視覚障害者センターだより 〜ロバと五つのにんじん〜 平成26年3月(通巻282号) 発行 岡山県視覚障害者センター 郵便番号 700−0927 岡山市北区西古松268−1 電話 086−244−1121 FAX 086−244−1043 Eメール ossfc@nifty.com 声の欄は随時募集しています。 内容とその形式は問いませんので、皆さまからの原稿をお待ちしています。 読み始めたら途中で止められなかった面白い本、おいしかった飲食店、便利グッズ、趣味など何でもけっこうですので、ぜひ声の欄に原稿をお寄せください。 今月の内容  お知らせ(5件) 声 永井 清命さんから私の旅日記その3 ガイドつきDVD映画「幸福の黄色いハンカチ」の上映会の案内 「ふきの会」からのアンケートにご協力を 定期刊行物「週刊現代」の紹介、新刊案内をお伝えします。 《 お知らせ 》                                            1.2014年4月の休館日と図書整理日   休館日は毎週火曜日と、30日(水)の昭和の日の振替休日です。   図書整理日は24日の第4木曜日です。   この日は終日留守番電話対応とさせていただきます。 2.避難滑り台から避難階段への付け替え工事が順調に進んでいます。   2月から避難階段への付け替え工事が行なわれています。   3月14日までには関連する点字ブロックの工事も終る予定です。   次号で詳しくお知らせしますが、時計回りで降り、その方向で点字ブロックに乗り、まっすぐ進みます。 3.サピエ図書館の新しいデイジー図書を紹介します。   サピエ図書館のデイジー図書として、「シネマデイジー」が加わっています。   これは画像はありませんが、映画の音声に画面説明が加わったもので、人気のある本にも登場しています。   以下の12タイトルが人気のある本にありました。 「明日の記憶」  録音時間 2時間 7分 アクセス数 259 「白い巨塔」  録音時間 2時間35分 アクセス数 215 「座頭市物語」  録音時間 1時間39分 アクセス数 171 「蝉しぐれ」  録音時間 2時間14分 アクセス数 161 「鉄道員」  録音時間 1時間57分 アクセス数 160 「泥の河」  録音時間 1時間48分 アクセス数 126 「インビクタス 負けざる者たち」  録音時間 2時間17分 アクセス数 104 「おくりびと」  録音時間 2時間15分 アクセス数  99  「羅生門」  録音時間 1時間31分 アクセス数  99 「Always三丁目の夕日」  録音時間 2時間17分 アクセス数  87 「釣りバカ日誌」 [シリーズ第1作]  録音時間 1時間36分 アクセス数  79  「夫婦善哉」  録音時間 2時間 4分 アクセス数  76 4.対面朗読サービスを利用されませんか。   センターが提供しているサービスの中に対面朗読があります。   1回2時間の対面朗読が受けられます。   お手元にある本、雑誌、家電の取扱い説明書など、朗読ボランティアが朗読します。日時を予約してふるってご利用下さい。 5.「障害者ITサポートセンターおかやま(TEL(086)224−4670)」をご存知でしょうか。   視覚障害者が初めてパソコンを使おうとするときには、さまざまなハードルがあるため、すぐには使えないのが現状です。そんな時この障害者ITサポートセンターへ電話相談してみると、ご自宅でのサポートが受けられるかもしれません。ここには音声パソコンのボランティア講座を終了された方が多数登録されています。パソコンを使われている方はもちろん、これから始めてみようと思われている方も、気になること、わからないことなどがあれば、ぜひこのサービスを使って知的好奇心を満たしてみませんか? 《  声  》 私の旅日記 第3回  旅行友の会の発足     永井 清命           冒頭でも記述した様に、私は社会人になってからというもの、お金と時間にさえやり繰りがつけばあちらこちらと旅に出ていたが、そのころになると兄弟やら友人たちは段々とマイホームを持つ様になっていたが、私はそのような事はあまり気にする様な事もなく、益々「旅する事に」のめりこんでいった。   