視覚障害者センターだより　～ロバと五つのにんじん～
令和７年（２０２５年）７月１０日発行（通巻４１８号）

発行　岡山県視覚障害者センター
ＴＥＬ　０８６－２４４－１１２１
ＦＡＸ　０８６－２４４－１０４３
Ｅメール　ｏｓｓｆｃ＠ｎｉｆｔｙ．ｃｏｍ

●はじめに

　所長のご挨拶・・・今年は６月に梅雨明けとは。異常気象です。皆さん体調を崩されてはいませんか。本格的な夏が近づきます。いろいろな夏を楽しめたらよいですね。
　読者の皆様からの原稿は随時募集しています。利用者の方、利用者のご家族の方、ボランティアの方であれば、どなたでも投稿していただけます。テーマは自由で、メール、手紙（墨字、点字）のいずれでも結構です。匿名希望の方はその旨お書きください。

●今月の内容

・お知らせ
・利用者アンケート報告（第２回）
・センターを会場に行なわれている定例会
・行事のご案内
・人気のある点字図書のご案内
・新刊図書のご案内
をお伝えします。

●お知らせ（４件）

１． ７月・８月の行事予定

　利用者の皆様向けのセンターで行われる行事をお知らせしています。事前の申込みが必要な行事もあります。
　休館日は毎週火曜日、７月２１日（月）海の日、８月１１日（月）山の日、２５日（月）と２７日（水）は中四国研修の関係で臨時休館です。
　開館時間は午前９時から午後５時まで（電話受付も同じ。ただし１２時から１２時４５分までは留守番電話対応）です。図書整理日は第４木曜日の７月２４日と８月２８日で、終日留守番電話対応とさせていただきます。なお留守電のメッセージには、ご用件と共にお名前とご連絡先をお入れくださいますようお願いいたします。

・７月の行事予定
１１日（金）　視障協青年部ヨガ教室
１３日（日）　ＰＣＶＯＬ
１６日（水）　女性部料理教室
１７日（木）　囲碁教室
２０日（日）　視障協オセロ大会
２３日（水）　センターＺｏｏｍ交流会
２７日（日）　どうしてますか交流会、ＯＰＫ

・８月の行事予定
　３日（日）　手技研
　６日（水）　短歌・俳句教室
　８日（金）　視障協青年部ヨガ教室
１０日（日）　ＰＣＶＯＬ
２１日（木）　囲碁教室
２４日（日）　どうしてますか交流会、ＯＰＫ

２． 点字ブロック工事のお知らせ

　センター周辺の点字ブロック補正工事の日程が、７月後半からになります。警備員の方が立つとのことです。センターに来られるときや周辺を歩かれるときはご留意いただければと思います。

３． 臨時休館のお知らせ（８月２５日から２７日まで）

　中国四国点字図書館会議、職員・ボランティア研修会が岡山県視覚障害者センター主催で８月２５日（月）から２６日（火）にかけて行われます。そのため、センターは２７日（水）を振替休日とし、２５日（月）から２７日（水）まで臨時休館となりますのでご了承ください。

４．「くらしの豆知識」デイジー版を差し上げます

　国民生活センター発行の「くらしの豆知識　２０２５年版」（デイジー６時間３９分）を差し上げますので、ご希望の方はご連絡ください。コピーの上、希望者全員に差し上げます。
　２０２４年版を差し上げた方は、ご連絡不要です（その後停止のご連絡をいただいた方を除きます）。
　特集は、「知っておきたいデジタル社会－潜むリスクと生き抜く知恵」です。そのほか、契約に関する基礎知識、家計管理などお金に関する情報、家の防犯対策やＳＤＧｓなどの情報を収録しています。

●利用者アンケート報告（第２回）

　２月のアンケートにご協力いただきありがとうございました。今回は質問５から最後（質問１０）までのアンケート集計結果と考察を掲載します。
　アンケート発送数　５０８人（昨年５０４人）
　回答人数　１２２人（昨年１１３人）
　回収率　２４．０％（昨年２２．４％）
　回答人数、回収率とも昨年度より増えました。利用者全体の約５分の１から回答を得られました。

