岡山県視覚障害者協会の広報誌を掲示しています。

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岡星寮
岡山県視覚障害者センター

視覚障害者センターだより 令和5年(2023年)10月(通巻397号)

視覚障害者センターだより ~ロバと五つのにんじん~
令和5年10月10日発行(通巻397号)
発行 岡山県視覚障害者センター
TEL 086-244-1121
FAX 086-244-1043
Eメール ossfc@nifty.com

● はじめに
 やっと朝晩も涼しくなり、秋の訪れを感じられるようになりました。3か月も続いた猛暑から解放され、皆様もほっと一息つかれているところでしょう。ニュースではあまり報道されなくなりましたが、コロナも引き続き猛威を振るっているようです。また、季節外れのインフルエンザの流行も話題となっています。マスクや手洗いなど引き続き感染対策には気を付けて、健康にお過ごしください。
 さて、間もなくこの「ロバにんじん」も400号を迎えます。ちょうど新年2024年の1月号になります。おめでたいことが重なります。そこで400号記念企画第1弾(第2弾はないかも?)として、当センター職員の自己紹介を今月号から数回に分けて掲載します。電話で図書のリクエストをしてくださる利用者の方には職員の声はおなじみかと思いますが、ほとんどの方にはどんな職員がいるのかお判りにならないと思います。この自己紹介で、当センターをより身近に感じていただければ幸いです。
 今月号にも読者の方からの原稿を「読者の声」の欄に掲載させていただきました。心よりお礼を申し上げます。原稿は随時募集しています。テーマや内容は自由ですので、ぜひ皆様の原稿をお寄せください。

● 今月の内容
・お知らせ
・ロバの耳より情報
・読者の声
・職員自己紹介
・所長の雑談
・ICT超入門
・センターを会場に行なわれている定例会
・行事のご案内
・人気のある点字図書のご案内
・新刊図書のご案内
をお伝えします。

● お知らせ
1.10月・11月の行事予定
 利用者の皆さん向けのセンターで行われる行事をお知らせしています。申し込みが必要な行事があります。休館日は毎週火曜日と10月9日(月)スポーツの日、11月3日(金)文化の日、23日(木)勤労感謝の日です。開館時間は、午前9時から午後5時までです。図書整理日は10月26日(木)と11月30日(木)で、終日留守番電話対応とさせていただきます。なお、留守電にメッセージをお入れくださる場合は、ご用件と共に、お名前、ご連絡先をお入れくださいますようお願いいたします。

10月のカレンダー
8日(日)PCVOL
13日(金)視障協青年部ヨガ教室
15日(日)手技療法研究会
22日(日)OPK

11月のカレンダー
5日(日)手技療法研究会
10日(金)視障協青年部ヨガ教室
19日(日)PCVOL
26日(日)OPK、視障協点字に親しむ会、秋のうたごえ

2. 「秋の歌声」のご案内
 先月号でお知らせした通り、コロナ感染拡大により過去3年間中止になっていた「秋の歌声」を、今年度は下記の通り実施することにしました。ぜひ多くの皆様のご参加をお願いいたします。
(1)日時
 11月26日(日)13時30分から15時30分まで
(2)場所
 岡山県視覚障害者センター 第3会議室
(3)内容
 みんなが知っている懐かしい歌をキーボード(電子オルガン)の伴奏で声を合わせて楽しく歌います。
(4)参加申込
 11月19日(日)17時までに視覚障害者センター(電話 086-244-1121)へお申し込みください。付き添いの方の有無もお知らせください。
(5)その他
 当日は午前中に岡山県視覚障害者協会主催の「点字に親しむ会」があります。ぜひ午前中からご参加ください。参加者の皆様には昼食を無料でご用意します。「点字に親しむ会」については、「行事のご案内」をご参照ください。なお、午後から参加される方にも昼食をご用意しますので、12時30分頃までにおいでください。

3.「点字JBニュース」のご案内
 「点字JBニュース」とは、点字ニュース即時提供事業の一環として、視覚に障害がある方を対象に配信されている、厚生労働省委託、日視連編集・発行の日刊点字新聞です。点字版とメール版があり、当センターの利用登録者の方は無料で購読できます。ご希望の方は当センターまでお電話またはメールでお申し込みください。メール版を希望される方は、できれば配信を希望されるメールアドレスからメールで申し込んでいただければ配信登録がスムーズにできます。

4.音声コード(ユニボイス)について
 印刷物の墨字情報をQRコードのような小さな正方形の模様に詰め込んだ音声コードというものがあります。音声コードにはSPコードやユニボイスがありますが、このたび当センターではこのユニボイスの音声コード作成アプリの無償提供を受けましたので、1階の自動販売機のメニューを音声コードにして掲示しています。スマホをお持ちの方は、ユニボイスという無料のアプリをインストールしてみてください。このアプリはアイフォン版もアンドロイド版もあります。そのアプリを起動し、自動販売機にスマホのカメラを向けシャッター音がするとメニューを読み上げてくれます。なお、このユニボイスの音声コードは官公庁が発行する広報誌などにも掲載されるようになってきています。墨字文書の右下に音声コードが印刷されている場合が多いです。

