視覚障害者センターだより 〜ロバと五つのにんじん〜 平成28年2月(通巻305号) 発行 岡山県視覚障害者センター 郵便番号 700−0927 岡山市北区西古松268−1 電話 086−244−1121 FAX 086−244−1043 Eメール ossfc@nifty.com 岡山県視覚障害者センター利用者アンケートにご協力を  視覚障害者センター(以下センターと略)ご利用の皆様へ。  アンケートのお願い。  センターでは利用者の皆様からのお声を聞き、今後の運営の参考にさせていただこうと考え、新アンケートをお願いすることになりました。  ご協力をよろしくお願いいたします。  アンケートは、センター便りとは別になっています。  点字版の読者には点字のアンケートと回答用紙、音声版の読者には同文の点字と活字を綴じたセット、これに宛名書きした返信用封筒を用意しています。  アンケートの回答は、メールが可能な方はメールで、点字版をご利用の方は点字で、音声版をご利用の方は、活字アンケートに回答いただき、点字・活字アンケートを綴じたままでご返信ください。  回答は2月29日までによろしくお願いいたします。 声の欄は随時募集しています。 内容とその形式は問いませんが、ワープロやエディタのデータ、あるいはメールが可能な方は、これらでいただければ大変助かります。 皆さまからの原稿をお待ちしています。 読み始めたら途中でやめられなかった面白い本、おいしかった飲食店、便利グッズ、趣味など何でもけっこうですので、ぜひ声の欄に原稿をお寄せください。 センター便りは、ほぼ同文のものをセンターの点訳・音訳奉仕員に配布しています。 「声」欄の内容を奉仕員にもお届けすることになりますので、ご了承ください。 今月の内容  お知らせ(5件) ・岡山県視覚障害者センター施設・サービスのご案内 ・声 小林政利さんから「イスラームの世界 続編 最終回」 ・声 森洋子(ひろこ)さんから「この1冊」  ・アイヘルス・フェスタ2016in岡山のご案内 ・岡山県視覚障害者協会から第69回全国盲人福祉大会(青森大会)のご案内 ・新刊案内をお伝えします。 《 お知らせ 》 1.2016年3月の休館日と図書整理日   休館日は毎週火曜日と21日(月)の春分の日の振替休日です。   図書整理日は24日の第4木曜日です。   この日は終日留守番電話対応とさせていただきます。 2.センターからPTN2を借りておられる皆様へ。     センターのPTN2をご利用の1・2級の身障手帳をお持ちの方へのお願いです。   最近センターに登録される方が少しずつではありますが、増えてきています。   見えなくなったら点字と思われている方が多いのですが、録音図書の説明をすると、ほとんどの方が興味を持たれます。   プレクストークをお貸しすることになるのですが、残りが少なくなってきました。   そこで、1年以上センターのPTN2をご利用の1・2級の方へのお願いです。   幸いプレクストークは日常生活用具の対象になっており、可能な方はこの制度で購入していただいた後、返却していただければ大変助かります。   新しい利用者のためにご協力をよろしくお願いいたします。 3.パンフレット類のご案内     パンフレット類(2種類)をご紹介しますので、ご希望の方はセンターまでご連絡ください。   特に記載のないものは、貸出でのご利用になります。   返却期限は資料が届いてからお手元に2週間です。       「平成27年分 所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引き 確定申告書B用」デイジー4時間24分   「平成26年度 食料・農業・農村白書」デイジー52分。農林水産省発行。 4.雑誌(継続分)のご案内   当センターで取り扱っている雑誌の一部をご紹介しますので、ご希望の方はセンターまでご連絡ください。   今回は、デイジー雑誌が8種類、一般CD雑誌が2種類、カセットテープ雑誌が2種類、点字雑誌が14種類です。   一度お申し込みいただけば、継続してお送りします。   数の制限はありません。     