視覚障害者センターだより 〜ロバと五つのにんじん〜 平成24年11月(通巻266号) 発行:岡山県視覚障害者センター 郵便番号:700−0927 岡山市北区西古松268−1 電話:086−244−1121 FAX:086−244−1043 Eメール:ossfc@nifty.com  声の欄は随時募集しています。内容とその形式は問いませんので、皆さまからの原稿をお待ちしています。  お勧めの本やテレビ・ラジオ番組、便利グッズ、食べ物どころ、趣味など何でもけっこうですので、ぜひ声の欄に原稿をお寄せください。  センター便りは昨年の9月号から視覚障害者センターのホームページに載せています。したがって、声の欄に原稿を寄せてくださった方の名前も載ります。ご都合が悪い方は、原稿にそのむね書いてくださるか、センターへご連絡ください。 今月の内容 お知らせ(9件)、三宅好美さんの声(国立障害者リハビリテーションセンターでの生活)最終回、森野 広郷さんからのパソコンの複数のドライブを一つにするには……、定期刊行物日点デイジーマガジンの紹介、新刊案内をお伝えします。  センターには毎月かなりの定期刊行物が寄せられています。今回はその中から日点デイジーマガジンを紹介します。 《お知らせ》                                             1.2012年12月の休館日と図書整理日   休館日は毎週火曜日と24日(天皇誕生日の振替休日)です。図書整理日は27日の第4木曜日です。この日は終日留守番電話対応とさせていただきます。   また、年末年始の休館日は12月28日(金)〜1月4日(金)の間です。 2.音声パソコン利用促進(初心者講座)の受講者募集のご案内   今年度は初めて受講者の都合のよい日に講座を開いています。本来はのべ12時間の講座ですが、これも長短色々対応が可です。日時と時間は自由がききますので、興味はあったが、今まで時間帯が合わなくて受講できなかった方、チャレンジしてみませんか。サピエ図書館をまだご利用でない方、この講座で自由にデータの入手ができるようになりますよ。   受講料は無料です。申し込み、お問い合わせはセンターの川田まで。 3.「障害者ITサポートセンターおかやま(TEL(086)224−4670)」を活用してみませんか    普段パソコンを使っていて困ったことはありませんか。   こんな時この障害者ITサポートセンターへ電話相談してみると、ご自宅でのサポートが受けられます。ここには音声パソコンのボランティア講座を終了された方が多数登録されています。パソコンを使われている方はもちろん、これから始めてみようと思われている方も、気になること、わからないことなどがあれば、ぜひこのサービスを使って知的好奇心を満たしてみませんか?このサービスも無料で受けられます。出かけていくのが難かしい方、このサービスを活用されてはいかがでしょうか。 4.白杖(直杖)を差し上げます。   長さが次の5種類の白杖それぞれ1本ずつを差し上げます。   長さ131・128・126・117・115cm   これらは、ゴルフクラブの不要になったものを再利用して作成したものです。カーボンシャフトなので非常に軽く、また丈夫そうです。グリップ部にはラバーがそのまま残っています。先端の石づき部もグリップの一部を利用して作られています。   ご希望の方には無料で差し上げますので、センターまで受け取りに来てくださればと思います。来館が難しい方には郵送しますが、梱包・送料の実費が必要となります。   今後も少しずつ作ってくださるとのことですが、長さは最も長くても131センチメートルまでです。短い方はかなり自由がききますのでご希望の長さをお知らせくだされば、その長さのものを作っていただけます。 5.プレクストークリンクポケットを体験してみませんか。   インターネットの環境があれば、昨年の10月からサピエ図書館のデイジー図書をプレクストークリンクポケットでダウンロードができるようになっています。この機器がセンターに入っています。マンツーマンでの体験ができますので、ご希望される方はお問い合わせください。 6.点字に親しむ会のお知らせ   2012年度の「点字に親しむ会」を次のように開催いたします。例年通り点字に関するゲーム・クイズ・読みの問題等で2時間余りを楽しみたいと思います。   点字のルールに自信のない方も、お気軽にご参加ください。