視覚障害者センターだより 〜ロバと五つのにんじん〜 平成24年4月(通巻259号) 発行:岡山県視覚障害者センター 郵便番号700-0927 岡山市北区西古松268-1 電話:086-244-1121 FAX:086-244-1043 Eメール:ossfc@nifty.com  声の欄は随時募集しています。内容とその形式は問いませんので、皆さまからの原稿をお待ちしています。 お勧めの本やテレビ・ラジオ番組、便利グッズ、食べ物どころ、趣味など何でもけっこうですので、ぜひ声の欄に原稿をお寄せください。 今月の内容 お知らせ(10件)、24年度のセンターの新しい取り組み、新刊案内をお伝えします。 《お知らせ》   1.2012年5月の休館日と図書整理日   休館日は毎週火曜日と3日(木)4日(金)5日(土)の祝日です。図書整理日は5月24日の木曜日です。この日は終日留守番電話対応とさせていただきます。 2.センター便りのカセットテープ版は今月から貸出方式になっています。   センター便りを引き続きカセットテープでとご希望のなかった方には、デイジー版を送っています。引き続きカセットテープでの送付ご希望の方は急ぎセンターまでご連絡をよろしくお願いいたします。 3.障害者ITサポートセンターおかやまをご存知でしょうか。   視覚障害者が初めてパソコンを使おうとするときには、さまざまなハードルがあるため、すぐには使えないのが現状です。そんな時この障害者ITサポートセンターへ電話相談してみると、ご自宅でのサポートが受けられるかもしれません。ここには音声パソコンのボランティア講座を終了された方が多数登録されています。連絡先はTEL(086)224-4670です。   パソコンを使われている方はもちろん、これから始めてみようと思われている方も、気になること、わからないことなどがあれば、ぜひこのサービスを使って知的好奇心を満たしてみませんか?。   担当者に活用の実態をお聞きしたところ、利用者はまだまだ少ないとのことでした。   ふるってご活用をお願いします。 4.今年も岡山市市民局人権推進課から「憲法週間市民のつどい」の案内がありましたのでお知らせします。   平成24年度 憲法週間「市民のつどい」 講演と映画上映のご案内 日時 平成24年5月8日(火曜日)13時から16時まで(12時30分より受付開始) 会場 岡山コンベンションセンター(ママカリフォーラム)3階コンベンションホール 字幕、副音声、手話通訳、要約筆記あり 入場無料 参加申込不要 講演の内容   チョーク業界国内シェアナンバーワン&障害者多数雇用で知られる日本りかがく工業株式会社 会長 大山やすひろさん 講演 「知的障がい者に導かれた企業経営から〜共生社会への提言」 (講師略歴) 1937年に中央大学法学部卒業後、父が設立した日本りかがく工業株式会社に入社。1974年、社長に就任。2008年から現職。1960年に知的障がい者の雇用に踏み切り、1975年にはかわさき市に日本初の知的障がい者多数雇用モデル工場を建設。現在は社員73人のうち55人が障がい者。製造ラインをほぼ100%知的障がい者のみで稼動できるよう、工程にさまざまな工夫を凝らしている。こうした経営が評価され、2009年、しぶさわ えいいち賞を受賞。    映画の内容 元ニートだったという監督の32歳デビュー作 映画「モップとほうき 大阪発の障がい者雇用」上映 働きたいと願う人たちがいる。それをかなえてあげたいと願う人たちがいる…。知的障がい者の就労支援の現場で、北川のぞみ監督が一年半の取材の末に作りあげたドキュメンタリー。就職後のトラブルや雇用する側の戸惑いも率直に描いたうえで、社会の中で働くことの意味を問いかける。厚生労働省推薦、文部科学省選定作品。    