視覚障害者センターだより 〜ロバと五つのにんじん〜 平成26年11月(通巻290号) 発行 岡山県視覚障害者センター 郵便番号 700−0927 岡山市北区西古松268−1 電話 086−244−1121 FAX 086−244−1043 Eメール ossfc@nifty.com 声の欄は随時募集しています。 内容とその形式は問いませんので、皆さまからの原稿をお待ちしています。 読み始めたら途中でやめられなかった面白い本、おいしかった飲食店、便利グッズ、趣味など何でもけっこうですので、ぜひ声の欄に原稿をお寄せください。 今月の内容  お知らせ(5件) サピエのデイジーオンラインサービスのご案内 テキストデイジーの校正ボランティアにご協力を! 声 三宅好美さんから「頼るものを間違えないようにしましょう」 pcvol例会案内 新刊案内をお伝えします。 《 お知らせ 》                                             1.2014年12月の休館日と図書整理日   休館日は毎週火曜日と24日(水)の天皇誕生日の振替休日です。   図書整理日は25日の第4木曜日です。この日は終日留守番電話対応とさせていただきます。  また、年末年始の休館日は12月28日(日)〜27年1月4日(日)です。 2.点字に親しむ会のお知らせ   2014年度の「点字に親しむ会」を次のように開催いたします。   例年通り点字に関するゲーム・クイズ・読みの問題等で2時間余りを楽しみたいと思います。   点字のルールに自信のない方も、お気軽にご参加ください。なお、参加された方には、ささやかですが昼食を差し上げます。 とき 11月23日午前10時〜12時 電話 086−244−1121 場所 岡山県視覚障害者センター 参加申し込み 11月20日(木)までに、電話で視覚障害者センターまでお申し込みください。 3.秋の歌声   11月23日(日)午後1時半より視覚障害者センターで、例年通り「秋の歌声」の集りを持ちたいと思います。   さわやかな秋の午後、新しい歌集も用意しましたので、アコーディオンとギターをバックに思いきり歌ってみませんか。前もっての申し込みは不要です。 4.パソコン利用促進(初心者講座)の受講者募集のご案内   今年度も初心者を対象とした音声パソコン講座を実施しています。   現在募集しているのは、個人の希望の時間に合わせる受講者です。   初めての方を優先しますが、以前受講された方も可能です。 @会場 岡山県視覚障害者センター1階ロビー   A期日は受講者の都合のよい日に合わせるため未定ですが、1日3時間のべ4日間が原則となります。   B講座の時間は受講者に合わせますが、終りは最も遅くても17時までとします。   C募集定員 若干名   D受講料 無料     今まで時間帯が合わなかった方、パソコンは苦手と思われていた方、興味がなかった方、チャレンジされてみませんか。   新しい世界が広がりますよ。   受講希望される方はセンターの川田まで電話で、お問い合わせ、申し込みをしてください。 電話086−244−1121 5.ガイド付きDVD映画上映会のご案内。   日時 11月16日(日)午後13時からセンター3階第3会議室。   今回はリリフランキーの小説「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」を映画化した作品です。   サピエ図書館に、原作がデイジー版、点字版ともに登録されています。   ふるってご参加ください。 《 サピエのデイジーオンラインサービスのご案内 》   リンクポケットという携帯型のデイジー再生機を使用して、サピエのデイジー資料をご利用の方も多いと思いますが、ご希望のタイトルを探すのに苦労されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。   サピエのデイジーオンラインサービスでは、お電話等で利用施設にご依頼いただければ、担当者が代わりにご希望のタイトルを検索し、その方専用のネット閲覧室に登録することができます(ご希望のタイトルが、貸出でしかご利用いただけない場合、または製作されていない場合などもありますのでご了承ください)。  あとは、リンクポケットでネット閲覧室にアクセスし、新着リストからそのタイトルを選び、直接再生するか、閲覧リストに移動後ダウンロード(保存)していただくだけです。 