様の原稿をお寄せください。

● 今月の内容
・お知らせ
・ロバの耳より情報
・職員自己紹介
・所長の雑談
・ICT超入門
・センターを会場に行なわれている定例会
・行事のご案内
・パンフレット等のご案内
・人気のある点字図書のご案内
・新刊図書のご案内
をお伝えします。

● お知らせ
1.11月・12月の行事予定
 利用者の皆さん向けのセンターで行われる行事をお知らせしています。申し込みが必要な行事があります。休館日は毎週火曜日と11月23日(木)勤労感謝の日です。年末年始の休館日は、12月28日(木)から1月4日(木)までとなります。
開館時間は、午前9時から午後5時です。図書整理日は、11月は30日(木)で終日留守番電話対応とさせていただきます。なお、留守電にメッセージをお入れくださる場合は、ご用件と共に、お名前、ご連絡先をお入れくださいますようお願いいたします。

11月の行事予定
10日(金)視障協青年部ヨガ教室
19日(日)PCVOL(ぷくぼる)
26日(日)OPK、視障協点字に親しむ会、秋のうたごえ

12月の行事予定
6日(水)視障協川柳教室、視障協短歌教室
8日(金)視障協青年部ヨガ教室
10日(日)PCVOL(ぷくぼる)
13日(土)岡山市視障協青年部スマホ勉強会
17日(日)岡山県視覚障害を考える会、岡山市視障協青年部スマホ勉強会、サークルハーモニー
24日(日)OPK
27日(水)県視障協女性部

2. 「秋の歌声」のご案内
 コロナ感染拡大により過去3年間中止になっていた「秋の歌声」を、今年度は下記の通り実施することにしました。ぜひ多くの皆様のご参加をお願いいたします。
(1)日時
 11月26日(日)13時30分から15時30分まで
(2)場所
 岡山県視覚障害者センター 第3会議室
(3)内容
 みんなが知っている懐かしい歌をキーボード(電子オルガン)の伴奏で声を合わせて楽しく歌います。
(4)参加申込
 11月19日(日)17時までに視覚障害者センター(電話 086-244-1121)へお申し込みください。付き添いの方の有無もお知らせください。
(5)その他
 当日は午前中に岡山県視覚障害者協会主催の「点字に親しむ会」があります。ぜひ午前からご参加ください。参加者の皆様には昼食を無料でご用意します。「点字に親しむ会」については、「行事のご案内」をご参照ください。なお、午後から参加される方にも昼食をご用意しますので、12時30分頃までにおいでください。

3.音声コード(ユニボイス)について(続報)
 10月号でお知らせした通り、当センターではユニボイスという音声コード(QRコードのようなもの)を1階の自動販売機に掲示しています。スマホをお持ちの方は、ユニボイスブラインドという無料のアプリをインストールしてみてください。10月号ではアプリの名前をユニボイスと書きましたが、それよりもユニボイスブラインドというアプリの方が視覚障害者に使いやすいです。ユニボイスは水色のアイコンで、ユニボイスブラインドは黒色のアイコンです。そのアプリを起動し、自動販売機にスマホのカメラを向けシャッター音がするとメニューを読み上げてくれます。今後は当センターの建物内のいろいろな場所にユニボイスの音声コードを掲示して、各部屋や場所についての説明がスマホの音声で聴けるようにしていく予定です。センターに来られた時にはぜひユニボイスを体験してみてください。

●ロバの耳より情報(1件)
1.障害者就労支援機器貸出制度について
 先日、当センターに東京から二人のお客様が来られました。「独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 中央障害者雇用情報センター」というとても長い団体名の職員の方です。その団体では障害者が就労する時に、事業主に対して障害者の支援機器を原則6カ月、最高1年間まで無料で貸し出しているのだそうです。全国でこの制度を活用している障害者のうちでは、視覚障害者が最も多いそうです。例えば、拡大読書器、パソコン画面読み上げソフト、パソコン画面拡大ソフトなどです。事業主にとっては必要かどうか判断ができない高価な支援機器を購入前にお試しで使えることはメリットだと思いますし、就職を希望される障害者にとってもメリットは大きいと思います。この制度のことを事業主だけでなく、障害者自身も知っておくことは大切だと思います。
 就労支援機器の貸出の概要、貸出対象機器などについて詳しく知りたい方は下記のホームページをご覧ください。
https://www.kiki.jeed.go.jp/
「就労支援機器のページ」というキーワードで検索すれば見つかります。

