視覚障害者センターだより 〜ロバと五つのにんじん〜 令和元年11月10日発行(通巻350号) 発行 岡山県視覚障害者センター 郵便番号 700−0927 岡山市北区西古松268−1 電話 086−244−1121 FAX 086−244−1043 Eメール ossfc@nifty.com  声の欄は随時募集しています。内容とその形式は問いませんが、ワープロやエディタのテキストデータ、あるいはメールが可能な方は、これらでいただければ大変助かります。  皆さまからの原稿をお待ちしています。  今月の内容 ・お知らせ(2件) ・センターからのお願い ・点字に親しむ会のお知らせ ・秋のうたごえのご案内 ・オーカムマイアイ2がセンターに入りました。 ・声 知恵比べ3(全3) ・声 老いと向き合う2(全4) ・PCVOL・OPKの例会日 ・岡山県視覚障害を考える会の行事予定 ・こまくさハイキングクラブ11月12月例会のご案内 ・ろばの耳より情報 ・人気のある点字図書のご案内 ・新刊案内 をお伝えします。  お知らせ(2件) 1.11月・12月のカレンダー  利用者の皆さん向けのセンターで行われる行事をお知らせしています。申し込みが必要な行事があります。  休館日は毎週火曜日と11月23日(土)勤労感謝の日です。年末年始の休館日は、12月28日(木)から1月4日(土)までとなります。  開館時間は、午前9時から午後5時です。  図書整理日は、11月は28日(土)12月は26日(木)で終日留守番電話対応とさせていただきます。  なお、留守電にメッセージをお入れくださる場合は、ご用件と共に、お名前、ご連絡先をお入れくださいますようお願いいたします。 11月のカレンダー 14日(木)視障協青年部ヨガ教室 21日(木)視障協囲碁クラブ 24日(日)PCVOL・OPK、視障協点字に親しむ会、秋のうたごえ 12月のカレンダー 1日(日)視障協女性部料理・手芸教室 8日(日)PCVOL、サークルハーモニー 12日(木)視障協青年部ヨガ教室 19日(木)視障協囲碁クラブ 22日(日)OPK 2.携帯・スマホをお持ちの方で、まだセンターに番号を未登録の方は登録をお願いします。登録しているかどうか不明な方はセンターまでお問い合わせください。  今年も天災のうち台風15号で千葉県に、その1カ月後台風19号で中部以東に大きな被害がありました。  全国の点字図書館が中心に作っている「全国視覚障害者情報提供施設協会(略称 全視情協)」があります。全国を6ブロックに分け輪番で全国大会が催されています。今年は10月3・4日に関東ブロック主催の宇都宮大会が開催されました。  当初のプログラムには入っていなかった台風15号への点字図書館の対応が「視覚障害者総合支援センターちば」の館長からありました。  ここでも課題になったのが、連絡手段とのことです。固定電話のみを登録されている方が多く、携帯番号の登録も必要であると強く感じたとのことでした。  昨年の西日本豪雨で倉敷市真備町も皆さんご存知の通り大きな被害がありました。これを期にセンター利用者の皆さんに携帯番号の登録を何度かお願いしたのですが、連絡くださった方は10名程度でした。再度皆さんに携帯番号の登録へのご協力をお願いします。  宇都宮大会の翌週の12日(土)には台風19号のため、JR宇都宮駅前の通りは、近くの河川の越水のためだったのでしょうか、一面海のようになったとのことです。  また、全視情協には災害に関するメーリングリストがあり、ここに台風19号で被災地区に登録住所のある利用者に各点字図書館から電話連絡をとりました。連絡がつかない方がかなりおられたとの報告がメーリングリストでありました。  固定電話1手段より携帯も含めた2手段の方が連絡可能な確率はぐんと高くなると思われます。連絡がつかなければ支援の提供も難しくなります。    センターからのお願い  センターだより9・10月号で協力を呼びかけました点訳・音訳ボランティアとの情報交換会の日時が決まりましたので、ご出席いただきご意見をくださるようお願いします。  岡山県下には多くの点訳・音訳グループが活動されています。活動場所の代表的なものは地元の社会福祉協議会や公共図書館などと関連する場所ですが、それに限らず色々なところで活動されています。  センターには「岡山県点訳・朗読奉仕者グループ連絡協議会」の事務局があり、ここには県下の点訳・音訳グループの団体20以上が参加しています。  グループによっては、読者とボランティアとの意見交換があまり行なわれていなかったところがあります。読者の声がボランティアに伝わっていたと言えるでしょうか。今回よりよい点訳・音訳に繋がればと思い、皆さんの声をお聞きできればと思っての企画です。  視覚障害者の読書環境もアナログからデジタルへと変わり、随分便利になりましたが、点訳・音訳はボランティアに依存しています。現状では今後も大きな変化はないと思われます。  