直接再生した場合も、そのタイトルは閲覧リストに自動的に移動します。ダウンロードしたタイトルは、閲覧リストから削除されます。   定期配信される雑誌を利用施設が代わりに登録することもできます。定期配信登録済の雑誌の新しい号が配信されると自動的にネット閲覧室の新着リストに登録されます。   閲覧リストに登録できるタイトルは30件まで、定期配信登録できる雑誌は30種類までです。  登録済のものを利用施設が代わりに削除することもできますが、リンクポケットの設定でタイトル削除依頼を可能にしていただく必要があります。   また、地域・生活情報の設定の変更も依頼できます。  地域検索の条件やお気に入りの情報の登録・削除を利用施設が代わりにします。  地域・生活情報は、残念ながら地域によって登録件数に偏りがありますが、今後の展開に期待して、ぜひご利用いただければと思います。   サピエでの利用施設は、お住まいの都道府県内にある施設になります。  岡山県の場合は、当センターか金光図書館のどちらかを利用施設として設定することになります。  当センターを通じて会員登録された方は、変更しない限り当センターが利用施設になっているはずです。  県外から転居されてきた方は、その時に設定しているはずです。  当センターを利用施設にされているかどうかは、こちらで確認することができます。   サピエのデイジーオンラインサービスをご利用いただくための条件は、以下の3点です。  (1)リンクポケットを所有   現時点でデイジーオンラインの対応端末は、リンクポケットだけです。 リンクポケットには外付けのCDドライブが付属していますので、CDに入っているデイジー資料の再生も可能です。  (2)サピエの会員登録   当センターをご利用の方は会員登録できますので、ご希望の方は当センターまでご連絡ください。 登録が完了すると、サピエにログインするためのIDとパスワードが送られてきますので、それをリンクポケットに設定します。  なお、メールアドレスをお持ちでない方には、IDとパスワードが郵送で届きます。 (3)インターネットに接続できる環境   リンクポケットは、無線LANでネットワークに接続します。リンクポケットには設定済の無線ルーターが付属していますので、使用場所までインターネットが開通していて、付属の無線ルーターをLANケーブルで接続するためのLAN端子が空いていれば、通常は大丈夫です。 もちろん任意の無線LANに接続することも可能です。  以上です。  ご不明な点は、センター神田までお問い合わせください。 《 テキストデイジーの校正ボランティアにご協力を! 》   センター所長 川田 忠茂   センター利用者の3分の1以上の方がサピエの利用登録をされ、読書を楽しんでおられます。  最近デイジー図書の新刊情報でテキストデイジーが、かなり登録されるようになったことにお気づきでしょうか。  点字図書館では、点訳図書、録音図書を長年作ってきましたが、これらに加え、数年前からテキストデイジーも作成されるようになりました。   当センターも、点訳グループ、録音グループに加え、新しくテキストデイジーグループを発足し、活動を始めようと考えています。   テキストデイジーを完成させるには、多くの過程があり、その中の大事な一つにテキストデータの校正があります。  ここに音声パソコンユーザーの活躍の場があります。  日頃使っているマイエディットなどのエディタやワープロソフトで、テキストを読み込み、1行読みや連続読みで、ここはおかしいなと気がついたところにチェックを入れるとともに、どうしてそう判断したか理由を書いていただきます。  ある程度の漢字の知識があり、メールで添付ファイルの送受信ができる方が対象となります。   皆さんの中で、テキストデイジーの音声校正ボランティアに参加してもよいよと思われる方は、センターのメールアドレスに、そのむねのメールを送ってください。   テキストデイジーグループのmlを作成し、連絡等はメールで行なうことになります。   現在多くのボランティアグループに声をかけています。  会の発足は来年になるかもしれませんが、それまでに応募してくださった方で、テキストデイジー化にチャレンジしてみようと思っています。 《  声  》 「頼るものを間違えないようにしましょう」         利用者 三宅 好美  人はもともとは弱いもので  寂しがり屋で泣き虫で  何かに頼りたくて  何かにすがりつきたいものでしょう。  私もそんなところがあります。  