● 職員自己紹介
 先月号に引き続き当センター職員の自己紹介を掲載します。
1.K.K
(1)当センターでの通算勤務年数
 30年
(2)趣味
 サッカーを観戦するのが好きですが、スタジアムには数回しか行ったことがありません。70~80年代の日本のポップスや歌謡曲の動画をよく視聴します。また、趣味と実益を兼ねて、キャッシュレス決済やポイントなどの研究をしています。
(3)好きな作家または本
 東野圭吾、中山七里、貫井徳郎などのミステリーが好きですが、読書習慣が身についていませんので、時々読むだけです。これらを原作とした映像作品を観るのも好きです。
(4)利用者の皆様へ一言
 いつもご利用ありがとうございます。私は長年図書の貸出を担当していますが、未だに至らない点が多く、皆様のご要望に十分お応えできていないと感じています。あとどれくらいの期間になるかわかりませんが、皆様に喜んでいただけるよう頑張っていきたいと思います。また、私も所長や竹内さんと同じく、ICT関係に大変興味があります。苦手意識のある方でも環境さえ整えれば活用できるようになってきていますので、機会がありましたら、そのあたりのこともお話しできればと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2.T.K
(1)当センターでの通算勤務年数
 13年(2009年12月からお世話になっています。)
(2)趣味
 特にありませんが、テレビでドキュメンタリーや外国ドラマを見ることぐらいです。小説は読まないのですが、本屋へ行くのは好きです。月に2、3回ぐらいは行っています。
(3)好きな作家または本
 通勤時に青空文庫を無秩序に読んでいます。
 松本清張 古代史疑(古代史シリーズ)
 司馬遼太郎(街道を行くシリーズ)
トム・クランシー 「レッド・オクトーバーを追え」
(4)利用者の皆様へ一言
 私は前の勤めでコンピュータやパソコンを使っていたので、パソコンしか特技がないのではと思い、パソコン支援をPCVOL、OPKでしています。しかし、みなさんは音楽、文学、ユーチューブ等にIT機器をお使いですが、私はほとんどこれらを使っていないので、皆さんの使い方への対応が難しいと感じています。体の続く限り、続けたいとは思っています。センターへは週に1日程度来て お手伝いをしております。来館されたときは声をかけてみてください。確率的にはちょっと無理ですね。よろしくご指導をお願いいたします。

● 所長の雑談(第7回)
 センターだより読者の皆様、こんにちは。所長の原です。今回もよろしくお願いします。デイジー版で聴いて下さっている方は、9月号から本人が読んでいることに気づかれたでしょうか。音訳ボランティアの方のように上手に読めず、お聞き苦しい所もあるかと思いますが、ご容赦ください。
 前回はマイナンバーカードのことについて書きましたが、今のところ全くメリットは感じられません。というのが、近所の歯医者に通院する時、受付で保険証の代わりにマイナンバーカードを使うのですが、マイナンバーカードの機械で毎回、顔認証を行い、薬剤情報の提供など3つのことについて同意しなければなりません。30秒足らずで終わる作業ですが、顔認証がうまくいかないこともあり、時間がかかって面倒なのです。同意については1回すればもう必要ないと思うのですが、毎回同意を求められます。4回目の通院時には、ついに私は従来の保険証を受付に提示しました。すると受付の女性が保険証を見て、すぐに返してくれました。こちらの方がよほど簡単です。
 マイナンバーカードを保険証として使うメリットとしては、高額な医療費がかかった場合に、窓口で限度額以上の支払いが不要になること、医療費控除の確定申告が簡単になることなどがあるようなので、長い目で見ればメリットを感じられるようになるのかもしれませんね。
 次にマイナンバーカードとは全く別の話をします。先日、歌手の谷村新司さんが亡くなりました。74歳だったそうです。今の平均寿命からすると少し早かったのかなと思います。私は特にアリスや谷村さんの大ファンというわけではなかったのですが、ユーチューブで昭和時代の歌謡曲やフォークソングなどを聴くのが好きなので、谷村さんの曲もたまに聴いていました。また、中学生の頃にラジオの深夜放送で「谷村新司のセイ!ヤング」という番組を聴いていました。
 谷村さんが亡くなった後、間もなくして今度はもんたよしのりさんも亡くなり、そしてクレイジーキャッツのメンバーだった犬塚弘さんも亡くなりました。昔、テレビやラジオでお馴染みだった人たちが亡くなっていくのは寂しいものです。
 当たり前のことですが、昭和時代の歌手の皆さんもどんどん年を取っていきます。松山千春は67歳、さだまさしは71歳、イルカは72歳、南こうせつは74歳、沢田研二は75歳、井上陽水は75歳、吉田拓郎は77歳、岡林信康は77歳、高石ともやは81歳、みんなだんだんと亡くなっていくのでしょうね。そして自分も・・・。
 11月に当センターで開催する「秋のうたごえ」では、谷村新司さんを偲んで、「昴」や「いい日旅立ち」も歌いたいと思います。もんたよしのりさんの「ダンシングオールナイト」はみんなで歌うには難しいでしょうか。今日はこのあたりで失礼します。
 