よりよい点訳・音訳の提供がなされるには、利用者の声をフィードバックする必要があるのではないでしょうか。日頃図書を読まれていて気づかれたことはないでしょうか。皆さんの声をぜひお聞かせください。 日時 令和元年12月4日(水曜)13時〜15時 会場 岡山県視覚障害者センター3階第3会議室  参加してくださる方は、締め切りの日時は設けませんが、一人でも多くの方のご連絡をお待ちしています。    点字に親しむ会のお知らせ  2019年度の「点字に親しむ会」を次のように開催いたします。例年通り点字に関するゲーム・クイズ・読みの問題等で2時間余りを楽しみたいと思います。点字のルールに自信のない方も、お気軽にご参加ください。  なお、参加された方にはささやかですが昼食を差し上げます。 日時 11月24日(日)午前10時〜12時 電話 086−244−1121 場所 岡山県視覚障害者センター 参加申し込み 11月21日(木)までに、電話で視覚障害者センターへお申し込みください。    秋のうたごえのご案内  11月24日(日)午後1時半より視覚障害者センターで、例年通り「秋のうたごえ」の集まりを持ちます。さわやかな秋の午後、アコーディオンとギターをバックに思いきり歌ってみませんか。昭和20・30年代によく耳にした懐かしい曲を中心にした墨字と点字の歌詞を用意しています。  前もっての申し込みは不要です。    オーカムマイアイ2がセンターに入りました。  皆さんはオーカムマイアイ2をご存知でしょうか。イスラエル発の超小型音声活字読み上げ機器で各地の福祉機器展で体験できる機会も増えています。昨年11月末に2日間にわたって一人30分の体験会を計画し、多くの方に体験していただきました。  「百聞は一体験にしかず」です。昨年体験された方も、まだ体験されたことのない方も体験されませんか。  体験会の日時は毎月第2水曜日と第3日曜日で、ともに1日2名、時間は午前10時〜11時1名、午後2時〜3時1名となります。  どの時間もマンツーマンの対応です。ご希望のあった時間帯から予約しますので、お申し込みのときにはすでにご希望の時間帯が予約されているかもしれません。第3希望まで考えておいてくださればと思います。また、読ませてみたい印刷物があればご持参ください。  以下今年の体験日です。ふるってご体験ください。  11月13日(水)17日(日)、12月11日(水)15日(日)です。  体験ご希望の方はセンターまでお申し込みください。    声  知恵比べ 3(全3)    利用者 井上 健一  G 友人が迷惑商法に引っかかってしまい、「大手の電話会社を装い言葉巧みに誘い込まれたが、どうしたらよいだろうか?」と相談してきた。どういう事情かは知らないが、相談を受けた以上全力を尽くすのが私の流儀である。状況を聞く事にした。  電話が掛かってきたのは前日の事だったそうで、「料金が安くなりますよ!」との誘いにのってしまったようだ。承諾すると「インターネットで申し込んでください。」との案内だったが、「パソコンに慣れていないので要領がわからない!」と答えると、「よろしければリモートアシストしましょうか?」「はい、お願いします。」と言う事でパソコンを覗かれたそうだ。  なぜ不審に思ったのか尋ねると、「契約時の会社の名称が案内された会社ではなかった事と、料金そのものは安いのだろうが、諸経費を合計すると、逆に高くなっていた。違約金についても、厳しく言われたからだ。」と言う事だった。  概略を聞いて対策を考えた。電話と内容証明、受け取り拒否等の作戦を使う事にした。経過と結果は後に紹介するとして、なぜ内容証明や受け取り拒否という奇抜な考えを起こしたかを説明しておこう。  私は接客関連の仕事をしていた時、金融関連のお客さんが内容証明の話をしていたので、それはどのような物なのかを尋ねてみた。「原稿1枚の文字制限があるが、3枚複写で差出人と受取人双方と郵便局が1枚ずつ保管するようになっている。支払いが滞っている場合や、契約解除に有効な方法だ。」と聞いた。  受け取り拒否は、信用のおける法律関連の出版物の会社から案内ハガキが届いたことに始まる。  案内は専門職関連だったが、民法で知りたいことがあったので民法の本の購入を希望した。「民法だけの単独では結構高くつく。今キャンペーン中なので『六法全集』ならそれほど変わらないのでそちらにした方が良いのでは…。」と案内された。注文すると分厚い法令集が届いた。それから15日後に差し替え用の改正書籍が届いたが、購入直後なので、今回の料金はいらないと書いてあった。その後3ヶ月以内に二回もの差し替え書籍が届いた。専門職の差し替え書籍は年に1〜2回程度だったがあまりにも多すぎるので、振込用紙の通信欄に、次回から差し替え用の書籍は送付しないように書いて送金した。ところが次の書籍が送付されてきた。電話で確認すると通信欄を見落として送付された事がわかった。この時に受け取り拒否の方法を教えてもらったのである。