視覚障害者センターだより 〜ロバと五つのにんじん〜 平成25年9月(通巻276号) 発行 岡山県視覚障害者センター 郵便番号 700−0927 岡山市北区西古松268−1 電話 086−244−1121 FAX 086−244−1043 Eメール ossfc@nifty.com 声の欄は随時募集しています。 内容とその形式は問いませんので、皆さまからの原稿をお待ちしています。 読み始めたら途中で止められなかった面白い本、おいしかった飲食店、便利グッズ、趣味など何でもけっこうですので、ぜひ声の欄に原稿をお寄せください。 今月の内容 お知らせ(7件)、声三宅好美さんから「メールを始めてみませんか」、ふきの会交流会「座禅体験と精進料理を楽しみましょう」のご案内、定期刊行誌「週 刊文春」の紹介、新刊案内をお伝えします。 《 お知らせ 》                                              1.2013年10月の休館日と図書整理日   休館日は毎週火曜日と14日(月)の体育の日です。図書整理日は24日の第4木曜日です。この日は終日留守番電話対応とさせていただきます。 2.薬局で薬を渡されるとき、配慮してもらいたいことはありませんか?   皆さんは複数の処方薬が出たとき、どのように薬を管理し、服用されているでしょうか。   先日、センターの近くにある薬局の薬剤師の方が来館され、視覚障害者の方に薬をお渡しするとき、どんなことに配慮すれば正しく薬を服用していただけるだろうかとのご相談がありました。   皆さんは普段薬をどのような方法で分類し、服用されていますか。   また、薬を渡されるとき、こんなことをしてもらいたいということはありませんか。   何かご希望があれば、センターにご連絡ください。その旨を薬剤師さんにお知らせします。   要望をお伝えすれば、今後、県内の多くの薬局で対応してもらえるかもしれません。 3.パソコン利用促進(初心者講座)の受講者募集のご案内   今年度も初心者を対象とした音声パソコン講座が6月からスタートしています。   初めての方を優先しますが、以前受講された方も可能ですので、ふるってご参加ください。   講座にはA、Bの2コースがあり、Aコースは終了しました。   Bコースは受講者のご都合のよい日に実施します。   (1)会場 岡山県視覚障害者センター1階ロビー   (2)期間 Bコース 受講者の都合のよい日に合わせるため未定。   (3)講座の時間は受講者に合わせますが、終りは最も遅くても17時までとします。   (4)募集定員 3名   (5)受講料 無料   今まで時間帯が合わなかった方、パソコンは苦手と思われていた方、興味がなかった方、チャレンジされてみませんか。新しい世界が広がるかもしれませんよ。   受講希望される方はセンターの川田まで電話で、お問い合わせ、申し込みをしてください。 電話086−244−1121 4.「障害者ITサポートセンターおかやま(TEL086−224−4670)」をご存知でしょうか。   視覚障害者が初めてパソコンを使おうとするときには、さまざまなハードルがあるため、すぐには使えないのが現状です。   そんな時この障害者ITサポートセンターへ電話相談してみると、ご自宅でのサポートが受けられるかもしれません。   ここには音声パソコンのボランティア講座を終了された方が多数登録されています。   パソコンを使われている方はもちろん、これから始めてみようと思われている方も、気になること、わからないことなどがあれば、ぜひこのサービスを使って知的好奇心を満たしてみませんか? 5.センター便りをメールでお送りしている方へのお願い   センター便りをメール版でもお送りしている方が121名おられます。時々メールアドレスが変更になったのでしょうか、メールが返ってくることがあります。   メールアドレスに変更のあったときは、なるべく早く新メールアドレスをセンターまでお知らせください。   ご協力をよろしくお願いいたします。   また、今日ではほとんどないと思われるのですが、長期間メールの受信をしていないと、センターからお送りしたメールが届かないことがあります。   定期的なメールの受信もお願いたします。 6.PCVOLの例会日とガイドつきDVD映画上映のご案内   皆さんはpcvolという会をご存知でしょうか。   今年で発足後10年を迎えた主に音声パソコンのサポートを行っているグループです。   