視覚障害者センターだより 〜ロバと五つのにんじん〜 平成25年6月(通巻273号) 発行 岡山県視覚障害者センター 郵便番号 700−0927 岡山市北区西古松268−1 電話 086−244−1121 FAX 086−244−1043 Eメール ossfc@nifty.com 声の欄は随時募集しています。内容とその形式は問いませんので、皆さまからの原稿をお待ちしています。 読み始めたら途中で止められなかった面白い本、おいしかった飲食店、便利グッズ、趣味など何でもけっこうですので、ぜひ声の欄に原稿をお寄せください。 センター便りはH23年の9月号から視覚障害者センターのホームページに載せています。 したがって、声の欄に原稿を寄せてくださった方の名前も載ります。 ご都合が悪い方は、原稿にそのむね書いてくださるか、センターへご連絡ください。 今月の内容 お知らせ(9件)、声岡崎起恵子(たえこ)さんから文学少女、中山清さんから癌との戦いは、水入の勝負になるかもその2、定期刊行物「歴史のミステリー」、新刊図書案内をいたします。 《 お知らせ 》                                             1.2013年7月の休館日と図書整理日   休館日は毎週火曜日と15日(月)の海の日です。図書整理日は25日の第4木曜日です。   この日は終日留守番電話対応とさせていただきます 2.センターへ来館されるときは、岡山駅東口のバスは5番か6番乗り場をご利用ください。   4月22日(月)から、岡山駅東口広場のバス乗り場が大幅に変わりました。   今まで10番乗り場の下電や両備バスを利用してセンターに来館されておられた方は、これらが6番乗り場に移動したため、6番乗り場をご利用ください。   また、岡電バスの健康づくり財団病院行きも6番乗り場から5番乗り場に変わっています。   5番と6番乗り場からのバスで、西古松を通るのは以下の4系統です。 5番乗り場 ・健康づくり財団病院行き (市役所・水道局・大元駅前・宗忠神社・卸センター・ひらた旭川荘 方面) 6番乗り場 ・火の見行き (市役所・大元駅・下中野・米倉・汗入・せのお病院 方面) ・重井附属病院行き (市役所・大元駅・下中野・米倉・汗入・せのお病院 方面) ・コンベックス岡山流通センター行き(市役所・大元駅・下中野・米倉・汗入・せのお病院 方面)      上記以外にも沢山の系統がありますので、乗車の際には、西古松のバス停を通る路線であることを確認してください。 3.パソコン利用促進(初心者講座)の受講者募集のご案内   今年度も初心者を対象とした音声パソコン講座を計画しました。   初めての方を優先しますが、以前受講された方も可能ですので、ふるってご参加ください。   講座にはA、Bの2コースがあり、Aコースの6月と7月は日時が決っています。   それに対しBコースは受講者のご都合のよい日に実施します。   (1)会場 岡山県視覚障害者センター1階ロビー   (2)期間 Aコース   @6月26日(水)〜29日(土)残り1名        A7月24日(水)〜27日(土)残り3名 Bコース  B受講者の都合のよい日に合わせるため未定。   (3)講座の時間はAコースが10時〜13時。Bコースは受講者に合わせますが、終りは最も遅くても17時までとします。   (4)募集定員 各コース3名   (5)受講料 無料   今まで時間帯が合わなかった方、パソコンは苦手と思われていた方、興味がなかった方、チャレンジされてみませんか。   新しい世界が広がるかもしれませんよ。   受講希望される方はセンターの川田まで電話で、お問い合わせ、申し込みをしてください。 電話086−244−1121   応募者が多数の時は抽選にさせていただきます。 4.「障害者ITサポートセンターおかやま(TEL(086)224−4670)」をご存知でしょうか。   