ない方がおかしいくらいだと思います。  そんな状態で産まれてきてると思っていますが  生きているといろんな経験をしますし  出会いがあり別れがあり  好みが変ったり  考え方や受け取り方が  変ったりもするでしょう。  そんなことないという人も  いるかもしれませんが。  私は産まれた頃から  正直健康体とは言えませんでしたし  決して恵まれてるとは言えませんでした。  今でもそうです。  でも幼いながらに  考えて行動して  親だけでなく  周りの大人を見ながら  無意識のうちに善悪などを  判断するようになっていたと思います。  私は子供だったんですから  大人が正しくて物知りで  大人の言うことは聞かなくてはいけないと  思っていたのは覚えてます。  成長してからはそうではないって思うようになりましたが。  いじめられていた頃も  病気が次々発見された頃も  辛いのは当然ですが  それらは誰のせいでもなく  学校内で一人だけ何かと不自由になった私でしたので  いじめられるのは当然だと思っていました。  前例がなく目にしたこともなく触れ合ったことのない障害者にどう接したらいいのか  わかる人が校内にいなかっただけです。  病気で苦しんでいるのも  私だけではないんだからと  落込むことはありませんでした。  子供であり未成年の頃だったので  深く考えなかったのかもしれませんが。  私は死んだ方がいいのかとか  生きてても苦しむだけだなどと  考えたことは何度となくあります。  でもそれは違うと  考え直すことができていました。  特別両親に相談したわけでもなく  誰かに助けを求めたわけでもありません。  周囲の暖かさや  触れ合いのおかげはあったと思いますが  事情を話して助けてほしいと  言ったことはありませんし  直接いじめをなくしてもらったとか  看病してもらったわけでもなく  (当たり前の看病はしてもらいましたが)  最終的には自分で答えを出して自分で試行錯誤して  自分で解決させてきました。  周りは協力をしてくれただけで  結果どうするかは  全て自分自身が  決めることだと今でも思っています。  世間にはいろいろと  頼りたくなるものがあるようですが  皆さんは何に頼りますか。  病気になれば医師を頼るでしょうし  勉強をしたければ  先生と呼べる人を頼るでしょう。  他にはお守りを身に付けるとか  神社仏閣を巡るとか  人それぞれあるでしょう。  何に頼るか何を信じるか  そんなことは個々の勝手ですから  どうであってもいいと思います。  ただ人は弱いですから  一度信用すると  そこからなかなか離れられないものです。  日本には宗教というものが  幾つもありますね。  どこでどう分別されたのか  学のない私にはわかりませんが  全て人が作ってきた物です。  おとぎ話のように夢が叶う  魔法のステッキがあるわけでもなく  幸せが空から降ってきたわけでもないでしょう。  人が先祖代々伝えてきたもので  そんな人達もまた  いろいろ意見が分かれて  各々考え方もとらえ方も  違ったはずです。  宗教の中には自分の宗派以外を  全否定して悪口を言い続けて  自分の宗派が何より正しくて  これ以上の立派なものはないと  言い切ってしまう宗派があるようです。  私はそれこそが間違いだと思います。  人と人が触れ合ってできているのが  いわゆる世界であり日本もその中の  一つの島国ですね。  信じるのは悪くないですし  本人がそれを理想として望むなら  それでいいでしょう。  私がとやかく言うことではありません。  ですが自分以外を全否定して  自分を信じなければ不幸になるとか  自分を信じなければ幸せは来ないとか  根も葉もないことを言ういわゆる信者は  人間としてろくなものではないでしょう。  なぜなら一人の人が他を相手に  全否定する権利などないからです。  「そちらはそうなんですね、うちはこうなんですよ。」  と互いをそれなりに理解することこそ  真実の救いであり幸いだと思います。  こういうたちの悪い信者たちは  結局は弱いんだと感じます。  それがないと生きていられないということになりますので。  情けないものです。  私はこういう宗派の人に  だらだらと話されたことがあるのですが ( 自宅に突然やってくるいわゆる勧誘の様な人ではなく  それまではずっと援助者の一人だった人とその友人だという人でした。)  