それ以降差し替え書籍が送付される事はなかった。  話を相談を受けた時点に戻そう。  まずクーリングオフを行う事にしたが、可能な日数は短期間だ。その日の会社帰りに行動を起こした。勧誘を受けた会社に公衆電話から電話を掛けたが、話し中で何度掛け直しても通じない。これはある程度予測された事なので、動じる事はなかった。このような場合には、携帯電話や家庭の電話は使用しない事が原則だ。最も何らかの電話番号は連絡先として伝えているはずだが、伝えられた番号を確認できるからだ。  迷惑商法や詐欺商法を行う会社の特徴として、勧誘会社と契約会社が、別会社で組織されている場合が多い。電話番号が二カ所に分かれていたので最初の電話には出ないような気がした。改めて契約担当の会社に電話を掛け直すと、予想に反し相手が出たのでクーリングオフの話をして電話を切った。今後の為に市役所の相談窓口で経過を話した。  「電話で契約解除を了解されても契約書が送付されるはずだから、受付拒否をすればよい。電話で解除の連絡をしたからと安心して契約書を無視する人が多いが、相手はわざと録音をしないので、トボケられる可能性が高いよ!けども契約書は有効になるよ!」と言っておいた。案の定契約書が届いたので即受け取り拒否をした。  念の為に内容証明を送付して、再び市の相談窓口を訪れ、結果を報告した。ここまでの対策を市の職員も驚いていた。その後数年経ったが先方からの連絡は無い。  ここまでの例で既に気がつかれたかもしれないが、電話や案内文書等で契約を勧められたら、即答は避け、じっくりと考えてから契約する事である。相手は契約を焦らせるような勧誘を仕掛けて来る事を知っておく事だ。  盲点になっている事は、詐欺や迷惑商法で犯人が捕まった報道に、騙した方法等を流す事である。騙そうとする人間はその方法を聞いて、実行しようとするからだ。  今回、なぜ効果的な対策方法が思いついたかというと、私が詐欺をするとすればどうするかを考えたからだ。それを考えると逃げ道が浮かんできたので、その逃げ道をふさぐことを考えたのである。    声  老いと向き合う 2 (全4)   利用者 小林 政利  酸素と水素が結びつくとなぜ水の性質が現れるのか、この最も基本的な疑問にさえ科学はまだ答えを出していません。人類の英知は神に等しいのですから、いずれそういうことまで解き明かしてしまうかもしれませんが、今の段階では科学的な態度という言葉を用いる時はよくよく注意しなければいけないと思います。  「また始まった」と言われそうですが、命について考える時にもこれと同じことが言えるのではないでしょうか。人体は60兆個の細胞で構成されており、細胞は蛋白質や脂肪で作られています。さらに、蛋白質や脂肪は多くの元素によってその性質を与えられています。つまり、酸素と水素が結びつくと水になるという大不思議の延長線上に私たちの命があると考えることもできるのです。  一面的に見れば肉体は元素の集合体ということになりますが、元素が集まるとなぜ命になるのかとの問いに対しては誰一人答えることはできません。命をただの物体としか思えない人々はこの大不思議に気づいていないのです。  人は死ねば最終的に元素のレベルまで分解されますが、その場合も、命を命たらしめている法則、またはエネルギーは消えてなくなったわけではありません。ないように見えるけれどどこかにある、それを霊魂と呼びたい人は呼んでもいいでしょう。私は今まで霊魂の存在に否定的な立場をとってきましたが、命の大不思議を表現するためには霊魂の使用も便宜上よしとしなければいけないと思うようになりました。  そう思うようになったのは、N氏の絶望的な霊魂否定説を聞かされたせいかもしれません。まさしくそれは絶望のニヒリズムです。N氏自身も「絶望することに絶望するのほかはない」と告白しています。  N氏と私の生き方は正反対かもしれませんが、一点だけ共感するところがあります。「つれあいに先立たれた老人はいとも容易くスクラップ化してしまう」というくだりです。世間によくある例として、妻に先立たれると夫は支えを失って哀れな姿になってしまうとか、後を追うように亡くなるとか、そんなうわさをよく聞きます。私の場合、まだ死にそうな気配はないけれど支えを失ったという点では人後に落ちないと言えるかもしれません。ただしスクラップという形容には同意しかねます。  もう少しマシな形容にしたいものです。たとえば燃料を使い果たしたロケットというのはどうでしょう。ロケットは燃料を補充すればまた飛ぶことができます。青い地球と無数の星を眺めながら無重力の空間を、慣性の法則とやらに身を任せて漂っている、そんなたとえが今の私にはぴったりだと思うのです。絶望感もなく、といって若い頃のような夢もなく、行く手にほのぼのとした光を感じながら、燃料が補充される時を待ちながらゆったりと生きています。それが私流の老いとのつきあい方です。理想的と言うつもりはありません。ただ、来世を確信しているという点ではN氏よりもすこしだけ幸福と言えるのではないかと自負しています。  