● ICT超入門(第7回)
 このICT超入門も10月号から執筆者本人が音訳させていただいています。パソコンやスマホ初心者の方がICTの専門用語について、少しでも理解できるようになれば幸いです。
 まず前回の復習問題の解答です。次のものはOS(基本ソフト)、アプリケーションソフト、ハードウェア、スクリーンリーダーのどれに関係が深いでしょうか、という問題でした。右矢印の後が解答です。
1番 PCトーカー → アプリケーションソフト、スクリーンリーダー
2番 Windows → OS(基本ソフト)
3番 マイメール5 → アプリケーションソフト
4番 パソコン(本体) → ハードウェア
5番 ボイスオーバー → アプリケーションソフト、スクリーンリーダー
 解答は以上ですが、補足説明をします。アプリケーションソフトはOSと呼ばれる基本ソフトの上で動く応用ソフトであり、最近では略して「アプリ」と呼ぶことが多いです。特にスマホやタブレットの応用ソフトをアプリと呼んでいて、少し昔はパソコンの応用ソフトは「ソフト」と呼ぶことが多かったです。
 アプリはOSに対応していないと動きません。Windowsで動くPCトーカーは、マックのパソコンでは動きません。スマホもアンドロイド系のスマホとiPhoneではOSが異なるので、アプリによってはiPhoneでしか動かないものもあります。例えば、高知システム開発のマイブックモバイルはiPhone用であり、アンドロイド系のスマホ用のアプリはありません。でも、「お知らせ」で紹介したユニボイスというアプリはiPhone用もアンドロイド用もあります。スクリーンリーダーについて言うと、Windowsパソコン用のPCトーカーは有料ですが、iPhoneのスクリーンリーダーであるボイスオーバーは無料です。ボイスオーバーはOSに最初から組み込まれている機能でスマホ代に含まれているから、厳密に言うと有料なのかもしれませんが。
 「パソコンはソフトがなければただの箱」という名言があります。ハードウェアのパソコンだけあっても、その中にソフトウェアが入っていないと何もできません。反対にソフトだけ買ってきても、パソコンがなければ使えません。PCトーカーを購入する前には必ずパソコンも買っておきましょう。OS(基本ソフト)は買わなくていいのかという疑問を持たれた方もおられるかもしれませんが、一般的に店頭やネットで販売されているパソコンには最初からWindowsなどの基本ソフトがインストールされています。
 ここでインストールと言う言葉を使いましたが、インストールって何のこと?と思われた方がおられるかもしれません。パソコンに詳しい人どうしが話している会話を聞いていると、こういう外来語が頻繁に出てきて、外国語を聞いているように感じます。30年前の私がそうでした。
 そこで最後にICT用語の解説をします。インストールとはパソコンやスマホでそのアプリ(ソフト)が動くように組み込むことです。よく似た用語にダウンロードとアップロードがあります。ダウンロードはインターネットにあるデータを自分のパソコンやスマホに保存することです。プログラム(アプリ)をダウンロードすることもありますし、点字データやデイジー図書データをダウンロードすることもあります。パソコンのアプリはダウンロードしただけでは使えず、インストールという作業が必要になります。スマホのアプリの場合はダウンロードとインストールが自動的に実行されます。
 ダウンロードの反対はアップロードです。自分が作ったデータをインターネット上に保存することです。メールに添付して送ることもアップロードと言えます。インストールの反対はアンインストール(削除)です。
 パソコンやスマホに慣れるのが難しいのは、横文字の専門用語が多いということも原因かもしれません。パソコンに詳しい人がペラペラしゃべって教えてくれるけど、外国語にしか聞こえないという方もいらっしゃるでしょうね。当センターで開催しているPCVOL(ぷくぼる)やOPKでは、パソコンボランティアは初心者にわかりやすい説明を心がけていますので、パソコンやスマホを始めようと思われる方は是非おいでください。今日はこのあたりで失礼します。