5. センスプレーヤーの体験ができます
 製造中止となった携帯型のデイジー図書再生機「プレクストークリンクポケット」の後継機種として注目を集めている携帯型OCRマルチプレーヤー「センスプレーヤー」を(有)エクストラさんが当センターに貸し出してくれることになりました。貸出期間は下記の通りですので、興味のある方はこの期間に当センターにご来館ください。来館日時を予約してくだされば、ICT機器に詳しい職員が対応いたします。
(1)体験期間
 10月21日(土)から10月30日(月)まで(10月30日は午前のみ)
(2)体験場所
 岡山県視覚障害者センター 1階ロビー
(3)体験申込
 前日17時までに当センターに電話(086-244-1121)でお申し込みください。
(4)センスプレーヤーについて
 デイジー図書の再生、デイジーオンラインを使ったデイジー図書の検索とダウンロード、OCR機能を使用した活字文書の読み上げ、スマートフォンやタブレットのブルートゥースキーボードとして使用するスマートコネクト機能、音楽データの再生、録音、ポッドキャスト、FMラジオ、カラーリーダーなど多彩な機能を備えた携帯型OCRマルチプレーヤーです。

●ロバの耳より情報
※各表題のカッコ内は情報発信元の団体名等です。
1.文芸作品コンクール作品募集について(岡山県視覚障害者協会)
 岡山県視覚障害者協会では恒例の文芸作品コンクールを今年度も実施します。内容は短歌、俳句、川柳の3部門で、応募は各部門とも一人3首または3句以内で未発表のものといたします。
 なお、川柳の場合は、今回の福祉大会が協会の法人化70周年記念大会であることから、3句の内1句以上は「祝う(いわう)」という言葉に関連したものにしてください。残りの句は自由とします。また、普通文字で応募される場合は、短歌・俳句・川柳とも作品に必ず振りがなを付けてくださるようお願いいたします。
 優秀作品は、11月19日(日)に行われる岡山県視覚障害者福祉大会で表彰させていただき、記念品をお送りします。

応募要領
(1)応募資格
 岡山県視覚障害者協会会員
(2)応募締め切り
 10月20日
(3)応募方法
 郵便・FAX・メールのいずれかで、岡山県視覚障害者協会 事務局までお願いします。
 〒700-0927 岡山市北区西古松268-1
 TEL 086-250-8855
 FAX 086-250-9913 
 メールアドレス ossk-33@po1.oninet.ne.jp 

● 読者の声
1. 男尊女卑と奴隷制度   K.M
 5回目はコーランに見られる男尊女卑の思想について調べた範囲のことを書かせていただきます。
 創世記第3章には「お前は男を求め、彼はお前を支配する」とあり、男尊女卑の始まりを宣言していると読むことができます。この記事を受けてコーランには「男は女より優位にある、というのは神がお互いの間に優劣をつけたもうたからである」とあり、さらに「女は慎み深く従順でなければならない」と明記されています。また「逆らう心配のある女たちにはよく説諭し、寝床に放置し、また打ってもよい」とも書かれています。女は慎み深く従順でなければならないと一方的に決め付け、従順でない女はよくよく諭し、あるいは突き放し、あるいは殴りつけて従順にさせよと命じています。暴力に訴えてでも従順にさせろというのは現代の良識からかけ離れていると言われてもしかたがないのではないかと思ってしまいます。アフガニスタンのタリバン政権が女性の教育を制限しているのは(理由は一つではないのでしょうが)女性が賢くなって従順ではなくなることを恐れているのではないか、などと想像を膨らませたくなります。
 マホメッドは顔や髪の毛まで隠せとは命じていないという説もありますが、第24章(光の章)には「顔覆いは胸元まで垂らせ」とあり、マホメッド自身が顔を隠すように命じたことが判ります。髪の毛まで隠せと命じた記事も、どこかにあるのかもしれませんが、まだ発見に至っていません。イランでは髪の毛を覆う布(ヒジャブ)が正しく着用されていないという理由で一人の女性が身柄を拘束され、その後死亡したことから反発の声が上がり、デモも起きています。今まで耐えに耐えてきた女性たちもとうとう我慢できなくなったのでしょう。顔を隠すブブカとかいう布もヒジャブ同様に女性たちを苦しめているのかもしれません。女性に対する服装の制限や、慎み深く従順でなければならないなどの行動制限は時代の潮流に合わなくなってきていると言わざるをえません。
 とはいえ、コーランは神の言葉とされていますから時代の変化に合わせて変えてもよいということにはならないのでしょう。このあたりに啓示宗教の限界がありそうです。
 コーランを読んでいて「これは問題だな」と思うことがもう一つあります。それは奴隷制度です。「お前たちの右手が所有するもの」という謎めいた言葉は女奴隷を指しているのですが、マホメッドはアラブの人々が以前から女奴隷を所有していたことに異議を唱えていません。おそらくマホメッド自身も所有していたのでしょう。「お前たちが何か罪を犯した時は償いとして右手が所有するものを一人解放してやれ」、などの奴隷制度を肯定する記事が各所に見られます。現代の私たちが犬や猫を飼うように、あるいは空気を呼吸するように、当時のアラブの人々にとって奴隷を持つことは極自然で当たり前のことだったのでしょう。しかし現代の常識に照らせば世界的な宗教の教義に奴隷制度を肯定、もしくは容認する記事が頻繁に現れることに違和感を禁じえません。
 そもそも奴隷はどこから連れてきたのでしょう。部族間の争いで奪い取ってきたのでしょうか。コーランの本文にその答えを見出すことはできません。解説書もその点には触れていません。奴隷と聞くと、かつてのアメリカの黒人奴隷のように鎖でつながれた姿を連想しがちですが、コーランを読むかぎり、そこまでのひどい扱いはされていなかったようです。が、奴隷を所有する側の人々は自由人と書かれていますから奴隷はやはり不自由な境遇に置かれていたのでしょう。イスラム教では人はみな神の前に平等であると言われていますが、自由人と非自由人の差別があっては平等とは言えません。ただし、奴隷制度は神の命令ではないので時代の変化に合わせて廃止することができます。現代のアラブにはもう奴隷はいません。
 ここまでイスラム教についてかなり辛辣なことを書いてきましたので、最後に少しだけ褒め言葉を添えておきます。コーランに男尊女卑の記事が存在することは紛れもない事実ですが、立場の弱い女性に配慮する記事も見られます。たとえば「夫は妻に対して一方的に離婚を通告することはできるが、この際、彼女に与えた結納金を1銭たりとも取り戻すことは赦されない。夫は離婚した妻を一定期間扶養する義務があり、離婚しようと思う女が妊娠している場合にはその子供が生まれるまで扶養し、また、その子に授乳してくれるなら授乳期間中、彼女に報酬を支払わなければならない」などと定められています。また、親や夫や兄弟姉妹が死亡した時の遺産相続の権利についても細かく定められていて、女性への気配りが感じられます(長くなりすぎますので詳しくは触れません)。