現在の活動場所は岡山県視覚障害者センターが主になっています。   今年度は、奇数月には午前中に例会を持ち、音声パソコンのサポートを行ない、午後はセンターが催すガイドつきDVD映画の上映会に希望者は参加します。   偶数月は午前午後を通してのパソコンのサポートや勉強会をします。   9月以後の例会、映画会は以下の通りです。  9月15日(日) 例会、音声ガイドつきDVD映画「それでもボクはやってない」143分 10月13日(日) 例会 11月10日(日) 例会、映画会「シャルウィーダンス」 12月22日(日) 例会 2014年  1月19日(日) 例会、映画会 「ハウルの動く城」  2月16日(日) 例会  3月 9日(日) 例会、映画会 「幸福の黄色いハンカチ」 7.「岡星寮まつり」のご案内   下記のとおり岡星寮まつりを開催しますので、皆さん、友人知人をお誘いの上お越しください。   模擬店やイベントを用意して、皆さんのお越しをお待ちしております。   @日時:2013年10月13日 日曜日 午前10時から午後2時まで    A場所:岡星寮の庭、1階食堂   B所在地 〒703−8235 岡山市中区原尾島四丁目17−37   C連絡先 086−272−1072 D駐車場 岡山県立岡山盲学校に用意しています。 《  声  》 メールを始めてみませんか    センター利用者 三宅 好美   私達視覚障害者と呼ばれる者たちにもずいぶんパソコン利用者が増え今のIT時代に大きく遅れをとらないようになってきていると思います。   そんな中でありながら、いろいろな事情により、まだパソコンを使う気にならない、もしくは文書作成などはやっているが、ネットはつないでいないという人が少なからずいることと思います。   もちろん、使うか使わないか、個人の自由ですし何をするかも自由であり、晴眼者が一人残らずパソコンを使っているわけでもありません。   ですが私は皆さんにネットの活用をお勧めします。   視覚障害があると、人によりますが外出というような行動に制限が出てしまいます。   私のように持病があり、一人暮らしだとそうなりがちです。   そんな状態の私ですが、遠く離れた友人、知人、そして地元岡山にもたくさんの仲間がいます。   それはなぜか、ズバリメールができるからです。   数年前の私は実家にこもり、話す相手は両親くらいしかいませんでした。   それがメール操作を習得したことにより、どんなに離れた人であっても情報交換やささいなおしゃべりがネット上でできるのです。   電話で話すには相手の状況に気を遣わなければなりませんし時間にもよりますが通話料も安くはありません。   それに比べるとメールはいつでも送っていいものであり、相手に会えなくても会話ができます。   今現在メールができない方は教わりながらでも操作法を覚えないといけないのは言うまでもありませんが入力が無理であろうと予想されていた私が使用可能になっていますので、自信がない方もできるはずです。   メールができるようになるとお友達と会話できるだけでなくメールアドレス(相手の電話番号のようなもの)さえわかればどんな相手であってもお話しができることになります。   私で言うなら国立障害者リハビリテーションセンターでお世話になったIT講師や地元の就業支援センター、使用ソフトの取扱い元、プレックス問い合わせ先、視覚障害者センターへもメールで問い合わせています。   国立障害者リハビリテーションセンターの講師は私の力を知っているわけですから操作などで迷った際にはメールで質問できるのです。   すると回答をいただけるのでそれを読んで対処できることもあります。   公共の場にもメールで相談できますし、視覚障害者センターには援助依頼をメールでさせていただいています。   そしてネット社会ではもっと広範囲とつながることができます。   それはメーリングリストと呼ばれるものです。   これはパソコンの知識や技術を持つメーリングリストの管理者がいて、私のようなパソコンに不慣れな障害者のサポートを主な目的とするものです。   なのでこの仲間に入ることにより、自分より操作法などが詳しい方に何がわからないか質問メールを送信し、わかることなら解答メールをもらえるわけです。   各地にいろいろなメーリングリストがありますのでそれぞれ独自性があります。   