N氏は特殊な例としてひとまず脇に置くことにしましょう。そのほかの老いをテーマにした本についても感想を述べておきたいと思います。前号で「何かが欠けている」と書いたことについてですが、命に向き合う態度が曖昧で、唯物的になりやすいという意味だということはここまでの文脈でお分かりいただけると思います。老いを考えるということは、老いの終着点にある死を考えるということでもあります。ところが、その肝心な部分がぼやけていて、できるだけそっちを見ないようにしながら周りをぐるぐる回っている、そんな印象を受けます。はがゆいというか、かゆいところに手が届かないというか、死の実体に近づこうとするけれど、すぐにあきらめて、あらぬ方へと話がそれていきます。誰にでも死は必ず訪れるのだから、わざわざ記す必要はないということかもしれませんが、はたしてそこまで達観しているのだろうかと疑ってしまいます。老いをテーマとするこれらの本には宗教的なバックグラウンドが感じられないからです。これがイスラム教徒なら、コーランの教えの通りに生きていれば楽園に行けると信じているのですから話は簡単です。敬虔なキリスト教徒の場合もほぼ同じと言っていいでしょう。長生きをすれば老いについて考えることもあると思いますが、聖書の中に答えが示されているのですから、じたばたする必要はありません。  まだ数冊しか読んでいないので断定的なことは言えませんが、老いについての見識を述べたがるこの国の知識人は宗教というものに無縁で、拠所となる精神の柱を持たないのだと思います。しかも、そのことを自覚していない、宗教に無縁であることが人間として不自然であることにも気づいていない、だから死という免れがたい現実から目を背けようとしてじたばたしてしまうのでしょう。しかし宗教に無縁の人々、宗教的バックグラウンドを持たない人々も、宗教的感性まで捨て去ったわけではないと思います。人間である以上、完全に捨て去ることはできないはずです。およそ地球上の生き物の中で宗教という高邁な哲理を手にすることができたのは人類だけです。イスラム教徒は16億人、カトリック教徒は20億人、またプロテスタントも10数億人というように宗教と共に生き、宗教と共に死ぬのが人として自然な姿なのです。日本人だけが仲間はずれということはないはずです。  有名人が亡くなると「あの人も天国へ行ってしまった」という声をテレビなどでよく聞きます。告別式でも、天国にいる人に語りかけるような弔辞を述べるのが通例になっているようです。死んだら終わりと割り切っているとしたら遺族にお悔やみの言葉を伝えるだけで十分です。わざわざ天国にいるひとに呼びかけるような弔辞を述べるのは(天国を信じているかいないかは別として)亡くなった人がどこかで聞いているかもしれない、思いが通じるかもしれないと心のどこかで感じているからではないかと私は推察しています。無宗教になったとはいえ、人類に代わりはないのですから宗教的な感性が残っていても不思議ではありません。とりわけ、親しい人が亡くなった時はいやでも死という現実を直視しなければなりません。年を重ねるにつれてそういう機会が多くなります。中でも肉親の死は格別です。特定の宗教を信じていなくても遺骨や遺影に向って語りかけたり、食べ物や飲み物を供えたりするのは人間としてごく自然な行為と言えます。人間は無意識に宗教を考え、宗教的に行動する生き物なのです。    PCVOL・OPKの例会日のお知らせ  利用者アンケートで、皆さんのご希望が多かったのは、スマートフォンをはじめ、ICT機器に関する様々なことでした。  このICT機器関連の様々な勉強会サポートを定期的に行なっているのが、以下のPCVOLとOPKの例会です。  センター3階で、PCVOLとOPKによる音声パソコン等のサポート、勉強会が予定されていますので、参加されてみませんか。ICT機器をお持ちでなくても大丈夫ですよ。センター所有のスマートフォン(iPhone、タブレット(iPad)、音声パソコン)がありますので、当日貸出が可能です。  PCVOLの例会は原則第2日曜日の10時〜16時です。OPKの例会は原則第4日曜日の13時〜16時です。会議室は当日ご確認ください。  以下PCVOLとOPKの例会日です。  PCVOLの例会日  11月24日(第2会議室 岡山マラソンが第2日曜にあるため、OPKと共催)、12月8日、2020年1月12日、2月9日、3月8日  OPKの例会日  11月24日、12月22日、2020年1月26日、2月23日、3月22日    岡山県視覚障害を考える会の行事予定 A どうしてますか交流会の日程  目の不自由な方と家族の集い“どうしてますか交流会”  目が不自由になってこんな事が困った、何かいい方法ないかな。  いろんな悩みや思いを聞いたり話したりしてみませんか。そんな思いで、集いの場“どうしてますか交流会”をほぼ毎月開催しています。