そんな私の様子を側面から見ていた数名の友から、「今度旅行する時には声掛けして貰えないだろうか、とか、誘って貰えないだろうか」といったような声がちらほら聞こえる様になってきた。   そこで私はこれから先、数名の友と一緒に旅するのであれば、その旅行グループに何か名前でも付けておけばと思い、ありふれた名前ではあったが、その名を「旅行友の会」と命名し、1975年(昭和50年)から年1回のペースで実施した。   旅行友の会のメンバーは、発足当初は8名であったが、やがて友が友を誘い、友が身内の者までを誘い、多い時にはその人数も18名に達した事もあった。   旅行に出かける際の鉄則は、家を出てから再び家に帰って来るまでは何のトラブルもハプニングも起こす事無く、元気で「旅の思い出と歓びをみやげに帰るべきである」。   が、人数が多くなるにつれて計画通りには行動できなくなったり、参加者のちょっとした油断から予定の乗り物(電車・バス・船・ロープウエー・リフトなど)に乗り遅れたりしたために、やむを得ず計画を変更しなければならなくなった様な事も段々と増えてきたが、中でも14回の旅行中衝撃的だった出来事を三件ばかり掲載しておく事にする。         1   まさかそんな所へ落ちるなんて?   1988年(昭和63年)の10月、友の会として旅行したのは、石川県の金沢から能登半島をめぐる2泊3日の旅で、参加者は12名であった。   岡山から北陸方面に出かける時は、通常の場合は新大阪から特急サンダーバード・雷鳥などに乗り換えるという事になるが、この時は、時間の関係で乗り継ぎ駅を京都駅とした。    京都駅の0番ホームに定刻に「特急サンダーバード」が入線し、二人ずつ乗り込んでいった。   私はその時、列の最後尾に並んでいて、ほとんどの人が乗り終わろうとしていた矢先、私の横に並んでいた妻が「あ、Yさんが落ちた」と叫んだ。   私は一瞬どこに落ちたのか分からず妻に聞き返すと、「ホームと列車との間に落ちた」というので、私はすぐさま妻と一緒に先頭車両の所まで走り、そこにいた駅員に対して「今、人がホームと列車の間に落ちたから列車を発車しないで下さい」と、大きな声で叫んだ。   私の叫びを聞いた3人の駅員は、(どこですか)といって一緒に転落場所へ走った。   転落したと思われる場所まで帰ってみると、本人の姿は見えず、ただ万歳状態の手だけが見えていた。   引き上げるのにもう一人駅員が加わって、4人でやっとの思いで引き上げる事が出来たが、足を見ると靴はやっぱり脱げていた。   幸いにしてけがらしいけがもなく犠牲となったのは靴だけだったが、それも列車が出た後からとっておくとの事で、京都駅から借りたスリッパを履いて、15分遅れとなったサンダーバードで他の11人と共に、金沢・能登半島2泊3日の旅行を続ける事ができた。         2   東海道新幹線も在来線も止まったまま   1978年(昭和53年)と云えば、まだ東北新幹線が開業してなかった頃のことであったが、岩手県・秋田県・青森県をめぐる3泊4日の旅行も、残すところ青森県の浅虫温泉で1泊した後は、ただひたすら東北本線と東海道・山陽新幹線を乗り継いで帰るだけとなっていた。   浅虫温泉を午前9時30分に出発してから、約9時間、やっとの思いで東京まで帰ってみると、「東海地方であった地震の影響で、新幹線も在来線も運転を見合わせております」とのアナウンスが駅構内に流れていた。   駅で確認してみたところ、「現在点検中ですので、いつ回復できるのかはわかりません」との答えが返ってきた。   この旅行には12名が参加していたが、さて、これからどうしたら良いかと各人に聞いてみたところ、「都内のどこか空いてるホテルか、旅館を探してもう1泊しようという者もいれば、新幹線が運転再開するまでこのまま駅で待ってでも、少しでも早く家に帰りたい」という二つの意見に分かれてしまった。   