また、内容等でご希望をおっしゃっていただけば、他の雑誌もお探しします。   特に記載のないものは、貸出でのご利用になります。   返却期限は資料が届いてからお手元に2週間です。   数量・時間は平均的なものです。     点字雑誌は原則として回覧での貸出になります。   回覧の場合、順番によってはかなりお待ちいただくこともありますのでご了承ください。   「川柳番傘」デイジー4時間。月刊。   「川柳ふあうすと」デイジー1時間。月刊。   「短歌」デイジー7時間。月刊。   「月刊みんぱく」デイジー1時間40分。月刊。国立民族学博物館広報誌。   「声の食生活情報」デイジー1時間。月刊。   「ライト&ライフ」デイジー1時間。月刊。回覧での貸出。生活情報。   「天声人語」デイジー1時間10分。月刊。配付。朝日新聞コラム。   「ニュー用具タイムズ」デイジー2時間。年4回。配付。日本点字図書館の用具情報誌。   「東京くらしねっと」一般CD1巻。隔月。生活情報。   「明日への声」一般CD1巻。隔月。配付。政府広報誌。   「ステラ」カセット1巻。週刊。NHKの番組情報。   「鍼の研究」カセット2巻。隔月。回覧での貸出。   「点字毎日」点字1巻。週刊。視覚障害関連。   「やまびこ」点字1巻。月刊。総合誌。   「大人クラブ」点字1巻。月刊。アダルト。   「鍼の研究」点字1巻。隔月。   「コメディカルの友」点字1巻。月刊。医学。   「東洋療法」点字1巻。月刊。鍼灸マッサージ情報。   「タッチ」点字1巻。月刊。岡山盲ろう者友の会会報。   「コミュニカ」点字1巻。年2回。盲ろう者関連。   「全国盲ろう者協会だより」点字1巻。年刊。   「心の糧」点字1巻。月刊。曹洞宗機関紙。   「ひかり」点字1巻。月刊。天理教点字文庫発行。   「ワールド・ナウ」点字1巻。年2回。視覚障害関連の国際情報。   「ふれあいらしんばん」点字1巻(大活字併記、音声コード付)。隔月。2人まで提供可能。政府広報誌。   「厚生」点字1巻。隔月。11人まで提供可能。厚生労働省委託の広報誌。 5.メンタルマップのお知らせ   先月号で紹介した以降に、新たに以下をサピエ図書館に登録しました。   どうぞご利用ください。   完成が遅れていたテキストデイジーの登録も順次行っています。   点字印刷物・CD(音声デイジー等)をご希望の方は、お知らせください。     G 天満屋バスステーション   引き続き、「天満屋バスステーション行き先案内」「表町商店街」を作成しています。 岡山県視覚障害者センター施設・サービスのご案内  利用者の皆様に当センターのサービス内容をより知っていただき、大いに活用していただくためにご案内いたします。  ●岡山県視覚障害者センターとは   岡山県在住の視覚障害のある方への点字・録音図書の貸し出し、視覚障害関係団体への会議室の提供、ボランティアの養成、その他情報提供やご相談への対応などを行なう施設です。  ●提供サービス   特に記載がない場合、ご利用は原則無料です。 ご不明な点はお問い合わせください。   ◇点字・録音資料の貸し出しサービス 点字図書、CD図書(デイジー規格)などを貸し出します。 1回のお申込みにつき5タイトルまで受付可能で、返却期限はお手元に2週間です。 送料は原則無料です。 希望図書が貸し出し中の場合は、予約として受け付けます。   当センターの蔵書でない場合でも、全国ネットワークのサピエ図書館を利用してお探しします。 書名がわからない場合でも、ご希望の著者や内容などからお探しします。   ご希望に応じて図書目録をお送りしています。 点字図書は点字版目録になります。 録音図書は点字版・活字版・録音版からお選びいただけます。   貸出可能な資料には、本以外にも映画の音声に解説を付けたシネマデイジーなどもあります。   また、雑誌の継続利用は、最初に一度お申込みいただければ結構です。 継続利用いただける雑誌の数には制限はありませんが、ご不要になった雑誌は停止のご連絡をくださいますようお願いします。   ◇デイジー再生機の使用に関するサポート   デイジー録音図書を再生するには、専用の再生機または専用の再生ソフトが必要です。   代表的な再生機はプレクストークで4機種ありますが、各機種の使い方をサポートします。   また、デイジー再生機能のあるパソコンソフト・マイブックの使い方などもサポートします。   ◇サピエの利用に関するサポート   サピエとは、全国の点字・録音資料を検索し、資料のダウンロードやリクエストなどができるインターネットを利用したサービスです。   視覚障害のある方は個人会員に登録することができますが、その登録申請の代行を行います。 登録後はご利用方法に関するサポートも行います。   また、リンクポケットのネット閲覧室へのデイジーの登録・削除の代行も行います。   ◇点訳・音声訳サービス(プライベートサービス)   お手持ちの資料を、ボランティアが点訳・音声訳します。 ご希望に応じて点字・点字データ・カセットテープ・デイジーCDなどで提供します。 点字用紙やCDメディアなどの代金が必要です。   ◇点字資料のプリントサービス   全国の点字図書館や点訳グループで製作された点字データを紙に打ち出して提供します。 点字用紙の代金が必要です。   ◇対面朗読サービス   朗読ボランティアが対面でお手持ちの資料を朗読します。 日時を予約してご利用ください。 代筆も可能です。   ◇JBニュースの提供   日本盲人会連合発行の「JBニュース」を希望者に点字またはメールマガジンで月曜日〜金曜日にお送りします。   また、電話ナビゲーションにより音声で聴くことも可能です。 ・電話ナビゲーションサービスの概要   全国共通電話番号0570−021802(料金1分ごと10円)に電話し、聞こえてくる案内に従ってください。 毎週月〜金の13時以降、最新のJBニュースをお聴きいただけます。 月〜金の12時〜13時は更新作業を行いますので、お電話はご遠慮ください。 その他の音声情報は、随時更新されます。   音声情報サービスの内容は次のとおりです。 (1)最新のJBニュース (2)全国の情報(毎月の日盲連会長挨拶、行事予定、NHKラジオ番組内容など) (3)地域の情報(各実施機関から提供される地域情報)   ◇センターだよりの発行   新刊案内、お知らせなどを載せたセンターだより「ロバと五つのにんじん」を点字・デイジーCD・カセットテープまたはメールで毎月利用者全員にお送りします。   ◇中途視覚障害者の相談事業   病気や事故で視覚障害者になった方の生活上のご相談を受け付けます。 必要に応じて点字・歩行・パソコンなどを個別に指導します。   ◇用具・資料の展示と普及・紹介   視覚障害者の生活に便利な用具や拡大読書器などをロビーに展示し、普及や紹介をしています。 読み上げソフトを組み込んだパソコンも設置しています。   また、参考資料も展示しています。   ◇各種集会・研修会・料理教室など   当センターには、大小の会議室・和室・調理室があり、視覚障害団体や三療の業団体などの集会や研修会が開かれます。   また、文化行事や料理教室なども行われます。   ◇レファレンス・サービス(参考調査)   利用者の方の知りたいこと、調べたいことに対して職員が調査してお答えします。 インターネットによる調査が可能な範囲になります。  ●連絡先等 〒700−0927 岡山県岡山市北区西古松268−1 電話 086−244−1121 ファックス 086−244−1043 開館時間 午前9時〜午後5時 休館日 毎週火曜日、 祝祭日(日曜日と重なる場合は月曜日、火曜日と重なる場合は火曜日と水曜日)、 年末年始(通常は12月28日〜1月4日)   図書整理日を原則毎月第4木曜日に定めています。 この日は終日留守番電話対応となります。 交通機関 JR瀬戸大橋線 大元駅から徒歩5分    西古松バス停から徒歩2分 ・岡電バス 健康づくり財団病院・福祉センター行(大元駅経由) ・下電バス 門前・興除車庫・JR児島駅行(大元駅経由) 《 声 》 イスラームの世界 続編 最終回          センター利用者 小林 政利  次に原理主義について触れておきます。  