視覚障害者センターだより 〜ロバと五つのにんじん〜 平成24年6月(通巻261号) 発行:岡山県視覚障害者センター 郵便番号:700−0927 岡山市北区西古松268-1 電話:086−244−1121 FAX:086−244−1043 Eメール:ossfc@nifty.com  声の欄は随時募集しています。内容とその形式は問いませんので、皆さまからの原稿をお待ちしています。 お勧めの本やテレビ・ラジオ番組、便利グッズ、食べ物どころ、趣味など何でもけっこうですので、ぜひ声の欄に原稿をお寄せください。  センター便りは昨年の9月号から視覚障害者センターのホームページに載せています。したがって、声の欄に原稿を寄せてくださった方の名前も載ります。ご都合が悪い方は、原稿にそのむね書いてくださるか、センターへご連絡ください。 今月の内容 お知らせ(8件)、声、新刊案内をお伝えします。 《お知らせ》   1.2012年7月の休館日と図書整理日   休館日は7月16日の海の日と毎週火曜日です。図書整理日は7月26日の木曜日です。この日は終日留守番電話対応とさせていただきます。 2.音声パソコン利用促進(初心者講座)の受講者募集のご案内   センターの登録者約600名のうち、今年の3月末時点で、169名の方がサピエ図書館に登録していました。   対応のらくらくホンやリンクポケットでは、約3万タイトルのデイジー図書を楽しむことができます。音声パソコンを使えばそれに加え点字図書も読むことができるため、約18万タイトルの本を家庭にいながら楽しむことができます。専用のソフトを使えば、本当に簡単にサピエ図書館の利用ができるようになっています。   この利用を主にしたマンツーマンの「パソコン初心者講座」を6月と7月は連続4日間行ないます。以下を参考にセンターの川田まで、お問い合わせ、お申し込みください。 @会場 岡山県視覚障害者センター1階ロビー A期間 6月コースは6月27日(水)〜30日(土)     7月コースは7月25日(水)〜28日(土) B時間は10時〜13時 C募集者数は6月があと1名、7月は3名 D費用 無料   また、今年は別のコースとして、受講者に日時と時間を合わせる講座も計画しています。   興味はあったが時間帯が合わなくて受講できなかった方、チャレンジしてみませんか。 3.「障害者ITサポートセンターおかやま(TEL(086)224−4670)」を活用してみませんか。   視覚障害者が初めてパソコンを使おうとするときには、さまざまなハードルがあるため、すぐには使えないのが現状です。そんな時この障害者ITサポートセンターへ電話相談してみると、ご自宅でのサポートが受けられるかもしれません。ここには音声パソコンのボランティア講座を終了された方が多数登録されています。パソコンを使われている方はもちろん、これから始めてみようと思われている方も、気になること、わからないことなどがあれば、ぜひこのサービスを使って知的好奇心を満たしてみませんか? 4.点字JBニュースを読んでみませんか。   点字JBニュースは大きく分けて2種の記事からなっています。   1つは視覚障害者に関する様々な記事で、もう1つは日本経済新聞記事から10記事を選んだものです。メール版と点字版の2種で提供しています。メール版は当日にとどきますが、点字版はセンターで印刷後、郵便で送るため、1日遅れになります。   点字JBニュースを新しく読んでみようと思われる方は、センターまでご連絡ください。費用は無料です。なおメール版のうち、携帯メールへは視覚障害関連の記事のみになります。 5.1階のロビーにはPC-talkerの入ったデスクトップパソコンが1台あります。これはWindows7パソコンで、有線lanでインターネットに接続しています。ソフトとしては高知システム開発のほとんどのもの(印刷された活字の読み上げ、新聞記事の読み上げ、JRの路線探索・時刻表、サピエ図書館の利用、病院や病気に関すること、インターネットの検索やネットサーフィン、文書作成、メールの送受信など)のソフトが入っています。新しくブレールワークスが使えるようになり、音声だけでなく、点字ディスプレイにも出力されるようになりました。   体験ご希望の方はお電話でお申し込みください。 