現在の様に携帯電話も普及していない時代の事、長く並んだ公衆電話の順番を待って都内のホテルや旅館に電話を掛けてみたが、どこも一杯でどうする事もできず、ましてや在来線までが動いていないのでは半ば万歳状態で、只々無駄とも思われる時間を過ごしていた。   いつ新幹線が運転再開されるのか、分からないまま苛立ちと不安を抱えながらホームに立ち尽くしていた所へ、朗報が飛び込んできた。   23時30分に「16両編成のひかり号を全車自由席で、岡山まで運転する」とのアナウンスがあったので、すぐさま乗車口へと急いだが、何しろこの電車に乗ろうとする人でたちまちホームは身動きできない状態となってしまった。   もみくちゃになりながらも、全員が何とか新幹線に乗りはしたものの、座席はもうすでに一杯で、新大阪駅までは立ちっぱなしではあったが、それでも新大阪からは座る事ができた。         3   2度ある事は3度ある   1982年(昭和57年)東北地方の山形・福島・宮城の3県を2泊3日の日程で旅行したのであったが、出発当日岡山駅に集合したメンバーの中に、「上下ともトレーナー」というラフな服装で参加した人がいた。   私はこの旅行を計画した時点で、「今回はちょっと名の知れたホテルに宿泊するので、服装もそれなりに」と伝えておいたので、多分着替えは用意しているだろうと思い、その時は何も言わなかった。   旅行も人数が増えれば増えた分だけ何かが起こるもので、1回の旅行の中で経験した、三つのハプニングを紹介しておきたい。   一つ目は、「さぁ、これからリフトを使って蔵王山のお釜まで上るぞ」と張り切っていた矢先、メンバーの中の一人が「リフトは怖いからどうしても乗りたくない」と言い出した。   色々と説得はしてみたものの「怖いものは怖いのです」と言われたが、まさか一人だけを残して上る事もできず、断念せざるを得なかった。   二つ目は、バスで会津磐梯山へ上っていたさなか、逆方向から猛烈なスピードで下ってきた1台の乗用車がバスの横っ腹にぶつかって止まったが、バスはその衝撃で動かなくなってしまい、代わりのバスが来るのを待ったために、予定が大幅に狂ってしまったが、幸いにして同行者にはけがはなかった。   三つ目は、「上下ともトレーナー」というラフな服装のまま、Kホテルにチェックインしようとしたところ、やはりホテルマンに止められてしまった。   「当ホテルは原則として、一般のお客様で男性の場合は、スーツ又はジャケットで、女性の場合は、スーツ又はワンピースで、チェックインして頂く事を建前としております」との事で、一悶着あったが、今すぐにはどうする事も出来ないと良く事情を話した所、やっとの思いでチェックインは出来たが、その後の対応はやっぱりまずかった。   次号に続く。 《 ガイドつきDVD映画「幸福の黄色いハンカチ」の案内 》   3月30日第3会議室で13時から上映いたします。無料で予約の必要もありませんので、ふるってご参加ください。 「幸福の黄色いハンカチ」 監督 山田洋次 出演者 高倉健、武田鉄矢、桃井かおり、倍賞千恵子 上映時間 108分 ストーリー 失恋してヤケになった花田欽也 (武田鉄矢) は、務めていた工場を突然退職。 その退職金で真っ赤なファミリアを購入、失恋の傷を癒すため、一人フェリーに乗り北海道を目指す。  釧路から網走にやって来た欽也は、駅前で片っ端から女の子に声を掛け始める。   一方、網走刑務所からは、刑期を終えた一人の男、島勇作 (高倉健)が出所して来る。 郵便局に寄った勇作は、葉書きを一枚書いて出して行く。   欽也は、同じく東京から一人旅に来たという女の子、朱美(桃井かおり)をナンパして、ウキウキとドライブを始める。 海岸にやって来た2人は、同じくそこに立ち寄っていた勇作に、写真を撮ってもらう。 2人はその縁で彼を車に乗せ、3人旅を始めることになる。 その晩、〈阿寒湖温泉〉の宿で、まんまと朱美と同室になった欽也は朱美を口説き始め、「キスだけ」といいながらも朱美にのしかかっていく。 