質問５．情報源として主に次のどれを利用されていますか。（複数回答可）
　テレビ　８９人　７３．６％
　ラジオ　８６人　７１．１％
　センターだより　７９人　６５．３％
　インターネット　６１人　５０．４％
　点字ＪＢニュース　１７人　１４．０％
　日視連アワー　１６人　１３．２％
　視覚障害ナビラジオ　９人　７．４％
　点字毎日　７人　５．８％
　その他　２３人　１９．０％
　回答なし　１人　１．８％
　その他（主な回答）…新聞や雑誌、メーリングリスト、ＳＮＳ、日点デイジーマガジン、メールマガジン、スマートスピーカー、点字厚生、県や市の広報誌、岡山県議会だより、業界団体の雑誌、岡山盲学校同窓会会報、県視障協機関紙、知人や家族からの情報、電子辞書、ヘルパーさんと歩きながら情報を得る、盲導犬協会会報など。
＜考察＞
　晴眼者と同じくテレビを情報源としている人が最も多いが、ラジオを情報源としている人がテレビと同じくらいおられるのは、視覚障害者の特徴だと思う。またセンターだよりを情報源としている人も多いので、今後も視覚障害者に役立つ情報、興味を引く情報を多く掲載したい。またインターネットを情報源としている人が初めて半数を超えたが、視覚障害者にもようやくインターネットが普及してきたことがわかる。ただし、晴眼者と比較してまだまだインターネットを利用している人の割合は少ない。その理由として、パソコンやスマホ等を使いこなすことが晴眼者と比べると困難だからだと考えられる。

質問６.　どんなＩＣＴ機器に興味がありますか。（複数回答可）
　スマホ（ｉＰｈｏｎｅなど）　６８人　５６．２％
　パソコン　４７人　３８．８％
　スマートスピーカー（アレクサなど）　３４人　２８．１％
　タブレット（ｉＰａｄなど）　３３人　２７．３％
　センスプレーヤー（携帯型デイジー図書再生機）　２０人　１６．５％
　点字情報端末（ブレイルメモなど）　１２人　９．９％
　ＩＣＴ機器には興味はない　１９人　１５．７％
　回答なし　１０人　８．３％
　その他（主な回答）…ＩＣ（ボイス）レコーダー、Ａｐｐｌｅ　Ｖｉｓｉｏｎ　Ｐｒｏ、音声拡大読書器、プレクストークなど。
＜考察＞
　スマホに興味を持っている人が昨年度よりも１１％も増加し、関心の高さが伺える。またパソコンに興味がある人も３分の１以上おられる。視覚障害者がインターネットを自由に利用できれば情報アクセスの利便性は格段に向上するので、スマホやパソコンの初心者向け講座を開催する必要性はますます高まってくる。

質問７.　Ｚｏｏｍを利用して当センターで開催してほしい行事やサービスは何ですか。
　各種の講演会や研修会　３８人　３１．４％
　ＩＣＴ機器の利用についての個別サポート　２６人　２１．５％
　利用者とボランティアとの交流会　２０人　１６．５％
　朗読会や朗読サービス　１６人　１３．２％
　その他　１５人　１２．４％
　Ｚｏｏｍを利用できる環境がない　２９人　２４．０％
　回答なし　２３人　１９．０％
　その他（主な回答）…ｉＰａｄ、ｉＰｈｏｎｅの使い方
＜考察＞
　Ｚｏｏｍの利用についても、パソコンやスマホと同じように視覚障害者にとってはハードルが高いが、移動の困難さがある視覚障害者にとって、特に遠方の人にとっては、自宅にいながら参加できるＺｏｏｍは大変便利なツールなので、会場開催と並行してＺｏｏｍで参加できる体制を整えることも検討したい。