プログラム 開会 13時から13時10分 映画上映 13時10分から14時5分 講演等 14時15分から15時50分 閉会 15時50分から16時 お問い合わせ先 岡山市 市民局 人権推進課  電話 086-803-1070(直通) 5.1階のロビーにはPC-talkerの入ったデスクトップパソコンが1台あります。これはWindows7パソコンで、有線lanでインターネットに接続しています。ソフトとしては高知システム開発のほとんどのもの(印刷された活字の読み上げ、新聞記事の読み上げ、JRの路線探索・時刻表、サピエ図書館の利用、病院や病気に関すること、インターネットの検索やネットサーフィン、文書作成、メールの送受信など)のソフトが入っています。新しくブレールワークスが使えるようになり、音声だけでなく、点字ディスプレイにも出力されるようになりました。   体験ご希望の方はお電話でお申し込みください。 6.センター便りは昨年の9月号から視覚障害者センターのホームページに載せています。したがって、声の欄に原稿を寄せてくださった方の名前も載ります。ご都合が悪い方は、原稿にそのむね書いてくださるか、センターへご連絡ください。 7.先月号でサピエ図書館で提供されているデイジー版の週刊誌を紹介しましたが、朝日新聞社のAERAを追加します。   今回は3月の1カ月間に、サピエに登録されたデイジー図書数と、点字図書数をお知らせします。   4月1日に過去1カ月に登録された新着図書で調べてみました。   結果はデイジー図書が893タイトル、点字図書が871タイトルで合計1,664タイトルでした。 8.昨年の10月からサピエ図書館のデイジー図書をプレクストークリンクポケットで聴くことができるようになっています。   これはパソコンなしで、デイジー図書の入手ができる機器です。この度この機器がセンターに入りました。使用法は他のプレクストークとほぼ同じですが、メニューが少し多くあります。体験ご希望の方はセンターまでお問い合わせください。 9.平成24年度「NHK放送番組時刻表」について、4点お知らせします。 (1)点字版を先着順でさしあげますので、ご希望の方はセンターまでご連絡ください a.ラジオ(第1・第2・FM)、b.テレビ(総合・Eテレ)、c.テレビ(BS1・BSプレミアム)の3種類(いずれも全1巻)に分かれていますので、ご希望のものをお知らせください(2種類以上でも結構です)。 (2)デイジー版を貸し出しますので、ご希望の方はセンターまでご連絡ください。これは、すべてが1枚のCDに収録されています。    4月下旬からNHKサービスセンターのホームページからダウンロードもできるようです。アドレスはhttp://www.nhk-sc.or.jp/daisy/です。 (3)NHKの読み上げソフト用ホームページで最新の番組表が閲覧できます。アドレスはhttp://www.nhk.or.jp/hensei/text.htmlです。 (4)NHKの放送に関するお問い合わせ・ご意見の電話による窓口(NHKふれあいセンター)の番号は0570−066−066です。IP電話などでこの番号にかけることができない場合は、050-3786−5000へおかけください。受付時間は午前9時〜午後10時です。 10.先月号でお知らせしましたパナソニックの携帯型拡大読書器には簡単な操作法を説明したリーフレットが1枚ついてきました。今月はその表面を紹介します。 @まず初めに電源を入れる。(右側面下側の黄色いボタンを2秒以上押してください。) A直接見る。 ビューモードとルーペモードがあります。 上側の面にスライドスイッチがあり、2つのモードを切り替える。 ビューモード:10cm以上離れたところを見る 10cmより遠くにピントが合います。 ・左側面上側のスライドSWをビュー側(山マーク側)に切り替えます。 ・遠方視はフルタイムオートフォーカスです。       