視覚障害者が初めてパソコンを使おうとするときには、さまざまなハードルがあるため、すぐには使えないのが現状です。   そんな時この障害者ITサポートセンターへ電話相談してみると、ご自宅でのサポートが受けられるかもしれません。   ここには音声パソコンのボランティア講座を終了された方が多数登録されています。   パソコンを使われている方はもちろん、これから始めてみようと思われている方も、気になること、わからないことなどがあれば、ぜひこのサービスを使って知的好奇心を満たしてみませんか? 5.点字JBニュースを読んでみませんか。   点字JBニュースは大きく分けて2種の記事からなっています。   1つは日本盲人会連合が作成した視覚障害者に関する様々な記事で、もう1つは日本経済社からの一般的な10記事です。   メール版と点字版の2種で提供しています。   点字JBニュースを新しく読んでみようと思われる方は、センターまでご連絡ください。費用は無料です。   なおメール版のうち、携帯メールへは視覚障害関連の記事のみになります。 6.白杖(直杖)を作っていただけます。   白杖の長さを利用者の身長に合わせて作っていただけます。   身長マイナス40〜45センチメートルが標準のようですが、ご希望の長さのものを作っていただけます。   ただし最も長いものでも131センチメートルです。   この杖は、ゴルフクラブの不要になったものを再利用して作成したものです。 7.ちりとてちんのご案内   7月28日(日)岡山市北区下石井にある「ピュアリティーまきび」の白鳥の間に於いて、岡山盲学校教諭柴典昭 (しば のりあき) (東屋三ん生 あずまや さんしょう)さんがメンバーの一人である「ちりとてちん」による落語の会があります。   参加費は無料です。事前の申し込みも不要です。   多数のご参加をお待ちしております。   お問い合わせは、午後8時以降に竹本 登久子(たけもと とくこ)さんまで。 電話 086−522−3934 までお願いいたします。 8.テープ雑誌のデイジー版への移行について重要なお知らせ   3月号〜5月号でもお知らせしたとおり、センターで取り扱っているテープ雑誌について、デイジー版の取り扱いが可能なものは、6月以降順次テープ版を終了いたします。   その際、テープ版をご利用の方も、デイジー版のご利用へと自動的に切り替えさせていただきます。   デイジー再生機をお持ちでない方は、早めのご用意をお願いいたします。   視覚障害1級と2級の方は、日常生活用具給付制度が利用できますので、お住まいの市区町村の福祉窓口へお問い合わせください。   給付が受けられない方は、センターへご相談ください。   再生機の使い方もご遠慮なくご質問ください。   なお、6月以降、デイジー雑誌すべてではありませんが、可能なものについては、配付の形をとらせていただきます。   封筒で届いたものは、ご返却の必要はありません。   袋やケースで届いたものは、今までどおりご返却をお願いいたします。   何回分かご返却が滞った場合は、その雑誌について貸出を停止いたしますのでご注意ください。 9.ガイドつきDVD映画のご案内   今年度は以下の奇数月の日曜日の午後に上映を計画しています。   7月21日、9月15日、11月10日、1月19日、3月9日   7月21日には「サウンド オブ ミュージック」上映時間174分を予定しています。   有名なミュージカルを映画化したもので、代表的な曲にはエーデルワイス、ドレミの歌、サウンド オブ ミュージック、などがあり、ジュリー アンドリュースが美しい声を聞かせてくれます。 《 声1 》 文学少女   岡崎起恵子(たえこ)  わたしは生まれた時から、「光」も見たことのない全盲ですが、母をはじめ、いろんな人が、わたしに絵本を買ってくれました。  誰も「目の見えない子供に絵本?」なんて思わなかったみたいです。  わたしにとって、それは本当に幸せなことだったと思います。  