パソコンについてだけでなく日常の出来事の中で仲間に伝えたいことがあれば、それを文面にして送信するとメーリングリストに参加している仲間全員に届きますので相手が興味を持てば読んでもらえます。   それとメーリングリストの場合は個人的なやり取りではありませんので幾つか規則は設けられています。   参加当初はこの規則に迷いが生じますがこれも全てのメーリングリストが同じ規則ではありませんので参加してみれば違いがわかって面白いかもしれません。   私は現在3つのメーリングリストに入っていますが3つとも規則や制限が違います。   メーリングリストに仲間入りすると同じ仲間全員に自分のメールが届くわけですから日本全国、もしくは海外とつながりを持つことも可能になります。   そして私が実感しているメールの利便性の中にいただいた解答を保存しておけるということがあります。   私達視覚障害者は質問した時や連絡事項などを把握するためには耳で聞いて認識します。   しかし、電話で聞く場合は相手の答えを記憶するか、聞いたことをその場で録音しなければ把握することは難しく、一度覚えたとしても、月日が経てば忘れてしまうはずです。   ですがメールでお答えいただくと、忘れても読み返せばいいことになります。   私はパソコンを使い始めて2年も経っていませんがいろいろとネット上での娯楽を実行しています。   不明な点が出た際には誰かに質問メールを送信し、いただいた解答を保存しておき再度同じトラブルがあった際に読み返して解決できるようにしています。   なかなか会えない友人や、SOSを届けたい相手、そんな人に自分の状況を伝えたい、とは言っても行動が難しいために自宅にいることが多いなど、私のような場合でもメールができればいつか誰かが助けてくれます。   いろいろな情報も入手することができます。   私は経験者なのでわかりますが最初は操作する以前の問題で、音声の意味すらわかりません。   ですが、何度も繰り返し、失敗を重ねると不思議と理解できるものです。   普通に言葉を認識することができる状態であれば、年齢は関係ありません。   ただメールは文章で表すことになりますので、内容を相手に伝えようと思うとある程度の文章力が必要ですし、同時に読解力も必要になるとは言えます。   多くの仲間、そして私達障害者ができないことを手助けして下さる援助者と常につながりを持つために今やっていない方はメールを始めてみませんか。   つながる範囲によりますが、視野が広がることは確実です。 ふきの会交流会「座禅体験と精進料理を楽しみましょう」のご案内           ふきの会会長 石原 みどり    毎年恒例の交流会を、今年も下記の通り10月に行います。   今年は総社市井山の宝福寺で座禅を体験し、その後境内の“金亀(きんき)”で精進料理をいただきます。   足腰に自信のない方も腰掛けて座禅体験ができます。   あぐらのできる楽な服装でお越し下さい。   秋の一日、楽しく過ごしましょう。 記 1 日時     10月28日(月)9:30〜15:30 2 目的地    総社市井山 宝福寺 3 集合場所   岡山駅西口バス乗降場 4 集合時間   9:20 (9:30出発) 5 会費     2500円 6 申し込み締め切り  9月30日 7 申し込み   センターまで、名前と電話番号(付き添いのある方は付き添いの方の名前と電話番号)をお知らせ下さい。 尚、お茶は各自でご用意下さい。 《 定期刊行物のご案内 》   今月は週刊誌の「週刊文春」をご紹介します。   サピエ図書館の「人気のある本」でベスト10にほぼ毎号入っている週刊誌です。   朗読時間が12時間±2時間の雑誌です。   8月29日号の中から代表的な記事をいくつか紹介します。      総力特集 「やっかいな隣人」を黙らせる方法   「安倍首相は10月に靖国参拝する」腹心が断言   韓国ロビーを駆逐せよ! 日本政府100億円のトモダチ作戦   ドコモがサムスン外し 日本の部品輸出停止で韓国経済は干上がる   創価学会系新聞が「竹島は韓国の領土」 公明に連立与党の資格なし!    三菱東京UFJ銀行員に4億円詐取された79歳資産家女性   四万十市長は「何もしてないのに有名になった」41℃バブルの損得勘定   日本新記録21連勝 楽天田中将大もう一人の女房はオール5の優等生   恋のから騒ぎプロデューサーわいせつ逮捕でさんま直撃「そんな奴やないで」   消費税はやっぱり上げない? 