抵抗していた朱美は急に動かなくなり、泣き始める。 そこへ、隣室に泊まっている勇作が現れて欽也を一喝し、事無きを得る。 3人のトリオは、何かと崩れそうになりながらも、旅は続いて行く。 ある日、運転途中で腹痛を覚えてトイレを借りに行った欽也に代わり、対向車のトラクターを通す為に「これでも仮免まで行った」という朱美がハンドルを握るが、アクセルとブレーキを踏み間違えて脱輪してしまい、とうとうある農家に泊まることになる。 同室になった勇作と欽也は、九州出身同士ということが判明。 欽也の、朱美への不節操な態度を、「お前、それでも九州の人間か」と叱責する勇作。 そして、車の中の会話から、勇作は夕張に向かっていることが明らかになって来る。 〈帯広〉の駐車場では、欽也がヤクザ風の男(〈たこ八郎〉)に因縁を付けられるが、勇作の機転で難を逃れる。 しかし、そのまま勇作が運転していたことで、物語は大きく展開していく。 彼らの車は一斉検問に引っ掛かり、勇作が無免許運転であったことが判明。 無免許の理由を問われ、一昨日までの6年間、殺人罪で刑務所に入っていたことを話す。 最寄の警察署に連行されるが、そこには、昔勇作の事件を担当した渡辺係長(渥美清)が偶然勤務しており、彼の温情で事無きを得る。 刑務所帰りがばれた勇作は汽車で行くと言うが、結局3人旅は続いて行く。 車の中で、勇作は自分の過去を語り出す。 スーパーのレジ係だった光枝(倍賞千恵子)との出会い、結婚、そして幸せな新婚生活。 光枝が妊娠したらしい、ということで喜ぶ勇作。 医者に行くという光枝の、「もし妊娠が本当だったら、竿の先に黄色いハンカチをあげておく」という言葉に、勇んで仕事に出て行く。 仕事帰りに、竿の先にはためく黄色いハンカチを見付けた勇作は、天にも昇る気持ちだった。 しかし数日後、力仕事をした光枝は流産してしまう。 病院で勇作は、光枝の過去を知ることになる。 それは、5年前の流産。 それに立腹、絶望した勇作はヤケになり、夜の繁華街に繰り出し、絡んできたチンピラ(赤塚真人)との行き掛り上の喧嘩で、相手を死なせてしまう。   刑務所に入った勇作は、離婚を決意する。 面会に訪れた光枝に勇作は、「今ならお前はまだ若いし、その気なら良い男もいるかも知れん」と諭す。 不器用な生き方しか出来ない、彼流の男の愛情表現だった。   勇作は1人で夕張に向かおうとし、出所直後の網走で、光枝宛てに葉書きを出していたことを告白する。 「もし、まだ1人暮らしで俺を待っててくれるなら…黄色いハンカチをぶら下げておいてくれ。 それが目印だ。もしそれが下がってなかったら、俺はそのまま引き返して、2度と夕張には現れない」。 それを聞いた欽也達は、迷わず一緒に夕張に行くことを決心する。 揺れる男の気持ちと、それを励ます2人。 1度は引き返そうとするが、朱美の一言で再び夕張に向かう。 車は夕張の町に入って行く。 もう外を見ていられない勇作に、朱美が景色を説明し、勇作はそれに答える。 やがて車は止まり、欽也と朱美は外へ出て辺りを見回す。   「ほらー、あれ!」叫ぶ朱美。 視線の先には、何と何十枚もの黄色いハンカチがたなびいているのだ。 力強く勇作の背中を押し出す2人。2人の再会に、言葉は要らなかった。 二人は見つめ合い、そして仲良く家の中に消えて行く。   それを見届けた欽也と朱美は、車中で自然に手を握り合い、強く抱き合い、今度は愛情のこもったキスをする。 男の純情、そして軽薄さの象徴であった欽也にも、優しい感情が芽生え、初めて朱美を愛おしいと思った。 男と女が本当に愛し合い、相手の人生を大切にする、という純な愛を見せてくれた作品であった。 《 「ふきの会」から皆さんへのアンケートのご依頼がありました 》   回答は4月11日までに、センターへメール・電話・または文書でお願いいたします。   以下いただいたアンケートです。ご協力をよろしくお願いいたします。   「利用者の方へ ふきの会からのお願い」    このたび、ふきの会では、利用者の方から生のお声を伺いたいとアンケートをすることにしました。    