 この度の5回の連載は一つのテーマに収まりきらないのでタイトルを変えながらここまで書き進めてきました。話を締めくくる前にもう一度、話題を統一教会に戻して日本人の平均的な宗教観に触れておきたいと思います。日本人の大半は宗教を持たず、欧米や中東の人々から珍しい国民性だと思われているようです。ところが、無宗教だった人が突然新興宗教に飛び込んで熱心に活動し始めるという現象も見られます。人間にはやはり宗教が必要なのかもしれません。ただ、新興宗教の中には怪しげなものもあって、それまで宗教に無縁だった人、宗教の知識を持たない人は真っ当な宗教か、そうでない宗教かの判別ができなくて、オウム真理教や統一教会のような悲劇が時々起きてしまいます。真っ当な宗教か、そうでない宗教かを見分ける方法はないのでしょうか。ここは私にも自信がないのですが、世界的な宗教についての予備知識を身に付けておけば、その新興宗教の教義が真っ当なものか否かの、およその判断ができるのではないでしょうか。現代の日本の人々は先祖から伝わる仏教宗派に詳しいわけでもなく、私が時々話題にする聖書にも関心がなく、コーランにいたっては日本語訳があることさえ知らないのではないでしょうか。新興宗教の多くは世界的な宗教から教義の一部を抜き取って混ぜ合わせただけの、いわばチャンプルーのようなものです。予備知識があれば、たとえば統一教会が韓国をアダム国、日本をイブ国としていることに違和感を覚えるはずです。失礼ながら財産を搾り取られた人々は宗教についてあまりにも無知で、あまりにも無防備でした。そして今もなお財産を搾取され続けている人がいるのでしょう。残念なことではありますが、宗教はかならずしも善意から始まるものばかりではないことを日本の人々は学び取らなければいけないと思います。

● 職員自己紹介
 今月号から当センター職員の自己紹介を掲載します。

1.K.M
(1)当センターでの通算勤務年数
 12年
(2)趣味
 読書、おいしいものを食べること、旅行
(3)好きな作家または本
 伊坂幸太郎、柚月裕子、辻村深月など
(4)利用者の皆様へ一言
 利用者の皆様、こんにちは。いつも大変お世話になっております。利用者の皆様とは、直接お会いするより、リクエストのお電話などでお話しさせていただくことが多いです。今年はまだまだ暑いですが、暦の上では秋なので、秋の夜長に読書を楽しんでくださると嬉しいです。またおすすめの本があれば教えてください。

2.K.N
(1)当センターでの通算勤務年数
 12年
(2)趣味
 音楽鑑賞、スノーボード、バスケ観戦
(3)好きな作家または本
 原田宗典、瀬戸内寂聴
(4)利用者の皆様へ一言
 いつもセンターをご利用くださり、ありがとうございます。子どもの部活でバスケットボールに触れる機会が増え、細かいルールがよくわからないままですが、バスケ観戦を私なりに楽しんでいます。私が感じているバスケの面白さは、僅差の点差なら10分で世界ががらりと変わる点で、最終回で勝敗の行方が全く読めない試合はまさに漫画「スラムダンク」の安西先生の「あきらめたら試合終了ですよ。」の声が頭の中でこだまします。岡山にはB3リーグですが「トライフープ岡山」があり、B2目指して奮戦中です。トライフープの試合は面白く、監督が審判に詰め寄ってファウルをとられるというハプニングも起こり、ただ単にゲームを楽しむだけではない魅力にあふれています。ハーフタイムにはうらじゃの踊り連の演技があったりとバスケ以外のお楽しみが盛りだくさんです。詳しく語れるような私ではないのですが、少しでもバスケットボールとトライフープが推しという仲間が増えたらと思っています。こんな私ですがどうぞよろしくお願いいたします。