目の不自由な方、ご家族の方々、お気軽にご参加ください。 1.日時 時間はすべて10時〜12時です。 12月1日忘年会(下記でご案内)、1月26日、3月8日、4月26日 講習会(B行事予定でご案内) 2.会場 ひまわり福祉会館2階 岡山市北区大供2−4−25 電話 086−222−8619 3.対象 目の不自由な方と家族の方々 4.参加費 200円 5.申込み 不要 6.問合せ先 086−229−2225(国末さん)まで 主催 岡山県視覚障害を考える会 どうしてますか交流会 忘年会  岡山県網膜色素変性症協会の有志が2015年秋に結成し、4周年を迎えたハンドベルチーム「おかやまリンガーズ」。  昨年に続いて、今年も素敵な音色を披露してくださいます。 心癒されるベルの響きを楽しみに、是非、お越しください。 記 1.日時 12月1日(日) 12時00分〜14時00分(受付開始:11時30分) 2.会場 まつのき亭 現地集合 住所:岡山市北区駅元町20−1 TEL:086−235−4111 3.対象 目の不自由な方とご家族の方々 4.参加費 3000円(食事代2860円と余興の御礼140円)*同伴者も同額です 5.申込先 086−229−2225(国末さん)まで 6.申込期限 11月25日(月) 主催 岡山県視覚障害を考える会 B 岡山県視覚障害を考える会の行事予定  @ 研修会  「iPadで快適に暮らそう」  講師 氏間 和仁 氏(広島大学大学院 教育学研究科 特別支援教育講座 准教授)  後援 岡山県眼科医会(予定)  日程 2020年2月24日(月)午後  会場 岡山県立岡山盲学校  A 講習会  「日本ブラインドサッカー協会の普及を通して、大切にしてきたこと、そして未来」(仮題)  講師 釜本 美佐子 氏(JBOS会長・NPO法人 日本ブラインドサッカー協会 前代表理事)  岡山県網膜色素変性症協会と共催 JBOS 全国視覚障害者外出支援連絡会  ※(公社)日本眼科医会とも共催(予定) 後援 岡山県眼科医会(予定)  日程 2020年4月26日(日)午後  会場 岡山国際交流センター B1 レセプションホール  B 研修会  「啓発活動“どこの眼科でもできるロービジョンケア・広島版”について」  ※(公社)日本眼科医会との共催(予定) 後援 岡山県眼科医会(予定)  講師 上原 知子 氏(八本松病院・奈良井眼科 視能訓練士)  日程 2020年6月14日(日)午後  会場 くらしき健康福祉プラザ  C 特別講演会  2020年度総会を2020年10月25日(日)に開き、引き続いて下記の特別講演会を行います。  「盲導犬と笑いを届ける落語家 桂 文太」  ※(公社)日本眼科医会と共催(予定) 後援 岡山県眼科医会(予定)  講師 桂 文太 氏(落語家)  日程 2020年10月25日(日)14:00 15:30  会場 岡山国際交流センター(予定) 問合せ先 岡山県視覚障害を考える会事務局 e−mail okashikaku@yahoo.co.jp 電話 090−4100−8017(平日9:00〜17:00)    こまくさハイキングクラブ11月、12月例会のご案内  11月 第218回例会 雄鷹台山(おたかだいやま)(赤穂市)  期日 11月17日(第3日曜日)  集合 8時10分 岡山駅 中央改札口付近  赤穂線8時30分発に乗車する。  参加費 2500円  持参 弁当、飲料、カッパ  赤穂の市街地と、播磨灘に浮かぶ家島諸島や小豆島、淡路島など大展望が広がる。雄鷹台山の1,000本のドウダンツツジの真っ赤な紅葉が楽しみです。  12月 第219会例会 操山と総会・忘年会  期日  12月15日(第3日曜日)  集合  岡山駅中央改札口 9時  場所  操山散策と総会 忘年会はエビス水産  参加費 5000円  色々協議の末、昨年と同じになりました。雨天の場合は予定コース、時間の変更が有ります。  体験参加を歓迎します。  お問い合わせ・参加のお申し込みは以下にお願いします。  事務局・津島勝洋さん  〒705−0011 備前市香登西105−1    пEFAX 0869−66−6789  E‐Mail tsushima@galaxy.ocn.ne.jp      ろばの耳より情報 A 点字の触読しやすいBMS16について  センター所長の川田です。点字を使用しています。以下私の私見です。  @全国の視覚障害者数は?  厚生労働省は日本の視覚障害者(視覚障害が原因で身体障害者手帳の交付を受けている人)が約31万人と推定しています。  A全国の点字使用者数は?  点字の読み書きができるのは約3万人といわれています。この数を皆さんは多い少ないなどどう思われますか。  B 現在では点字の触読ができなくても、音声パソコンやスマホなどのIT機器を利用すれば多くの情報を音声で確認可能となってはいますが、まだまだ点字の印刷物も多く、点字表示など公共施接には多数表示されています。