質問８.　読書バリアフリー法（２０１９年６月施行）についてご存知ですか。
　全く知らない　５８人　４７．９％
　少し知っている　４９人　４０．５％
　よく知っている　７人　５．８％
　回答なし　８人　６．６％
＜考察＞
　「少し知っている」または「全く知らない」という回答がほとんどで、「よく知っている」と回答した人は少数だった。読書バリアフリー法はその対象を視覚障害者以外の人たちに拡大したことに意義がある。しかし、点字図書や録音図書は、ずいぶん昔から利用できるようになっていた。そのため、この法律の意義があまり視覚障害者には知らされず、このような結果になったのではないかと推測される。しかし、「少し知っている」人の割合が昨年よりも約１０パーセント増えているのは好材料であり、その理由はセンターだよりで読書バリアフリー法についての解説をした成果だと考えられる。

質問９.　視覚障害者対象の日常生活用具にはどんなものがあるかご存知ですか。
　よく知っている　８２人　６７．８％
　少し知っている　２６人　２１．５％
　全く知らない　９人　７．４％
　回答なし　５人　４．１％
＜考察＞
　視覚障害者の日常生活用具について詳しく知らない人が多くいることが意外だった。利用者の人たちが、日常生活用具給付制度を十分に活用して生活の質を向上していただくために、センターだより等を活用して紹介したい。

質問１０.　ハザードマップ（被害予測地図）に関しお尋ねします。お住まいの地域が地震や大雨などの災害時にどのような被害が予測されているかご存知ですか。
　はい　７０人　５７．９％
　いいえ　５１人　４２．１％
　回答なし　２人　１．７％
＜考察＞
　昨年の結果と比較すると少しだけ「はい」と回答した人の割合が増えているが、まだまだハザードマップについて知らない人が約４割程度おられる。昨年度から引き続き、希望者に対して個別に電話やメール等でハザードマップの内容を伝える取り組みをしたい。

質問１１．　最後に、当センターへのご要望その他何でも結構ですので、ふだん思われていることをご自由にご記入ください。
　回答者のうち約半数（５７人／５０．４％）の方が意見を書いておられました。多くの感謝の言葉を書いていただき、職員一同とても励まされました。ありがとうございます。
　その一方で、職員の対応に関するご意見もいただきました。貴重なご意見をありがとうございました。
　また多くのご要望も寄せられ、その中には実現が難しいものもありましたが、参考にさせていただき、センターの運営を改善していきたいと思います。以下に一部ですが、アンケートに書かれていたご要望やご提案を紹介します。
・岡山県北部にもセンターの支部を設けてほしい。
・センターの回線電話が複数あるとありがたい。
・３階の畳の部屋をミニ会議室にしてほしい。
・全盲になったことで、身だしなみ、食事、マナーが以前のようにできなくなった。研修会などでフォローしていただけたらうれしい。
・ブルートゥースに関する情報がほしい。イヤホンやスピーカーなどについて。
・高齢のため視力とかで、最近の機器についていけない。
・様々な分野の会の講師を招いて講演会や研修会を対面で開催してほしい。
・年一度の歌の会を２、３回やってほしい。
・部屋を利用する際に親切に対応していただいて感謝している。
・囲碁教室に参加したいです。
・センターだよりを楽しみにしています。
・所長の雑談を続けてほしい。

●センターを会場に行なわれている定例会（５件）

１． ヨガ教室

（１）開催日（毎月第２金曜日、１３時半から１４時半まで）
　７月１１日、８月８日、９月１２日、１０月１０日、１１月１４日、１２月１２日
（２）場所
　岡山県視覚障害者センター第３会議室
（３）参加費
　岡山県視覚障害者協会会員１回５００円
　非会員１回１０００円
　ヘルパーさんが参加される場合も同額
（４）参加申込
　前の週の金曜日までに岡山県視覚障害者協会事務局へお申し込みください。講師の先生に直接お申し込み頂いても結構ですが、事務局にも必ずご連絡願います。
（５）お問い合わせ・お申込先
　岡山県視覚障害者協会事務局
　電話　０８６－２５０－８８５５
　メール　ｏｓｓｋ－３３＠ｐｏ１．ｏｎｉｎｅｔ．ｎｅ．ｊｐ
（６）その他
　運動しやすい服装で、飲み物をご持参のうえご参加ください。