● 所長の雑談
 センターだより読者の皆様、こんにちは。所長の原です。この「所長の雑談」は5月号から連載を始めたので今回で6回目の「雑談」になります。1か月に1回だけですが、なかなか文章を考えるのも大変です。でも楽しくもあります。取り留めもない、役にも立たないことを書いておりますが、ご愛読くだされば幸いです。
 今回はマイナンバーカードのことについて書きます。私は2万ポイントに目が眩んで、マイナンバーカードを作り、健康保険証と銀行口座への紐づけをしました。先日、近所の歯医者さんに行った時に、初めて健康保険証の代わりにマイナンバーカードを使ってみました。受付のところにマイナンバーカードを読み取る機械がありました。高さが30センチメートルくらいの縦に長い機械で、アイフォンを2倍くらいにした大きさの、カメラ付きのタッチパネルになっています。画面の下の部分にマイナンバーカードを置く台があり、そこにマイナンバーカードを置き、顔または暗証番号による認証をタッチパネルで選択します。顔認証の場合はマスクをしたままでも大丈夫です。認証が終わったら3つのことについて同意が求められました。特定健診情報等の閲覧(40歳以上のみ)と薬剤情報と高額療養費制度の限度額情報等を提供することについての同意です。私はこれに同意しないとマイナンバーカードを使うメリットはないと思ったので、すべて同意しました。
 今のところマイナンバーカードが便利なのかどうなのか実感はありません。デメリットよりもメリットが大きいのだとは思いますが、受付のマイナンバーカード読み取り機でのタッチパネルなど視覚障害者には使いにくい面があるので、視覚障害者にも使いやすいシステムを構築してもらいたいものです。ところで、私はマイナンバーカードを作るときには岡山市の区役所に出向きましたが、健康保険証と銀行口座の紐づけはスマホですることができました。これについても晴眼者でもよくわからない面があり時間がかかりました。まして視覚障害者の方は自力ではスマホでの登録作業は困難だと思いました。スマホの背面にマイナンバーカードを当てて読み取らせる作業が必要だからです。スマホで登録できない人は役場に行って登録をすることになりますが、それで他人の口座や障害者手帳の情報に誤って紐づけられるというミスが起こって大きな問題になっていました。
 この文章を書いているのは9月28日ですが、明後日でマイナンバーカードの2万ポイントキャンペーンは終わりです。岡山市の区役所も9月30日の土曜日も開いてマイナポイント目当ての人たちが殺到することに対応するそうですが、どうなることやら。役場の人も大変ですね。

● ICT超入門
 「所長の雑談」と同じく、このICT超入門も今回で6回目となります。ICTに関してはネタはいくらでもあります。今回は基本的なICTの専門用語について解説します。
 前回までにICT、OS、アプリケーションソフト、ソフトウェア、ハードウェア、スクリーンリーダーなどのICT用語をこのコーナーで取り上げ、説明をしました。初心者の方にわかりやすい説明を心がけたつもりですが、いかがでしたか。もしわかりにくい点があれば、ご遠慮なくセンターまでお電話でご質問ください。
 今回はアカウントという用語について説明します。「お知らせ」の3番に当センターのLINE公式アカウントを開設したことについて書きました。アカウントとは、パソコンやスマホなどでインターネット上のサービスを利用する時に必要な権利や個人認証情報のことで、IDとパスワードによって管理されています。自宅でインターネットを利用されている皆様は、インターネット接続仲介業者(プロバイダといいます)から接続のための利用者アカウント情報やメールをするためのメールアカウント情報を文書でもらっているはずです。このアカウント情報はまさに個人情報ですから、他人に教えたり盗まれたりしないように気をつけなければなりません。IDについてはアカウントを発行する会社が決めることもありますが、利用者が自由に決められる場合もあります。パスワードは自分が決めるものですが、プロバイダが初期設定で決めている場合もあります。
 アカウントは英語では銀行の口座という意味があります。口座番号は他人に教えてもかまわないものですが、キャッシュカードの暗証番号は絶対に他人に教えてはいけないものですね。この銀行口座と暗証番号の関係が、ちょうどIDとパスワードの関係と同じです。メールの場合はIDはメールアドレスです。メールアドレスは他人に教えないとメールをもらえませんが、パスワードは絶対に他人には教えないようにしましょう。
 最後に少し復習問題を出してみます。次のものはOS(基本ソフト)、アプリケーションソフト、ハードウェア、スクリーンリーダーのどれに関係が深いでしょうか。ふたつのものに当てはまる用語もありますよ。解答はあえて載せません。今までのセンターだよりなどを読み返したりネットで検索したりして調べてみてください。自分で苦労して調べることで知識も身につくものです。(と偉そうに書いてみました。)
1番 PCトーカー
2番 Windows
3番 マイメール5
4番 パソコン(本体)
5番 ボイスオーバー
 では、今回はこのあたりで失礼します。

