視覚障害者センターだより 〜ロバと五つのにんじん〜 平成27年2月(通巻293号) 発行 岡山県視覚障害者センター 郵便番号 700−0927 岡山市北区西古松268−1 電話 086−244−1121 FAX 086−244−1043 Eメール ossfc@nifty.com 声の欄は随時募集しています。 内容とその形式は問いませんが、ワープロやエディタのデータ、あるいはメールが可能な方は、これらでいただければ大変助かります。 皆さまからの原稿をお待ちしています。 読み始めたら途中でやめられなかった面白い本、おいしかった飲食店、便利グッズ、趣味など何でもけっこうですので、ぜひ声の欄に原稿をお寄せください。 今月の内容  お知らせ(7件) 声 森野 広郷さんから「Windowsのこと」 声 三宅 好美さんから「私のexcel奮闘記」その1 音声ガイド付きDVD映画「山の郵便配達」のあらすじ 新刊案内をお伝えします。 《 お知らせ 》                                     1.2015年3月の休館日と図書整理日   休館日は毎週火曜日と21日(土)の春分の日です。   図書整理日は26日の第4木曜日です。   この日は終日留守番電話対応とさせていただきます。 2.音声ガイドつきDVD映画「山の郵便配達」上映会のお知らせ 日時:3月22日(日) 13時〜 上映時間93分 会場:センター3階   長年に亘って中国の山岳地域に手紙を届けてきた郵便配達人が年老いて引退を決め、後を継ぐ息子と一緒に最後の配達をする過程で、仕事を通して人生とは、責任感とは、家族の絆とは、を伝えていく詩情豊かな感動大作。   なおこの日の午前は同会場で、pcvolの例会があります。パソコンでお困りの方、相談などがあればマンツーマンで対応してくれます。 3.この度、センターで製作している定期刊行物はすべてデイジーとなりました。   今までカセットでお届けしていた「滴一滴・ちまた」も平成27年1月16日〜22日収録分よりデイジーでのお届けとなりました。   なお、センターで製作している定期刊行物は以下の通りです。 「あゆみ岡山」 「海」 「広報おかやま」 「タウン情報」 「滴一滴・ちまた」 「はばたき」     利用者の皆様、この機会にぜひご利用ください。 4.点字・録音資料を貸し出します   次の点字・録音資料(6種類)を貸し出しますので、ご希望の方はセンターまでご連絡ください。 (1)「平成26年分 所得税確定申告の手引き(確定申告書B用)」デイジー4時間15分 (2)「平成25年度 食料・農業・農村白書」デイジー53分。農林水産省発行。 (3)「平成26年版 障害者白書」デイジー、カセット6巻。内閣府発行。 (4)「晴れの国おかやま生き活きプラン 全ての県民が明るい笑顔で暮らす岡山を目指して」点字1巻。岡山県発行。先着3名まで差し上げることもできます。 (5)「平成26年度 障害者のしおり」点字1巻。岡山市発行。 (6)「平成25年度 障害者施策の概況 障害者白書(概要)」点字1巻。内閣府発行 5.点字JBニュースを読んでみませんか。   点字JBニュースは大きく分けて2種の記事からなっています。   1つは日本盲人会連合が作成した視覚障害者に関する様々な記事で、もう1つは日本経済社からの一般的な10記事です。   メール版と点字版の2種で提供しています。   点字JBニュースを新しく読んでみようと思われる方は、センターまでご連絡ください。   費用は無料です。   なおメール版のうち、携帯メールへは視覚障害関連の記事のみになります。   以下は1月30日の記事から一部抜粋したものです。 ―― ビッグ・アイ ミュージカル公演のお知らせ ――  国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)主催、アメリカのミュージカル劇団「PHAMALY(ファマリー)」による世界最長ロングランミュージカル「ファンタスティックス」が3月29日(日)14時〜16時(開場13時30分)に上演される。  場所はビッグ・アイ多目的ホール(泉北高速鉄道「泉ヶ丘駅」より約200m)。    幼馴染で、互いに愛し合うルイザとマット。  父親どうしは犬猿の仲で、隣り合う家の境に大きな壁を建ててしまう。  親の目を盗んでは壁越しに愛を語り合う二人。  ところがこれは、犬猿の仲を装っていた父親たちの企みだった。   観覧無料で定員1200名、事前申し込みが必要。 応募多数の場合は抽選。応募方法は、ハガキ、封書、FAX、ホームページの応募フォームのいずれかで。 