なお、参加された方には、ささやかではありますが昼食の用意をいたします。 とき 11月25日午前10時〜12時 場所 岡山県視覚障害者センター 電話 086ー244ー1121 参加申し込み 11月21日(水)までに、電話で視覚障害者センターまでお申し込みください。 7.秋の歌声   11月25日午後1時半より視覚障害者センターで、例年通り「秋の歌声」の集りを持ちたいと思います。   さわやかな秋の午後、アコーディオンとギターをバックに思いきり歌って過ごしましょう。前もっての申し込みは不要です。点字と墨字の歌集を用意します。 8.ガイド解説付きDVD映画の上映会のご案内。   12月14日(金)13時から次の2種のガイドつきDVD映画の上映をいたします。   ふるってご参加ください。参加費は無料です。 @銀河鉄道の夜(宮沢賢治作) 『銀河鉄道の夜』(ぎんがてつどうのよる)は、〈宮沢賢治〉の〈童話〉作品。孤独な少年ジョバンニが、友人カムパネルラと〈銀河鉄道〉の旅をする物語で、宮沢賢治童話の代表作のひとつとされている。 作者逝去のため未定稿のまま遺されたこと、多くの〈造語〉が使われていることなどもあって、研究家の間でも様々な解釈が行われている。この作品から生まれた派生作品も数多く、これまで数度にわたり〈映画〉化や〈アニメーション〉化、〈演劇〉化された他、プラネタリウム番組も作られている。   A拝啓 竹内昌彦先生映画予告編 竹内昌彦著「あの日、あの時」を映画にしようとのことで、映画化プロジェクトがスタートしています。まだ、本編のない予告編のみが完成しています。今回はこの予告編の上映です。 9.視障協購買部よりワンセグラジオの共同購入のご案内。   (株)アステム製:「テレビが聞ける」ラジオ TRKO−01B(通常販売価格2万9千円)を10台以上まとめて仕入れると1台あたり2万6千円で皆様に販売できます。   視障協購買部では11月末日を締め切りに注文を受付けますので、それまでお待ちいただける方は本会にご注文ください。   なお、注文数が10台に満たない場合は、通常販売価格となりますのでご了承願います   また、すぐ入手されたい方も、視障協購買部は送料込みで28,400円ですので、ぜひご利用ください。  視障協購買部 TEL 086−271−0933 《 声 》 国立障害者リハビリテーションセンターでの生活 最終回 利用者 三宅 好美  次に調理訓練です。  これについても相当苦労しました。体全体ががたがたと揺れますので、努力の仕様がない作業がほとんどです。そのため、講師の方々も指導方法に苦戦していたようです。  包丁を持っての動作、具材をフライパンやお鍋、食器に入れることもままならないので、「できた」という感覚はつかむことができませんでした。講師の方や仲間が一緒だったので、楽しくできましたし、料理も完成しましたが、自宅へ戻り、一人でできるかと言うとそんなことはありません。  主な訓練はこの3つでしたが、その他に今のご時世必要とされている携帯電話を購入しました。これまた私にとってはかなり操作が困難なものでした。しかし、生活の不便を減らすための訓練施設ですから、まずは受信だけでも可能にし、その後何度か時間をとって使用方法を教わりました。今ではボタンの上に点字のめの字を貼って、その指触りを手掛かりに、基本操作ができるようになっています。そのおかげで仲間の番号を入れたり、交流を続けられています。    最後に寮での生活について少しだけお話します。  どこへ行ってもそうですが、仲間と会話することを心掛け、何でも話し合える友達さえつくれば、非常に楽しい生活を送ることができます。  ただ、休日は当然訓練はありませんので、何か娯楽を見つけなければかなり退屈です。  ネット操作ができ、パソコンを持っている、もしくは歩行訓練が進み、講師の方がいなくてもどこかへ行ける場合は、外出して時間を使うことができます。しかし、それでも平日とのギャップが大きいので、ほとんどの人が何をして過ごそうかと悩みます。  だいたいの内容をお話ししましたが、自立訓練部というのは、ほんの基礎を指導されるにすぎませんので、利用者がいくら不満であっても、センター側が「指導した。」という実績を確認した以上、終了しなければなりません。ですから、利用者は不満を持ったまま終了する場合がほとんどです。  もし、行ってみようと思われる方がいらっしゃった時のためにお伝えしておきたいのは、納得がいくほどの技術を取得できるとは思わないで下さい。  