母は、わたしが物心つかないうちに、わたしを連れて離婚しました。  そしてわたしが9か月の時、わたしを福島のおばあちゃんに預けて、東京の親戚に、住み込みで働きに行きました。  母はお盆やお正月には田舎へ帰ってきていました。  反対にわたしが東京へ行くこともありました。  そんなときのおみやげに、「日本おとぎ話」という講談社の分厚い本を買ってきてくれたことがありました。  「サルカニ合戦」、「金太郎」、「かちかち山」、「ハマグリ姫」など、たくさんのお話が載っていました。  それからは母に会うたびに、本屋へ連れて行ってもらって、1冊だけ買ってもらうようになりました。  わたしの本好きは、どうやらそのあたりで決まってしまったようです。  「本好き」といっても、「自分で、好きな本を、好きなだけ読める」ということでは、もちろんありません。  その切なさ、その空しさ、その悔しさといったら、何に例えていいかわかりませんでした。  一人で街を歩けるようになってからは、本屋の前を通るたびに、あの、「紙とインクの匂い」に心がときめき、真新しい本を胸に抱くと、まるで恋人に逢う時みたいに、心が締め付けられるような感じがしたものです。  わたしは「文学少女」になりたかったんです。  でも、少女のころは、まだ読書環境がそれほど充実してはいませんでした。  そして今!わたしたち視覚障碍者は、「サピエ図書館」といって、音訳あるいは点訳された図書がたくさん構築されているホストコンピュータにアクセスして、「好きな本を好きなまでに」読むことができるようになったのです。  わたしは、点訳や音訳のボランティアの方々に、どれほど感謝しているかわかりません!  このすばらしいシステムにも、本当に心の底から感謝しています!  まだ点訳も音訳もされていない活字書が、どうしても読みたいときは、スキャナで取り込んで、画像データを文字データに変換して、(ちょっと読み違いなどあるけど)、それを音声化して読むことができるのです!  今のわたしは、ああ!なんて、なんて、幸せなんでしょう!!!  還暦までにはまだちょっとあるけど、わたしは還暦を過ぎても、たぶん死ぬまで、「文学少女」をやっていくんだと思います。 《 声2 》 癌との戦いは、水入の勝負になるかも?その2 利用者 中山 清  7.大腸癌検診    3月になったらすぐに病院へ行こうと思っていたが、年度末を迎えると何かと制約されることも多く、2つの会合を済ませてからT病院の消化器外科を受診したのは、3月14日のことであった。   診察してくださった消化器外科のW先生(後の主治医)は「腸の中は便がいっぱいのようで、詳しい検査は明後日にしましょう。準備をしておきますから」と言われた。    3月15日の夕食から食事は抜きで、再び16日の8時30分にT病院へ行ってみると、この日大腸癌検診を受ける人が私を含めて10名いた。    指定されたテーブルの前に座ると、看護師が「これを1時間から1時間30分以内に飲みきってください。」と2リットルの腸管洗浄剤の入ったボトルを置かれた。   飲み始めてみると、その味はポカリスエットを水で薄めたような味だったが、何とか1時間少々で2リットルの腸管洗浄剤を飲み終えた。   そしてトイレに入ってみたが、勢いよく腸管を洗浄するほど排泄することができなかった。   それもそのはずで、私の腸の通り道は狭く、まるでストローの穴程度しか開いていないため、内容物が洗浄され、見た目にもほぼ水に近い色にはならなかった。   看護師が「もう1本飲んでください」と2リットルの腸管洗浄剤をテーブルの上に置かれ、「やむを得ないだろう」と気持ちを切り替えて、再び飲み始めた。   2本目のボトルの3分の2位を飲み終えたところで、トイレに行きたくなり、ズボンを下げるのももどかしく排泄したところ、今度は生暖かい液体が大量に流れ出た。   「やれやれ今度こそ大丈夫やあ」と思い、トイレのインターホンのボタンを押した。   