視覚障害者センターだより 〜ロバと五つのにんじん〜 平成25年10月(通巻277号) 発行 岡山県視覚障害者センター 郵便番号 700−0927 岡山市北区西古松268−1 電話 086−244−1121 FAX 086−244−1043 Eメール ossfc@nifty.com 声の欄は随時募集しています。 内容とその形式は問いませんので、皆さまからの原稿をお待ちしています。 読み始めたら途中で止められなかった面白い本、おいしかった飲食店、便利グッズ、趣味など何でもけっこうですので、ぜひ声の欄に原稿をお寄せください。 今月の内容 お知らせ(11件)、日刊誌点字JBニュースの紹介、県立図書館のイベントの案内、声「拝啓、竹内昌彦先生」映画化実行委員会からRSKラジオ主催の特別講演会と映画会にお出かけください、新刊案内をお伝えします。 《 お知らせ 》                                             1.2013年11月の休館日と図書整理日   休館日は毎週火曜日と4日(月)の文化の日の振替休日、23日(土)の勤労感謝の日です。   図書整理日は28日の第4木曜日です。この日は終日留守番電話対応とさせていただきます。 2.9月22日岡山県視覚障害者協会の評議員会が開かれました。   その中でタクシーへの要望がありました。   要望内容はタクシーを利用し、岡山県視覚障害者センターへ行くように伝えたにもかかわらず、到着したところがセンターでないことが時々ある。   タクシードライバーにセンターの場所を周知徹底してほしいとのことでした。   岡山県タクシー協会に上記のことを要望しました。   その際、タクシー協会から以下の要望がありましたのでお知らせします。   乗車の際は行き先とともに住所か電話番号を伝えてもらいたい。そうしてもらえればナビか無線での対応ができ、センターに間違いなくお送りできますとのことでした。   これでも間違った所に着いたときは、そのことを社団法人 岡山県タクシー協会TEL 086−272−3451に知らせて欲しいとのことです。   センターの住所は北区西古松268−1、電話は086−244−1121です。 3.パソコン利用促進(初心者講座)の受講者募集のご案内   今年度も初心者を対象とした音声パソコン講座が6月からスタートしています。   初めての方を優先しますが、以前受講された方も可能ですので、ふるってご参加ください。   講座にはA、Bの2コースがあり、Aコースは終了しました。   Bコースは受講者のご都合のよい日に実施します。   (1)会場 岡山県視覚障害者センター1階ロビー   (2)期間   Bコース 受講者の都合のよい日に合わせるため未定。   (3)講座の時間は受講者に合わせますが、終りは最も遅くても17時までとします。   (4)残り募集数 1名   (5)受講料 無料   今まで時間帯が合わなかった方、パソコンは苦手と思われていた方、興味がなかった方、チャレンジされてみませんか。   新しい世界が広がるかもしれませんよ。   受講希望される方はセンターの川田まで電話で、お問い合わせ、申し込みをしてください。   電話086−244−1121 4.「障害者ITサポートセンターおかやま(TEL086−224−4670)」をご存知でしょうか。   視覚障害者が初めてパソコンを使おうとするときには、さまざまなハードルがあるため、すぐには使えないのが現状です。   そんな時この障害者ITサポートセンターへ電話相談してみると、ご自宅でのサポートが受けられるかもしれません。   ここには音声パソコンのボランティア講座を終了された方が多数登録されています。   