イスラムの研究者の間では、コーランを字句通りに信じる人を原理主義者と呼んでいるようです。  その定義に従えば、ほとんどのイスラム教徒は原理主義者です。  原理主義者イコール過激派と思われがちですが、どうやらそうではないようです。  研究者は暴力的な過激派を原理主義者と区別してジハーディストと呼んでいます。  ではなぜ、次から次へと過激派が現れるのでしょう。  その原因もやはりコーランにあるのではないかと私は考えています。  メッカと対決していたころのムハンマドの言葉はとても戦闘的です。  「異教徒と出会った場所で彼らを殺せ」などと命じています。  殺すか殺されるかの緊迫した状況で発せられた命令だと思いますが、その怒りに満ちた言々句々が、千年以上の時を経た今も過激派を生み続けているのではないか、そんな気がしてなりません。    過激派の中で今最も注目されているのはイスラム国です。  彼らはムハンマドの時代を理想の世界と考えているようです。  バクダディーは自ら正当カリフと称して黒ターバンを掲げています。  ムハンマドのターバンが黒だったので、正当な後継者であることをアピールするために黒を選んだのでしょう。  イスラム国を急成長させた要因の一つはイラク戦争だったといわれています。  イラクのフセイン政権は少数派のスンニー派で、固められていました。  軍隊も、警察組織もスンニー派でした。  戦争が終結した後、アメリカは官僚や軍人・警察官などを解雇し、年金や恩給まで取り上げてしまいました。  難民状態になった彼らを雇用したのがバグダディーです。  イスラム国はスンニー派ですからすんなり溶け込むことができます。  イラクで行政や軍事や治安にかかわっていた人たちですから、イスラム国でも各々のスキルを生かして国づくりに参加することができます。  戦車を動かすことも、ミサイルを飛ばすこともできます。  このようにして瞬く間に強大な組織になっていきました。  しかし、アラブ世界を統一するほどの勢いはもうありません。  空爆で戦車などの大型兵器は破壊され、主要な資金源となっていた油田も標的にされました。  ただ、組織を壊滅させるのは難しいだろうといわれています。  最後に、パレスチナ問題についてもお尋ねがありましたので少しだけ触れておきます。  パレスチナをめぐる紛争は一般にイスラエルの建国がきっかけとされていますが、対立の兆しはイギリスの委任統治下にあった19世紀の末から見え始めていました。  ヨーロッパに住んでいたユダヤ人がこの地に入植するようになったのが事の発端です。  ユダヤ人がこの地にこだわるのには歴史的ないきさつがあります。  遥か旧約聖書の時代から、ヨルダン川流域のカナンの地は神がユダヤ民族に与えたものだという信仰があるのです。  ヨシュア記には、預言者ヨシュアが神の命ずるままに軍隊を率いてヨルダン川を東へ渡り、31の都市国家を滅ぼし、幼い子供にいたるまで皆殺しにしたと記されています。  ただし、この物語は史実ではないとの説もあります。  あまりにも残酷なので、私も史実ではないだろうと思っています。  しかし、どちらにしても、パレスチナを含むカナンの地がユダヤ教徒にとって神から与えられた聖なる国であることに変わりはありません。  パレスチナとはペリシテ人の土地という意味です。  神はペリシテ人の土地も奪い取りなさいと命じますが、ヨシュアがその通りにしたという記事はありません。  ペリシテ人の土地を攻略して支配下に治めたのは200年以上後のダビデ王の時代です。(紀元前1千年ごろ)  ダビデから、その息子・ソロモンまでの数10年はユダヤの歴史上最も輝かしい一時期です。  その後王国は分裂し、大国に侵略され、多くの人が捕囚になるなど、不幸な時代が続きます。  そして紀元後、2度のローマ帝国との戦いを経て流浪の民になったと思われます。  その流浪の民が再び父祖の地に帰りはじめたのが19世紀の末です。  神から与えられた土地に帰ることを夢見て、彼らは結束を守りながら長い年月を耐え忍んできました。  そのすさまじい執念がパレスチナ問題をよりいっそう難しくしているのだと思います。    