● センターを会場に行なわれている定例会
1.ヨガ教室
(1)開催日(11月以降)
 毎月第2金曜日、13時半から14時半まで
 11月10日、12月8日 令和6年1月12日、2月9日、3月8日
(2)参加費
 岡山県視覚障害者協会会員1回500円
 非会員1回1000円
 ヘルパーさんが参加される場合も同額
(3)参加申込
 前の週の金曜日までに岡山県視覚障害者協会事務局へお申し込みください。講師の先生に直接お申し込み頂いても結構ですが、事務局にも必ずご連絡願います。
(4)お問い合わせ・お申込先
 岡山県視覚障害者協会事務局
 電話 086-250-8855
 メール ossk-33@po1.oninet.ne.jp
(5)その他
 運動しやすい服装で、飲み物をご持参のうえご参加ください。

2.パソコン・スマホ勉強会
 PCVOL(ぷくぼる)とOPKという二つのパソコンボランティア団体があり、毎月定例会を当センターで行っています。どなたでも自由に参加でき、ボランティアによるサポートを受けることができます。PCVOLは第2日曜日の10時~16時に、OPKは第4日曜日の13時~16時に開催しています。参加費は無料で、申し込みも不要ですので、どうぞお気軽にご参加ください。
(1)PCVOLの例会日(11月以降)
 11月19日、12月10日、令和6年1月14日、2月11日、3月10日
(2)OPKの例会日(11月以降)
 11月26日、12月24日、令和6年1月28日、2月25日、3月24日

3.川柳と短歌教室
 視覚障害のために点字も普通文字も自由に使えない人も自由に参加できる教室です。
(1) 開催日(11月以降)
  偶数月の第1水曜日
  12月6日、令和6年2月7日
(2)日程
  10時~12時 川柳教室
  12時~13時 休憩・昼食
  13時~15時 短歌教室
(3)年会費
  川柳と短歌それぞれ3000円

4.どうしてますか交流会
 目が不自由になってこんな事が困った、何かいい方法ないかな。いろんな悩みや思いを聞いたり話したりしてみませんか。昨年10月からセンターで開催しています。会場とオンラインで隔月開催しています。
(1)開催日(11月以降)
 (ア)会場開催(下記日曜日の午前10時~12時)
  12月17日、令和6年1月28日、3月31日
 (イ)オンライン開催(下記金曜日の午後8時~9時半)
  11月24日、令和6年2月23日
(2)参加方法
  会場開催については、岡山県視覚障害者センター3階にお越しください。
(3)対象
  目の不自由な方と家族の方々
(4)参加費
  無料


●行事のご案内
※お問い合わせ、お申し込みは各主催団体あてにお願いします。カッコ内が主催団体名です。

1.点字に親しむ会(岡山県視覚障害者協会)
 令和5年度「点字に親しむ会」を次のように開催いたします。点字の使用者はもちろんですが、これから点字を習ってみたい方、点字に興味をお持ちの方も大歓迎! 点字に関するゲーム・クイズ・読みの問題等で2時間余りを楽しみたいと思います。なお、参加された方にはささやかですが昼食を差し上げますので、引き続き午後の「秋の歌声」(主催:岡山県視覚障害者センター)にご参加くだされば幸いです。
(1)日時
 11月26日(日)10時~12時 
 ※午後に「秋の歌声」があります。(13時半から15時半まで)
(2)場所
 岡山県視覚障害者センター(岡山市北区西古松) 
(3)参加申し込み
 11月19日(日)までに、電話で視覚障害者センターへお申し込みください。(所属支部と付添の有無もお願いします。) 
 電話 086-244-1121