パソコンを使われている方はもちろん、これから始めてみようと思われている方も、気になること、わからないことなどがあれば、ぜひこのサービスを使って知的好奇心を満たしてみませんか? 5.PCVOLの例会日とガイドつきDVD映画上映のご案内   皆さんはpcvolという会をご存知でしょうか。今年で発足後10年を迎えた主に音声パソコンのサポートを行っているグループです。   現在の活動場所は岡山県視覚障害者センターが主になっています。   今年度は、奇数月には午前中に例会を持ち、音声パソコンのサポートを行ない、午後はセンターが催すガイドつきDVD映画の上映会に希望者は参加します。   偶数月は午前午後を通してのパソコンのサポートや勉強会をします。   11月以後の例会、映画会は以下の通りです。    11月10日(日) 例会、映画会「シャルウィーダンス」 12月22日(日) 例会 2014年  1月19日(日) 例会、映画会 「ハウルの動く城」  2月16日(日) 例会  3月9日(日) 例会、映画会 「幸福の黄色いハンカチ」 6.「くらしの豆知識」をさしあげます   消費庁発行の「2013年版 くらしの豆知識」のデイジー版(11時間55分)をさしあげますので、ご希望の方はセンターまでご連絡ください。 7.点字・録音資料を貸し出します   次の点字・録音資料(2種類)を貸し出しますので、ご希望の方はセンターまでご連絡ください。 (1)「平成22年 社会福祉施設等調査結果の概況」(点字2巻)…厚生労働省発行。点字データあり。 (2)「平成24年度 食料・農業・農村白書」(デイジー、カセット1巻)…農林水産省発行 8.白杖(直杖)を作っていただけます。   白杖の長さを利用者の身長に合わせて作っていただけます。   身長マイナス40〜45センチメートルが標準のようですが、ご希望の長さのものを作っていただけます。   ただし最も長いものでも131センチメートルです。   この杖は、ゴルフクラブの不要になったものを再利用して作成したものです。 9.点字に親しむ会のお知らせ   2013年度の「点字に親しむ会」を次のように開催いたします。例年通り点字に関するゲーム・クイズ・読みの問題等で2時間余りを楽しみたいと思います。   点字のルールに自信のない方も、お気軽にご参加ください。   なお、参加された方には、ささやかですが昼食を差し上げます。 とき 11月24日午前10時〜12時 場所 岡山県視覚障害者センター 電話 086ー244ー1121 参加申し込み 11月20日(水)までに、電話で視覚障害者センターまでお申し込みください。 10.秋の歌声   11月24日午後1時半より視覚障害者センターで、例年通り「秋の歌声」の集りを持ちたいと思います。   さわやかな秋の午後、アコーディオンとギターをバックに思いきり歌って過ごしましょう。   前もっての申し込みは不要です。点字と墨字の歌集を用意します。 11.点字JBニュースを読んでみませんか。   点字JBニュースは大きく分けて2種の記事からなっています。   1つは日本盲人会連合が作成した視覚障害者に関する様々な記事で、もう1つは日本経済社からの一般的な10記事です。   メール版と点字版の2種で提供しています。   点字JBニュースを新しく読んでみようと思われる方は、センターまでご連絡ください。   費用は無料です。なおメール版のうち、携帯メールへは視覚障害関連の記事のみになります。   購読されるかどうかの判断材料として点字JBニュースの日盲連が作成した9月27日(金)の視覚障害者に関係する記事を次に掲載します。   日盲連 韓国視覚障害者団体と国際交流   社会福祉法人日本盲人会連合と韓国視覚障害者連合会の国際交流行事が9月24日〜26日、韓国のソウルで行われた。 