なお、カナンという地名は旧約聖書にたびたび登場しますが、具体的にどこからどこまでを指すのか、境界がはっきりしません。  今はもうこの地名は使われていないようです。  最後はユダヤ教の話になってしまいました。  パレスチナ問題を語ろうとすれば、どうしてもユダヤ教の歴史から説き起こさなければなりません。  ムハンマドはコーランにユダヤ教の聖典、つまり旧約聖書を取り入れました。  今のサウジアラビアに流れ着いたユダヤ人から旧約聖書の知識を学び取ったといわれています。  二つの宗教は切っても切れない関係にあります。  ところがムハンマドはユダヤ教徒から正当な評価を得られないことに憤慨し、彼らを追い出してしまいました。  そのこととパレスチナの紛争は時代を超えた因縁というのでしょうか、1本の糸でつながっているように思えます。  以上です。  リクエストに十分お答えできていないかもしれませんが、長くなりすぎますのでこのあたりで締めくくりたいと思います。(おわり) 《 声 》  「この1冊」 利用者 森 洋子  昨年11月24日(火曜)地元和気町の身体障害者の仲間40人程とふれあい旅行という名目で、バスとフェリーを利用して小豆島へ日帰りをしてきました。  参加が決定してからとてもその日が待ち切れませんでした。  それで坪井栄の著書「二十四の瞳」の舞台となったこの島を一刻も早く知りたくて、点字で原本を読みました。  読むのは2度目でしたが、改めて気づくことばかりで、とうとう徹夜をしてしまいました。    当日はまさに秋日和で、海は穏やかで丁度紅葉は見どころでした。  私は開業当時からの患者がヘルパーの資格を持っているということで、専属にサポートをお願いしました。  彼女は8学年下ですが、数人の観光客の鋭い視線をも何のその、いと丁寧に説明を加えながらあれこれと触らせてくれました。    最も感動したのは、映画村です。  特に周囲をお花畑で囲み「先生あそぼ」と表示された45平方メートルの敷地内にあるモニュメントです。  大石先生がパーを出して、その周りに12人の児童がほど良い間隔のもと、実にあどけない表情でじゃんけんをしています。  昔ほんのわずか見える右目で見た高嶺秀子主演のあの映画の数々のシーンが思い出されて、胸が熱くいっぱいになりました。  今私はこの地に来て、太陽と風によって心身ともに柔軟にしてもらって近辺の香をかぎつつ、この像に触れて確かめることによって、それらを実感することができます。    思いがけなく訪れた小豆島は面積が約153平方キロメートル、港が2カ所設置されていました。  もう一度私は訪れたいのです。  そしてゆっくりと徒歩で……。  雄大な瀬戸内海の景色を聞きながら坪井文学の底知れぬ深みにはまりたい衝動にかられています。  そのうち名著を肉声で聞かせていただきたい今日この頃です。 アイヘルス・フェスタ2016in岡山のご案内  今年も岡山旭ライオンズクラブ主催で下記のとおり開催されます。  日時 平成28年3月6日(日)10時〜16時  会場 岡山国際交流センター(岡山市北区奉還町2−2−1)  展示内容  遮光眼鏡、しゃべるテレビや炊飯器、ルーペ、拡大読書器、紙幣読み取り機、白杖、腕時計、防災グッズ、パソコンソフト、プレクストークなど、13社が出展します。  展示のほかに、 ロービジョンIPAD無料体験、 盲導犬体験歩行会(予約制、11時から30分刻み16時まで)、 メイクアップセミナー(予約制、10時から1時間刻み16時まで)もあります。  ※予約先は旭ライオンズクラブ 電話 070−5674−6919(平日の9時〜17時) E-mail info@okayama-asahi.jp   盲導犬、メイクアップともに先着10人です。    メールでお申し込みの場合はご希望のコースとご希望の時間(12時〜13時以外)、お名前と電話番号を明記してください。  12時からは会場でギター・アコーディオンの演奏もお楽しみいただけます。     皆様お誘いあわせのうえ、ご来場ください。 ◇◇◇五感で楽しむ青森◇◇◇ 岡山県視覚障害者協会から第69回全国盲人福祉大会(青森大会)のご案内  平成28年度の第69回全国盲人福祉大会は5月20日(金曜日)〜22日(日曜日)の三日間、青森県で開催されます。  本会では、5月21日〜23日(土・日・月)の二泊三日でツアーを組んで計画することとなりました。  新幹線と飛行機、貸し切りバスを利用して、一日目は青森空港へ到着。  昼食後、青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸を見学。  夕食は津軽三味線を聞きながらお食事をしていただき、市内で宿泊。    翌日、午前中は全国大会へ参加。  昼食は、津軽の郷土料理をいただき、八甲田山ロープウェイや奥入瀬渓流の観光して、十和田湖畔温泉へ宿泊。  三日目は、十和田湖遊覧、十和田市内で昼食を済ませ、三沢空港から飛行機と新幹線を利用して帰ります。  岡山着18時15分です。  経費は、一人12万円です。  お申込みは2月29日までに、各支部会長へお願いします。  日程    5/21(土)  8:00 岡山駅集合   8:16 のぞみ4号  9:01 新大阪着   9:35 リムジンバス  10:00 伊丹空港着  10:40 JAL2153便 12:10 青森空港着  12:40 貸切バス 13:00〜15:30 レストラン・三内丸山(さんないまるやま)遺跡(昼食、施設のガイドさん付き見学) 15:50〜16:40 青函(せいかん)連絡船メモリアルシップ八甲田丸(青函連絡船八甲田(はっこうだ)丸の船体を利用した記念館見学) 16:50〜17:45 ねぶたの家ワ・ラッセ(施設のガイドさん付きで見学) 18:00〜19:30 夕食(津軽三味線を聞きながらお食事) 19:40 ホテルサンルート青森泊   5/22(日)  8:30 ホテル出発   9:00〜13:00 第69回全国盲人福祉大会青森大会(リンクステーションホール青森) 13:10〜14:00 青森市内昼食(津軽の郷土料理「けの汁」) 15:00〜16:00 八甲田山麓(はっこうださんろく)駅――八甲田(はっこうだ)ロープウェイ――山頂公園駅――八甲田ロープウェイ―八甲田山麓駅 16:40〜17:20 奥入瀬(おいらせ)渓流(石ヶ戸(いしげど)、銚子大滝(ちょうしおおたき)) 17:40 十和田湖畔温泉ホテル十和田荘泊 19:00〜 和食宴会   5/23(月)  8:50 ホテル出発   9:00〜9:15 十和田湖休屋(とわだこやすみや)  9:15〜10:05 十和田湖遊覧船 10:05 十和田湖子の口(ねのくち) 11:10〜12:10 十和田市内昼食 12:50 三沢空港 13:55 JAL2164便 15:45 伊丹空港  16:20 リムジンバス 16:45 新大阪駅  17:25 のぞみ115号  18:15 岡山駅着   お問い合わせ、お申し込みは、岡山県視覚障害者協会事務局 電話 086−271−0933 メール: ossk-33@po1.oninet.ne.jp までお願いします。 《 新刊案内 》    センターで新しく受け入れた図書をご紹介します。  どうぞご利用ください。  今月は、デイジーが7タイトル、マルチメディアデイジーが2タイトル、点字が4タイトルです。  マルチメディアデイジーとは、デイジーと同様、音声で聞くことができ、パソコンを使って画像や、テキストデータを見ることもできます。  なお、返却期限は資料が届いてからお手元に2週間です。  延長を希望される場合は、ご連絡をお願いいたします。 ●録音図書 ◎一般向け図書 〇社会科学(2タイトル) 書名 ヒップな生活革命 IDEA INK 11 佐久間 裕美子 著 デイジー4時間5分 加藤 智子 音訳 発行 朝日出版社 2014年 内容 サブプライム金融危機を受け、新たなる「ヒップスター」たちが衣食住の各所で変革の波となり、大企業主導の社会の中で独立した場所を広げている。アメリカ文化を追うライターが、進化する「生き方の革命」をレポートする。 