見たいところにカメラを向けると自動的にピントが合います。 ・ズームボタン(右端上のひようたん形)で拡大縮小します。 ズームは、光学2.7倍×デジタル15. 5倍=最大42倍です。 ルーペモード:10cm以下の接近したところを見る。 ・左側面上側のスライドSWをルーペ側(花のマーク)に切り替えます。 ・読みたい文字の上に本機を置きます。文字の上を滑らすように本体を移動し、文字 を読みます。 ・直置き時のズーム倍率:6.5倍〜26倍 ・スタンド使用時、またはピントが合っていなときは 上側面の左側「←/AF」ボタンを押してください。 自動でピント合わせを行い、ピンと合わせ終了時に「ピッ」と音がします。 ・スタンド使用時のズーム倍率:3.0倍から12倍 B撮影する場合 時刻表や案内表示、さらにテーブルに置いた文章を撮影します。 ・シヤッター(上側面の右端)を押してください。 「ピッ」と音がします。その後、自動でピンと合わせが行われ、 ピント合わせの動作が終わったところで「ピッ」と音がし、撮影されます。 ここまでがリーフレットの表面で説明されている内容です。5月号では裏面を紹介します 24年度のセンターの新しい取り組み       所長 川田 忠茂  今年度は次の新しい事業にチャレンジします。  @ガイドDVD映画の上映。 これはDVD映画の中には、その数はまだ限られていますが、画面の説明用のCDが作られているのがあります。これらの中から年に4・5回センターの3回で上映会を計画しています。センター便りで案内をしますので、ぜひご参加ください。  Aサピエ図書館には地域生活情報のコーナーが設けられています。ここに地域に密着した情報を載せたいと考えています。  Bサピエ図書館の利用法として新たに加わったプレクストークリンクポケットの講習会を行ないます。  Cパソコンの初心者講座を続けてきましたが、今までは参加したくても日程の関係で参加が難かしかった方がおられるかもしれません。今年度は例年同様の形式に加え、受講者の都合のよい日に合わせる形式でも行なってみたいと考えています。 ■新刊案内 センターで新しく受け入れ図書をご紹介します。どうぞご利用ください。 今月は、デイジーが43タイトル、点字が4タイトルです。 ●録音図書 ◎一般向け図書 ○総記 書名:中島らもの特選明るい悩み相談室 ニッポンの家庭篇 その1 中島らも 著 集英社文庫 デイジー(4時間12分) 発行:集英社 2002年 内容:あの伝説の人生相談が、装いもあらたに帰ってきた!選びぬかれた珍妙な悩みに、鬼才・中島らもが繰り出す名(迷)回答の数々。 ○歴史 書名:中国の歴史 1 中国歴史シリーズ 陳舜臣 著 講談社文庫 デイジー(18時間53分) 発行:講談社 1990年 内容:中国の歴史は奥深い。三皇五帝の時代から夏・殷へ、そして孔子や老子など諸子百家が輩出した群雄割拠の春秋戦国時代へ、数多の英雄が登場し、やがて消え去る。―覇権を争い、権謀術数の渦巻く滔々たる時の流れを、豊かな史料から考察し、祖国への愛と憧憬をこめて綴る。 書名:中国の歴史 2 中国歴史シリーズ 陳舜臣 著 講談社文庫 デイジー(20時間4分) 発行:講談社 1990年 内容:群雄割拠の時代を経て、中国に大統一時代が訪れる。戦国七雄の確執の後、力強いうぶ声をあげたのは秦だった。だが大政権の誕生は、政権内部そのものにさまざまな矛盾を生み、秦の天下も束の間に滅ぶ。覇権はやがて漢(前漢)へと移る。 書名:中国の歴史 3 中国歴史シリーズ 陳舜臣 著 講談社文庫 デイジー(20時間12分) 発行:講談社 1991年 内容:王莽によって簒奪された王朝を回復した後漢もやがて衰え、中国史のなかで最もよく知られ、最も躍動する三国志の時代を迎える。多くの英雄が輩出し、のびのびと、しかし激烈に時代の波を押し渡る。―波乱の歴史を、豊かな史料から考察し、祖国への愛と憧憬をこめて綴る。 