2.こまくさハイキングクラブの例会案内(こまくさハイキングクラブ)
 参加申し込み、集合場所、持ち物、コースなど詳しいことのお問い合わせは、末尾の事務局・川島さんにお願いします。
(1)11月レギュラーコース
・日時 11月19日(日)
・行き先 三平山(1010m、登山口からの標高差約300m)
・集合 岡山駅中央改札前、8時集合完了(貸し切りバス利用)
・申し込み締め切り 11月15日(水)
(2)12月ソフトコース
・日時 12月9日(土)
・行き先 倉敷(主に阿智神社とアイビースクエア、新渓園を巡ります)
・集合 岡山駅中央改札口9時30分または倉敷駅美観地区側10時15分
※12月レギュラーコース例会は、こまくさハイキングクラブの定期総会を行いますので、会員限定となります。申し訳ありません。

3.井戸端会議 in 奉還町りぶら(NPO法人岡山県視覚障害者自立支援センター)
 視覚に障害のある女子の交流会です。気兼ねなく、わちゃわちゃしていただける時間を作ってみました。「見えない・見えづらい あるある」で盛り上がりませんか?
(1)日時 2023年11月19日(日) 13時~15時
(2)場所 奉還町りぶら(奉還町商店街内)
(3)会費 500円(付添不要)
(4)定員 12名
(5)申込
 NPO法人岡山県視覚障害者自立支援センターまでお電話でお願いします。
 電話 086-250-8278
 〒700-0026 岡山市北区奉還町2-9-3

● パンフレット等のご案内
 パンフレット等の資料をご案内しますので、ご希望の方はご連絡ください。今回は、デイジーが3タイトル、点字が2タイトルです。
 今回ご案内する資料は、すべて貸出でのご利用になります。ご希望の資料が貸出中の場合は予約となりますので、お待ちくださいますようお願いいたします。返却期限は、資料が届いてからお手元に2週間です。

「障害者のしおり 令和5年度」岡山市発行 デイジー1時間57分、点字1巻 視覚障害者に関係のある内容を抜粋。

「私たちの税金 令和5年度版」国税庁広報広聴室発行 デイジー2時間20分、点字1巻

「食料・農業・農村白書 令和4年度」農林水産省発行 デイジー1時間21分

 今回ご案内した資料についての補足情報です。
 「障害者のしおり」ですが、岡山市の方は、岡山市に申し込めば、配付していただけます。問い合わせ先の電話番号は、086-803-1236です。
 「私たちの税金」ですが、国税庁のホームページから、音声データ(MP3)、点字データ(BASE)、活字データ(PDF)をダウンロードすることができます。ダウンロードページのURLは次のとおりです。
https://www.nta.go.jp/publication/tenji/index.htm
 「食料・農業・農村白書」ですが、農林水産省のホームページから、音声データ(MP3)、活字データ(PDF)をダウンロードすることができます。ダウンロードページのURLは次のとおりです。
https://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/r4/index.html

● 人気のある点字図書のご案内
 全国の点字図書リクエストランキングの中から選んでご案内いたします。どうぞご利用ください。今月は16タイトルあります。現在全国でリクエストの多い図書のため予約になるかもしれませんが、お待ちくださいますようお願いいたします。また、同じタイトルの録音図書が貸出可能な場合も多いので、録音図書がご希望の場合はその旨お知らせください。
 分類のあとに該当するタイトルを並べています。それぞれのタイトルについては、書名、著者名、原本出版年、点字巻数、内容等の順に記載しています。

・雑著
「知識の博覧会:知っていると差がつく知的雑学」曽根翔太著 2020年 3巻

・社会
「いないことにされる私たち:福島第一原発事故10年目の「言ってはいけない真実」」青木美希著 2021年 3巻

「なぜ、わが子を棄てるのか:「赤ちゃんポスト」10年の真実(NHK出版新書)」NHK取材班著 2018年 3巻

・生物科学、一般生物学
「温暖化で日本の海に何が起こるのか:水面下で変わりゆく海の生態系(ブルーバックス)」山本智之著 2020年 5巻

・家政学、生活科学
「ワザあり!スピード電子レンジクッキング:早い・簡単・おいし~い すぐできる毎日のおかずと酒のつまみ、お菓子、朝ごはん!」堀江ひろ子著 2008年 2巻

・音楽
「地球の音楽」山口裕之、橋本雄一編 2022年 7巻 東京外国語大学の世界各地・各ジャンルの50人の専門家・研究者らが、地域の音楽と、音楽を通じた多様な文化のあり方を綴る。