２． パソコン・スマホ勉強会

　ＰＣＶＯＬ（ぷくぼる）とＯＰＫという二つのパソコンボランティア団体があり、毎月定例会を当センターで行っています。どなたでも自由に参加でき、ボランティア
によるサポートを受けることができます。参加費は無料ですので、どうぞお気軽にご参加ください。事前にサポート希望内容を当センターまでご連絡くださるとサポート
がしやすいです。
（１）ＰＣＶＯＬの例会日（原則毎月第２日曜日の１０時～１６時）
　７月１３日、８月１０日、９月１４日、１０月１２日、１１月１６日、１２月１４日
（２）ＯＰＫの例会日（原則毎月第４日曜日の１３時～１６時）
　７月２７日、８月２４日、９月２８日、１０月２６日、１１月２３日

３． 囲碁教室

　囲碁愛好者が当センターに集まり、毎月第３木曜日の午後に開催しています。初心者大歓迎ですので、ぜひ皆さんで囲碁を楽しみましょう。初心者の方にはベテランが優しくご指導いたします。なお、自宅にインターネット環境と囲碁盤があれば、自宅からズームでも参加できます。
（１）開催日（毎月第３木曜日、１３時から１６時まで）
　７月１７日、８月２１日、９月１８日、１０月１６日、１１月２０日、１２月１８日
（２）場所
　岡山県視覚障害者センター第２会議室

４． 短歌・俳句教室

　岡山県視覚障害者協会は、昨年度まで、点字も普通文字も自由に使えない人でも安心して参加できる川柳教室と短歌教室を開いておりましたが、今年度からは短歌と俳句の教室に変更することになりました。
（１）開催日（偶数月の第１水曜、１３時半から１６時半まで）
　８月６日、１０月１日、１２月３日
（２）場所
　岡山県視覚障害者センター３階　第３会議室
（３）日程
　１３：３０～１５：００　短歌教室
　１５：００～１５：１０　休憩
　１５：１０～１６：３０　俳句教室
（４）講師
　短歌・俳句とも土師康生（はじ やすお）先生

５． どうしてますか交流会

　目が不自由になってこんな事が困った、何かいい方法ないかな。いろんな悩みや思いを聞いたり話したりしてみませんか。
（１）開催日（下記日曜日の午前１０時～１２時）
　７月２７日、８月２４日、１０月２６日、１２月１４日、３月２９日
（２）対象
　目の不自由な方と家族の方々

●行事のご案内（２件）

１. オセロ大会のご案内

日時　７月２０日（日）　１０時～１５時　
場所　岡山県視覚障害者センター３階（北区西古松）
将棋や囲碁よりも簡単なルールで、初心者の方でも楽しめるオセロゲームを、視覚障害者用のオセロ盤を使って体験してみませんか。お申し込み・お問い合わせは、７月１３日（日）までに大賀さんへお願いします。　

２.こまくさハイキングクラブ例会のご案内

７月の例会について
７月にはこまくさハイキング結成２５周年記念行事を行いますので、通常の例会は中止とします。

８月特別例会・操山ミニウォークとソーメンランチ
日時：８月１７日（日）　雨天中止
場所：護国神社・いさお会館
集合：①岡山駅中央改札前周辺　９時
②護国神社　１０時
③いさお会館（歩かない人）　１１時

●人気のある点字図書のご案内

　全国の点字図書リクエストランキングの中から選んでご案内いたします。どうぞご利用ください。今月は１６タイトルあります。現在全国でリクエストの多い図書のため予約になるかもしれませんが、お待ちくださいますようお願いいたします。
　また、同じタイトルの録音図書が貸出可能な場合も多いですので、録音図書がご希望の場合はその旨お知らせください。
　分類のあとに該当するタイトルを掲載しています。それぞれのタイトルについては、書名、著者名、原本出版年、点字巻数、内容等の順に記載しています。