6.昨年の10月からサピエ図書館のデイジー図書をプレクストークリンクポケットで聴くことができるようになっています。   これはパソコンなしで、デイジー図書の入手ができる機器です。この度この機器がセンターに入りました。使用法は他のプレクストークとほぼ同じですが、メニューが少し多くあります。体験ご希望の方はセンターまでお問い合わせください。 7.「おしゃれなひととき」のCDをさしあげます   「おしゃれなひととき 夏号 〜資生堂ビューティーメッセージ〜」(一般CD1巻)を先着順でさしあげますので、ご希望の方はセンターまでご連絡ください。 8. 当センターが保有している音声解説CDのリストをお知らせします。   このCDがあると、お持ちか借りたDVD映画が音声解説付きで楽しめます。   以下、全80タイトルで、これらは貸出可能です。 「E.T.」、「The extra−terrestrial」、「Sabu」、「Shall we ダンス?」、「あゝひめゆりの塔」、「青い山脈」、「明日の記憶」、「あの子を探して」、「アポロ13」、「雨あがる」、 「アラビアのロレンス 完全版」、「歩いても歩いても」、「運動靴と赤い金魚」、「おくりびと」、「男はつらいよ」、「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」、「Always三丁目の夕日」、「Always続・三丁目の夕日」、「隠し剣鬼の爪」、「崖の上のポニョ」、 「風と共に去りぬ」、「風の谷のナウシカ」、「蒲田行進曲」、「歓喜の歌」、「キューポラのある街」、「ギルバート・グレイプ」、「銀河鉄道の夜」、「皇帝ペンギン」、「ゴッドファーザー」、「コーラス」、 「サイコ」、「サウンド・オブ・ミュージック ファミリー・バージョン」、「幸福の黄色いハンカチ」、「シュリ、ショーシャンクの空に」、「シンドラーのリスト」、「スウィングガールズ」、「スタンド・バイ・ミー」、「世界の中心で、愛をさけぶ」、「それでもボクはやってない」、「ダイ・ハード」、 「たそがれ清兵衛」、「誰も知らない」、「父と暮せば」、「椿三十郎」、「ティファニーで朝食を」、「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」、「東京物語」、「となりのトトロ」、「ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版」、「ハウルの動く城」、 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」、「バッテリー」、「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」、「ハリー・ポッターと賢者の石」、「ハリー・ポッターと秘密の部屋」、「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」、「ブタがいた教室」、「フラガール」、「ブラス!」、「フランダースの犬 劇場版」、 「星になった少年 Shining boy & little Randy」、「鉄道員」、「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」、「魔女の宅急便」、「マディソン郡の橋」、「マルサの女」、「ミス・ポター」、「壬生義士伝」、「耳をすませば」、「ミリオンダラー・ベイビー」、 「モーターサイクル・ダイアリーズ」、「山の郵便配達」、「善き人のためのソナタ」、「ライフ・イズ・ビューティフル」、「ラヂオの時間」、「リトル・ミス・サンシャイン」、「猟奇的な彼女」、「レインマン」、「ロッキー 特別編」、「ローマの休日 製作50周年記念デジタル・ニューマスター」 《 声 》「移動支援に感謝」 利用者 森 洋子  1953年4月より10年間、私は当時山陽線吉永駅から岡山駅まで、列車通学をしました。 そのせいか、電車で旅をするのが大好きです。  春の息吹が感じられる3月の終わり、移動支援のヘルパーさんに介助をお願いして、263.5kmを6時間余り電車に乗せてもらうことができました。 