「頭がおかしくなっている、現実が見えなくなっている、  まるで認知症かのごとく幻覚幻想幻視しか見えなくなっている。」  と感じながら聞いていました。  こういう人は話し方が異常なんです。  話しが終わりそうになった時  「どう思いますか?始めませんか?」  と言われましたが  私ははっきり言いました。  「私はいろいろ苦しんで正直幸せとは  言えないかもしれませんけど  自分自身がしっかりと意思を持って考え方を改めて  行動を変えていくことによって  自分にとっていい環境に恵まれると思います。」と。  するとこう言ってきました。  「考え方で変るなら自殺者などいません!」と。  私は言い返しました。  「自殺などするのはその人が弱いからでしょう、  強い人なら実行しません。」と。  相手も黙らないので返してきましたが 「弱いからじゃありません!強いから助かるものでもありません!  自分ではどうしようもできない人がいます!」と。  聞いていてバカバカしくなってきたので  通じない相手だと確信しそこでやめました。  無駄なんですよ。言ってわかる人間ではないんです。  どうにかして信者を増やしたいだけです。  言うだけで何にもできやしないんです。  入り込むと錯覚だらけで戻れなくなるんです。  なぜそうなるか?簡単です。  人は元が弱いですから  病気とか不安とか身内の不幸などで悩んだ際には  いかにも正しいように言い聞かされると  そっくりそのまま信じてしまうんです。  弱ってる時は何かに頼りたくなりますし  助かりたいと思いますから  騙されてることに気づけないまま  入り込んで人間らしくなくなるんです。  それが証拠に勧める信者は  自分より弱いと思う人にしか近づきません。  自分より地位や名誉があってお金があって  幸せな人には近づけないものです。  そういうものだと気づけない弱虫たちが  信じ込んでしまうものです。  私の元に来た人も私が障碍者だと知ったので  引き込もうとしたんです。  話し始めからそれが丸見えでした。  バカな人です。残念ながら私の方が  上手だったということです。  そんなものに引きずり込まれてたまるかと  強い意志が私にはあります。  言っても無駄なので言いませんでしたが  障害があるからと下に見るな、  病人だからと自分より弱いと思うな、  少なくとも私はそんなものを必要としません。  自分がどれだけ意識するか  何もかもに流されることなく  精神力を高められるか  全て自分自身で結果を出す。  頼るなら人間らしい普通の人  暖かさがあって思いやりがある  そういう『人』を頼ればいい。  頼って助けてもらいながら  最終的には自分で答えを見つけるそれが私達の理想的な  生き方だと思うのですが  私も未熟で物知らずですので  これが正解だとは言いません。  ですがこのような信者が人間らしく幸せであるということは  決してありません。  悩み続けて罠にどんどんはまるだけです。  私も含め皆さんも障害に苦しみ病魔に侵され落込んだり  仕事などの悩みやストレスなどがあると思いますが  自分自身の持って産まれた才能や精神力また  秘められているであろう可能性を信じて過ごしていくことをお勧めします。  何かを信じ唱えたからと言って物事が都合よく運ぶのであれば  一人残らず信じているでしょう。  人生とはそんな単純なものではないと認識している並みの人間もいますから  趣味思考が違いますし宗派も分かれているんだと思います。 《 pcvolの例会を紹介します 》   センター便りをお読みの皆さんは、pcvolというパソコンボランティアの会をご存知でしょうか。  この会は情報弱者である視覚障害者も、音声パソコンを利用することにより、様々な情報の入手・発信ができるようにと、主に音声パソコンの操作法をサポートすることを目的に、2002年に発足しました。  月に1回例会を持ち、しばらくの間は年数回県下各地でも活動していましたが、現在は、すべて視覚障害者センターで活動しています。   昨年度からは、奇数月は午前のみ、偶数月は午前午後通して活動しています。   音声パソコンに興味のある方、操作法が分らない、その他音声パソコンに関することならpcvolの例会に参加され、相談されてみてはいかがでしょうか。  予約も必要としませんので、お気軽に参加してみてください。   午前は9時30分から、午後は13時からの会です。   以下に11月以後の例会日をお知らせしますので、音声パソコンに興味のある方、トラブっておられる方、顔をみせられませんか。 