・社会科学（全般）

「教えて！タリバンのこと：世界の見かたが変わる緊急講座（ＭＳＬｉｖｅ！ＢＯＯＫＳ）」内藤正典著　２０２２年　２巻　９・１１、相次ぐテロ事件、難民の急増、中東地域の対立…。この「暴力」と「分断」はどこから来たのか？　イスラムやタリバンについてわかりやすく解説する。

・社会

「超老人の壁」養老孟司、南伸坊著　２０１７年　２巻　何ごともデジタル化されて便利になる一方、窮屈になっていく世の中で、人間らしく生き、老いるには？　明るい老人２人がくりひろげる爆笑対談第２弾。

・医学

「透析を止めた日」堀川惠子著　２０２４年　６巻　なぜ、透析患者は「安らかな死」を迎えることができないのか？　どうして、がん患者以外は「緩和ケア」さえ受けられないのか？　透析患者の終末期に生じる問題について、患者の家族の立場から国の医療政策に一石を投じる。

「足裏の痛み・しびれ：足腰の名医１１人が教える最高の治し方大全　腰・坐骨神経・血管・筋肉の異常で多発」２０２１年　３巻

・映画

「渥美清に逢いたい」山田洋次、黒柳徹子著　２０２４年　２巻　黒柳徹子と山田洋次が、渥美清を懐かしく語りつくす。ＮＨＫ－ＢＳで放送された「渥美清にあいたい」をもとに書籍化。

・スポーツ、体育

「チア☆ダン：「女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話」の真実」円山夢久著　２０１７年　３巻　福井商業高等学校チアリーダー部「ＪＥＴＳ」。普通の女子高生である彼女たちをチアダンスで全米制覇へと導いた女性教師の闘いの日々を描くノンフィクション。

・日本文学－小説、物語

「観覧車（赤川次郎ショートショート王国）」赤川次郎著　２０２３年　３巻　ファンクラブ会員から募集したタイトルをもとに、赤川次郎が会報誌に書き下ろした短編集。全２７編を収録。
「月が導く異世界道中　１３」あずみ圭著　２０１７年　４巻　学園では真のスパルタ講義の参加希望者が殺到して、受講枠を争っているという。亜空では移住希望者の選定や影が薄い妖精族の尻拭いもあるし、真はパンク寸前で…。

「ＰＩＴ特殊心理捜査班・蒼井俊」五十嵐貴久著　２０２４年　４巻　車椅子の刑事・蒼井が捜査する連続殺人事件。被害者はＳＮＳなどで糾弾されながら司法に裁かれなかった者たちだった。彼らの異常な死に様に、蒼井は犯人の自己顕示欲を見て取り…。

「春の真ん中、泣いてる君と恋をした（アルファポリス文庫）」佐々森りろ著　２０２４年　５巻　両親の離婚で昔暮らしていた場所に引っ越した奏音。だが幼馴染との関係性は変わってしまい、孤独を感じていた。そんなとき、旧校舎の音楽室から、聞いていると泣きたくなるようなピアノの音が…。

「アルプス席の母」早見和真著　２０２４年　６巻　秋山菜々子は、神奈川で看護師をしながら一人息子の航太郎を育てていた。航太郎は甲子園常連校を倒すことを夢見て、大阪の新興校に進学する。菜々子もまた大阪に拠点を移すが…。

・日本文学－評論、エッセイ、随筆

「毎日のことこと」高山なおみ著　２０２４年　２巻　料理家・文筆家の高山なおみが、遠くに住む友だちに宛てた手紙のように、神戸での暮らしを３年にわたり綴ったエッセイ集。２０２１年４月～２０２４年３月を収録。

・英米文学

「パチンコ　上」ミン・ジン・リー著　池田真紀子訳　２０２０年　６巻　１９１０年、釜山沖の影島。キム・ソンジャは日本との貿易を生業とするハンスの子供を身ごもる。彼に妻子がいることを知り、苦悩するソンジャに若き牧師イサクが手を差し伸べ、２人は大阪の鶴橋に渡り…。