お手数とは思いますが、どうぞ忌憚のないご意見をお願いします。 Q.1 性別    男性  女性 Q.2 年代    10代  20代  30代  40代  50代  60代  70代  80歳以上 Q.3 センター便り・広報おかやま・タウン情報などの定期刊行物を利用していますか?            はい   いいえ Q.4 好きな本のジャンルを教えてください。 Q.5 最近読んだ本を教えてください。(タイトルを3冊ぐらい) Q.6 聞いていて、読み方など気になることを教えてください。 Q.7 どんな本が読みたいですか?    文学・政治・経済・スポーツ・健康・音楽・料理・その他(具体的に) Q.8 読んで欲しい本があったら教えてください。(タイトルを具体的に) Q.9 ふきの会に対するご意見・ご要望を教えてください。   ありがとうございました。   今後、ふきの会の活動に活かしていきたいと思います。 《 定期刊行物「週刊現代」の紹介 》   今月の定期刊行物では、「週刊現代」を紹介します。   週刊現代 2014年3月8日号の目次から一部を抜粋してご紹介します。    サピエ図書館にはデイジー図書として登録されています。 最新版歯科医療の凄い技術−自分の歯も「再生」できる! 「オバマ来日」決定までの全内幕−「失望」大統領」と「逆ギレ」総理 「かつおだし」「醤油」「ハム」−あなたは何も知らずに食べますか 小保方さんにかけられた「疑惑」−「STAP細胞」ねつ造報道 明日を知る/まるで北朝鮮。官房長官が強すぎて「菅おろし」が始まった 明日を知る/兜町で話題騒然!株の値動きが示唆する「世界恐慌」前夜 明日を知る/43科長が「全員クビ」?国立がんセンターに激震 霞が関24時/安倍晋三総理の暴走が止まらない カネ学入門/米国人は3度家を買い替える 名フレーズ珍フレーズ/絶対に諦めない男たち 佐藤優の人間観察/スペイン司法が中国要人を手配した理由 官々愕々/派遣法改正の前にすべきこと ジャーナリストの目/「監視大国」アメリカ以下!日本のジャーナリズム 堤未果/国境なき記者団、報道の自由度インデックス プロ野球「戦力外通告」の男たち/その日は突然、訪れた・・・ <転落>振り込め詐欺グループに入った「天才スイマー」の場合 《 新刊案内 》   センターで新しく受け入れた図書をご紹介します。どうぞご利用ください。   今月は、デイジーが14タイトル、点字が15タイトルです。   なお、返却期限は資料が届いてからお手元に2週間です。 ●録音図書 ◎一般向け図書 〇歴史(3タイトル) 書名 加藤タキ タキの“納得”人生 人間の記録 125 加藤タキ 著 デイジー(6時間57分) 発行 日本図書センター 2000年 内容 音楽事務所、音楽出版社役員を経てコーディネーターとして独立した著者が、生い立ち、アメリカ留学、就職、結婚と離婚、ビジネス戦略などを綴る。 書名 宮本常一 民俗学の旅 人間の記録 129 宮本 常一 著 デイジー(7時間59分) 発行 日本図書センター 2000年 内容 生涯にわたり全国をくまなく歩き続けた民俗学者が、家の歴史、家族、柳田国男・渋沢敬三らとの出会いなどを綴る。 書名 片山潜 歩いてきた道 人間の記録 132 片山 潜 著 デイジー(5時間17分) 発行 日本図書センター 2000年 内容 日本最初の社会主義政党を結成し、後に共産主義の立場に転じた著者。どのような境遇で少年時代と青年時代を過ごしたかを、飾らず赤裸々に回想する。 〇社会科学(3タイトル) 書名 アベノミクスでも消費税は25%を超える PHPビジネス新書 283 小黒 一正 著 デイジー(10時間34分) 谷 宣雄 音訳 発行 PHP研究所 2013年 内容 日本経済は復活できるのか? 社会保障制度はもちこたえられるのか? 日本の財政・経済政策に関する論争においてよく取り上げられる論点について、その問題の所在と、事実に即した考え方をわかりやすく解説する。 