書名 障害者の読書と電子書籍 見えない、見えにくい人の「読む権利」を求めて 日本盲人社会福祉施設協議会情報サービス部会 編 マルチメディアデイジー 5時間30分 発行 小学館 2015年 内容 これからの電子書籍がどうあれば、障害者によりよい読書環境を提供できるのか。本文テキスト、画像も収録したマルチメディアデイジー。 〇技術・工学(1タイトル) 書名 家電の科学 ここまで進化した驚異の技術 PHPサイエンス・ワールド新書 077 山名 一郎、家電テクノロジー研究会 著 デイジー5時間8分 発行 PHP研究所 2014年 内容 電子レンジでなぜ食べ物が温まる?4Kテレビって何?LED電球から、電気炊飯器、液晶テレビなど、個別具体的な商品・製品の技術やしくみを解説する。 〇文学(5タイトル) 書名 下町ロケット 池井戸 潤 著 デイジー11時間9分 発行 小学館 2010年 内容 佃航平は宇宙工学研究の道を諦め実家の町工場を継いでいたが、経営はまさに崖っプチ。だが世界最先端の技術で特許出願をしていた佃製作所に、ロケット開発という思わぬ展開が…。 書名 下町ロケット 2 ガウディ計画 池井戸 潤 著 デイジー11時間16分 発行 小学館 2015年 内容 ロケットのエンジン部品開発で倒産の危機を切り抜けてから数年。町工場・佃製作所は、またしてもピンチに陥っていた。そんな時、多くの心臓病患者を救う医療機器「ガウディ」の開発依頼が持ち込まれ…。 書名 屋久島発、晴耕雨読 長井 三郎 著 デイジー6時間55分 佐藤 美智子 音訳 発行 野草社 2014年 内容 誰もいない海辺を何度も往復し、集めた寄り木を持ち帰り、風呂を焚く。屋久島で生きることの楽しさがいっぱい詰まった36編。 書名 偽証裁判 上 創元推理文庫 アン・ペリー 著 吉沢 康子 訳 デイジー11時間45分 細川 民恵 音訳 発行 東京創元社 2015年 内容 殺人罪を着せられ、逮捕・起訴された看護婦のヘスター。私立探偵モンク&法廷弁護士ラスボーンは、真相究明への手がかりを集め、絞首刑のかかった裁判に臨む。 書名 偽証裁判 下 創元推理文庫 アン・ペリー 著 吉沢 康子 訳 デイジー10時間56分 伊丹 明美 音訳 発行 東京創元社 2015年 内容 ヘスターの絞首刑を防ぐため、真犯人を突き止めようとするモンク。頼みの綱であるラスボーンは弁護人として法廷に立つことができない。ヘスターを救う手立ては? ◎児童向け図書 〇社会科学(1タイトル) 書名 えほん障害者権利条約 ふじい かつのり 作 里 圭 絵 マルチメディアデイジー 56分 発行 汐文社 2015年 内容 2006年12月13日に国連総会で採択された「障害者権利条約」。障害者権利条約の誕生からめざす社会までをわかりやすく紹介。本文テキスト、画像も収録したマルチメディアデイジー。 ●点字図書 ◎一般向け図書 〇哲学(2タイトル) 書名 道は開ける 決定版カーネギー あらゆる悩みから自由になる方法 D.カーネギー 著 東条 健一 訳 点字4巻 発行 新潮社 2014年 内容 ほんの少しの行動で、人生は劇的に変わる。誰もが直面する不安や悩みを克服するための実践的方法を紹介する。歴史的名作の新訳決定版。 書名 人を「その気」にさせる技術 角川ONEテーマ21 安河内 哲也 著 点字2巻 乾 いづみ 点訳 発行 角川書店 2010年 内容 背中を一押しする決め手になるのは、相手の心の琴線に触れるようなかたちで、どれだけパッションを示せるか。人を「その気」にさせるにはどうすればよいか、カリスマ予備校講師である著者の失敗談をもとに様々な方法論を語る。 〇社会科学(1タイトル) 書名 最重度の障害児たちが語りはじめるとき 中村 尚樹 著 点字5巻 発行 草思社 2013年 内容 言葉を持たないと思われていた重度の重複障害者たちが、じつは豊かな言葉を持っていた。丁寧な取材をもとに人間の可能性の根源を問うノンフィクション。 ◎児童向け図書 〇社会科学(1タイトル) 書名 えほん障害者権利条約 ふじい かつのり 作 点字1巻 発行 汐文社 2015年 内容 2006年12月13日に国連総会で採択された「障害者権利条約」。障害者権利条約の誕生からめざす社会までをわかりやすく紹介。絵の説明も加える。