何か一つでいいから生活を充実させるために技術を身に付けたいと思う方は、行ってみてもいいと思います。 《 声 》 パソコンの複数のドライブを一つにするには……  センター利用者  森野 広郷  私はある時から自分のパソコンの動作が遅くなっているような気がしていました。調べてみると、Cドライブの残りの要領が少なくなっており、まだデータ用のDドライブにはかなり余裕のあることが分りました。このCドライブの要領不足が動作の遅い原因ではないかと考え、CドライブとDドライブを1つにまとめ、残りの要領に余裕を持たせることができれば、再び快適になるのではと思い、色々なことを試し、最後は成功し、私のパソコンはCドライブだけになり、多くのソフトが快適に使用可能になりました。  今回はその方法と失敗談の話をします。  最初にみなさんが今のパソコン環境で満足しているならむやみに触れてはいけません。私自身ウィンドウズが壊れ後悔をしたことがあります。  元に戻すために数日かかり、大変困った事がありました。  何事もそうだと思うのですが、特にパソコン関連では、一度してしまった事は元の環境にもどすには、視覚障害者は苦労します。  それにPCトーカーも使えません。  この方法は作業が一日かかります。それでも試そうと思われる方がおられるかもしれませんので、別で方法を説明します。  使用するソフト データ消去ソフト、ウィンドウズシステムソフト。  最初の作業 @データ消去ソフトで、HDのすべてのデータを消去する。次にAFORMATでパーティションの処理をする。その後Bウィンドウズのソフトを入れる。  以上です。  このように言葉では簡単ですが、いざ作業をすると、それは手間と時間がかかります。 私の場合、一つのドライブにした利点は、起動ドライブを一つにすることで、200Gbの容量を得ることでより多くのソフトが使えるようになったことです。  この作業にはHDの基礎知識が必要です。あえて私はこのことをお勧めしない理由は、ただ一つウィンドウズが案外壊れやすいからです。人は間違いをして成長するものです。しかし、その間違いが、あなたの大事な時間、お金を使用することになります。  今大事なのは、ことを起こす前によく深く考えることです。今現在私のパソコンはCドライブだけで、230Gbの要領があります。2ドライブのときは、Cドライブが120gb、Dドライブが119Gbでした。  このようにCドライブだけにすることにより、色々なソフトが使用できるようになり、大変便利になりました。最後にこのことに失敗すると、修復に業者に出すと、多額の費用がかかります。私がパソコンを始めて買ったのは、1982年でした。機種はNECのPC−6001でした。この時代はプログラム言語は皆BASIC言語で、今で言うとソフトはカセットテープに入って、値段は一本が3000円でした。  パソコンの性能も半角英数字とカタカナが基本でした。漢字が使えるパソコンは、NECのPC98で漢字が扱えるようになりました。  それでは今回はこのへんで終わります。 《月刊誌のご紹介案内》  センターの多くの利用者の方がお聞きだとは思うのですが、今月は日本点字図書館が毎月作成している「日点デイジーマガジン」をご紹介します。  この雑誌はサピエ図書館にも毎月末に登録されています。例えば24年11月号は10月30日に登録されていました。  収録時間は35〜40時間位で、CDRで日本点字図書館から全国の希望者に直接郵送されています。  収録されているタイトルには以下のようなものがあります。 @にってんボイス  偶数月  図書館からのお知らせや新刊録音図書を紹介 Aブックウェーブ  毎月  2000年4月創刊。墨字図書の新刊情報。視覚障害者関係の話題。 B声の文藝春秋  毎月  月刊雑誌「文藝春秋」の全文朗読。 Cホームライフ  毎月  料理・育児・新製品などの実用記事や、暮らしの情報・話題。 D医学研究  毎月  健康に役立つ情報、三療に関する記事および雑誌「医道の日本」その他からの抜粋記事を掲載。 Eニュー用具タイムズ  2・4・7・12月  用具事業課のカタログ雑誌。  新製品を中心に人気の商品を使用した感想や特徴を説明。 ■新刊案内 センターで新しく受け入れた図書をご紹介します。どうぞご利用ください。 今月は、デイジー20タイトル、点字5タイトルです。 なお、返却期間は資料が届いてからお手元に2週間です。 ●録音図書 ◎一般向け図書 ○哲学 書名:生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント 文春新書 西原理恵子 著 デイジー(4時間44分) 発行:文芸春秋 2012年 内容:飲酒で高校を退学処分。水商売でアルバイト。離婚したのち、ガンを患った元夫の最期を看取る−。漫画家の西原理恵子が、おカネ・男と女・ビジネス・家族などについて、波瀾万丈の人生で培った処世術を伝授する。 書名:置かれた場所で咲きなさい 渡辺和子 著 デイジー(2時間44分) 発行:幻冬舎 2012年 内容:どんな花でも咲けない日があります。その時は、根を下へ下へと降ろしましょう。つらい日々も笑える日につながっているのです…。ノートルダム清心学園理事長が、読む人の心に和らぎをもたらす言葉を紹介します。 ○歴史 書名:花森安治 美しい「暮し」の創始者 KAWADE夢ムック デイジー(13時間55分) 谷 宣雄 音訳 発行:河出書房新社 2011年 内容:生誕100年を迎えた、『暮しの手帖』の名物編集長・花森安治。花森の文章、対談、手がけた『暮しの手帖』ダイジェストほか、花森について語った親しい人々のインタビューなども収録。 ○歴史 書名:読むだけですっきりわかる日本地理 宝島SUGOI文庫 後藤武士 著 デイジー(7時間4分) 発行:宝島社 2009年 ○社会科学 書名:「わがまま」のすすめ 堺屋太一 著 デイジー(9時間15分) 発行:東京書籍 2004年 内容:経済から、世間から、そして未来からの自由を手にするために−。閉塞した現代社会に捧ぐ、わがままに生きるための提言。 書名:誰とでも15分以上会話がとぎれない!話し方66のルール 野口敏 著 デイジー(3時間46分) 発行:すばる舎 2009年 内容:会話をつなげたり、はずませたりする方法を具体的にアドバイスするほか、困った場面での受け答えや、人の輪にとけこめる話し方などを多数紹介。仕事先、職場、会合、パーティなどですぐ使えるフレーズ満載。 書名:病気にならない県民食のすすめ 中経の文庫 幕内秀夫 著 デイジー(5時間10分) 発行:中経出版 2012年 内容:県民食を食べて健康に! 昔からその土地で食べられている日常の基本食を、ごはん・めん類・みそ・汁もの・常備食といった項目に分けて県ごとに紹介。県民食を毎日の生活に取り入れて健康になるための方法を解説する。 ○自然科学 書名:実年齢より20歳若返る!生活術 PHP文庫 南雲吉則 著 デイジー(5時間48分) 発行:PHP研究所 2012年 内容:生活習慣によって生じる体の「錆び」は、生活習慣の改善によってのみ防ぐことができる。ガンの専門医が古くからの暮らしの知恵をもとに、20歳若く見えるようになる食べ方や暮らし方の実践法を説く。 書名:弟へ ザ・ドキュメント 阿倍はじめ 著 デイジー(2時間28分) 佐藤 淑子 音訳 発行:オフィス・ムハージリーン 2012年 内容:長島愛生園に入所してから七十有余年。様々な無念の思いを、弟にかこつけて書いてみました。 ○工学 書名:海底資源大国ニッポン アスキー新書 平朝彦,辻喜弘,上田英之 監修 デイジー(4時間42分) 発行:アスキー・メディアワークス 2012年 内容:世界第6位の面積を持つ日本の排他的経済水域の海底には、メタンハイドレートをはじめ、貴重なエネルギー・鉱物資源が眠っている。海底資源大国、そして海洋産業立国をめざす開発プロジェクトの現状と課題を探る。 ○芸術 書名:オカリーナ 童謡・唱歌集 ケイ・エム・ピー 著 デイジー(5時間10分) 滝 嘉子 音訳 発行:プリマ楽器 2007年 書名:プロ野球血風録 坂井保之 著 デイジー(6時間46分) 発行:新潮社 2012年 内容:球団オーナーとは何者か? 本当の名監督は誰か? 選手獲得競争の実態とは?球団経営のすべてを知る男が、プロ野球の裏の裏を語り尽くし、球界に山積する大小の課題を提示する。月刊誌『新潮45』連載に加筆して単行本化。 ○文学 書名:シルバー川柳 誕生日ローソク吹いて立ちくらみ 全国有料老人ホーム協会,ポプラ社編集部 編 デイジー(45分) 発行:ポプラ社 2012年 内容:全国有料老人ホーム協会主催「シルバー川柳」の入選作、応募作を収録。悩める老後は、笑って過ごすが一番!政治も教育も暗い話の多いニッポン、シニア発、お達者パワー全開の、笑えてしみじみするメッセージが満載。 