安倍首相が財務省幹部に「君たちは切腹しろ」   コンゴ日本大使館放火事件 防犯カメラに「一斗缶を持った日本人職員」  政治 煩悩だらけの派閥研修会 内閣改造はいつあるのか   経済 国債の買い過ぎで債務超過へ 黒田日銀のXデー   国際 エジプト政変 産油国の動向が日本に累を及ぼす   ひざ痛治療革命(1)   鳥集 徹 グルコサミンは本当に効くのか? 《 新刊案内 》   センターで新しく受け入れた図書をご紹介します。どうぞご利用ください。   今月は、デイジーが16タイトル、点字が5タイトルです。   なお、返却期限は資料が届いてからお手元に2週間です。 ●録音図書 ◎一般向け図書 ○哲学(5タイトル) 書名 死ぬ瞬間 死とその過程について 中公文庫 エリザベス・キューブラー・ロス 著 鈴木 晶 訳 デイジー(13時間27分) 小野田 映子 音訳 発行 中央公論新社 2001年 内容 死とは、長い過程であって特定の瞬間ではない―人生の最終段階と、それにともなう不安・恐怖・希望…二百人への直接面接取材で得た“死に至る”人間の心の動きを研究した画期的な書。 書名 いつやるか?今でしょ! 今すぐできる45の自分改造術! 林 修 著 デイジー(5時間2分) 発行 宝島社 2012年 内容 ちょっと考え方を変えると、人生が大きく変わる! 「今すぐやるべき基本の習慣」「今すぐやめるべき無駄な行動」など、より楽しく、より充実した人生に向かって“行進”していくための自分改造術をアドバイス。 書名 宗教のレトリック 中村 圭志 著 デイジー(7時間56分) 谷 宣雄 音訳 発行 トランスビュー 2012年 内容 人間の思考や行動の複雑さは、言語表現における多彩なレトリックと社会的実践における多次元的な宗教の振る舞いとなって現われる。レトリックを指標にして、宗教の幅と奥行きを測り、その本質と構造を明らかにする。 書名 こんなに面白い日本の神話 日本人として知っておきたい国の始まりと神々のドラマ 知的生きかた文庫. CULTURE 鎌田 東二 監修 デイジー(5時間8分) 発行 三笠書房 2012年 内容 イザナキとイザナミはどうやって国を産んだ? アマテラスが岩屋に隠れた理由は?ヤマトタケルは亡くなって何に化身した? 学校では絶対教えてくれない古代日本の物語を、あらすじ+解説+小事典でやさしく読み解く。 書名 考えない練習 頭で考えずに、もっと五感を使おう。すると、イライラや不安が消えていく 小池 竜之介 著 デイジー(6時間12分) 発行 小学館 2010年 内容 僧侶による「休脳のススメ」。目・耳・鼻・舌・身の五感に集中しながら暮らす練習や、思考を自由に操る方法を紹介する。脳研究者・池谷裕二との対談も収録。 ○歴史(2タイトル) 書名 大原孫三郎 善意と戦略の経営者 中公新書 兼田 麗子 著 デイジー(10時間36分) 福島 五重 音訳 発行 中央公論新社 2012年 内容 クラボウやクラレなど、多くの企業を創立・発展させるとともに、町づくりに貢献し、3つの研究所、総合病院や美術館をつくった大原孫三郎。社会改良の善意をいかにして行動に移していったか、その波瀾に満ちた生涯を辿る。 書名 おかやま「三」ものがたり 柳瀬 和之 著 デイジー(3時間37分) 伊丹 明美 音訳 発行 吉備人出版 2012年 内容 「日本三代〜」に表れる岡山、岡山にある国宝三建造物、吉備の三反乱…。歴史をはじめ、豊かな自然、食、文化など、「三」をキーワードに「岡山のすべて」を徹底紹介。点字ブロックも紹介されている。 ○社会科学(1タイトル) 書名 巨大津波 その時ひとはどう動いたか NHKスペシャル取材班 著 デイジー(5時間51分) 塩田 美智恵 音訳 発行 岩波書店 2013年 内容 東日本大震災で、津波来襲の遅い地域だったのにもかかわらず、甚大な被害を受けた宮城県名取市閖上地区。住民に取材した膨大なデータをもとに、災害時の人間の行動心理を分析し、何がひとの生死を分けたのか、その境界に迫る。 ○自然科学(3タイトル) 書名 スズメの謎 身近な野鳥が減っている!? 三上 修 著 デイジー(3時間45分) 三浦 ますみ 音訳 発行 誠文堂新光社 2012年 内容 なぜスズメは減少しているのか? スズメが減少するとどんな問題があるのか? 鳥の研究者が、スズメの少子化や個体数の減少を科学的に検証。イラストや写真を多用しながら、わかりやすく紹介する。 書名 運がいいと言われる人の脳科学 新潮文庫 黒川 伊保子 著 デイジー(4時間21分) 発行 新潮社 2011年 内容 すべてがうまく行く人と八方塞がりな人。