24日、羽田を発って金浦空港に到着した竹下義樹日盲連会長ら一行14名は、ソウルにある障害者のための体育センターを見学。   25日に汝矣島(ヨイド)のイルムセンターで開かれた「2013年日韓交流討論会」では、より発展的な福祉モデル構築を目指して (1)韓国の障害者差別禁止法と日本の障害者差別解消法の比較 (2)女性視覚障害者に対する福祉支援 (3)視覚障害者の職業に関する両国の現状と今後の発展方向 (4)映像物に対する解説物の製作実態と課題 (5)視覚障害者とスポーツ、 などをテーマに論議した。   26日はソウル市内の青瓦台、ソウルタワーなどの観光やショッピングを楽しみ、金浦空港から空路、帰国の途についた。(日盲連)   NTTゆいの会 新聞リーディングサービス   「NTT東京福祉文化事業団ゆいの会」は、目の不自由な人や小さな文字が読みにくい人に電話で新聞を読み上げる「新聞リーディングサービス」を行っている。    主なサービスは (1)希望する新聞記事の読み上げ(朝日・毎日・読売・産経・日本経済・東京・スポーツニッポンの7紙に対応、過去1か月まで遡っての読み上げも可能) (2)希望する文書の読み上げ(書籍・手紙・チラシ・説明書などなんでも可だが、読み上げてほしい文書をFAXか郵送で同会まで送付)。   料金は通話料のみ。 受付は、月曜から金曜までの10時〜16時(祝日・新聞休刊日・年末年始は休み)。 問い合わせ先は「NTT東京福祉文化事業団ゆいの会」(〒108−0075東京都港区港南1−9−1NTT品川ツインズ、電話03−6712−8803、FAX03−6712−8805、Eメール:yuii2100@guitar.ocn.ne.jp)。 同会ホームページも参照(http://www9.ocn.ne.jp/~yuinokai/)。(日盲連) 《  岡山県立図書館のイベント  》   岡山県立図書館の2つのイベント案内を紹介します。   一つは放送大学との連携講座です。全10回催されますが、まだ間に合うと思われる5講座を紹介します。   二つ目は映画会の案内です。   @放送大学・県立図書館連携講座 放送大学岡山学習センターの教授陣をお迎えして、専門分野に関する連続講座を開催しています。 平成25年度は全10回の講座を予定しております。講座のお申し込みは1ヶ月前から受け付けます。 開催日、標題、講師、専門分野 第6回  11/16(土) 「公法と私法ってどういう意味?」 岡田 雅夫 氏/行政法学 第7回  12/14(土) 「クリスマスソングと英語」 服部 美佳 氏/英語学 第8回  1/11(土) 「統計グラフの功罪」 垂水 共之 氏/統計学 第9回  2/8(土) 「毛管防根給水紐を用いた給液栽培システムの開発」 桝田 正治 氏/園芸学 第10回  3/8(土) 「地球の気候変動と二酸化炭素」 酒井 貴志 氏/有機化学 (申込・お問い合わせ) 岡山県立図書館 〒700−0823 岡山市北区丸の内2−6−30 TEL 086−224−1286    A「バリアフリー映画会」  バリアフリー映画会とは、障害のある人もない人もみんなで楽しめる映画会です。 ・この映画は、映画独自の音声のほかに場面を説明する「音声ガイド」を同時に流します    2種類の音声は会場の皆さまに聞こえます。 ・台詞や情景を説明した「日本語字幕」が表示されます。  上映作品  「西の魔女が死んだ」        (監督/長崎俊一 原作/梨木果歩) 日時 11月4日(月・祝日)13:30〜15:30(開場は13:00) 会場 県立図書館2階 デジタル情報シアター 定員 82名(優先席含む) 鑑賞スペースの確保が必要な方:要予約「見ること」「聞くこと」に障害やご不便がある方・車椅子をご利用の方は優先席をご予約下さい。 車椅子の方は前方に鑑賞スペースを確保します。 ※会場は座席部分に階段があります。  ※当日、文字通訳・手話通訳はありません。 ・申込は電話 岡山県立図書館 総務・メディア課 TEL 086−224−1286 まで。 《  声  》 「拝啓、竹内昌彦先生」映画化実行委員会からRSKラジオ主催の特別講演会と映画会にお出かけください     私たちは元岡山盲学校教頭の竹内昌彦先生の講演を聞き、先生が書かれた「見えないから見えたもの」という本を読んで、これを映画にしようと考えました。   その映画を学校の授業に使っていただき、少しでもいじめやそのために自殺する子供を減らしたいと思うのです。   映画を作るためにはたくさんのお金が必要です。   そこで2千万円を目標に、昨年から募金活動を開始し、現在までに約900万円が集まりました。   この活動を知った山陽放送のアナウンサー滝沢忠孝さんは、毎週月曜日の18時10分から20分間、映画化支援のためのラジオ番組を作ってくださっています。   そして今回、映画化の動きを飛躍させようと、下記のような特別講演会と映画の予告編上映会を岡山市民会館で開くことにしました。   1200人の客席を満員にしたいとがんばっています。   皆さんもお知り合いの方々をお誘いしてどうぞお出かけください。   みんなで感動の輪を大きく広げていきましょう。           記 RSKラジオ「 拝啓 竹内昌彦先生 」映画化支援プロジェクト 〜 みんな集まれ この指とまれ 〜 竹内昌彦先生特別講演会及び 「拝啓竹内昌彦先生」予告編上映会 開催 入場無料 定員1,200名様 日時: 平成25年11月23日(土)      ◎受付:午後6時20分〜 ◎開演:午後6時50分〜 場所: 岡山市民会館 岡山市北区丸の内2−1−1 司会: 応援団長 滝沢 忠孝 主催: RSKラジオ『みんな集まれ!この指とまれ』      「拝啓 竹内昌彦先生」映画化実行委員会・ ワンダーシップ 後援: 岡山県・岡山県教育委員会・岡山市・岡山市教育委員会・山陽新聞社 ご参加いただける方のお名前を教えてください。 ◎お問い合せ先  「拝啓 竹内昌彦先生」映画化実行委員会   〒700−0925 岡山市北区大元上町12−11  事務局 TEL. 086−242−3535 FAX. 086−242−3311  e-mail:jimukyoku@haikei-takeuchi.jp 《 新刊案内 》   センターで新しく受け入れた図書をご紹介します。   どうぞご利用ください。   今月は、デイジーが18タイトル、点字が5タイトルです。   なお、返却期限は資料が届いてからお手元に2週間です。 ●録音図書 ◎一般向け図書 ○歴史(5タイトル) 書名 明治を支えた「賊軍」の男たち 講談社+α新書 星 亮一  著 デイジー(4時間23分) 内田 和江 音訳 発行 講談社 2010年 内容 逆境にあって生き抜く日本人の肚の据え方とは? 幕末から明治へ変わるなか、逆賊として差別された旧幕府陣営。渋沢栄一、福沢諭吉、榎本武揚、原敬ら、貧困、冷遇、敗北をはね返した10人の実例を紹介する。 書名 逆転のボランティア ごみ拾いが暴走族を変えた! 工藤 良  著 デイジー(4時間32分) 発行 学研 2004年 内容 福岡県田川で、元暴走族のメンバーがボランティア団体を立ち上げた。彼らがごみ拾いする姿は市民に温かく受け入れられ、活動を通して自身も大きく変わっていく。プロジェクトの中心人物が、逆転と奇跡と感動の物語を語る。 書名 塩尻公明評伝 旧制一高教授を断った学究的教育者 中谷 彪  著 デイジー(8時間20分) 福島 五重 音訳 発行 桜美林大学北東アジア総合研究所 2013年 内容 人間の業に真正面から向き合い、取っ組み合い、遂には手応えある生甲斐を獲得するとともに、類い稀な人間的成長と多面的で深奥な学問的偉業とを達成した塩尻公明。