11月16日(日曜)午前、午後はガイド付きDVD映画会 12月14日(日曜)午前・午後  1月25日(日曜)午前、午後はガイド付きDVD映画会  2月15日(日曜)午前・午後  3月22日(日曜)午前、午後はガイド付きDVD映画会 《 新刊案内 》  センターで新しく受け入れた図書をご紹介します。どうぞご利用ください。  今月は、デイジーが17タイトル、点字が5タイトルです。  なお、返却期限は資料が届いてからお手元に2週間です。 ●録音図書 ◎一般向け図書 〇歴史(3タイトル) 書名 人身売買・奴隷・拉致の日本史 渡辺 大門 著 デイジー6時間53分 塩田 美智恵 音訳 発行 柏書房 2014年 内容 ヨーロッパから来た商人は、日本で奴隷を買い求め、海外で売りさばいていた。戦国時代における人身売買・奴隷・拉致の実態を描く。また、その前史となる古代・鎌倉期から室町期についても触れる。 書名 安倍能成 戦後の自叙伝 人間の記録 149 安倍 能成 著 デイジー11時間7分 発行 日本図書センター 2003年 内容 哲学者であり教育学者であった著者が、青年時代に始まり、文部大臣時代、学習院院長と博物館総長をつとめた時代、そして老後までの半生を振り返る。 書名 天野貞祐 わたしの生涯から 人間の記録 152 天野 貞祐 著 デイジー8時間59分 発行 日本図書センター 2004年 内容 道徳教育の重要性と静かな愛国心をとなえた教育者である著者が、小・中学時代から、京都帝国大学教授、第一高等学校長、文部大臣時代までを振り返る。 〇社会科学(4タイトル) 書名 怒れるおっさん会議inひみつ基地 田尾 和俊,勝谷 誠彦著 デイジー8時間36分 武田 美知枝 音訳 発行 西日本出版社 2013年 内容 麺通団団長・田尾和俊と、コラムニスト・勝谷誠彦が、軽井沢の勝谷邸で誰にも邪魔されず、思いの丈をぶつけ合った合宿対談の記録。地方の活性化など、日本国のあらゆる状況に対して語りぬく。岩崎宏美を交えての鼎談も収録。 書名 イノベーション思考法 PHP新書 黒川 清 著 デイジー5時間58分 吉永 ゆり子 音訳 発行 PHP研究所 2008年 内容 いまこそ、画期的なアイデアや技術で社会を変えるイノベーションが必要とされている。そのためには何をすべきか。米国で長く医学部教授として活躍し、内閣特別顧問を務める著者が大胆に語る。 書名 「子育て」支援ガイドブック 妊娠・出産・育児休業から復職まで 横島 洋志,中川 美弥 著 デイジー14時間29分 発行 中央経済社 2012年 内容 妊娠、出産、育児から復職までの支援制度や手続きをわかりやすく紹介する。育児休業に関するQ&A、社内手続き、会社が行う行政手続き、関係法令、助成金などについて解説。子育て支援チェックリスト付き。 書名 災害と妖怪 柳田国男と歩く日本の天変地異 畑中 章宏 著 デイジー6時間42分 発行 亜紀書房 2012年 内容 柳田国男の作品を繙くと、日本列島は繰り返し災害に見舞われている。それら災害の記憶は、河童、天狗、海坊主といった妖怪に仮託され、人々の間に受け継がれてきた。各地に残る妖怪の足音を取材し「災害伝承」を明らかにする。 〇自然科学(2タイトル) 書名 医療現場における法的対応の実務 森山 満 著 デイジー9時間40分 発行 中央経済社 2012年 内容 医療現場で直面する諸問題を、医療事故、患者の自己決定権、日常診療、クレームの4つの視点で類型化。医療側の負うべき義務を明らかにし、患者対応のあり方の指針を示す。 書名 コンビニ&スーパーの食品添加物は死も招く 小藪 浩二郎 著 デイジー6時間9分 三浦 ますみ 音訳 発行 マガジンランド 2014年 内容 コンビニやスーパーなどで販売されている加工食品には、たくさんの種類の添加物が混入しています。コンビニやスーパーの食品に含まれている添加物などの危険性、疑惑について解説します。 〇技術・工学(2タイトル) 書名 ここまでわかったPM2.5本当の恐怖 謎の物質を科学する 井上 浩義 著 デイジー4時間42分 発行 アーク出版 2013年 内容 大気中を漂う小さな粒子状物質「PM2.5」。その汚染範囲は東アジアだけでなく、地球規模に拡大している。PM2.5の生体影響研究の第一人者が、PM2.5の特徴や問題点、脅威から身を守る方法などを解説する。 書名 さかなクンのさかなレシピ 日本一の魚通が教えるギョギョうまっ!