それは、運が「いい」か「悪い」かの違いと言える。世界一のアスリートや優秀なビジネスパーソンが、まさにそうだ──脳と感性の研究者が説く「運」の極意。  書名 がんばらないけどあきらめない 集英社文庫 鎌田 実 著 デイジー(6時間42分) 発行 集英社 2013年 内容 がんを患う蕎麦屋さん、左手で弾くピアニスト…。苦難のなかで幸せをみつける発想の転換とは。幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せになる生き方、絶望のなかでも自分を大切にして信じる心を伝える。 ○芸術・美術(1タイトル) 書名 わがままだって、いいじゃない。 92歳のピアニスト「今日」を生きる 室井 摩耶子 著 デイジー(3時間50分) 発行 小学館 2013年 内容 92歳の現役最高齢ピアニスト、室井摩耶子が自らの来し方を振り返る。悲喜こもごもを“ずだ袋”に詰め込むポジティブ思考、89歳で家を新築する行動力など、年齢にとらわれない幸せな生き方のヒントが満載。 ○文学(3タイトル) 書名 『このミステリーがすごい!』大賞STORIES 新感覚ショート・ミステリー満載! 別冊宝島. カルチャー&スポーツ 柚月 裕子 他著 デイジー(14時間39分) 発行 宝島社 2010年 内容 「このミステリーがすごい!」大賞が発掘してきた作家たちが、検事、名探偵、詐欺師、スパイ、殺し屋、ホラーなど、さまざまな舞台・設定で描いたショート・ミステリーを掲載。 書名 亜細亜ふむふむ紀行 新潮文庫 群 ようこ 著 デイジー(5時間38分) 発行 新潮社 1994年 内容 アジアより欧米が好きだった著者が、ふとしたきっかけで訪れたアジアの街。香港ではブランド物を買い漁り、マカオではギャンブルに夢中に。ソウルでは同行者の失敗を笑い、激辛料理に舌鼓を打ち、韓国刺繍の美しさに驚嘆する。 書名 34のハーブメルヘン フォルケ・テゲットホッフ 著 岩淵 達治 ほか訳 デイジー(6時間11分) 吉田 一成 音訳 発行 あむすく 1999年 内容 ある日、オーストリアの修道院の庭に、モグラのアルラウンや薬草天使ヘアバーリオ、薬草おばあさんが現れて、ハーブのメルヘンを語りはじめました…。34のハーブにまつわるメルヘンを収録。 ◎児童向け図書 ○自然科学(1タイトル) 書名 野生のゴリラと再会する 二十六年前のわたしを覚えていたタイタスの物語 山極 寿一 著 デイジー(2時間36分) 発行 くもん出版 2012年 内容 1980年、ルワンダに留学した著者は、野生ゴリラのタイタスと出会った。26年後に再会したタイタスは著者を覚えていて−。アフリカの森で2年間一緒に過ごしたタイタスやその仲間が教えてくれた野生動物の世界を紹介する。 ●点字図書 ◎一般向け図書 ○歴史(1タイトル) 書名 戦前昭和の社会 1926−1945 講談社現代新書 井上 寿一 著 点字3巻 発行 講談社 2011年 内容 戦前昭和の社会を「アメリカ化」「格差社会」「大衆民主主義」という3つの観点から再構成。戦前昭和の社会の歴史を手がかりに、今の日本社会を考える。 ○社会科学(2タイトル) 書名 動産及び債権の譲渡の対抗要件に関する民法の特例等に関する法律 遺失物法 点字1巻 発行 総務省法令データ提供システム 2012年 内容 平成19年3月31日改正の「動産及び債権の譲渡の対抗要件に関する民法の特例等に関する法律」と、平成24年9月5日改正の「遺失物法」を収録。 書名 民法 民法施行法 点字5巻 発行 総務省法令データ提供システム 2012年 内容 平成23年6月24日改正の「民法」と「民法施行法」を収録。 ○技術・工学(1タイトル) 書名 低温「ふしぎ現象」小事典 0℃〜絶対零度で何が起こるか? ブルーバックス 低温工学・超電導学会 編 点字3巻 藤原 幸蔵 点訳 発行 講談社 2011年 内容 凍った魚がよみがえる「生体冷凍保存術」、ダークマターを捉える超ヘビー級の低温液体…。氷点下をはるかに下回る世界で、なぜ「ふしぎ現象」が生じるのか、低温技術で何ができるかを解説する。 ◎児童向け図書 〇歴史(1タイトル) 書名 闇を照らす六つの星 日本点字の父石川倉次 小倉 明 著 点字1巻 発行 汐文社 2012年 内容 フランスで作られた点字を日本語でも使えるように努力した、日本点字の父・石川倉次の物語。阿佐博氏へのインタビューも収録。