例えば駅のホームに繋がる階段の手すりには必ず先のホーム番号が書かれており、正しく移動できたかが判断できるようになっています。  少しでも点字が読めるのと読めないのとでは大きな差があります。  C視覚障害者の数に比べ点字触読者が少ないのは、中途失明で、点字に触れるチャンスが少ないことと、チャンスはあっても触読が可になるまでには多くの時間を要するため、現状では正しく書けたか読めたかのフィードバックが十分できない点があるのではないかと考えます。  D触読しやすい点字  点字の多くは点字用紙など紙に印刷された形で提供されることが主です。また、点字データなら印刷も可であり、点字ディスプレイに出力することもできます。  私はセンターだよりの校正に点字ディスプレイを使用しています。よく感じるのは、紙に印刷された点字よりずいぶん読みやすいなということです。  E点字ディスプレイのメリット  Cでフィードバックが課題と書きました。点字ディスプレイを使えばカーソルがあるところの点字を読み上げるため、音声で確認することにより正しく書けたか、読めたか自分でフィードバックし確認ができます。  この自身でフィードバックができる点が大きなメリットだと思います。特に点字触読では何度も何度も繰り返しフィードバックし触読の練習をすれば、触読が少しずつできるようになるのではないかと考えます。  センターには現在使用可の株式会社KGSの点字ディスプレイが2台あります。  センターだより点字版の校正にはKGSのBM46Xという点字ディスプレイを使用していますが、この機器の発売は古く現在は製造されていません。  現在発売中のBMSスマート16があり、これを使用すると点字を1行ごとにも、1文字ずつでも読み上げさせることができます。これを利用すれば点字の触読の練習が自分のペースで可能となります。また、点字を書いた後、何を書いたか音声で確認することもできます。  F点字の練習を始めたが途中で諦めた方、これから始めようと思われている方、点字ディスプレイがフィードバックをしてくれるため、これを利用すれば独自で点字学習ができますよ。  現状は点字の触読ができる人が視覚障害者の中でも非常に少なく、どうすれば触読できる人が増えるか考え、その解決法の一つと思い、今回耳より情報でお知らせしました。 B 青空喫茶 縁カフェ  2019年11月16日(土) 11:00〜14:00 (雨天中止)  【会場】石山公園 〒700−0813 岡山市北区石関町7(岡山市民会館南隣)、[サブ会場 岡山市柳川交差点南東角 両備敷地内]  オープンカフェ&フリーライブ。  【対象】 市民一般  【入場料】 無料  【お問合せ】 特定非営利活動法人まちづかい塾 TEL (090)3177−2223  ※11月は毎週土曜日に同じ場所、時間帯で縁カフェが開催されています。    人気のある点字図書のご案内  全国の点字図書リクエストランキングの中から選んでご案内いたします。どうぞご利用ください。今月は13タイトルあります。  現在全国でリクエストの多い図書のため予約になるかもしれませんが、お待ちくださいますようお願いいたします。  また、同じタイトルの録音図書が貸出可能な場合も多いですので、録音図書がご希望の場合はその旨お知らせください。  分類のあとに該当するタイトルを並べています。それぞれのタイトルについては、書名、著者名、原本出版年、点字巻数の順に記載しています。 ・心理学 「朝9時までに1分間ください。不安が消えて、心が元気になります。」根本 裕幸著 2019年 1巻 ・伝記 「ある奴隷少女に起こった出来事(新潮文庫)」ハリエット・アン・ジェイコブズ 著 堀越 ゆき 訳 2017年 4巻 ・社会科学 「沖縄からは日本が見える」永 六輔 著 2000年 2巻 ・政治 「ニュースの“なぜ?”は世界史に学べ:日本人が知らない100の疑問(SB新書)」茂木 誠 著 2015年 3巻 ・医学 「最高の入浴法:お風呂研究20年、3万人を調査した医者が考案」早坂 信哉 著 2018年 2巻 ・化学工業 「「香り」の科学:匂いの正体からその効能まで(ブルーバックス)」平山 令明 著 2017年 4巻 ・通信事業 「定年ラジオ」上柳 昌彦 著 2018年 3巻 ・スポーツ、体育 「大放談!大相撲打ちあけ話」北の富士 勝昭、嵐山 光三郎 著 2016年 3巻 ・日本文学詩歌 「カラオケヒット曲集 パート2 今すぐ歌いたい!!182曲(金園社の唄本シリーズ)」金園社企画編集部 編 2012年 4巻 ・日本文学小説・物語 「アリバイ崩し承ります」大山 誠一郎 著 2018年 4巻 「四月になれば彼女は」川村 元気 著 2016年 4巻 「からくさ図書館来客簿 第3集 冥官・小野篁と短夜の昔語り(メディアワークス文庫)」仲町 六絵 著 2014年 4巻 「金曜日の本屋さん 2 夏とサイダー(ハルキ文庫)」名取 佐和子 著 2017年 4巻    新刊案内  センターで新しく受け入れた図書をご案内します。