その人物像を事実に則して鮮明に描く。 書名 ボクらの日本一周どんぶらこ きびだんごを配って四千里 石井 達也  著 デイジー(4時間26分) 一色 英美 音訳 発行 吉備人出版 2011年 内容 ひとつの「きびだんご」から広がる素敵な出会い! 縁あった人達に「きびだんご」をくばりながら、日本一周の旅に出た、岡山発「桃太郎男子」2人の珍道中の記録。 書名 私はなぜ80歳でエベレストを目指すのか 小学館101新書 161 三浦 雄一郎  著 デイジー(4時間41分) 発行 小学館 2013年 内容 骨盤骨折、2度の心臓手術…。でも目標があれば80歳でも変われる! 2013年5月、80歳で3回目のエベレスト登頂を目指す著者が、出発前の想いと、「目標を持てば人は向上できる」という信念を綴る。 ○社会科学(1タイトル) 書名 子どもの教養の育て方 佐藤 優,井戸 まさえ  著 デイジー(6時間51分) 辻田 峯夫 音訳 発行 東洋経済新報社 2012年 内容 知の怪物・佐藤優と、5児の母で政治家・井戸まさえの異色対談。子どもを本好きにさせる秘訣から、中学〜大学受験の賢い乗り切り方、ゲームや小遣いまで徹底討論。 ○自然科学(4タイトル) 書名 一週間はなぜ7日になったのか 数学者も驚いた、人間の知恵と宇宙観 青春新書INTELLIGENCE 柳谷 晃  著 デイジー(6時間11分) 発行 青春出版社 2012年 内容 いろいろな古代文明で一週間を7日とする暦を使っている。ということは、神様は7日でこの世界をつくった、という神話ができる理由がある…。神話より先に、人びとが7を大切にしていたのはなぜか、その謎を解く。 書名 だれもが心の片隅で思っていること 医学博士が教える『脳で心を考える』幸せへの53のステップ 米山 公啓  著 デイジー(2時間58分) 上原 順子 音訳 発行 インデックス・コミュニケーションズ 2004年 内容 科学の進歩によって、人の「思い」は、心という漠然としたものではなく、脳の変化として理解できるようになった。人が普段持っている様々な欲望を脳科学の視点から説明し、脳の中でどんな変化が起きているのかを解説する。 書名 1600キロカロリーの献立 NHKきょうの料理. 生活習慣病のメニュー 本多 京子  著 デイジー(4時間17分) 平田 日南子 音訳 発行 日本放送出版協会 2005年 内容 生活習慣病の対策は、毎日のカロリーコントロールから! 1日1600kcalの基本献立を、夕食の主菜が魚、肉、豆・豆製品の場合に分けて、合計12パターン紹介。基本献立をアレンジする60の入れ替え料理も収録。 書名 あなたの人生を変える睡眠の法則 朝昼夕3つのことを心がければOK! 睡眠の質がよくなると、おもしろいほどやる気がわき上がる! 菅原 洋平  著 デイジー(3時間34分) 発行 自由国民社 2012年 内容 睡眠の「リズム」を活用するだけで、心も体も大きく変わる! 誰でもすぐできる、医療現場で実証ずみの科学的快眠習慣を紹介。作業療法士によるアクティブスリープのすすめ。 ○技術・工学(1タイトル) 書名 ニッポンおみやげ紀行 泉 麻人  著 デイジー(6時間10分) 発行 大和書房 1999年 内容 老舗銘菓からB級迷菓まで300点を収録した、諸国おみやげ菓子ガイド。 ○文学(7タイトル) 書名 芭蕉 日本人のこころの言葉 田中 善信  著 デイジー(4時間37分) 塩田 美智恵 音訳 発行 創元社 2013年 内容 「おくのほそ道」などを著し、元禄7年、旅先の大坂で亡くなった芭蕉。芭蕉自身が書きのこした言葉だけを取り上げ、芭蕉を一人の人間として見つめ直す。芭蕉の生涯、略年譜も収録。 