●センターを会場に行なわれている定例会
1.ヨガ教室(毎月第2金曜日、13時半から14時半まで)
(1)開催日(10月以降)
 10月13日、11月10日、12月8日 令和6年1月12日、2月9日、3月8日
(2)参加費
 岡山県視覚障害者協会会員1回500円
 非会員1回1000円
 ヘルパーさんが参加される場合も同額
(3)参加申込
 前の週の金曜日までに岡山県視覚障害者協会事務局へお申し込みください。講師の先生に直接お申し込み頂いても結構ですが、事務局にも必ずご連絡願います。
(4)お問い合わせ・お申込先
 岡山県視覚障害者協会事務局
 電話 086-250-8855
 メール ossk-33@po1.oninet.ne.jp
(5)その他
 運動しやすい服装で、飲み物をご持参のうえご参加ください。

2.パソコン・スマホ勉強会
 PCVOL(ぷくぼる)とOPKという二つのパソコンボランティア団体があり、毎月定例会を当センターで行っています。どなたでも自由に参加でき、ボランティアによるサポートを受けることができます。PCVOLは第2日曜日の10時~16時に、OPKは第4日曜日の13時~16時に開催しています。参加費は無料で、申し込みも不要ですので、どうぞお気軽にご参加ください。
(1)PCVOLの例会日(10月以降)
 10月8日、11月19日、12月10日、令和6年1月14日、2月11日、3月10日
(2)OPKの例会日(10月以降)
 10月22日、11月26日、12月24日、令和6年1月28日、2月25日、3月24日

3.川柳と短歌教室(偶数月の第1水曜日)
 視覚障害のために点字も普通文字も自由に使えない人も自由に参加できる教室です。
(1) 開催日(10月以降)
  10月4日(終了)、12月6日、令和6年2月7日
(2)日程
  10時~12時 川柳教室
  12時~13時 休憩・昼食
  13時~15時 短歌教室
(3)年会費
  川柳と短歌それぞれ3000円

4.どうしてますか交流会(岡山県視覚障害を考える会主催)
 目が不自由になってこんな事が困った、何かいい方法ないかな。いろんな悩みや思いを聞いたり話したりしてみませんか。昨年10月からセンターで開催しています。会場とオンラインで隔月開催しています。
(1)開催日(10月以降)
 (ア)会場開催(下記日曜日の午前10時~12時)
  12月17日、令和6年1月28日、3月31日
 (イ)オンライン開催(下記金曜日の午後8時~9時半)
  10月27日、11月24日、令和6年2月23日
(2)参加方法
  会場開催については、岡山県視覚障害者センター3階にお越しください。
(3)対象
  目の不自由な方と家族の方々
(4)参加費
  無料

●行事のご案内
※お問い合わせ、申し込みは各主催団体あてにお願いします。

1.点字に親しむ会(岡山県視覚障害者協会主催)
 令和5年度「点字に親しむ会」を次のように開催いたします。点字の使用者はもちろんですが、これから点字を習ってみたい方、点字に興味をお持ちの方も大歓迎! 点字に関するゲーム・クイズ・読みの問題等で2時間余りを楽しみたいと思います。なお、参加された方にはささやかですが昼食を差し上げますので、引き続き午後の「秋の歌声」(主催:岡山県視覚障害者センター)にご参加くだされば幸いです。
(1)日時
 11月26日(日)10時~12時 
 ※午後に「秋の歌声」があります。(13時半から15時半まで)
(2)場所
 岡山県視覚障害者センター(北区西古松) 
(3)参加申し込み
 11月19日(日)までに、電話で視覚障害者センターへお申し込みください(所属支部と付添の有無もお願いします) 
 電話 086-244-1121

2.さわやかクラブ交流会
 県視障協さわやかクラブでは、下記の通り「歌ってしゃべって」楽しい交流会を計画しています。年齢は問いません。多くの方の参加をお待ちしています。
(1)日時
 10月29日(日) 
 受付10時~ 
 交流会10時30分~15時 
 終了時刻は15時を予定していますがお帰りは自由とします。
(2)会場
 カラオケ グレートパンプキン 307号室(パーティールーム) 
 住所 北区奉還町1-11-1 
(3)参加費
 会員と付き添い一人は無料とします。簡単な昼食を準備します。

3.こまくさハイキングクラブ 11月例会のご案内
 参加申し込み、集合場所、持ち物、コースなど詳しいことのお問い合わせは末尾の事務局・川島さんにお願いします。
(1)ソフトコース
 日時 11月11日(土)
 行き先 鴨方町家公園及び鴨山周辺
 集合 岡山駅中央改札口周辺 8時50分
 参加申し込み締め切り 11月8日(水)
(2)レギュラーコース
 日時 11月19日(日)
 行き先 三平山(1010m、登山口からの標高差約300m)
 集合 岡山駅中央改札前、8時集合完了(貸し切りバス利用)
 申し込み締め切り 11月15日(水)