準備はまず愛用の音声パソコンの中からJRの山陽線、姫新線、伯備線そして第3セクターの智頭線をロードして、もう60年近く使った点字盤で書き写しました。  ところが最近私は難聴が進み、正確に駅名を聞き取ることができない箇所があり、家事援助のヘルパーさんにディスプレイを見てもらい、なんとか事なきを得ました。  次に電話でわがままな私の意向を和気駅に伝えて、お願いしました。 さすがプロで、数分後日程表は出来上がり指定席も取れたと連絡が入りました。 元々私は調子者で、この回も喜び勇み早々と切符をいただきに行き、ついでに車内昼食の巻き寿司を注文してきました。  当日駅から介助のヘルパーさんは、先ほど駅員さんが手渡してくれた日程表をしっかりと片手に持って、私は裏表駅名をびっしり書いた半サイズの点字用紙を膝の上に置いて、車中の人となりました。 景色の説明を聞いて想像をたくましくしていると、はやくも県境の船坂トンネルを越えると乗り換えです。 カタコト、ゴトンゴトンに耳を傾けてゆれに身をまかせ、「なんだ坂こなな坂」に思いを馳せていると、急に降りて後ろから電車を押してさしあげたい心境になるから、とても面白いです。 1994年12月3日に開業した智頭線の作用駅でまた、乗り換えです。 第3セクターから在来線への乗り換えは少々ややこしくても運のよいことに50分時間があります。 それをよいことに改札をするりと抜けて、「和楽路」という喫茶店でティータイム。 阪神淡路大震災の前年の暮れに開店したという人のよさそうなマスターらしき男性が好物のチョコレートをご馳走してくださいました。  次は初めて乗る姫新線です。かなり混みあっていましたが、バックに今日の山陽新聞朝刊をしのばせていたので、ヘルパーさんにめぼしい記事を読んでもらいました。 中でも二人共通の話題川柳があり、題は「給食」で、 給食で皆の栄養ばっちりだ 給食で友達こっそり入れてくる 腹がへり腹が鳴ったら腹がたつ など聞いて話しに花が咲きました。  また、投稿欄に「毎日よいこと日記」を書いているとあったので、私もめまぐるしく過ぎ去っていく日々に唖然としていないで、簡単に書きとめようと決心。 即実行しています。  続いて津山駅からローカルワンマン電車で。 少し乗客が少なくなったころを見はからって巻き寿司をむしゃむしゃと食べていると、とうとう1本たいらげてしまい、はしたない私にヘルパーさんがつられたらしく召し上がったそうでお互い大きなお腹をかかえて大笑いです。 およそ100年前、今ほど機械機具は発達していなかった。 尊い人の労力でこの中国山地は切り開かれ、線路は敷かれました。 改めて当時の国鉄公社は偉大だと思いました。 車内には設備が整い、清掃も行き届いたこコンパクトなお手洗いが設置されていました。 山の天気は変わりやすい。 トンネルを抜けるとそこは通り雨でした。 中国勝山駅は行き違いができる駅で、しばらく停車していました。 駅舎は白で、足元は格子のなまこ壁の模様入りとかで、私は持ち前の探求心が前に出過ぎて、もしかしたら若いヘルパーさんを困らせたかもしれません。 一方ここは確か木材の町。昔、友人とタクシーをチャーターして訪れた「木材ふれあい会館」はどの辺にあるのだろう。 木を愛し、製材業を営んだ亡き父に木細工の数々を見せたかったなど思うひと時でした。 小旅行の終盤近く新見駅で伯備線に乗り換えです。 案の定特急は遅れました。 でもまるで最後の3分乗り換えを案じている私を救うかのように「やくも」の振り子電車は走る走る。 「3.回り灯篭の絵のような変る景色の面白さ」と文部省唱歌「汽車」にあるようにヘルパーさんの説明は私の連想へと繋がって行きました。  今全盲になっていても一人で歩けそうなほど通いなれた岡山駅3番ホームに列車は滑り込みました。ヘルパーさんは感傷に浸っている私を愛おしむように、いと優しく親切な介助で発車のベルが鳴り響く向い側の山陽本線上り電車に乗せてくださいました。 30分後無事地元和気駅に帰りました。 この時の日程表を付記します。 2012年3月28日 和気発 9:47 上郡着10:09 1番 上郡発10:28智頭ホーム 作用着10:48智頭ホーム 作用発11:41JRホーム 津山着12:39 2番 津山発12:46 3番(新見行き) 新見着14:25 2番 新見発14:34 3番(やくも18号) 岡山着15:38 3番 岡山発15:41 4番(相生行き) 和気着16:13 ■新刊案内 センターで新しく受け入れた図書をご紹介します。