申し込みの際には、「ファンタスティックス鑑賞希望」と明記のうえ、氏名(フリガナ)、年齢、郵便番号、住所、電話番号、FAX番号、同伴者氏名(フリガナ)・年齢、障がいの有無、サポート希望事項(点字プログラム、音声ガイド、要約筆記、手話通訳、車椅子での来場、補助犬の同伴など)、車での来場を希望するかなどを記入する。 締め切りは2月25日(必着)。   申し込み先は、郵送の場合は「ビッグ・アイ ファンタスティックス係」 (〒530−8090日本郵便株式会社大阪北郵便局留置)まで。 FAXの場合は072−290−0972。 応募フォームはホームページ(http://www.big-i.jp/)から。 ホームページからはFAXの申し込み用紙もダウンロードできる。 問い合わせ先は「ビッグ・アイ ファンタスティックス係」 (〒590−0115大阪府堺市南区茶山台1−8−1、 電話072−290−0962、 FAX:072−290−0972、 Eメール:fantasticks@big-i.jp 6.「障害者ITサポートセンターおかやま TEL086−224−4670」をご存知でしょうか?   視覚障害者が音声パソコンを使おうとするときには、さまざまなハードルがあるため、すぐには使えないのが現状です。   そんな時この障害者ITサポートセンターへ電話相談してみると、ご自宅でのサポートが受けられるかもしれません。   ここには音声パソコンのボランティア講座を終了された方が多数登録されています。   パソコンを使われている方はもちろん、これから始めてみようと思われている方も、気になること、わからないことなどがあれば、ぜひこのサービスを使って知的好奇心を満たしてみませんか? 7.白杖(直杖)を作っていただけます。   白杖の長さを利用者の身長に合わせて作っていただけます。   身長マイナス40〜45センチメートルが標準のようですが、ご希望の長さのものを作っていただけます。   ただし最も長いものでも131センチメートルです。   これ以下であればその長さは自由がききます。   この杖は、ゴルフクラブの不要になったものを再利用して作成したものです。   カーボンシャフトなので非常に軽く、また丈夫です。   上記の身長に合わせる杖をご希望の方はセンターまでお知らせください。   身長に合わせる杖の作成には約2週間お時間をいただきます。   杖は無料で差し上げますが、センターまで受け取りに来てくださればと思います。   来館が難しい方には郵送しますが、送料の実費が必要となります。 《 声 》  Windowsのこと      センター利用者  森野 広郷(ひろさと)   この前(平成24年11月(通巻266号))は私のパソコンの事を書きました。  今日はWindowsの事を書きます。  そもそもWindowsとは何の意味でしょう。  OSの事です。  ではパソコンに何をするの?  それには、次の四つの仕事があります。   @ハードディスク管理  Aメモリ管理  Bキーボード管理  Cディスプレイ管理の役割です。  このことにより、よく基本ソフトと言われます。  そもそもマイクロソフトの考えは、どんな人にでも、必要なものは、何で有るか、考えた末、これからは、基本ソフトがお金になると結論づけた。   その後、16ビットの基本ソフトで成功、1995年に32ビットの基本ソフトであるWindows95を発売。  この後パソコンの基本性能が、日増しに高くなっていき、今ではWindows8まできました。  1995年のパソコンの性能は、CPU速度は100MHz、ハードディスクの容量も1ギガが普通でした。  今のパソコンはCPU速度は1GHz、ハードディスクの容量は、300GBです。  本当にすごい。  このため、最初のWindowsと、今のWindowsでは、ソフト・ハードの互換性はありません。  実は少しは互換性があります。  簡単なプログラムであれば、最初のWindowsでも、今のWindowsでも動くと、私は思います。  次に本文に出てきた用語の説明をします。 CPU:これはパソコンの心臓部で、ソフトの実行をするところです。これには4、8、16、32、64ビットの種類があり、各コンピューターが扱える情報の値を示します。   メモリ:これには、内部メモリと外部メモリがあり、前者はCPUが頻繁に使用し、後者は、ハードディスクなどソフトを入れる場所です。   ところで皆さんファイルとは何でしょう?  私は思います。  簡単に言うと、パソコンに繋がった全ての機械だと思います。  では、メモリとはこれは半導体、つまりICを示すものと私は考えます。   