書名 盲導犬の父 塩谷賢一追悼CD アイメイト協会同窓会 編 デイジー(10時間8分) 内容 NHKラジオ番組「盲導犬チャンピー物語」、田辺光宏氏朗読:塩谷賢一著「アイメイトと生きる」などを収録。 書名 石川倉次とその時代 点字がつなぐ過去と未来 [小西信八 石川倉次の声 讃える歌付き] 高橋 實 監修 デイジー(5時間12分) 発行 視覚障害者支援総合センター 2009年 内容 石川倉次生誕150年を記念して募集したエッセイ13編と、石川倉次の生涯と業績を紹介。 〇産業(1タイトル) 書名 捨て犬未来に教わった27の大切なこと 人が忘れかけていた信じること、生きること、愛すること 今西 乃子 著 デイジー(4時間7分) 幾田 靖子 音訳 発行 青春出版社 2013年 内容 右目と後ろ足首を切られた状態で捨てられていた犬が、殺処分寸前に救い出され、走れるようになった奇跡−。 〇芸術・美術(3タイトル) 書名 高村光雲 木彫七十年 人間の記録 124 高村 光雲 著 デイジー(12時間17分) 発行 日本図書センター 2000年 内容 鳥や獣を題材に写生を取りいれた新しい作風を開き、明治時代に入り衰退しかけていた木彫の蘇生に大きな業績を残した著者が、その生涯を綴る。 書名 辻村寿三郎 人形曼陀羅 人間の記録 130 辻村 寿三郎 著 デイジー(4時間15分) 発行 日本図書センター 2000年 内容 人形作家である著者が、幼年期を過ごした満州のこと、生き別れた母への想い、人形作家として歩むまでの紆余曲折について綴る。 書名 吉永小百合 夢一途 人間の記録 122 吉永 小百合 著 デイジー(5時間39分) 発行 日本図書センター 2000年 内容 国民的女優である著者が、100本の映画に出演するまでの半生、映画への熱い思い、心に残る人たちとの出会い、心温まるエピソードを綴る。 〇文学(4タイトル) 書名 佐佐木信綱 作歌八十二年 人間の記録 112 佐佐木 信綱 著 デイジー(16時間24分) 発行 日本図書センター 1999年 内容 正岡子規、与謝野鉄幹らとともに、短歌革新運動期に活躍した歌人である著者の、歌一筋に歩んだ人生年代記。 書名 年を重ねることはおもしろい。 苦労や不安の先取りはやめる 吉沢 久子 著 デイジー(3時間18分) 幾田 靖子 音訳 発行 さくら舎 2013年 内容 素直に年を重ねてみると、気負っていた日々には見えなかったものが見えてきたりして、なかなかおもしろいものだと、私はいまをたのしんでいます−。 書名 池田満寿夫 日付のある自画像 人間の記録 127 池田 満寿夫 著 デイジー(13時間24分) 発行 日本図書センター 2000年 内容 「エーゲ海に捧ぐ」で芥川賞を受賞し、作家・映画監督としても活躍した画家である著者。母親に宛てた手紙と、母親の死について綴った文章を収録する。 書名 人づきあい 疲れない人間関係のヒント 曽野 綾子 著 デイジー(2時間12分) 幾田 靖子 音訳 発行 イースト・プレス 2013年 内容 しがみつかない。縛られない。こだわらない。無理しない。「人づきあいの極意」とは? 人との関係に悩み、疲れてしまう人へ、自分の心を楽にする人とのつきあい方を伝える。 ●点字図書 ◎一般向け図書 〇歴史(1タイトル) 書名 神に頼って走れ! 自転車爆走日本南下旅日記 集英社文庫 高野 秀行 著 点字2巻 坂本 泰子 点訳 発行 集英社 2008年 内容 2007年1月、ある願いをかなえるため著者は愛車キタ2号にまたがりお遍路の旅に出た。愉快爽快な55日間の日記。 〇社会科学(3タイトル) 書名 障害者の雇用の促進等に関する法律 点字2巻 発行 総務省法令データ提供システム 2013年 内容 障害者の雇用や職業生活上の自立を促進するための措置を講じ、障害者の職業の安定を図ることを目的とした法律。 書名 地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律 他 点字1巻 発行 総務省法令データ提供システム 2013年 内容 平成24年6月27日公布の表題ほか、平成25年6月19日改正の「国等による障害者就労施設等からの物品等の調達の推進等に関する法律」を収録。 