4.「みんな主役 にじいろコンサート」のご案内(にじいろハーモニープロジェクト主催)
 インクルーシブな世界で一緒にハーモニーを奏でよう!打楽器を使って会場のみんなと一緒に演奏するよ。My楽器を持って来てもOK! 
 このコンサートは、「障がいのある人・ない人 みんなが一緒に同じ空間で楽しめる」ことを目指して初めて開催します。会場に来ていただいたすべての皆さんが、それぞれのスタイルで音楽を楽しんでいただけるよう、さまざまなお手伝いの準備や雰囲気づくりをしてお待ちしています。赤ちゃんから大人まで、どんな方にもご参加いただけるコンサートです。どうぞ、ご家族やご友人みなさまでご来場ください!
(1)日時
 11月3日(金) 開場13時、開演14時 
(2)場所
 岡山ふれあいセンター大ホール(岡山市中区桑野) 
(3)入場料(カッコ内は当日券料金)
 大人1500円(1800円) 
※障害者割引はありませんが、介助者でヘルパーの方は無料、家族・友人は有料とします。
(4)チケット販売所
 岡山シンフォニーホールチケットセンター、岡山芸術創造劇場ボックスオフィス、ぎんざやプレイガイド 
(5)出演
 ぽ~こ あ ぽ~こ、大西千夏(おおにし ちか)、杉山麻里(すぎやま まり)、松岡雅史(まつおか まさふみ) 
(6)総合演出
 大西千夏 
(7)主催
 にじいろハーモニープロジェクト 
(8)共催
 岡山市、公益財団法人岡山文化芸術創造 他 
(9)お問い合わせ先
 メール: nijiiro.harmony.pjt@gmail.com(代表:杉山)
 電話: 080-5009-5086
(10)予定演奏曲
 ・読み聞かせ「くるみ割り人形」音楽付き 
 ・手話歌「明日は晴れる」、「ツバメ」 
 ・ピアソラ「リベルタンゴ」 ほか 
(公演時間 約100分、休憩あり) 
(11)会場で実施予定のフォローについて 
 チケットお申込みの際に、必要なフォローについてのアンケートがございますのでご回答ください。ご要望が無いものについては、実施できない場合があることをご了承ください。
・視覚障害者の方へのフォロー・・・プログラムなどの読み上げ(個別対応)、客席やトイレへの誘導(個別対応) 
・その他・・・補助犬の同伴可(ハーネス着用や補助犬表示をお願いします。) 

5.2023アイフェスタふくやま(福祉機器展)開催のご案内(福山市視覚障害者地域活動支援センター主催)
(1)日時
 2023年11月12日(日)10時~16時
(2)場所
 福山市市民参画センター(福山市本町1-35)
(3)その他
・入場無料
・福山駅からの移動介助は福山駅出発9時30分の1回のみ。事前に事務局まで連絡してください。(電話 084-925-4068)
・出展企業13社、各種体験コーナーなどもあります。
(4)お申込、お問い合わせ
 福山市視覚障害者地域活動支援センター
 電話: 084-925-4068
 メール: bwz10528@eye-fukuyama.jp
 受付時間は10時~17時(土曜、祝日、第1・第3・第5日曜日を除く)

6.視覚障害を考える会の2024年度行事予定
(1)講習会(岡山県網膜色素変性症協会と共催)
 2024年4月28日(日)13:30~15:30
 岡山国際交流センター 7階 多目的ホール
 講師:別府 あかね 氏(岡本石井病院眼科)
 テーマ:医療から始まる視覚リハビリテーション(仮)
 同時開催:
 (ア)白杖体験
 (イ)デイジー図書再生機体験
 (ウ)機器・グッズ展示

(2)研修会
 2024年7月14日(日)午後
 岡山県立岡山盲学校
 講師:田邉 正明 氏(日本ライトハウス 養成部)
 テーマ:拡大鏡の適切な使用方法と工夫について(仮)
 参加費:500円(非会員)

(3)特別講演会
 2024年10月20日(日)10:00~11:30
 Zoomによるオンライン開催
 講師:福場 将太 氏(精神科医,網膜色素変性症当事者)
 医療法人風のすずらん会 美唄すずらんクリニック 副院長
 視覚障害をもつ医療従事者の会 ゆいまーる 幹事
 公益社団法人 NEXT VISION 理事
 テーマ:視覚、生活、そして心 3つの回復を支援するために(仮)

共催(予定):(公社)日本眼科医会
後援(予定): 岡山県眼科医会、(社福)岡山県視覚障害者協会
※詳細は後日お知らせいたします。

● 人気のある点字図書のご案内
 全国の点字図書リクエストランキングの中から選んでご案内いたします。どうぞご利用ください。今月は15タイトルあります。現在全国でリクエストの多い図書のため予約になるかもしれませんが、お待ちくださいますようお願いいたします。また、同じタイトルの録音図書が貸出可能な場合も多いので、録音図書がご希望の場合はその旨お知らせください。
 分類のあとに該当するタイトルを並べています。それぞれのタイトルについては、書名、著者名、原本出版年、点字巻数、内容等の順に記載しています。

・心理学
「世界の幽霊出現録」ブライアン・インズ著 大島聡子訳 2021年 4巻 紀元前から現代まで、各地に残る幽霊の目撃譚全65話を収録する。

・法律
「夫婦をやめたい:離婚する妻、離婚はしない妻」南和行著 2021年 4巻 自分や相手を必要以上に傷つけないために。時間やお金を無駄に使わないために。「上手な離婚」への道筋を、現役弁護士が法律的見地から詳細に解説する。