次に年代別にパソコンの種類を見ていきます。  1980年:ベーシック言語の時代。  このころのパソコンは、今ごろのように、ソフトを買うより作る時代でした。  私の懐かしい思い出を、ここで紹介します。  その時、私は本屋で色々なプログラム言語の本を読みあさっていた。  でも懸命に勉強したが、結局はものに出来ませんでした。  そのころの私は、パソコンの使い方はゲームが中心でした。   90年ごろ、パソコンにOSとしてMS−DOSが導入された。  その時私は16ビットのパソコンであるNECのPC98を買いました。  その時代は、OSとしてMS−DOSが中心になっていました。   1995年に入り、Windows95が発売になり、あらゆるパソコンの32ビットOSの時代がきました。  その当時買ったNECのPC98は32ビットで、Windows対応でした。  そのパソコンは今も実家にあります。  その当時40万円しました。  話はそれますが、パソコンにCD−ROMが付き始めたのは、OSがWindows95からでした。   2000年に入り、私は東京のあるお店で、定価22万円のデルのパソコンを買いました。 価格は5万円。しかし買ってから1年で壊れた。  その時思いました。  いくら安くても、中古品はダメだと思いました。  ところで今のパソコンは、パソコン一台で音声を読み上げる事が可能になっていますが、90年代のパソコンは、必ず音声合成装置が必要でした。  その当時有名な音声合成装置は、山陽電機と富士通のもので、前者はVSS300、後者は、VSUが有名でした。  個々の装置の使用方法は、次のようでした。   90年代のパソコンには、プリンタ−端子があり、プリンタケーブルで繋いでいました。  ソフトはMS−DOS上で動作するもの。  そもそも、Windowsはかなり高機能であるため、動作が複雑です。  その点16ビットのソフトは、ソフトの扱いが簡単で、動作も解り易い利点があります。  私は良く16ビットのソフトで遊びました。  私をはじめ、視力障害者はなぜNECのPC98なのか。  それは漢字が簡単に扱えるためです。   さて、私の当時のシステムは、次のようなものでした。  音声合成装置、ソフト、パソコン、お金は約40万円かかりました。  現在は、PCトーカー1つで、すべて何でも出来ます。  費用がソフトプラスパソコンで、15万円程度です。  確かに安くなりました。  90年代と比べると、スゴイものがあり、視力障害者が気安く……。  待った。  しかし、本当に安いだろうか。私は考えてみました。   まず必要なもの、ソフトとして、PCトーカー3万円XPのパソコン2万円、合計5万円。確かに最新のソフト、パソコン15万円と比べると安い。  しかしパソコンが、初めてと言う人が15万円出すだろうか。  やはり出せるお金は、最高2万円だろうと私は思います。   この10年間で、パソコンの価格は下がり、高機能になりました。  この間、あるパソコンのお店で、Windows7のパソコンが5万円でありました。  このように、価格の値動きが激しい。  くれぐれもパソコンの価格には注意が必要。  では、今日はこのへんで失礼します。 《 声 》 「私のexcel奮闘記」 その1       センター利用者 三宅 好美   皆さんは「excel」というものをご存知でしょうか。  おそらくpcを使えない方でも聞いたことぐらいはあると思います。  私は国立障碍者リハビリテーションセンターでIT訓練を受けましたが、「自立訓練部」ではexcelのような専門的なことは勉強しません。  そんなexcelの操作を習得して自在に使えるようになれるといいなと感じ、昨年11月からほぼ「独学」でやっています。  と言っても始めたのにはきっかけがありますし、実は職リハで使われているテキストを知人にいただいていますので、それに沿って取り組んでいます。   最初は「excelとは…」という説明から入りますが、この程度のことは自立訓練部で聞きますので難しいことではないのですが、実際に「表を作成する」となると、簡単ではありません。  私がそう感じるだけかもしれませんが。   ですが、できると意外に面白いものでして、趣味になる人もいるぐらいです。  初心者の私がやってきたことを簡単ではありますが、説明しようと思います。  (2015年1月現在のことを書いていますのでテキスト全てではありません)   まず基本は「表作成」です。  どんなことができるかと言うと、表ですから罫線を引くことができます。  細い線や太い線など様々です。  