どうぞご利用ください。今月は、デイジーが20タイトル、点字が3タイトルです。  貸出中の場合は予約になりますが、お待ちくださいますようお願いいたします。返却期限は図書が届いてからお手元に2週間です。延長を希望される場合は、ご連絡をお願いいたします。  また、ご利用いただける図書は、目録や新刊案内にあるものに限りません。書名がわからない場合でも、ご希望の著者や内容などからお探しします。当センターで所蔵していないものは、全国のネットワークを利用してお探しします。  ご不明な点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。 ○録音図書 ・一般向けの本 社会科学(2タイトル) 書名 岡山あるある 県庁坂ノボル 著 メソポ田宮文明 画 デイジー2時間5分 星島 桂子 音訳 発行 TOブックス 2014年 内容 「広島県への得体の知れない対抗心」「住民がこつこつと1人で作り上げたガンダムがある」「池田動物園の経営者は殿様の子孫」…。岡山人なら納得の、岡山のあるあるネタ全222本を紹介する。 書名 東京都セレブ区福祉部:オンブズマンが見た渋谷 山谷 哲夫 著 デイジー5時間45分 塩田 美智恵 音訳 発行 現代書館 2015年 内容 若者の街「渋谷」も、高齢者問題は山積み!孤独死の後処理から無断兼業まで。区民オンブズマンとして15年、渋谷区職員とかかわり続けてきた著者が、役所内で最も過酷とされる福祉の現場に切り込む。 産業(1タイトル) 書名 なぜ「それ」が買われるのか?:情報爆発時代に「選ばれる」商品の法則(朝日新書) 博報堂買物研究所 著 山本 泰士 執筆 デイジー5時間13分 小野田 映子 音訳 発行 朝日新聞出版 2018年 内容 今、生活者の8割がモノの多さによって迷い、買物に疲れている。なぜ買物が「幸せ」なものではなくなってしまったのかを考え、勃興する買物新スタイル「枠内の攻略」と、安心して気軽に選べる仕組みづくりを紹介する。 芸術・美術(1タイトル) 書名 ゴッホの耳:天才画家最大の謎 バーナデット・マーフィー 著 山田 美明 訳 デイジー19時間3分 発行 早川書房 2017年 内容 1888年、南フランスのアルル。画家のフィンセント・ファン・ゴッホは自らの片耳を切り落とした。彼はなぜこんな事件を引き起こしたのか? 新発見資料を通して、ゴッホの知られざる一面をあぶり出す。 文学(16タイトル) 書名 寒雷のように 高樹 のぶ子 著 デイジー5時間40分 浅村 寛子 音訳 発行 文芸春秋 1984年 内容 かつて、日韓の架け橋たるべき若者を育成するため、韓国青年の面倒をみていた祖父。その青年に魅かれていった、若き日の母。そして、時は流れた。海峡を越えてきた遠来の客は、少女の前に、母の青春と家の過去を明らかにしてゆく。豊かなストーリーテリングの中に見事な小説空間を開花させる傑作短篇。 書名 鳥影の関 上 杉本 苑子 著 デイジー11時間21分 浅村 寛子 音訳 発行 読売新聞社 1982年 内容 仇持ちの夫の急死で、はからずも女の旅人の身体検査をする関所の“人見女”となった天野小静を中心に、東海道の往還をきびしく取締る箱根の関にくりひろげられる人々の哀歓を綴る時代長篇作。 書名 鳥影の関 下 杉本 苑子 著 デイジー10時間26分 浅村 寛子 音訳 発行 読売新聞社 1982年 書名 殺人予告状は三度くる:長編本格推理小説(光文社文庫) 大谷 羊太郎 著 デイジー9時間11分 佐久間 恵子 音訳 発行 光文社 1997年 内容 大学生の水森は、叔父の自殺を幇助したことになってしまった。劣等感の虜になっていた彼は、その事件を契機に長野の山中で自殺を図る。だが、怪奇現象に遭遇して自殺は未遂に終わる。自殺願望が失せた彼は、謎の老紳士に師事することになった。怪奇現象は失踪事件へと結びつき、予告殺人へと発展……!? 書名 フランス革命夜話(ヴィレッジブックス) アン・ペリー 著 大倉 貴子 訳 デイジー2時間40分 伊丹 明美 音訳 発行 ソニー・マガジンズ 2002年 内容 時はフランス革命真っ只中、革命に沸くパリの街角で、悲しみに蒼ざめる女がいた。パリ社交界で才媛と誉れ高いスタール夫人に仕えているが、お屋敷にあがるあいだ友人に預けていた息子が、気がつかないうちに冷たくなっていた。歴史ミステリーの大御所が、18世紀パリを舞台に描くミステリー・ノヴェライズ。 書名 ある国にて:南アフリカ物語(lettres) ローレンス・ヴァン・デル・ポスト 著 戸田 章子 訳 デイジー12時間21分 伊丹 明美 音訳 発行 みすず書房 2015年 内容 南アフリカにおける人種差別、異文化の対立/和解を主題とした、個人の良心と道徳性を問う問題作。「戦場のメリークリスマス」の原作者として著名な作家が自身の体験に基づいて、20世紀初頭の激しい差別を描く。 