どうぞご利用ください。 今月は、デイジーが30タイトル、点字が7タイトルです。 なお、返却期限は資料が届いてからお手元に2週間です。 ●録音図書 ◎一般向け図書 ○総記 書名:読むとだれかに語りたくなる わたしの乱読手帖 大竹昭子 著 デイジー(6時間29分) 伊丹 明美 音訳 発行:中央公論新社 2011年 内容:思いがけない出会いの一冊、忘れえぬ記憶と結びつく一冊。いつも読みながら考え、書きながら生きてきた−。文筆家・写真家・小説家として活躍する大竹昭子の書評集。 書名:わたしの小さな古本屋 倉敷「虫文庫」に流れるやさしい時間 田中美穂 著 デイジー(3時間34分) 佐藤 淑子 音訳 発行:洋泉社 2012年 内容:会社を辞めた日、古本屋をやろうと決めた。それから18年、今日も店の帳場に座り続けている−。倉敷にある古本屋「虫文庫」の店主が、店を始めてからこれまでの様々なエピソードを綴る。 ○哲学 書名:アドラー心理学入門 よりよい人間関係のために 岸見一郎 著 ワニのNEW新書 012 デイジー(4時間54分) 小野田 映子 音訳 発行:ベストセラーズ 1999年 内容:アドラー心理学の見地から、どうすれば幸福に生きることができるかという古くからの問いにアドラーがどのように答えようとしているのかを明らかにし、どのように生きていけばいいのかという指針を示す。 ○歴史 書名:興亡の世界史 What is Human History? 人類文明の黎明と暮れ方  青柳正規ほか編集委員会、 青柳正規 著 デイジー(13時間53分) 発行:講談社 2009年 内容:いくつもの絶滅の危機を乗り越えて地球上に拡散した人類が、農耕というイノベーションを経て築いた多様な文明。シュメールからローマまで、その長大な歩みを通観し、現代文明が直面する危機を考察する。 書名:市川房枝 私の履歴書ほか 市川房枝 著 人間の記録 88 デイジー(10時間2分) 発行:日本図書センター 1999年 内容:婦人参政権獲得に奮闘した婦人運動家である著者の思想や生きざまが綴られた、「私の婦人運動」「金権政治からの脱出」など、自伝や対談7編を収録。 書名:渋沢栄一 雨夜譚/渋沢栄一自叙伝〈抄〉 渋沢栄一 著 人間の記録 41 デイジー(24時間52分) 発行:日本図書センター 1997年 内容:日本の資本主義的基盤を確立させた実業家・渋沢栄一。第一国立銀行、王子製紙、大阪紡績など、五百余りの会社を設立した、その業績をたどる自伝。 書名:留岡幸助 自叙/家庭学校 留岡幸助 著 人間の記録 82 デイジー(6時間17分) 発行:日本図書センター 1999年 内容:キリスト教思想に基づき、非行少年の感化事業に従事した著者が、自らの人生を語った自伝のほか、家庭学校創設に至るまでの経緯、書簡などを収める。 書名:南原繁 ふるさと 南原繁 著 人間の記録 70 デイジー(6時間52分) 発行:日本図書センター 1998年 内容:敗戦直後の東大総長としての学生への演説がひろく知られている著者。満州事変以後の超国家主義と学問的に対決した政治学者としての半生をふりかえる。 書名:松永安左エ門 自叙伝松永安左エ門 松永安左エ門 著 人間の記録 85 デイジー(6時間17分) 発行:日本図書センター 1999年 内容:「電力の鬼」と呼ばれた電気事業経営者の自伝のほか、随想、講演などを収める。 書名:白瀬矗 私の南極探検記 白瀬矗 著 人間の記録 61 デイジー(8時間23分) 発行:日本図書センター 1998年 内容:千島探検に次いで南極探検に向かい、1912年日本人初の南極上陸に成功した探検家が綴る探検記。 ○社会科学 書名:高橋是清 立身の経路 高橋是清 著 人間の記録 81 デイジー(6時間47分) 発行:日本図書センター 1999年 内容:7つの内閣で大蔵大臣をつとめ、首相経験もある著者。奴隷に売られるなどした生涯を語るほか、日本の教育、金融問題などについて思うところを述べる。 書名:幣原喜重郎 外交五十年 幣原喜重郎 人間の記録 64 デイジー(10時間53分) 発行:日本図書センター 1998年 内容:5度の外務大臣就任中、幣原外交とよばれる平和外交を展開した著者が、駐米大使時代の思い出や、太平洋戦争前後の内外の政局の知られざる秘話を綴る。 