そして、文字列をセル内に入力し、その文字のサイズを変えたり、形を変えたり、セル内での配置場所を変えたりもできます。  太字にしたり下線を引いたりなどなど様々です。   「セル」とはいわゆる「枠」とでも言いましょうか。  「下駄箱の一つ一つ」だと思えばいいでしょう。  そして、セルの色を変えることもできます。  目立たせたい部分を見やすくしたりするためです。  それからセルとセルをくっつけることもできます。  「セル結合」と言いますが、表作成に慣れてくるとこの必要性がわかってきます。  セル内に数字など入れた場合は、その数字の表示を変えることもできます。  ただたんに数字を並べるだけでなく、「桁区切り表示」にしたりするということです。   あとは列の幅を変えたり、行の高さを変えたりすることもできます。  「列」とはセルの縦の並びのことで「行」とは横の並びのことを言います。  そして通常は入力すると「横書き」になりますが、「縦書き」になるように変更することもできます。  細かいことは省略しますが、表作成だけでもたくさんの機能があります。  表作成ができるようになると今度は「関数」を勉強することになります。   以下に基本的な関数の種類と意味を簡単に書いてみます。 「SUM」=合計 「max」=最大値 「MIN」=最小値 「AVERAGE」=平均値 「COUNT」=数値が入ったセルを数える 「COUNTA」=空白でないセルを数える 「RANK」=順位 「ROUND」=指定した位まで四捨五入した数値を求める 「ROUNDUP」=指定した位まで切り上げた数値を求める 「ROUNDDOWN」=指定した位まで切り捨てた数値を求める  基本だけでもこれだけあります。   詳しく説明しているときりがないので書きませんが、操作さえわかれば自由自在です。  そして実は「関数」の前に「絶対参照・相対参照」というものが出てくるのですが、これは実際excelを目の前にしないと説明しづらいですし、私に「わかりやすい説明」をする能力はないので、こういうものがあることだけをここでは書いておきます。 《 音声ガイド付きDVD映画「山の郵便配達」のあらすじの紹介 》   1980年代初期の、湖南省西部の山岳地域。その地域に向けて若い男が、郵便配達人として初めての旅に出る。  彼の父はベテランの郵便配達人だったが、膝を痛め仕事を引退せざるを得なくなった。  父は相棒であり誠実な家族でもある犬「次男坊」と一緒に、2泊3日で息子に同行する。  父にとっては最後の、息子にとっては最初の郵便配達だ。   父は息子に仕事の真髄を丹念に教え、息子は郵便配達人の仕事が単に手紙を送り届けるだけにとどまらないのだと理解する。  息子は父と村民たちの深い交流を目の当たりにし、トン族の結婚式の祝宴にも加わる。  息子は山の娘とは結婚しないという。  お母さんがいつも故郷を恋しがっていたからだ。  お母さんは山の娘でケガをしたのをお父さんが助けて結ばれたのだという。   いくつかの思い出が〈フラッシュバック〉し、息子の〈トランジスタラジオ〉からは多くの〈ポップ・ミュージック〉も流れる。 《 新刊案内 》  センターで新しく受け入れた図書をご紹介します。どうぞご利用ください。  今月は、デイジーが9タイトル、点字が7タイトルです。  なお、返却期限は資料が届いてからお手元に2週間です。 ●録音図書 ◎一般向け図書 〇哲学(1タイトル) 書名 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見 一郎 古賀 史健 著 デイジー 7時間20分 発行 ダイヤモンド社 2013年 内容 どうすれば人は幸せに生きることができるかという哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な答えを提示する「アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)」について、青年と哲人の対話形式を用いてまとめる。 〇自然科学(2タイトル) 書名 悔いてやまず 中島 みち 著 デイジー 8時間44分 沼田 牧子 音訳 発行 毎日新聞社 1982年 内容 ガンの早期発見には何を心がけたらよいか。患者とともにどのように生きたらよいか。医師とのつきあい方は?家族の心理は?痛切な想いで綴った夫婦一心同体の闘病記。 書名 朝食のとり方で病気にならない太らない 朝食を見直すだけで血糖値がコントロールできる しっかり食べてもダイエットができる 金本 郁男 著 藤井 恵 料理 デイジー 3時間46分 発行 文化学園文化出版局 2014年 内容 1日のスタートである朝に食べる食事は、その日1日の体調管理のキーワード。