書名:中国の歴史 4 中国歴史シリーズ 陳舜臣 著 講談社文庫 デイジー(21時間19分) 発行:講談社 1991年 内容:日本から遣隋使を迎えた隋の時代を経て、花開く唐時代へと時は流れる。長安に優雅な宮廷の楽がひびき、宮女の脂粉の香がたちこめる。しかし盛衰は世の常、唐もまた兵乱の末、次なる宋へ…。激しい政争、権力争奪劇―滔々たる歴史の流れを、祖国への愛と憧憬をこめて綴る。 書名:中国の歴史 5 中国歴史シリーズ 陳舜臣 著 講談社文庫 デイジー(20時間39分) 発行:講談社 1991年 内容:13世紀、モンゴルは急速に力をつけ、中原の地に、若々しく荒々しい新鮮な血潮を輸血した。大元帝国の誕生。チンギス汗からフビライへと続くその大勢力は、世界征覇をめざして猪突の猛進をする。―波乱の歴史を、豊富な史料から考察し、祖国への愛と憧憬をこめて綴る。 書名:中国の歴史 6 中国歴史シリーズ 陳舜臣 著 講談社文庫 デイジー(19時間26分) 発行:講談社 1991年 内容:洪武・永楽と栄えた明もやがて北虜南倭の禍、宦官の跋扈、党争の表面化などにより滅びの時を迎える。後を襲ったのは清。康煕・乾隆の黄金時代を現出するが、栄華の隙をついてアヘン禍が衰運を呼ぶ。―波乱の歴史を豊富な史料から考察し、祖国への愛と憧憬をこめて綴る。 書名:中国の歴史 7 中国歴史シリーズ 陳舜臣 著 講談社文庫 デイジー(20時間27分) 発行:講談社 1991年 内容:アヘン戦争による経済破綻、西欧列強の進出、日清戦争の敗北。内外の憂患に潰され清は亡国のときを迎えた。孫文につづく革命家たちは、自主・独立の旗を掲げ民族の力を結集、中華躍進の基礎を築く。―波乱の歴史を豊富な史料から考察し、祖国への愛と憧憬をこめて綴る。 書名:十字軍物語 3 塩野七生 著  デイジー(17時間3分) 発行:新潮社 2011年 内容:中世最大の事件「十字軍」が歴史に遺したものとは何だったのか? 本当の勝者はどちらなのか? 歴史に問いを突きつける。「絵で見る十字軍物語」に続く本編第3弾、シリーズ完結。 書名:スティーブ・ジョブズ T ウォルター・アイザクソン 著 井口耕二 訳 デイジー(14時間49分) 発行:講談社 2011年 内容:未来を創った、今世紀を代表する経営者スティーブ・ジョブズが、積極的かつ全面的に取材に協力した評伝。1は子ども時代、リード・カレッジ進学、インド放浪、アップル誕生、マックの開発力などについて記す。 ○社会科学 書名:「震災大不況」にダマされるな! 危機を煽る「経済のウソ」が日本を潰す 三橋貴明 著 デイジー(6時間15分) 発行:徳間書店 2011年 内容:震災を利用して危機を煽り、都合のいい方向に世論を導こうとしている者たちが仕掛けている「情報戦」の実態と、その欺瞞を暴露。世界各地で起きている変化の意味を概括し、これからの日本が進むべき道を示す。 書名:杉下右京に学ぶ「謎解きの発想術」 ドラマ「相棒」はビジネスの教科書だ! 勝見明 著 デイジー(6時間50分) 発行:プレジデント社 2010年 内容:ドラマ「相棒」の主人公・杉下右京の難事件を解決する「謎解きの発想術」は、ビジネスにおける「問題解決の仕事術」に通じる。プレシーズン及びシーズン1〜8全153話から右京流の思考と行動のエッセンスを抽出し解読する。 書名:老いの才覚 曽野綾子 著 デイジー(3時間47分) 発行:ベストセラーズ 2010年 内容:超高齢化社会を迎えているが、年の取り方を知らないわがままな老人が増えている。自立した老人になり、人生を面白く生きるための老いる力=老いの才覚について考える。 