・フランス文学

「十五少年漂流記（新潮モダン・クラシックス）」ジュール・ヴェルヌ著　椎名誠、渡辺葉訳　２０１５年　８巻　嵐の夜、十五人の少年を乗せた船はニュージーランドの港から流されて孤島へと辿り着く。自力で生き抜かねばならない少年たちの努力、恐怖、勇気、友情、反目、そしてその末に…。

・（児童向け）日本文学－小説、物語

「名探偵コナン隻眼の残像（小学館ジュニア文庫）」青山剛昌原作　水稀しま著　櫻井武晴脚本　２０２５年　３巻　小五郎の元同僚「ワニ」から電話が。長野県警・大和敢助刑事が巻き込まれた１０カ月前の雪崩事故について知りたいと言うが…。２０２５年公開映画のノベライズ。

「キキに出会った人びと：魔女の宅急便〈特別編〉（福音館創作童話シリーズ）」角野栄子作　２０１６年　２巻　「魔女の宅急便」シリーズに登場する多彩な脇役たちが語る、物語の向こうの物語。それぞれの人生をいろどる不思議と魔法のなかに、キキの面影が浮かび上がる。

●新刊図書のご案内

　センターで新しく受け入れた図書をご案内します。どうぞご利用ください。今月は、デイジーが１３タイトル、点字が２タイトルです。
　ご希望の図書が貸出中の場合は予約となりますので、お待ちくださいますようお願いいたします。返却期限は、お手元に２週間以内です。延長を希望される場合は、ご連絡をお願いいたします。
　メモリーに複数タイトルのデイジーや点字データを収録しての貸出も可能です（一部収録不可能な図書もあります）。その場合の返却期限は、お手元に１ヶ月以内です。
　送料は、原則として往復とも無料です。新規にリクエストいただける数は、通常６タイトル以内で、メモリーでの貸出の場合は、メモリー１個に１０タイトル以内です。準備・郵送期間を考慮して、お手元にご利用中のものがいくつかある状態で、新規にリクエストいただいても結構です。
　ご利用いただける図書は、目録や新刊案内にあるものに限りません。書名がわからない場合でも、ご希望の著者や内容などからお探しします。当センターで所蔵していないものは、全国のネットワークを利用してお探しします。図書選びの参考になるような図書や雑誌もありますので、どうぞご利用ください。
　なお、センター取り扱い雑誌（約８０種類）の継続利用は、図書貸出とは別枠でご利用いただけます。
　ご不明な点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。

◎録音図書

○一般向けの本

・倫理学、道徳（１タイトル）

書名　仲野教授のこの座右の銘が効きまっせ！
仲野徹著
デイジー４時間２９分
発行　ミシマ社　２０２４年
内容　読み終わった時、きっと新たなる座右の銘を持ちたくなるはず！　「沈黙は金」など仲野教授にかかるとどんな解釈に？　目からウロコの「座右の銘」解説３０本を収録。

・伝記（１タイトル）

書名　聖徳太子（岩波新書　新赤版）
吉村武彦著
デイジー７時間２１分
発行　岩波書店　２００２年
内容　今なお謎と伝説に包まれている聖徳太子の実像をとらえ直す。推古朝の政治の構造、仏教を受容し、斑鳩を拠点としたことの意味などを視野に入れた、現代の太子伝の決定版。

・経済（１タイトル）

書名　異邦人のロンドン
園部哲著
デイジー６時間４２分
発行　集英社インターナショナル　２０２３年
内容　いまや、ロンドン住人の４０％以上が外国生まれ。移民、人種や階級差別、貧富の差…。さまざまな問題を抱えながら、世界中から人を集め続けるロンドンの実像を鮮やかに描く。

・製造工業（１タイトル）

書名　にっぽん味噌蔵めぐり（かもめの本棚）
岩木みさき著
デイジー５時間５１分
発行　東海教育研究所　２０２４年
内容　日本の伝統調味料・味噌に魅せられ、全国各地の味噌蔵を探訪している料理研究家が、これまでに訪れた１００カ所以上の中から厳選した５０蔵を紹介。味噌レシピ付き。