血糖値や食欲をコントロールする上でも重要な朝食の栄養や食べ方を解説する。レシピも紹介。 〇芸術・美術(1タイトル) 書名 愛の話幸福の話 美輪 明宏 著 デイジー 6時間3分 発行 集英社 2002年 内容 「恋に裏切りがあっても、愛には裏切りはありません。」 愛にあふれた幸福な人生を送るためのヒントや考え方を紹介する。 〇文学(5タイトル) 書名 吉備ゆかりの万葉を歩く 高見 茂 著 デイジー 3時間18分 福島 五重 音訳 発行 吉備人出版 2002年 内容 「万葉集」の中から吉備ゆかりの万葉の歌を集め、文章と写真、絵で、古代の人のこころの世界を描く。旅の途中に吉備で詠まれた歌、吉備の風土のなかで生きてきた歌など、約130首を紹介しながら、併せてその土地を案内する。 書名 親鸞  完結篇上 五木 寛之 著 デイジー 7時間54分 塩田 美智恵 音訳 発行 講談社 2014年 内容 信心と家族愛の間でゆれ動く、親鸞の真の姿。20数年ぶりにもどった都では、陰謀が渦巻いていた。人間親鸞の生涯を描いた大河小説。全国37新聞での連載に加筆修 正し書籍化。 書名 徘徊タクシー 坂口 恭平 著 デイジー 3時間52分 発行 新潮社 2014年 内容 認知症の親を介護する方に朗報!徘徊という記憶による時空の旅をエスコートする新サービス「徘徊タクシー」をぜひお試しください−。祖父の危篤で熊本に戻った恭平は、認知症の曾祖母と再会し…。 書名 満願 米沢 穂信  著 デイジー 10時間29分 発行 新潮社 2014年 内容 人を殺め、静かに刑期を終えた妻の本当の動機とは−。表題作をはじめ、交番勤務の警官や在外ビジネスマンなどが遭遇する6つの奇妙な事件を描いたミステリ短編集。 書名 死を見つめ、生をひらく   NHK出版新書 411 片山 恭一  著 デイジー 8時間10分 伊丹 明美 音訳 発行 NHK出版 2013年 内容 死は生の終着ではない、生への出発である。「世界の中心で、愛をさけぶ」の著者が、プラトン以来の人生観の180度転回を求める“逆転の思考”を提示する。 ●点字図書 ◎一般向け図書 〇哲学(1タイトル) 書名 ヒルティ幸福論 2 カール・ヒルティ 著 斎藤 栄治 訳 点字6巻 発行 白水社 2012年 内容 著者が自身の見出した「幸福」について確信を持って語った、幸せになるための処世訓。本巻では、「教養とは何か」「人生の階段」など全8編を収録。 〇文学(2タイトル) 書名 教科書では読めない古文 思わずニンマリ?大人に役立つ! じっぴコンパクト新書 123 福田 智弘 著 点字3巻 藤原 幸蔵 点訳 発行 実業之日本社 2012年 内容 ちょっとエッチな艶話・商売の要諦・処世術…。日本の古典文学から選りすぐった面白話を、イラストを交えながらやさしい現代語訳で紹介。古事記、竹取物語、枕草子といった主な古典文学のおススメポイントも掲載する。 書名 エデンの東  1 ハヤカワepi文庫 ジョン・スタインベック 著 土屋 政雄 訳 点字4巻 発行 早川書房 2008年 内容 コネティカットの農家の長男は従順な青年に育ったが、腹違いの弟に虐げられ、辛い日々を送っていた。父と子の三代にわたる葛藤を描いた小説の新訳版。映画原作。 ◎児童向け図書 〇社会科学(1タイトル) 書名 やらなきゃゼロ! 財政破綻した夕張を元気にする全国最年少市長の挑戦  岩波ジュニア新書 鈴木 直道 著 点字2巻 発行 岩波書店 2012年 内容 元東京都職員のごく普通の若者が、財政破綻した夕張市の再生に取り組む。夢と情熱をもって地域再生にチャレンジする若き市長の奮闘記。 〇文学(3タイトル) 書名 木曜日は曲がりくねった先にある 長江 優子 著 点字3巻 発行 講談社 2013年 内容 中学受験に失敗し、冬眠を決意したミズキと、特別な感覚を持ち、人との共感をこばむカナトが、鉱物を通じて心を通わせていく。 書名 ラブ・ウール100%   文学の森 井上 林子 作 点字2巻 発行 フレーベル館 2013年 内容 ぐうぜん図書室で手にとった、ラブラブだらけの編み物の本にみちびかれて、あたしは、魔法使いのようなモヘア先生と、十二ひきのねこたち、そして、みんなに出会った―一歩ふみだす勇気がもらえる物語。 書名 ぼくらの輪廻転生   カドカワ銀のさじシリーズ さとう まきこ 著 点字3巻 発行 角川書店 2010年 内容 勉強も運動も人づきあいも“そこそこ”な平凡男子がある日、不思議なクリニックに迷い込み、突然自分の前世にトリップする。