書名:災害時絶対に知っておくべき「お金」と「保険」の知識 被災しても、被災していなくても、知っておきたい基礎知識 生活設計塾クルー,ダイヤモンド社  デイジー(6時間3分) 発行:ダイヤモンド社 編著 2011年 内容:被災時のお金と保険の緊急対応をはじめ、国や地方自治体の公的支援、地震保険のしくみと保険金のもらいかた、生命保険や医療保険の請求と保障、住宅ローンなど、災害時のお金まわりのことについてわかりやすく解説する。 書名:被災地の本当の話をしよう 陸前高田市長が綴るあの日とこれから 戸羽太 著 ワニブックス〈PLUS>新書 デイジー(3時間23分) 発行:ワニブックス 2011年 内容:東日本大震災による津波で、市街地が壊滅した岩手県陸前高田市。自らも津波で妻を亡くした絶望的な状況の中、ゆるぎない信念をもって陣頭指揮にあたった市長が、震災当日の様子から復興へのシナリオまで、被災地の全容を綴る。 ○自然科学 書名:宇宙は何でできているのか 素粒子物理学で解く宇宙の謎 村山斉 著 幻冬舎新書 デイジー(5時間40分) 発行:幻冬舎 2010年 内容:素粒子の種類や働く力の法則が分かれば、宇宙の成り立ちが分かる。素粒子物理学の基本を紹介しながら「宇宙はどう始まったのか」「私たちはなぜ存在するのか」「宇宙はこれからどうなるのか」という人類永遠の疑問に挑む。 書名:フリーズする脳 思考が止まる、言葉に詰まる 築山 節 著  デイジー(4時間16分) 発行:日本放送出版協会 2005年 内容:まるでパソコンがフリーズするように、不意に言葉に詰まる、度々思考が停止する。そのような「空白の時間」の増加を放置しておくと、深刻なボケ症状につながりかねない。「フリーズする脳」の問題を専門医が解き明かす。 書名:民間療法のウソとホント 蒲谷茂 著 文春新書 822 デイジー(4時間48分) 塩田 美智恵 音訳 発行:文芸春秋 2011年 内容:「なんとなく身体にいいから」「他に治療法がないから」と、手を出してしまいがちな民間療法や健康食品。だが、中には思わぬ健康被害を及ぼすものも。健康雑誌の元編集長が、医学的なデータを駆使してそれらを徹底検証する。 ○工学 書名:素材は国家なり 円高でも日本経済の圧倒的優位は揺るがない 長谷川慶太郎 泉谷渉 著 デイジー(4時間34分) 小野田 映子 音訳 発行:東洋経済新報社 2011年 内容:産業の中核をなす「素材」を支配する日本に、黄金期がやって来る! 鉄鋼業の大革命や新型パワー半導体の話など、最新技術の話を織り込みながら、1ドル60円時代の国家戦略について考える。 書名:原発のウソ 小出裕章 著 扶桑社新書 デイジー(4時間34分) 発行:扶桑社 2011年 内容:安全な被曝量は存在しない! 原発の危険性を訴え続けて40年、不屈の研究 者・小出裕章が原発の恐怖を警告する。各地で行った講演やインタビューを再構成 し、原発の最新情報などを追加して書籍化。 書名:人生がときめく片づけの魔法 近藤麻理恵 著 デイジー(6時32分) 発行:サンマーク出版 2011年 内容:「毎日少しずつの片づけ習慣」では一生片づかない。「場所別」はダメ、「モノ別」に片づけよう。「思い出品」から手をつけると必ず失敗する…。一度習えば二度と散らかさない、「こんまり流ときめき整理収納法」を伝授する。 ○産業 書名:客室乗務員の内緒話 伊集院憲弘 著 新潮文庫 デイジー(6時間19分) 佐藤 美智子 音訳 発行:新潮社 2008年 内容:お客さまは今日も事件を連れてくる。大騒ぎする修学旅行生、大吟醸をがぶ飲みするサラリーマン、只者じゃないド派手なお爺さま。彼らと客室乗務員の間に生れたドラマとは?機内という密室で、安全を守り、サービスにつとめる彼女たちの喜怒哀楽。 ○芸術 書名:ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘 水木悦子,赤塚りえ子,手塚るみ子 著 デイジー(5時間24分) 発行:文芸春秋 2010年 内容:おやじの秘密、しゃべっちゃおうか−。