すぐに確認にやって来られた看護師が「あっまっ赤だ、すぐにW先生に連絡しますからこの椅子に座って待っていてください。」と言われた。   間もなくW先生を伴って帰ってこられ、便器の中を覗いたW先生は「すぐに検査しましょう」と言われ、ロッカー室で検査着に着がえてから検査準備室で検査用の点滴注射をされ、検査台へ横になった。    内視鏡にも太さ13mmのものを中心に、それよりもやや太いものと、やや細いものがあるらしい。私の検査には、いずれのものをも使ってみたらしいが、いずれのものも肛門から5cm程度入ったところで、内視鏡をそれより奥深くまで押し進めることができなかったようで、検査に当っていたM先生が「これは癌だ、間違いなかろう」と言っているのが聞こえてきた。    「やはりそうだったか?、私の癌は癌もどきではなかったのか?、覚悟をしなければならないだろうな」と検査台の上で思った。    その後M先生は看護師にむかって「家族の人はどなたか来られているのか?」と聞き、やがて看護師に伴われて妻が検査室に入ってきた。   M先生は妻にむかって今さら隠しておいてもどうにもならないからはっきりと言いますが、「中山さん、あなたのご主人は癌です。しかも直腸から結腸にかけての大腸癌です。」と言われたようであった。    M先生の説明を聞いていた妻は、先生の説明が終ると同時位に失神してしまったようであった。   その後も次々と検査が行なわれた結果、W先生から「このまま入院してください。手術は明後日18日にしますから」と伝えられ、病室に上がっていったのは午後5時30分近くになっていた。  8.手術前日    「明日は手術なので当分の間お風呂には入れませんから、これからお風呂に行きましょう」と介護福祉士が迎えに来てくれた。   5階にある浴室で色々なことを思い巡らせながらの入浴ではあったが、お風呂はやっぱり気持ちがよかった。   お風呂から病室に帰ると間もなくW先生と看護師がやって来られ、「昨日の検査の結果」間違いなく大腸癌、しかも直腸にまで広がっていますから、誠に言いづらいのですが、99%は人工肛門になる可能性があります」と言われた。   そうなった場合には腸を腹部のどの辺りに出したのがよいのか、処理用の袋はどのサイズのものがよいのかなどあれこれと検討していたが、最終的には左側腹部に人工肛門が付きますと言われ、その位置にマジックで印をつけ、その上にシールを貼って二人は病室を出ていった。    まさか私自身が人工肛門を付けなければならなくなるなど予測すらしていなかったので、あれこれと説明を聞いていてもまるで他人事のようにしか思えなかった。   次号に続く。 《 定期刊行物のご案内 》   今月は定期刊行物の週刊誌「歴史のミステリー5月28日号」を紹介いたします。   最近デイジー版が登録されるようになった雑誌でバックナンバーを含めてまだ3タイトルしか登録されていませんでした。   記事の特徴は、歴史を語る上で重要とされる事例について、毎号2つのテーマを扱い、それぞれ4つ程度のポイントについて通説の解説と検証を行っているところにあります。   歴史のミステリー改訂版全国版 2013年5月28日号の目次の一部を紹介いたします 歴史検証ファイル   赤字夫人 マリー・アントワネットの実像   ―国家財政を顧みずに豪華な宝飾品を買いあさり、賭けトランプで天文額的な借金をつくったというマリー・アントワネット。    しかし、伝えられている逸話には、誇張されたものが少なくないという。   「赤字夫人」とよばれたフランス王妃の実像に迫る。   倭寇”は日本人海賊集団だったのか?    14世紀、日本が南北朝という争乱期にあった頃、東シナ海に発生した「倭寇」とよばれる集団が、朝鮮半島や中国本土での残虐行為を繰り返していた。 彼らの実態とは、いったい何だったのだろうか。    疑惑の真相   一休は足利義満の孫だった!? ■新刊案内  センターで新しく受け入れた図書をご紹介します。どうぞご利用ください。  