書名:Q&A金融ADR活用ガイドブック 解決できる!証券・銀行・保険のトラブル 東京弁護士会弁護士業務部金融紛争研究会 著 デイジー(8時間46分) 谷 宣雄 音訳 発行:日本加除出版 2012年 内容:利用者保護を目的とする金融ADR制度を利用するときに必要な基礎知識を網羅し、Q&A形式でわかりやすく解説。事例や知っておくと便利な応用知識、書式・図表なども収録する。 書名:山に生きる人びと 宮本常一 著 河出文庫  デイジー(7時間59分) 福島 五重 音訳 発行:河出書房新社 2011年 内容:山には「塩の道」もあれば「カッタイ道」もあり、サンカ、木地屋、マタギ、杣人、焼畑農業者、鉱山師、炭焼き、修験者、落人の末裔…さまざまな漂泊民が生活していた。ていねいなフィールドワークと真摯な研究で、失われゆくもうひとつの(非)常民の姿を記録する。 ○自然科学 書名:長岡半太郎 原子力時代の曙 長岡半太郎 著 人間の記録 83  デイジー(6時間13分) 発行:日本図書センター 1999年 内容:日本物理学の開拓者として数々の研究成果を遺し、大阪帝都大学の初代総長もつとめた著者が、その半生を自ら語った文章と科学随想などを収録。 書名:間違いだらけの腰痛治療 腰痛治療の常識・非常識 酒井和彦 著 経営者新書 019  デイジー(3時間7分) 塩田 美智恵 音訳 発行:幻冬舎メディアコンサルティング 2012年 内容:世の中には、間違いだらけの腰痛治療がはびこっている! 30年以上、のべ40万人の患者をみてきた整体師が、自身の経験と知識から腰痛治療の問題点を暴き、「筋肉の壊れ」にアプローチした新しい治療法を紹介する。 ○工学 書名:コナモンをおいしく作ろう 粉物料理に取り組む粉人を訪ねて すこやか食生活協会 編 デイジー(1時間19分) 発行:すこやか食生活協会 2012年 内容:第一話信州そば 第二話おやき 第三話ナン 第四話えび天 第五話冷かけうどん 第六話ピッツァ 第七話パスタ 第八話あんぱん 第九話ブッシュ・ド・ノエル 第十話たこ焼 ○芸術 書名:山下清 山下清放浪日記 山下清 著 人間の記録 98 デイジー(7時間24分) 発行:日本図書センター 1999年 内容:日本のゴッホと称された放浪画家である著者。特異な才能が世の注目を集めながらも、あくまでも気ままに絵を描き続けた彼の、放浪の日々を綴った日記。 書名:山本安英 おりおりのこと 山本安英 著 人間の記録 94 デイジー(5時間38分) 発行:日本図書センター 1999年 内容:築地小劇場などで活躍し、「新劇の聖女」と呼ばれた著者。戯曲「夕鶴」をはじめ、多数の名舞台を生み出した女優が、折々に綴った文をまとめる。 書名:藤山寛美 あほかいな  藤山寛美 著 人間の記録 99 デイジー(5時間36分) 発行:日本図書センター 1999年 内容:舞台に笑いをふりまき、人気を呼んだ喜劇俳優である著者。天才的ともいえる阿呆役の演技で、テレビにおいても爆発的な人気を誇った彼による自伝。 書名:早川雪洲 武者修行世界を行く 早川雪洲 著 人間の記録 87 デイジー(8時間54分) 発行:日本図書センター 1999年 内容:戦前から戦後にかけて、数多くの欧米映画に出演した俳優である著者。映画「戦場にかける橋」について、野口英世との交流などを綴る自叙伝。 書名:トップアスリートの決断力 吉井妙子 著 アスキー新書 034 デイジー(5時間55分) 丸山 志世子 著 発行:アスキー 2007年 内容:あの松坂大輔にも、野球をやめてしまおうと悩んだことがあった。世界を舞台に戦っているアスリートとて、私たちと同じ人間なのだ。苦境の中で己に克ってきたトップアスリート24人が、秘められたエピソードを語る。 書名:双葉山定次 相撲求道録 双葉山定次 著 人間の記録 95  デイジー(4時間15分) 発行:日本図書センター 1999年 内容:苦難の少年時代を経て、相撲の歴史に残る69連勝、全勝優勝8回をなしとげ、戦時下の日本で人気を博した名横綱である著者が、その体験を語る。 ○文学 書名:評伝野上弥生子 迷路を抜けて森へ 岩橋邦枝 著  デイジー(7時間40分)谷 宣雄 音訳 発行:新潮社 2011年 内容:生涯現役、60代で恋をし、99歳にしてみずみずしい小説を書いた野上弥生子。死の瞬間までアムビシアスでありたいと願った弥生子の生きざまに迫る。 書名:俳句のおけいこ ジャック・スタム 著、 江国滋、佐藤和夫 監修 デイジー(1時間17分) 西田 美千代 音訳 発行:河出書房新社 1993年 内容:漂泊するコスモポリタンの哀しみとユーモアを、日本語と英語に託した世界初のHAIKU=俳句集。 書名:宇宙のまなざし 詩集 坂村真民 著 デイジー(13分) 発行:サンマーク出版 2000年 内容:坂村真民の決定版詩集・三部作の完結編がついに刊行。90歳を超えた真民さんの最近の詩を中心に、前の2作に収められなかった代表作をカバーした。 書名:史記 武帝紀 7 北方謙三 著 デイジー(9時間38分) 発行:角川春樹事務所 2012年 内容:自らに迫る老いを自覚し不安を抱く武帝。呪術の疑惑をかけられた皇太子は、謀反の末自死を遂げる。さらに、匈奴との最後の闘いが迫り…。中国史上最大の史書を壮大なスケールで描く。『ランティエ』掲載を書籍化。 書名:夜叉神堂の男 杉本苑子 著 集英社文庫 デイジー(10時間51分) 石原 みどり 音訳 発行:集英社 1990年 内容:奥州の外が浜、「落とし木」を焚く節分の夜がくると、夜叉神堂に棲みつくようになった男が、ひと夜だけ、その晩にかぎって、おぞましい鬼畜の悪行へと走る。親の殺害した山伏の怨念に取り憑かれ、人肉のうまみに酔いしれる。表題作ほか。 書名:今西錦司 そこに山がある 今西錦司 著 人間の記録 75 デイジー(6時間21分) 発行:日本図書センター 1998年 内容:霊長類学や進化理論などで優れた業績をあげ、また、登山家・探検家としても知られた著者。自身の半生や、愛する自然などについて綴る。 書名:サトウハチロー 落第坊主 サトウハチロー 著 人間の記録 91 デイジー(5時間35分) 発行:日本図書センター 1999年 内容:童謡「小さい秋みつけた」の作詞や、詩集「おかあさん」などで知られる、詩人である著者。野球のこと、師や友人のことなどを綴った随筆集。 ●点字図書 ◎一般向け図書 ○総記 書名:著作権の世紀 変わる「情報の独占制度」 福井健策 著 集英社新書 点字3巻 発行:集英社 2010年 内容:デジタル化やネットワーク化が進む中、著作権等の情報の独占制度は様々な課題に直面している。具体例を挙げながら、変りゆく著作権のかたちを解説。 ○自然科学 書名:生物多様性と私たち COP10から未来へ 香坂玲 著 岩波ジュニア新書 点字3巻 発行:岩波書店 2011年 内容:私たちの生活は、生物多様性に支えられている。衣食住という身近な視点から、危機にある生物と暮らしとの関連、生物多様性がなぜ大切なのかを考える。 ○工学 書名:「飛鳥」よ、ありがとう! その航跡をふりかえって 津山正 著  点字3巻 発行:海事プレス社 2008年 内容:世界一周クルーズでも活躍した、短くも輝かしい生涯だった客船「飛鳥」。その航跡をふりかえり、飛鳥をめぐるヨモヤマ話をまとめる。『クルーズ』掲載ほかを書籍化。 ○芸術 書名:ふれる世界の名画集 日本点字図書館点字製作課 編、柳沢飛鳥 立体絵画制作、真下弥生 解説テキスト 点字1巻 発行:日本点字図書館 2012年 書名:サムライブルーの料理人 サッカー日本代表専属シェフの戦い 西芳照 著 点字5巻 発行:白水社 2011年 内容:世界で戦うサッカー日本代表の選手たちを「食」で支えてきた専属シェフの奮闘記。ワールドカップからアジアカップ優勝までの舞台裏を明かす。 書名:麒麟の翼 東野圭吾 著 点字5巻 発行:講談社 2011年 内容:寒い夜、日本橋の欄干にもたれかかる男に声をかけた巡査が見たのは、胸に刺さったナイフだった…。大都会の真ん中で発生した事件の真相に、加賀恭一郎が挑む。 ◎児童向け図書 ○文学 書名:子どもに語るアラビアンナイト 西尾哲夫 訳・再話、 茨木啓子 再話 点字2巻 発行:こぐま社 2011年 内容:子どもが聞いて楽しめるようにアラビアンナイトを再話した、読み聞かせに最適な書。「空飛ぶじゅうたん」「船乗りシンドバードの冒険」など、全10話。