日本の漫画界を代表する、水木しげる、赤塚不二夫、手塚治虫の娘たちが、三者三様の家族、そして3人が共有する、父親への深い想いを語る。「娘が選ぶ父の傑作漫画」3編も収録。 書名:あやつられ文楽鑑賞 三浦しをん 著 デイジー(7時間27分) 発行:ポプラ社 2007年 内容:文楽観劇の素人であった著者がいかにして芸能にはまっていったか。演者への取材や公演の鑑賞記など、日本がほこる伝統芸能の魅力に迫る。 ○語学 書名:日本人の知らない日本語 なるほど〜×爆笑!の日本語“再発見”コミックエッセイ 蛇蔵,海野凪子 著 デイジー(2時間47分) 発行:メディアファクトリー 2009年 内容:「冷める」と「冷える」の違いは? 年齢を書くときは「才」と「歳」のどっち? 日本語学校の先生と外国人学生がくりひろげる、笑える日本語バトル。日本語学校のカオスな日常をマンガで紹介します。 ○文学 書名:あかんべえ 宮部みゆき 著 デイジー(16時間9分) 発行:PHP研究所 2002年 内容:江戸・深川の料理屋に化け物が現われた。娘・りんがその騒動の真相を探るうち恐ろしい過去の事件が浮かび上がる! 長編時代ミステリー。『歴史街道』連載に加筆・訂正を加えて単行本化。 書名:一夢庵風流記 隆慶一郎 著 新潮文庫 デイジー(15時間44分) 発行:新潮社 1991年 内容:加賀国の前田家の当主利家のおいである慶次郎をえがいた歴史小説。 書名:嘘つきアーニャの真っ赤な真実 米原万里 著 デイジー(7時間59分) 発行:角川書店 2001年 内容:1960年、プラハのソビエト学校で小学生のマリが出会った3人の少女たち。30年後の激動する東欧で、彼女等との再会を果たしたマリが遭遇した現実。大宅壮一ノンフィクション賞。 書名:オリガ・モリソヴナの反語法 米原万里 著 デイジー(16時間52分) 発行:集英社 2002年 内容:激動のロシア・東欧を生き抜いた伝説の踊り子の数奇な生涯とは? 少女時代にプラハで出会った毒舌の老女教師の数奇な人生をたどる。 書名:鴨川ホルモー 万城目学 著 デイジー(8時間23分) 発行:産業編集センター 2006年 内容:謎のサークル京大青竜会に入った安倍を待ち構えていた「ホルモー」とは? 恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩する。京都の街に巻き起こる、疾風怒涛の狂乱絵巻。前代未聞の娯楽大作、ここにあり! 書名:空中ブランコ 奥田英朗 著 デイジー(8時間9分) 発行:文芸春秋 2004年 内容:人間不信のサーカス団員、尖端恐怖症のやくざ。困り果てた末に病院を訪ねてみれば…。トンデモ精神科医・伊良部はますます好調! 書名:県庁おもてなし課 有川浩 著 デイジー(13時間42分) 発行:角川書店 2011年 内容:とある県庁に突如として生まれた新部署「おもてなし課」。目的は観光立県を達成し“外貨”を稼ぐこと! だが、彼らには決定的に足りないものがあった……。奮闘する若き公務員。「おもてなし課」は羽ばたく……か? 書名:田辺聖子の今昔物語 田辺聖子 著 角川文庫 デイジー(5時間38分) 原 宗子 音訳 発行:角川書店 1993年 内容:今は昔。いつのころか、一昨年のことだったか―。何だか怪しいなとは思ったが、不思議でならなんだが―。こんな話があった。ほんとの話だ。徹底して滑稽で 、哀しくて、怪くて、ロマンティックな29話。 書名:天地明察 冲方丁 著  デイジー(13時間57分) 発行:角川書店 2009年 内容:江戸時代、「日本独自の暦」を作ることに生涯を賭けた男がいた。碁打ちにして数学者の20年にわたる奮闘・挫折・喜び、そして恋−。太陰暦を作り上げる計画を、成長物語として重厚に描く。『野性時代』掲載を単行本化。 書名:のぼうの城 和田竜 著 デイジー(9時間8分) 発行:小学館 2007年 内容:時は乱世。