今月は、デイジーが18タイトル、点字が15タイトルです。  なお、返却期限は資料が届いてからお手元に2週間です。 ●録音図書 ◎一般向け図書 ○歴史(1タイトル) 書名 兵隊先生 沖縄戦、ある敗残兵の記録 松本 仁一 著 デイジー(7時間4分) 谷 宣雄 音訳 発行 新潮社 2012年 内容 1945年の沖縄。戦闘で瀕死の重傷を負ったある日本兵が、米軍管理下の避難民キャンプで小学校教師となった。だが彼には、時代に翻弄される波乱の人生が待ち受けていた…。沖縄の人々と日本兵の交流を描いた感動の実話。 ○社会科学(2タイトル) 書名 日本は中国人の国になる 坂東 忠信 著 デイジー(7時間56分) 三浦 ますみ 音訳 発行 徳間書店 2012年 内容 大甘基準のビザ発給で日本に押し寄せる中国人。ハンパじゃない中華思想と独自の犯罪インフラ構築で、彼らは日本を侵食する! 現場の最前線で中国人犯罪に触れてきた元刑事が、巧妙な「日本中国化」の手口を解説する。 書名 拉致と決断 蓮池 薫 著 デイジー(7時間50分) 発行 新潮社 2012年 内容 拉致被害者である蓮池薫さんが、帰国後10年の歳月を経て、「北」での24年間を初めて綴った迫真の手記。監視下での生活、偽装経歴、脱出への誘惑、洗脳教育飢餓と配給、電撃帰国の真相……これまで明かされなかった事実を克明に綴る。 ○産業(1タイトル) 書名 バスの面白すぎる雑学話 Kawade夢文庫 謎解きゼミナール 編 デイジー(5時間19分) 発行 河出書房新社 2013年 内容 日本一長い名のバス停は?バス1台の値段はいくら?日本の路線バス・観光バス・高速バスの素朴な疑問から、驚きのウラ事情までを紹介する。 ○芸術,美術(1タイトル) 書名 音楽への礼状 小学館文庫 黒田 恭一 著 デイジー(5時間44分) 辻田 峯夫 音訳 発行 小学館 2012年 内容 カラヤン、バーンスタイン、カルロス・クライバー、マイルス・デイビス、ピアソラ…。たえずみずみずしい感性で音楽と向き合い続けた稀代の音楽評論家が、36人の音楽家への思いを礼状の形で綴る。 ○文学(13タイトル) 書名 いつも一緒に 犬と作家のものがたり 新潮文庫 新潮文庫編集部 編 檀 ふみ ほか著 デイジー(4時間41分) 幾田 靖子 音訳 発行 新潮社 2013年 内容 この犬と生きていこう。そう決めた日のことを覚えている。天に召されてからもずっと、あの子が心を離れることはない−。19人の作家が愛犬との出会い、日々の喜び、避けられない別れのときを綴る。 書名 母 永瀬清子の思い出 時代を駆けぬけた詩人 井上 奈緒 著 デイジー(3時間24分) 福島 五重 音訳 発行 井上奈緒 2011年 内容 89才でなくなるまで現役詩人として生きた永瀬清子。その次女が、母や祖父母の思い出、幼少の頃を書き綴った。 書名 生きている江戸ことば 集英社新書 林 えり子 著 デイジー(4時間47分) 塩田 美智恵 音訳 発行 集英社 2000年 内容 東京っこに引きつがれている「江戸ことば」は、江戸川柳のなかにみることができる。ことばの持つ力、面白さ、ついで江戸人たちの心の大きさ、豊かさ、人間のおかしさがうかがえる。 書名 卑弥呼よ卑弥呼 双書現代詩一千行 4 永瀬 清子 著 デイジー(58分) 福島 五重 音訳 発行 手帖舎 1990年 内容 〈卑弥呼よ 卑弥呼 なつかしい人〉。古代の女王に向かって、詩人の永瀬清子が語りかけた。 書名 ぼくたちと駐在さんの700日戦争 田舎町で繰り広げられたしょーもないイタズラ戦争 1 宣戦布告編 KORYOSHA BOOKS ママチャリ 著 デイジー(5時間8分) 発行 高陵社書店 2007年 内容 1970年代の田舎町で繰り広げられた、高校生の「ぼくたち」と「駐在さん」とのしょーもないイタズラ戦争。古きよき時代のほのぼのとしたふれあいを綴る。 書名 臨場 光文社文庫 横山 秀夫 著 デイジー(10時間42分) 発行 光文社 2007年 内容 臨場―警察組織では、事件現場に臨み、初動捜査に当たることをいう。