書名:湖底の城 呉越春秋 3巻 宮城谷昌光 著 デイジー(5時間7分) 福島 五重 音訳 発行:講談社 2012年 内容:伍子胥は、処刑される父と兄を救出するため都に潜入するが果たせなかった。「つぎに楚の都にくるときは、楚を滅ぼすときだ」と伍子胥は誓い、宋をめざす。江水流域を舞台に描く中国歴史小説。『小説現代』連載を単行本化。 書名:寒雷ノ坂 居眠り磐音江戸双紙 ニ 双葉文庫 佐伯泰英 著 デイジー(7時間11分) 発行:双葉社 2002年 内容:江戸深川六間堀、長屋で浪々の日々を送る坂崎磐音。直心影流の達人だが相も変わらぬ貧乏暮らし。仕事を求めて奔走する磐音。痛快時代小説第二弾。 書名:花芒ノ海 居眠り磐音江戸双紙 三 双葉文庫 佐伯泰英 著 デイジー(7時間17分) 発行:双葉社 2002年 内容:安永二年、初夏。江戸深川六間堀、長屋に住む坂崎磐音。直心影流の達人なれど、日々の生計に追われる浪人暮らし。そんな磐音にもたらされた故郷にたちこめる、よからぬ風聞……。春風の如き磐音が闇を切り裂く、著者渾身の痛快時代小説第三弾! 書名:雪華ノ里 居眠り磐音江戸双紙 四 双葉文庫 佐伯泰英 著 デイジー(7時間30分) 発行:双葉社 2003年 内容:秋の気配を漂わす西海道を急ぐ直心影流の達人、坂崎磐音。忽然と姿を消した許婚、奈緒の行方を探す途上、道連れとなった蘭医が因で、異形の僧に襲撃されることに……。春風駘蕩のごとき磐音が、行く手に待ち受ける闇を断つ。大好評痛快時代小説第四弾。 書名:竜天ノ門 居眠り磐音江戸双紙 五 双葉文庫 佐伯泰英 著 デイジー(7時間25分) 発行:双葉社 2003年 内容:直心影流の達人、坂崎磐音は相も変わらぬ浪人暮らし。許婚、奈緒の行方を追って、故郷から加賀金沢まで旅したが、ついに会えずじまい。江戸の住人に温かく迎えられてほっとしたのも束の間、八百八町を震撼させる大事件に巻き込まれる。シリーズ第五弾。 書名:ツナグ 辻村深月 著 デイジー(9時間59分) 発行:新潮社 2010年 内容:突然死したアイドル、癌で逝った母、喧嘩したまま亡くなった親友…。死者との再会を望むなんて、生きている人間の傲慢かもしれない。でも−。喪われた想いの行方を描く連作長編小説。 書名:生きてある今日のことども 矢部彰 著 デイジー(11時間42分) 吉田 一成 音訳 発行:菁柿堂 2008年 内容:波乱に富んだ人生の来し方を見つめ、そこに、なにを求め・どう生きようとしたかを、晩歳の澄みわたった目で見つめなおしたエッセイ集。 ●点字図書 ◎一般向け図書 ○哲学 書名:科学では説明がつかない恐ろしく奇っ怪な話 信じようと信じまいとこの出来事は現実に起きた!! 運命の謎を探る会 編 点字3巻 中桐 麻美子 点訳 発行:河出書房新社 2010年 内容:人間は“見えざるパワー”にここまで支配されている! 偶然の一致、奇跡の連続、運命のいたずら、怪現象など、にわかには信じられない、ウソのような実話の数々を収録。 ○社会科学 書名:街場のメディア論 光文社新書 内田樹 著 点字 3巻 発行:光文社 2010年 内容:テレビ視聴率の低下、新聞部数の激減、出版の不調など。危機の原因はどこにあるのか?メディアの社会的存在意義を探り、危機の本質を見極める。 ○自然科学 書名:手渡しで伝えたい情報コーディネート鍼灸 宮村健二 著 点字4巻 発行:ヒューマンワールド 2012年 内容:「刺激」から「情報発信」に、「鍼灸本位」から「生体本位」へと鍼灸療法を捉え直した「情報コーディネート鍼灸」を提唱し、その理論と技術を解説する。メールマガジン『あはきワールド』連載を大幅に加筆修正して単行本化。 ◎児童向け図書 ○自然科学 書名:外国から来た魚 日本の生きものをおびやかす魚たち 松沢陽士 著 点字2巻 発行:フレーベル館 2010年 内容:水中カメラマンが目の当たりにした日本の水中の現状とは? 日本で急速に分布を拡げているオオクチバスを中心に、大量の外国の魚に占領されている日本の川や湖の水中の様子を、写真とともに紹介する。 ○文学 書名:ぼくんちのテディベア騒動 クリス・ダレーシー 作、渡邉了介 訳 点字4巻 発行:徳間書店 2010年 内容:ぼろぼろのぬいぐるみが、すごく高く売れるって!?テディベアを拾った男の子と一家が大騒動にまきこまれ…。アンティークのクマの謎をめぐり、家族とのきずなや初恋を、ユーモアを交え温かく描く。