書名 カニは横に歩く 自立障害者たちの半世紀 角岡 伸彦 著 点字8巻 発行 講談社 2010年 内容 日本で初めて大々的に差別に声を上げて行動した脳性マヒ者の運動団体の活動を描く青春ノンフィクション。 〇自然科学(1タイトル) 書名 ウイルス・プラネット ポピュラーサイエンス カール・ジンマー 著 今西 康子 訳 点字2巻 発行 飛鳥新社 2013年 内容 最悪の敵か、最強の味方か。地球は、ほぼウイルスでできている! ウイルスをめぐる科学者たちの試行錯誤や地道な努力の物語など、ウイルス研究の歴史をたどりながら、ウイルスについての基本的な知識と驚きエピソードを紹介。 〇産業(1タイトル) 書名 地域を豊かにする働き方 被災地復興から見えてきたこと ちくまプリマー新書 185 関 満博 著 点字2巻 発行 筑摩書房 2012年 内容 東日本大震災により被災した「地域」に着目し、地域産業の被災と現状、復旧・復興への取り組みを紹介。 〇芸術・美術(1タイトル) 書名 聴かなくても語れるクラシック 日経プレミアシリーズ 167 中川 右介 著 点字3巻 山上 方子 点訳 発行 日本経済新聞出版社 2012年 内容 レコード会社が勝手に名付けたから売れたあの名曲、セールスマンと異名をとった巨匠・カラヤンの技…。社会人として知っておきたいクラシック音楽の常識を紹介。 〇文学(2タイトル) 書名 理由(わけ)あって冬に出る 創元推理文庫 似鳥 鶏 著 点字4巻 井上 美子 点訳 発行 東京創元社 2007年 内容 幽霊が出るという噂を確かめるために、夜の学校へ足を運ぶと本当に幽霊が現れた。にわか高校生探偵団が解明した幽霊騒ぎの真相とは? 書名 「お買いもの」のいいわけ 幻冬舎文庫 堀井 和子 著 点字1巻 清須 仁子 点訳 発行 幻冬舎 2008年 内容 食器や家具、雑貨、キッチンの道具などの買い物に関しては、失敗が少ない方だと思うけれど、ファッションのアイテムに関しては迷う。 ◎児童向け図書 〇文学(6タイトル) 書名 恋する百人一首 白金中学にカルタ部誕生! 内海 準二 著 点字2巻 発行 PHP研究所 2011年 内容 中2になったみゆきは、父との約束で、部活動が夏まで続いたらケータイを買ってもらえることになり、しぶしぶカルタ部に入部したが・・・ 書名 シフト ジェニファー・ブラッドベリ 著 小梨 直 訳 点字4巻 発行 福音館書店 2012年 内容 高校を卒業して大学が始まるまでの夏休み、親友のクリスとウィンはアメリカ大陸横断の自転車旅行に出かける。だが、ゴール寸前、ウィンは姿をくらます。 書名 図書室からはじまる愛 パドマ・ヴェンカトラマン 著 小梨 直 訳 点字4巻 発行 白水社 2010年 内容 1941年、インド。お嬢様として何不自由なく育ったヴィドヤは、尊敬する父親が重いけがを負ったことで生活が一変、苦しみの日々を送るようになる。 書名 うちはお人形の修理屋さん ヨナ・ゼルディス・マクドノー 作 おびか ゆうこ 訳 点字2巻 発行 徳間書店 2012年 内容 人形の修理屋の娘で9歳のアナは、3人姉妹の真ん中。姉妹で人形で遊ぶのが大好きだが、ヨーロッパの戦争で、店が立ち行かなくなる。アナは…? 書名 りっぱな兵士になりたかった男の話 グイード・スガルドリ 著 杉本 あり 訳 点字2巻 発行 講談社 2012年 内容 疑問はもたない。それが、りっぱな兵士だ−。イタリアの人気児童文学作家・スガルドリが、かたくなに軍隊の規律を守る青年と、素朴な老人のユーモラスなやりとりを通して、戦争の愚かさを描き出す。 書名 金色の髪のお姫さま チェコの昔話集 カレル・ヤロミール・エルベン 文 木村 有子 訳 点字2巻 発行 岩波書店 2012年 内容 動物たちのことばがわかる不思議な力を持つ若者が、美しい金色の髪のお姫さまをお妃にするまでの冒険を描いた表題作のほか、チェコのふしぎな伝承の世界を描いた民話全13編を収録。