‘終身検視官’の異名を持つ倉石は、他の者たちとは異質の「眼」を持っていた。‘終身検視官’、死者の人生を救えるか―。組織と個人、職務と情、警察小説の圧倒的世界。 書名 夢をかなえるゾウ 2 ガネーシャと貧乏神 水野 敬也 著 デイジー(6時間34分) 発行 飛鳥新社 2012年 内容 「ワシとコンビ組まへん?」 34歳の売れないお笑い芸人が、ガネーシャと名乗る不思議なおじさんに声をかけられた。ガネーシャに言われるまま、コンビを組むことになった彼は…。笑って学べる成功小説、第2弾。 書名 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 村上 春樹 著 デイジー(12時間52分) 発行 文芸春秋 2013年 内容 死ぬことだけを考えて生きている大学生、多崎つくる。そんな彼にとって、駅をつくることは心を世界につなぎとめておくための営みだった。あるポイントまでは…。 書名 真夏の方程式 東野 圭吾 著 デイジー(14時間16分) 発行 文芸春秋 2011年 内容 「忘れないでほしい。君は一人ぼっちじゃない…。」その夏、湯川が出会ったのは、少年だった。美しい海のある町では一体何が起きたのか。そして、湯川はある真相に辿り着く…。 書名 往復書簡 湊 かなえ 著 デイジー(8時間6分) 発行 幻冬舎 2010年 内容 手紙だからつける嘘。手紙だから許せる罪。手紙だからできる告白。「あのこと」の真相が、封筒から零れ出す−。書簡のみで綴った連作ミステリ。 書名 藁の楯 木内 一裕 著 デイジー(5時間32分) 発行 講談社 2004年 内容 少女2人を惨殺した男に10億円の値がついた。警察史上、最も過酷な任務に放り込まれた警察官5人。「人間の屑」の楯になることを拒否した男たちが直面する絶望の果ての最悪とは? 書名 空飛ぶ広報室 有川 浩 著 デイジー(13時間37分) 発行 幻冬舎 2012年 内容 職業、広報官。取り扱い商品は「航空自衛隊」! 事故により戦闘機パイロットとしての道を絶たれた空井大祐が配属されたのは、広報室だった…。 書名 屋上への誘惑 小池 昌代 著 デイジー(3時間54分) 三田 恵子 音訳 発行 岩波書店 2001年 内容 「エレベーターの中で、首を絞められる女性が続出しています。注意して下さい」という貼り紙のあるマンション−。見ているようで見ていない平凡な日々の切れ端を、清潔な空気感で深く瑞々しく満たすエッセイ集。 ●点字図書 ◎一般向け図書 ○総記(1タイトル) 書名 さわって楽しむ博物館 ユニバーサル・ミュージアムの可能性 広瀬 浩二郎 編著 点字5巻 発行 青弓社 2012年 内容 誰もが楽しめる博物館「ユニバーサル・ミュージアム」を実現するには何が必要なのか?「さわる展示」の多様な実践事例をあげ、新たな博物館像を提案。 ○哲学(1タイトル) 書名 論語入門 岩波新書 新赤版 井波 律子 著 点字4巻 発行 岩波書店 2012年 内容 大古典「論語」から精選した146条を味読する。約2500年のはるかな時を超えて立ち上がる、臨場感あふれる弟子たちとの対話のなかに、不遇にあっても明朗闊達な精神をもって生きぬいた孔子の魅力を読み解く。 ○社会科学(3タイトル) 書名 新型インフルエンザ等対策特別措置法 点字1巻 発行 総務省法令データ提供システム 2012年 内容 新型インフルエンザ発生時に、感染拡大を可能な限り抑制し、健康被害を最小限にとどめるために制定された法律。平成24年5月11日公布内容全文。 書名 特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法 死因究明等の推進に関する法律 他 点字1巻 発行 総務省法令データ提供システム 2012年 書名 口で言えれば漢字は書ける! 