書名 湖底の城 呉越春秋 4巻 宮城谷 昌光  著 デイジー(5時間17分) 福島 五重 音訳 発行 講談社 2013年 内容 呉へのがれ、将軍・公子光の賓客となった伍子胥は、楚との戦いに力を貸して欲しいと頼まれる。子胥の進言と公子光の戦術によって大勝をおさめるが…。江水流域を舞台に描く中国歴史小説。 書名 黄金を抱いて翔べ 高村 薫  著 デイジー(10時間41分) 発行 新潮社 1990年 内容 鉄壁の防護システムの向う側に眠る6トンの金塊。練りに練った奪取作戦の幕が、切って落とされた。破天荒無比なサスペンス大作。 書名 白い虚像 石川 恭三  著 デイジー(10時間27分) 山本 道子 音訳 発行 三笠書房 2000年 内容 「患者は医者の研究材料ではない!」 内科医として対照的な道を歩んできた保坂と窪田。次期教授選の最終候補の座をめぐり、それぞれの思惑が動き出す。「生身の医者」の葛藤を精巧な筆致で描く。 書名 オレたちバブル入行組 池井戸 潤  著 デイジー(9時間18分) 発行 文芸春秋 2004年 内容 崩壊した銀行不倒神話。給料は下がり、ポストも減り、逆境にさらされるバブル入行組の男たちの意地と挑戦を鮮やかに描く長篇小説。 書名 山田方谷の夢 野島 透  著 デイジー(8時間59分) 丸山 志世子 音訳 発行 明徳出版社 2011年 内容 奇跡の藩政改革を成し遂げ、最後の老中板倉勝静の顧問として幕政にも関与した山田方谷。2人の兄とともに新選組に入り活躍し、組長近藤勇の養子になった谷昌武。幕末の激動期を生きた両者の生涯と関係を描く。 書名 セカンドウインド フィリップ・ポッツォ・ディ・ボルゴ  著 田内 志文  訳 デイジー(6時間7分) 上田 あさみ 音訳 発行 アチーブメント出版 2012年 内容 事故で首から下が麻痺した貴族階級出身の私を介護してくれた、スラム街出身の黒人青年アブデル。彼は野蛮で、矛盾を抱えた人間だったが、私を笑わせてくれる守護悪魔だった。 ●点字図書 ◎一般向け図書 ○歴史(1タイトル) 書名 イタリアものしり紀行 新潮文庫 紅山 雪夫 著 点字4巻 河田 順子 点訳 発行 新潮社 2007年 内容 イタリアは、訪れる度に新しい感動を与えてくれる魅惑の国。栄華を誇るローマ、美しき水の都ヴェネツィア、ルネサンスの香り漂うフィレンツェ…。日本人に人気のある都市を中心に、その歴史を学ぶ。 ○社会科学(2タイトル) 書名 参議院とは何か 1947〜2010 中公叢書 竹中 治堅 著 点字6巻 発行 中央公論新社 2010年 内容 参議院が創設された1947年から政権交代直後の2010年までの期間に参議院が果たしてきた役割を辿り、参議院のあり方を問う。 書名 買い物弱者応援マニュアル ver.2.0 買い物弱者を支えていくために 24の事例と7つの工夫ver2.0 新規事例、支援制度追補版 経済産業省 著 点字2巻 発行 経済産業省商務情報政策局商務流通グループ流通政策課 2011年 内容 国、地方自治体、民間事業者、地域の非営利団体等が行なっている買い物弱者支援の先進事例とその工夫のポイント、国や地方自治体による支援制度を紹介。 ○芸術・美術(1タイトル) 書名 視覚障害者と健常者が共に楽しめるスポーツ 社会福祉法人桜雲会 編 点字1巻 内容 健康増進や充実した生活を送るうえで、スポーツをすることは効果的だが、何でも気軽に挑戦するわけにはいかない。障害の有無にかかわらず楽しめるスポーツを取り上げる。 ○文学(1タイトル) 書名 英文学の地下水脈 古典ミステリ研究〜黒岩涙香翻案原典からクイーンまで〜 Key library 小森 健太朗 著 点字4巻 発行 東京創元社 2009年 内容 エラリー・クイーンなど英米古典ミステリの作家・作品についての論考と黒岩涙香翻案作品の原典探究を収録した評論集。