書名 旧暦屋、始めました(ハヤカワ文庫 仕立屋・琥珀と着物の迷宮 2) 春坂 咲月 著 デイジー8時間43分 発行 早川書房 2017年 内容 親元を離れ、奈良で大学生になった八重。それを追うように天才和裁士・琥珀は近くで着物の店「旧暦屋」を開いた。バイトを引き受けた八重と、和の知識豊富な琥珀の元には、次々と着物を巡る事件が持ち込まれ…。 書名 希望の糸 東野 圭吾 著 デイジー12時間18分 発行 講談社 2019年 内容 死んだ人のことなんか知らない。あたしは、誰かの代わりに生まれてきたんじゃない−。ある殺人事件で絡み合う、容疑者そして若き刑事の苦悩。書き下ろし長編ミステリー。 書名 窓から見える最初のもの 村木 美涼 著 デイジー9時間52分 発行 早川書房 2017年 内容 心療内科に通う女子大生、絵の真贋を疑う絵画収集者、喫茶店経営を始めようとする若者、自分の名前を騙られた会社員。閉じられた毎日を変えようとする四者四様の物語が、ひそかに重なり合ってゆき…。新・日常系ミステリ。 書名 阪堺電車177号の追憶(ハヤカワ文庫) 山本 巧次 著 デイジー7時間16分 発行 早川書房 2017年 内容 阪堺電車の現役最古のモ161形177号は、大阪の街を85年間見つめつづけてきた−。昭和8年から平成29年まで、阪堺電車で働く人々、沿線住人が遭遇した事件を鮮やかに描く連作短編集。 書名 真紅の戦場 2 勝利の代償(ハヤカワ文庫 SF) ジェイ・アラン 著 嶋田 洋一 訳 デイジー12時間12分 発行 早川書房 2016年 内容 カリフ国と中央アジア共同体、西側連合と環太平洋共同体という二大陣営の熾烈な艦隊戦がいままさに始まろうとしていた。同時に、中央アジア共同体は西側連合の植民星を制圧すべく、秘かに歩兵部隊を派遣し…。迫真の戦争SF。 書名 彷徨える艦隊 8 無敵戦艦インビンシブル(ハヤカワ文庫 SF) ジャック・キャンベル 著 月岡 小穂 訳 デイジー15時間53分 発行 早川書房 2013年 内容 未踏星域に侵入したアライアンス艦隊は、整然とした編隊を組み、クモとオオカミを合わせたような姿の種族と出会う。ギアリーはこの種族と友好関係を築こうとするが、超弩級戦艦を含む凶暴な異星人の艦隊が追撃してきて…。 書名 閉じられた棺:ポアロ(ハヤカワ文庫 クリスティー文庫) ソフィー・ハナ 著 山本 博、遠藤 靖子 訳 デイジー16時間32分 発行 早川書房 2017年 内容 招待先の子爵邸で、ポアロとキャッチプール刑事は再会を果たす。その夜、招待主である作家が全財産を余命わずかな秘書に遺すという不可解な発表をして…。アガサ・クリスティー社公認、実力派作家が描く名探偵の新たな挑戦。 書名 東の果て、夜へ(ハヤカワ・ミステリ文庫) ビル・ビバリー 著 熊谷 千寿 訳 デイジー12時間48分 発行 早川書房 2017年 内容 15歳の少年イーストは生まれて初めてLAを出た。これから人を殺しに行くのだ。同行するのは、殺し屋である不仲の弟をはじめとした少年たち。崩壊の予感と軋轢を抱えながら、2000マイルに及ぶ長い旅が始まる。 書名 地下鉄道 コルソン・ホワイトヘッド 著 谷崎 由依 訳 デイジー13時間57分 発行 早川書房 2017年 内容 コーラは農園の奴隷だ。身よりはなく、仲間からは孤立し、主人は残虐きわまりない。ある日、新入りの奴隷に誘われ、彼女は逃亡しようと決意する。農園を抜け出し、沼地を渡り、地下を疾走する列車に乗って、自由な北部へ…。 書名 母の記憶に(新・ハヤカワ・SF・シリーズ) ケン・リュウ 著 古沢 嘉通 ほか 訳 デイジー17時間46分 発行 早川書房 2017年 内容 不治の病を宣告された母は、娘のためにある決断をする−。胸を衝く母と娘の絆を描いた表題作など、優しくも深い苦みをのこす物語16篇を収録。「紙の動物園」の著者ケン・リュウの短篇集。 ○点字図書 ・児童向けの本 文学(3タイトル) 書名 流星と稲妻 落合 由佳 著 点字3巻 発行 講談社 2018年 内容 熊のような巨体の小学6年生・善太は、クラスメイトのもう1人の剣道経験者・宝と試合をして「抜き胴」を決められてしまう。クラスで「根性なしとビビり」とからかわれている2人は、互いを運命のライバルだと意識し…。 書名 メキシコへわたしをさがして パム・ムニョス・ライアン 作 神戸 万知 訳 点字3巻 発行 偕成社 2017年 内容 かつて自分を置きざりにし、身勝手な理由でふたたび引きとろうとする実の母スカイラに立ちむかうため、ナオミは父をさがしてメキシコへ旅立つ。国を越え、ルーツにふれて、自分自身をみつける少女の物語。 書名 100時間の夜(文学の森) アンナ・ウォルツ 作 野坂 悦子 訳 点字4巻 発行 フレーベル館 2017年 内容 父親が起こしたスキャンダルに耐えられなくなった14歳のアミリアは、オランダから飛行機に乗り、ニューヨークへ逃げる。そこで知り合ったセスたちと、ハリケーン上陸のニューヨークで大停電の日々を過ごすことに…。