・演劇
「あせらず、たゆまず、ゆっくりと。:93歳の女優が見つけた人生の幸せ」赤木春恵著 2017年 2巻

・日本語
「鯛と羊:日本と中国、食から見る文化の醍醐味」莫邦富著 2009年 3巻 ともに漢字を使いながら、似て非なる奇妙な関係にある日本語と中国語。とくに食べ物に関する言い回しに焦点を当て、日中文化の違いを明らかにする。

・日本文学-小説、物語
「青い雪」麻加朋著 2022年 6巻 夏の数日をともに過ごす3組の家族。5歳の少女が失踪し、穏やかな避暑地での日々は永遠に失われた。長い時を経て発見された一通の告発状。絡み合った謎が氷解したとき…。

「首」北野武著 2019年 3巻 羽柴秀吉の側近の一人、曾呂利新左衛門は、織田信長に反旗を翻し逃走する荒木村重を偶然捕らえた。この首の価値はいかに。

「夜明けのすべて」瀬尾まいこ著 2020年 3巻 PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられない美紗は、パニック障害で生きがいも気力も失っている山添に当たってしまう。だが、おせっかい者同士のふたりは…。

「いのち」瀬戸内寂聴著 2017年 4巻 小説への愛と修羅を生きた女の鮮烈な「いのち」を描く。

「へんこつ」谷治宇著 2021年 4巻 大塩平八郎の若き日々を描く。

「Iの悲劇」米澤穂信著 2019年 5巻 市長肝いりのIターンプロジェクト。公務員たちが向き合ったのは、一癖ある「移住者」たちと、彼らの間で次々と発生する「謎」だった-。連作短篇集。

・日本文学-評論、エッセイ、随筆
「いい女、ふだんブッ散らかしており(中公文庫)」阿川佐和子著 2022年 3巻 自らにじわじわ迫りくる「小さな老い」を蹴散らして、挑戦し続ける怒濤の日々を綴る。

・日本文学-記録、手記、ルポルタージュ
「くもをさがす」西加奈子著 2023年 4巻 2021年コロナ禍の最中、滞在先のカナダで浸潤性乳管がんを宣告された著者が、乳がん発覚から寛解までの約8ケ月間を克明に描く。

● 新刊図書のご案内
 センターで新しく受け入れた図書をご案内します。どうぞご利用ください。今月は、デイジーが16タイトル、点字が1タイトルです。
 ご希望の図書が貸出中の場合は予約となりますので、お待ちくださいますようお願いいたします。返却期限は、お手元に2週間以内です。延長を希望される場合は、ご連絡をお願いいたします。
 メモリーに複数タイトルのデイジーや点字データを収録しての貸出も可能です(一部収録不可能な図書もあります)。その場合の返却期限は、お手元に1ヶ月以内です。
 ご利用いただける図書は、目録や新刊案内にあるものに限りません。書名がわからない場合でも、ご希望の著者や内容などからお探しします。当センターで所蔵していないものは、全国のネットワークを利用してお探しします。
 また、図書選びの参考になるような図書や雑誌もありますので、どうぞご利用ください。
 ご不明な点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。

◎録音図書

○一般向けの本

・宗教(全般)(1タイトル)

書名 よくわかる一神教:ユダヤ教、キリスト教、イスラム教から世界史をみる
佐藤賢一著
デイジー12時間47分
発行 集英社 2021年
内容 西洋歴史小説の第一人者が、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の歴史を、古代、中世、近代・現代に分けて明解に解説。

・日本史(1タイトル)

書名 戦国武将ものしり事典
奈良本辰也監修 主婦と生活社編
デイジー36時間58分
発行 主婦と生活社 2000年
内容 戦国武将約100人にスポットを当て、史実とエピソードを盛り込んで、誕生から晩年までの人物像を活写。出自から死生観に至るまで、多方面から名将たちの素顔を探り出す。

・アジア史、東洋史(1タイトル)

書名 禁断の中国史
百田尚樹著
デイジー6時間39分
発行 飛鳥新社 2022年
内容 中国は「偉大な国」でもなければ「優れた文化の国」でもない。中国と中国人の本質とは? 刑罰・宦官・科挙・纏足などをテーマに、中国4千年のタブーをすべて暴く。

・動物学(1タイトル)