なおかずたち TODAYムック さかなクン著 デイジー2時間48分 吉永 ゆり子 音訳 発行 主婦と生活社 2008年 内容 良質なタンパク質や必須アミノ酸など、魚にはすばらしい栄養がたっぷり。定番魚料理から、魚介を使ったメイン料理、ごはんにもお酒にも合う居酒屋の魚料理まで、日本一の魚通・さかなクンおすすめの魚レシピを大公開! 〇産業(1タイトル) 書名 神の木 いける・たずねる とんぼの本 川瀬 敏郎,光田 和伸 著 デイジー2時間11分 石井 昌子 音訳 発行 新潮社 2010年 内容 天才花人が木のこころを語り、異能の国文学者がその歴史を語る。高野山・金剛峯寺の槙、鞍馬・貴船神社の桂、小岩・善養寺の松ほか、全国12カ所の「御神木」案内。 〇文学(4タイトル) 書名 新・日本文壇史 第6巻 文士の戦争、日本とアジア 川西 政明 著 デイジー14時間51分 発行 岩波書店 2011年 内容 満州事変に始まるアジア太平洋戦争の時代。戦地に動員された文学者の南方戦線での足跡を克明にたどる。この時代を中国で過した林京子らの少年・少女時代の体験と後の文学活動の関連や、井伏鱒二らの原爆文学の実像も探る。 書名 新・日本文壇史 第7巻 戦後文学の誕生 川西 政明 著 デイジー16時間24分 発行 岩波書店 2012年 内容 1945年8月、日本はポツダム宣言を受け入れ、戦争は終わった。戦後の激動の時代に作家・詩人はどう生き、何を書いたか。太宰治、埴谷雄高、大岡昇平、野間宏らの足跡をたどり、戦後文学誕生の舞台裏にせまる。 書名 石坂洋次郎 わが半生の記 人間の記録 154 石坂 洋次郎著 デイジー9時間8分 発行 日本図書センター 2004年 内容 「青い山脈」や「石中先生行状記」など、戦後の大衆に愛された青春文学の巨匠が、半生を語る。郷里を回想するエッセイ3編も収録。 書名 マドンナたちの季節 有木 きょう子著 デイジー8時間 伊丹 明美 音訳 発行 有木きょう子 2013年 内容 女のいちずさ、けなげさ、嫉妬深さをあますところなく描いた九編の物語。愛と女神と嫉妬の鬼−それは、あなたのなかにも潜んでいる。衝撃のラストに向かって加速する興奮に、あなたは堪えられるだろうか。 ◎児童向け図書 〇芸術・美術(1タイトル) 書名 新ジュニア音楽辞典 繁下 和雄,山下 薫子 監修 デイジー8時間28分 発行 音楽之友社 2011年 内容 西洋の音楽、日本の音楽、世界の音楽、ポピュラー音楽などでよく使われる音楽用語を、総ルビ付きで分かりやすく解説。形から引ける音楽用語・記号、楽器の索引のほか、作曲家年表も掲載。 ●点字図書 ◎一般向け図書 〇歴史(1タイトル) 書名 危険な世界史 血族結婚篇 角川文庫 中野 京子 著 点字3巻 内田 尚子 点訳 発行 角川書店 2011年 内容 スペイン・ハプスブルク王朝を200年で途絶えさせた、忌まわしい「青い血」の呪いとは?ロシアのピョートル大帝と異母姉ソフィアの、命をかけた壮絶なバトルの行く末は?マリー・アントワネットの結婚式に、ゲーテが感じた不吉な予兆とは?歴史的スターたちの隠された素顔と狂気。 〇社会科学(2タイトル) 書名 正しい報告書・レポートの書き方 「基本ルール」とわかりやすく書くコツ 仕事の基本 下條 一郎 監修 点字6巻 発行 日本能率協会マネジメントセンター 2012年 内容 議事録、提案書など122の文例を取り上げ、基本ルールや避けるべき表現などを解説。作成する際の心構えやワンランクアップのための表現も紹介する。 書名 視覚障害教育入門 青柳 まゆみ,鳥山 由子 編著 点字4巻 発行 ジアース教育新社 2012年 内容 視覚障害児の教育の場とその対象範囲等の基本事項から、盲児・弱視児それぞれの指導の留意点、教科や自立活動の指導における配慮事項までを解説する。 〇芸術・美術(2タイトル) 書名 障害者の芸術表現 共生的なまちづくりにむけて 文化とまちづくり叢書 川井田 祥子 著 点字4巻 発行 水曜社 2013年 内容 障害者芸術のイメージを変え、作品の正当な評価を目指して活動する団体を紹介。また、全ての人が暮らしやすい新しい社会システムの構築への展望を描く。 書名 瀬戸内シネマ散歩 鷹取 洋二 著 点字4巻 下川 恵美子 点訳 発行 吉備人出版 2009年 内容 「寅さん」「二十四の瞳」「三丁目の夕日」…。岡山・香川・広島に点在する名画の舞台を訪ね、時にはその映画にかかわった人々と語り合い、映画に思いを重ねる。映画と地域への愛情にあふれたシネマ紀行。