・日本文学－小説、物語（７タイトル）

書名　ふりさけ見れば　上巻
安部龍太郎著
デイジー１３時間１２分
発行　日経ＢＰ日本経済新聞出版　２０２３年
内容　科挙に合格、外国人で異例の出世を遂げる阿倍仲麻呂は帰国の時を迎えていた。ともに１６年前に海を渡った吉備真備は留学の成果を持ち帰り、仲麻呂たちと日本「国」の礎を築こうとするが…。

書名　ふりさけ見れば　下巻
安部龍太郎著
デイジー１３時間２１分
発行　日経ＢＰ日本経済新聞出版　２０２３年

書名　最後の鑑定人
岩井圭也著
デイジー９時間３３分
発行　ＫＡＤＯＫＡＷＡ　２０２２年
内容　元科捜研の異端児・土門誠は民間の鑑定所を開設する。ある日、殺人事件の被告人を調べたＤＮＡ鑑定が持ち込まれる。客観的な情報から土門は衝撃的な仮説を導き出し…。２０２５年夏ドラマ原作。

書名　ジュリアン・バトラーの真実の生涯（河出文庫）
川本直著
デイジー１６時間５６分
発行　河出書房新社　２０２３年
内容　アメリカを代表する作家、ジュリアン・バトラーの生涯は長きにわたって夥しい伝説的なゴシップの靄に包まれていた。しかし、２０１７年、覆面作家による回想録が刊行され…。

書名　樅ノ木は残った　上（山本周五郎小説全集　８）
山本周五郎著
デイジー１３時間５８分
発行　新潮社　１９６７年
内容　「伊達騒動」で極悪人の烙印を押されてきた原田甲斐に対する従来の解釈を退け、その人間味あふれた新しい肖像を刻み上げる。

書名　樅ノ木は残った　下（山本周五郎小説全集　９）
山本周五郎著
デイジー１６時間４０分
発行　新潮社　１９６７年

書名　ヤマボウシの下で
脇坂由樹子著
デイジー８時間３７分
発行　吉備人出版　２０２３年
内容　ある夜、わたしはヤマボウシの下にある穴から中世の世界に迷い込んでしまった。そこで出会ったのは、あの「たまがき悲話」のたまがきと祐清だった。岡山県北・新見を舞台に中世と現代が交錯するファンタジー。

・英米文学（２タイトル）

書名　赤毛のアン（新潮文庫）
モンゴメリ著　村岡花子訳
デイジー１４時間１９分
発行　新潮社　１９５４年
内容　大きな眼にソバカスだらけの顔、おしゃべりが大好きな赤毛の女の子が、夢のように美しいプリンス・エドワード島の自然の中で過ごした少女時代の物語。

書名　アンの青春：第二赤毛のアン（新潮文庫）
モンゴメリ著　村岡花子訳
デイジー１２時間４５分
発行　新潮社　１９５５年

◎点字図書

○一般向けの本

・心理学（１タイトル）

書名　人間の意味：なにが、あなたの「現実」をつくるのか
アルフレッド・アドラー著　坂東智子訳
点字３巻
発行　興陽館　２０２２年
内容　なにが神経症を引き起こすのか。なにが人生を決めるのか。ひとの心に隠された秘密とは。なぜ心は病むのか。人生がうまくいく人、いかない人の分かれ目とは－。アドラーが「人間の正体」を明らかにする。

・社会（１タイトル）

書名　障害のある女性の困難：複合差別実態調査とその後１０年の活動から
ＤＰＩ女性障害者ネットワーク編
点字４巻
発行　ＤＰＩ女性障害者ネットワーク　２０２３年
内容　２０１１年に行なった「障害のある女性の生きにくさに関する調査」の結果を掲載。加えてその後１０年間の活動をテーマごとにまとめ、今後への提言を記す。

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岡山県視覚障害者センター
〒700-0927 岡山市北区西古松268-1
Tel: 086-244-1121 Fax: 086-244-1043
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