書名 知らなかった!パンダ:アドベンチャーワールドが29年で20頭を育てたから知っているひみつ
アドベンチャーワールド「パンダチーム」著
デイジー3時間3分
発行 新潮社 2023年
内容 パンダの生態から、パンダをめぐるサステイナブルなお話まで。世界有数の繁殖例を誇る施設「アドベンチャーワールド」の飼育スタッフが、かわいいだけじゃない魅力と謎を徹底解説する。

・医学(3タイトル)

書名 お医者さんが薦める免疫力をあげるレシピ:かんたん美味しくがん&ウイルス対策
大塚亮著
デイジー3時間1分
発行 三空出版 2020年

書名 ボケる食ボケない食:認知症にならない! 脳を一気に若返らせる100のコツ(PHP文庫)
白澤卓二著
デイジー5時間32分
発行 PHP研究所 2020年

書名 酒好き医師が教える最高の飲み方:太らない、翌日に残らない、病気にならない
葉石かおり著 浅部伸一監修
デイジー9時間9分
発行 日経BP社 2017年

・製造工業(1タイトル)

書名 成功は服が決める:セルフイメージを上げる男の服選びと着こなし50
西岡慎也著
デイジー4時間56分
発行 セブン&アイ出版 2016年
内容 男性ビジネスパーソン専門のファッションコンサルタントが、ファッションを見直すうえでのロジック、セルフイメージが上がるシチュエーション別コーディネート、ファッションを変えるためのテクニックなどを紹介する。

・日本文学-小説、物語(7タイトル)

書名 正欲
朝井リョウ著
デイジー11時間56分
発行 新潮社 2021年
内容 生き延びるために、手を組みませんか-。いびつで孤独な魂が奇跡のように巡り遭い…。11月公開の映画原作。

書名 あしあと
勝目梓著
デイジー8時間35分
発行 文芸春秋 2014年
内容 ある者はこの世に起こり得ない不思議と遭遇し、ある者ははるか彼方に封じていた記憶を呼び起こし、ある者は倒錯の性に搦めとられていく-。全10篇を収録。

書名 流離(光文社文庫 吉原裏同心 1)
佐伯泰英著
デイジー6時間42分
発行 光文社 2003年
内容 幼なじみで、人の妻となっていた汀女と駆け落ちした神守幹次郎は、追っ手を避けながら流れ着いた江戸で、吉原遊郭四郎兵衛会所の用心棒、裏同心として雇われる。幹次郎は、汀女や会所の面々と共に、吉原に起こる様々な事件を解決していく。

書名 足抜(光文社文庫 吉原裏同心 2)
佐伯泰英著
デイジー6時間18分
発行 光文社 2003年

書名 新参者
東野圭吾著
デイジー9時間26分
発行 講談社 2009年
内容 江戸の匂いも残る日本橋の一角で発見された、ひとり暮らしの40代女性の絞殺死体。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、謎を解き明かすため、未知の土地を歩き回る。

書名 アナログ
ビートたけし著
デイジー4時間33分
発行 新潮社 2017年
内容 全てがデジタル化する世界で悟とみゆきが交わした、たったひとつの不器用な約束。素性も連絡先も知らないまま、なぜか強烈に惹かれあう2人の「アナログ」な関係が始まり…。10月公開の映画原作。

書名 月
辺見庸著
デイジー12時間17分
発行 KADOKAWA 2018年
内容 善良無害をよそおう社会の表層をめくりかえし、誰もが見て見ぬふりをする暗がりを白日の下にさらす! 相模原の障がい者19人殺害事件に着想した、大量殺人の静かなる物語。10月公開の映画原作。

○児童向けの本

・伝記(1タイトル)

書名 ヘレン・ケラー自伝:わたしの生涯(講談社火の鳥伝記文庫)
ヘレン・ケラー作 今西祐行訳
デイジー3時間59分
発行 講談社 2017年
内容 19世紀後半、アメリカに生まれた社会福祉活動家、ヘレン・ケラーの自伝。年表、ヘレン・ケラーをめぐる歴史人物伝等も掲載。

◎点字図書

○一般向けの本

・教育(1タイトル)

書名 全国盲学校弁論大会全国大会弁論集 第90回 2022(令和4)年度
毎日新聞社点字毎日部編
点字1巻
発行 毎日新聞社点字毎日部 2023年
内容 2022年10月に岡山盲学校で開催された全国盲学校弁論大会の弁論集。点字・活字合本。

(終わり)