・医学
「もの忘れしなくなる!脳の使い方事典:1万人の脳を診断した名医が教える」加藤俊徳著 2022年 2巻 「もの忘れ」の理由&対策法を脳科学の視点からアドバイス。もの忘れのタイプ別に、脳を成長させるトレーニングも掲載する。

「脊柱管狭窄症腰の名医20人が教える最高の治し方大全」2020年 3巻 脊柱管狭窄の患者が抱く疑問や不安150問に、専門医が本音で回答。セルフケアや食事についての疑問や、症状別の対策についても答える。

・音楽
「坂本冬美のモゴモゴモゴ:57の名曲にこめられた想いと恩人たちとの交流秘話を“演歌の女王”が赤裸々に明かす」坂本冬美著 2022年 3巻

・日本文学-小説、物語
「ハンチバック」市川沙央著 2023年 1巻 井沢釈華の背骨は、極度に湾曲している。両親が遺したグループホームの自室から釈華は、某有名私大の通信課程に通い、しがないこたつ記事を書いては収入の全額を寄付し、18禁TL小説を投稿し、零細アカウントでツイートする-。

「神様の休日:僕らはまためぐり逢う」岡本貴也著 2014年 4巻 大切な人、家、仕事、夢、希望。すべてを失った僕が生きるために選んだのは、修復師となって、死と向き合うことだった-。実話を元に紡がれた、真実の物語。

「真珠とダイヤモンド 上」桐野夏生著 2023年 5巻 1986年春。福岡の証券会社で出会った佳那と水矢子は、それぞれ2年後に東京に出ていく夢を温めていた。佳那は、同期の望月と結託してマネーゲームの渦に身を投じていき…。

「真珠とダイヤモンド 下」桐野夏生著 2023年 4巻

「神様たちのお伊勢参り(双葉文庫)」竹村優希著 2017年 3巻 すべてを失い伊勢神宮に神頼みにやってきた芽衣が辿り着いたのは、お伊勢参りにくる神様御用達の宿「やおろず」だった!?

「嘘つきジェンガ」辻村深月著 2022年 4巻 見栄、不安…。ほんの出来心から積み上げてしまった嘘。一線を越えたら、もう戻れない。騙す側、騙される側、それぞれの心理を巧みに描く小説集。

「川のほとりに立つ者は」寺地はるな著 2022年 3巻 カフェの店長を務める29歳の清瀬は、恋人の松木とすれ違いが続いていた。原因は彼の「隠し事」のせいだ。そんなある日、松木が怪我をして意識を失い、病院に運ばれ…。

・日本文学-評論、エッセイ、随筆
「安楽死で死なせて下さい(文春新書)」橋田寿賀子著 2017年 2巻 人に迷惑をかける前に、死に方とその時期くらい自分で選びたい。92歳、「渡る世間は鬼ばかり」の人気脚本家が、究極の往生論を語る。

「アメリカでおばあちゃんになった私:50年の海外生活でみつけた素敵なゴールデンルール」KYOKO PETERS著 2022年 2巻

・(児童向け)日本文学-小説、物語
「あまんきみこ童話集 1」あまんきみこ作 2008年 1巻 物置小屋の天井に住んでいた気のいい子どもの鬼「おにた」は、節分の夜、豆をまかれて、そっと出ていきました…。「おにたのぼうし」のほか、「きつねみちは天のみち」「七つのポケット」などを収録。

● 新刊図書のご案内
 センターで新しく受け入れた図書をご案内します。どうぞご利用ください。今月は、デイジーが10タイトル、点字が6タイトルです。
 ご希望の図書が貸出中の場合は予約となりますので、お待ちくださいますようお願いいたします。返却期限は、お手元に2週間以内です。延長を希望される場合は、ご連絡をお願いいたします。
 メモリーに複数タイトルのデイジーや点字データを収録しての貸出も可能です(一部収録不可能な図書もあります)。その場合の返却期限は、お手元に1ヶ月以内です。
 ご利用いただける図書は、目録や新刊案内にあるものに限りません。書名がわからない場合でも、ご希望の著者や内容などからお探しします。当センターで所蔵していないものは、全国のネットワークを利用してお探しします。
 また、図書選びの参考になるような図書や雑誌もありますので、どうぞご利用ください。
 ご不明な点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。

◎録音図書

○一般向けの本

・倫理学、道徳(1タイトル)

書名 80歳の壁(幻冬舎新書)
和田秀樹著
デイジー3時間57分
発行 幻冬舎 2022年
内容 食べたいものを食べる、血圧・血糖値は下げなくていい、ガンは切らない、おむつを味方にする…。80歳からの人生、「生老病死」の大きな壁を越えていくヒントを紹介する。

・法律(1タイトル)

書名 18歳までに知っておきたい法のはなし
神坪浩喜著
デイジー6時間23分
発行 みらいパブリッシング 2020年
内容 法のちょっとした知識や考え方を知っておくだけで、トラブルを防止し、幸せに生きやすくなる。18歳になる前、社会に出る前の若者に向けて、知っておいてほしい法のはなしをていねいに解説する。

・日本文学-小説、物語(6タイトル)