盲学校から発信した漢字学習法 道村 静江 著 点字4巻 発行 小学館 2010年 内容 著者が考案した、視覚障害をもつ子でも漢字を楽しく学べる漢字学習法を解説するとともに、盲学校や小学校での実践を、具体的な指導方法とともに紹介。 ○自然科学(2タイトル) 書名 重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る 幻冬舎新書 大栗 博司 著 点字4巻 発行 幻冬舎 2012年 内容 「弱い」「消せる」「どんなものにも等しく働く」などの性質があり、その働きが解明されていない重力。時間と空間が伸び縮みする相対論の世界から、ホーキングを経て、超弦理論まで。宇宙を支配する力の正体に迫る。 書名 的川博士の銀河教室 的川 泰宣 著 点字3巻 発行 毎日新聞社 2012年 内容 宇宙の謎に人類はどのように挑んできたか。これから何が解明されていくのか。わたしたちが宇宙に行ける日は…。「宇宙教育の父」による、わかりやすい宇宙読本。 ◎文学(1タイトル) 書名 アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う ハヤカワ文庫 FT. 英国パラソル奇譚 532 ゲイル・キャリガー 著 川野 靖子 訳 点字6巻 発行 早川書房 2011年 内容 吸血鬼や人狼らと人類が共存する19世紀イギリス。特殊能力を持つ令嬢アレクシアは、人狼の捜査官とともに連続失踪事件の真相に迫る。 ◎児童向け図書 ○歴史(1タイトル) 書名 宇宙少年 15歳の寺子屋 野口 聡一 著 点字1巻 発行 講談社 2011年 内容 15歳のときに抱いた「宇宙に行きたい!」という夢を現実にした宇宙飛行士・野口聡一。子ども時代から、実際に宇宙に行くまでの道のり、宇宙での体験までをつづる。 ○社会科学(1タイトル) 書名 虫はごちそう! 自然と生きる 野中 健一 著 点字2巻 発行 小峰書店 2009年 内容 世界にはさまざまな虫を食べる人がいるという驚きや感動が、世界の人々の暮らしや価値観、環境へと関心を広げていく。世界各地の昆虫食を研究する著者が、虫の食べ方、虫を食べる人々の暮らしなどを紹介する。 ○技術,工学(1タイトル) 書名 日本一わかりやすいエネルギー問題の教科書 世の中への扉. 社会 水野 倫之 著 点字2巻 発行 講談社 2012年 内容 福島第一原子力発電所の20キロ圏内にある富岡町の小中学生から寄せられた質問に答えながら、NHK解説委員である著者が、エネルギー問題をわかりやすく解説する。 ○芸術,美術(1タイトル) 書名 ぼくらは闘牛小学生! 牛太郎とともに、中越地震から立ち上がった子どもたち 感動ノンフィクションシリーズ 堀米 薫 文 点字1巻 発行 佼成出版社 2011年 内容 2002年4月、新潟県小千谷市の東山小学校にやってきた、闘牛の牛太郎。子どもたちは牛太郎といっしょに「小千谷闘牛」に出場し、地域の伝統文化を学ぶ。ところが、2004年10月、中越地震が地域をおそい…。 ○言語(1タイトル) 書名 言葉はなぜ生まれたのか 岡ノ谷 一夫 著 点字1巻 発行 文芸春秋 2010年 内容 動物は「鳴き声」を出せるけれど、「言葉」を話すことはできない。なぜ人間だけが言葉をもつようになったのだろう? 人間の「ことば」の誕生の謎を、楽しみながら学べる本。 ○文学(2タイトル) 書名 きのうの夜、おとうさんがおそく帰った、そのわけは・・・ 市川 宣子 作 点字1巻 発行 ひさかたチャイルド 2010年 内容 あっくんのおとうさんは、なかなか帰ってこない日がある。そんな夜、おとうさんはどこでなにをしているんだろう? おとうさんが息子に語る、四季折々の不思議な不思議な夜の物語。 書名 玉子の卵焼き 上條 さなえ 作 点字1巻 発行 文渓堂 2010年 内容 双子の妹・玉子は問題児で、ぼくのなやみのタネ。ほかの家族も問題を抱えている。そんな中、玉子がある大会に出ると決めて…。双子の兄妹が織りなす、あたたかい家族の物語。