書名 ハヤブサ消防団
池井戸潤著
デイジー13時間22分
発行 集英社 2022年
内容 亡き父の故郷である「ハヤブサ地区」に移り住んだミステリ作家の三馬太郎。地元の人の誘いで消防団入りした太郎を、連続放火事件が待ち受けていた。のどかな集落に隠された真実とは…。ドラマ原作。

書名 スイート・マイホーム
神津凛子著
デイジー9時間10分
発行 講談社 2019年
内容 スポーツインストラクターの賢二は、寒がりの妻のため、たった1台のエアコンで家中を暖められる「まほうの家」を購入する。だが、引っ越し直後から奇妙な現象が起こり始める。さらに、関係者の一人が怪死を遂げ…。映画原作。

書名 逃げ水の坂(双葉文庫 口入屋用心棒 1)
鈴木英治著
デイジー7時間52分
発行 双葉社 2005年

書名 匂い袋の宵(双葉文庫 口入屋用心棒 2)
鈴木英治著
デイジー7時間33分
発行 双葉社 2005年

書名 リボルバー・リリー
長浦京著
デイジー20時間38分
発行 講談社 2016年
内容 小曽根百合。幣原機関で訓練を受け、各国から「最も排除すべき日本人」と呼ばれた美しき諜報員。消えた陸軍資金の鍵を握る少年・細見慎太との出会いが、彼女を戦場へと還らせる…。映画原作。

書名 街とその不確かな壁
村上春樹著
デイジー21時間57分
発行 新潮社 2023年
内容 その街に行かなくてはならない。なにがあろうと-。〈古い夢〉が奥まった書庫でひもとかれ、呼び覚まされるように、封印された“物語”が深く静かに動きだす。

・日本文学-評論、エッセイ、随筆(1タイトル)

書名 20代で得た知見
F著
デイジー7時間18分
発行 KADOKAWA 2020年
内容 人生は、忘れがたい断片にいくつ出会い、心を動かされたかで決まる-。時代を生き抜くのに必要なこと、愛に纏わることなどを綴る。

・日本文学-作品集(1タイトル)

書名 内田百間文学賞受賞作品集:岡山県 第16回
ゆきかわゆう、鷲見京子、須田地央著
デイジー3時間40分
発行 大学教育出版 2023年
内容 第16回岡山県内田百間文学賞の最優秀賞「アニマの肖像」、優秀賞「児島の梅」「ももちゃん」の計3編を、小川洋子、平松洋子、松浦寿輝の選評とともに収録。

◎点字図書

○児童向けの本

・経済(1タイトル)

書名 十歳、ぼくは突然「敵」とよばれた:日系アメリカ人の政治家ノーマン・ミネタ
アンドレア・ウォーレン著 もりうちすみこ訳
点字3巻
発行 汐文社 2019年
内容 アメリカ人として育ったのに、太平洋戦争がはじまると「ジャップ」「敵」とよばれ、収容所で過酷な生活をおくることになった少年はやがて…。ふたりの大統領に仕えた日系人政治家が、自身の経験と暗いアメリカ史を語る。

・動物学(1タイトル)

書名 池の水なぜぬくの?:外来種を探すだけではない“ほんとうの理由”
安斉俊著 勝呂尚之監修
点字1巻
発行 くもん出版 2021年
内容 池の水ぬきは、外来種を見つけるだけが目的ではなく、池に“洪水が起きたあとの状態”をつくり、池の生きものを守るための科学的な取り組み。神奈川県の池の水ぬきのようすを紹介する。

・スポーツ、体育(1タイトル)

書名 パラリンピックは世界をかえる:ルートヴィヒ・グットマンの物語
ローリー・アレクサンダー作 千葉茂樹訳
点字1巻
発行 福音館書店 2021年
内容 ナチスの迫害を受け、イギリスに亡命したルートヴィヒは、脊髄損傷の患者の治療にスポーツを取り入れた。病院で始まった小さな競技会は、やがて…。パラリンピックを生んだ医師の伝記。パラリンピック選手たちの物語も収録。

・英米文学(1タイトル)

書名 おめでたこぶた その3 サムのおしごと(世界傑作童話シリーズ)
アリソン・アトリー作 すがはらひろくに訳
点字2巻
発行 福音館書店 2016年
内容 小麦畑のかかしになったり、畑じゅう石ひろいをしたり、ときには身よりのないおばあさんや旅のオルガン弾きのおてつだいをしたり…。こぶたのサムの活躍を描いた楽しいお話6編を収録。

・ドイツ以外のゲルマン文学(1タイトル)

書名 ロサリンドの庭
エルサ・ベスコフ作 菱木晃子訳
点字1巻
発行 あすなろ書房 2021年
内容 からだが弱く、病気がちの少年エリック。ある日、ベッドで横になりながら壁紙を眺めていると、小さなドアができ、そこからふしぎな女の子ロサリンドがやってきて…。北欧で読みつがれてきた知られざる名作。

・フランス文学(1タイトル)

書名 10分あったら…(文研じゅべにーる)
ジャン=クリストフ・ティクシエ作 ダニエル遠藤みのり訳
点字2巻
発行 文研出版 2020年
内容 父さんから「もし10分あったら、おまえの部屋の壁紙はがすの、やっといてくれよ」と頼まれたティム。ひとりで留守番中に壁紙はがしをしていると、壁紙の下から謎のメッセージが現れて…。