天下統一を目指す秀吉の軍勢が唯一、落とせない城があった。武州・忍城。城主・成田長親は領民から「のぼう様」と呼ばれ泰然としている男だった…。         智も仁も勇もないが人間臭い魅力で人々を惹きつける像を描く。 書名:パラレルワールド・ラブストーリー 東野圭吾 著 デイジー(10時間49分) 発行:中央公論社 1997年 内容:ふたつの「記憶」に翻弄される切ない愛の行方。 書名:舟を編む 三浦しをん 著 デイジー(8時間14分) 発行:光文社 2011年 内容:書房に勤める馬締光也(マジメ ミツヤ)は、営業部きっての変人として、持て余されていた。そんな時、定年間近の辞書編集部の荒木から、声をかけられる。          「きみは『右』を説明しろと言われたらどうする?」辞書編集部を舞台にした長編小説。 書名:本日は大安なり 辻村深月 著 デイジー(10時間27分) 発行:角川書店 2011年 内容:人気結婚式場で同じ日に行われる4つの結婚式。企みを秘めた美人双子姉妹、秘密を抱えた新郎など、4組の男女と彼らに関わる人々の喜悲劇を描く。 書名:夜市 恒川光太郎 著 デイジー(4時間30分) 発行:角川書店 2005年 内容:妖怪たちが様々なものを売る不思議な市場「夜市」。ここでは望むものは何でも手に入る。小学生のときに夜市に迷い込んだ祐司は、自分の弟と引き換えに「野球の才能を買ったのだが・・・。 書名:下山の思想 五木寛之 著 幻冬舎新書 デイジー(4時間38分) 発行:幻冬舎 内容:敗戦から見事に登頂を果たした今こそ、実り多き「下山」を思い描くべきではない か。諦めの行動でなく新たな山頂に登る前のプロセスとして「下山の思想」を説き、どう生きていくか、究極のヒントを示す。 書名:ロスト・シンボル 上 ダン・ブラウン 著  越前敏弥 訳 デイジー(10時間34分) 発行:角川書店 2010年 内容:ラングドンは、フリーメイソンの最高位階にあるソロモンに呼ばれ、ワシントンDCへと赴く。だがそこに待ち受けていたのは、ソロモンの切断された手首と「古の         神秘」に至る門を解き放てという、謎の男からの脅迫だった…。 書名:ロスト・シンボル 下 ダン・ブラウン 著  越前敏弥 訳 デイジー(10時間42分) 発行:角川書店 2010年 内容:人類最大の知恵「古の神秘」に至る門を解き放てと要求する謎の男。要求に従うよう迫るCIAの保安局長サトウとともに、連邦議会議事堂の地下室へ赴いたラング         ドンが目にしたものは…。 書名:絶望名人カフカの人生論 フランツ・カフカ 著 頭木弘樹 編訳 デイジー(3時間12分) 谷 宣雄 音訳 発行:飛鳥新社 2011年 内容:「いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです」 誰よりも落ち込み、誰よりも弱音をはき、誰よりも前に進もうとしなかった、ネガティブを代表する作         家カフカの絶望の名言集。 ●点字図書 ◎一般向け図書 ○文学 書名:ま・た・ね がん終末期の患者さまがくれた贈りもの 滝沢道子 著 点字4巻 藤原 美雪(ふじわら みゆき)点訳 発行:講談社 2006年 内容: もう今度は会えないかもしれないと思うとつらくなるから、必ず最後に「ま・た・ね」と言うんです−。死に向かって生きる、ひたすら生きるその勇気。看護師とし         て患者を支え、そして患者に育てられた若きナースの看取りの記録。 ◎児童向け図書 ○文学 書名:くじらの歌 ウーリー・オルレブ 作  母袋夏生 訳 点字2巻  発行:岩波書店 2010年 内容:「ぼくたち、くじらだったね」とミハエルがいうと、「そうだな、前世はふたりともくじらだったのかもしれんな」とおじいちゃんはいった…。“夢を修理する力”        があるおじいちゃんとその孫の、とびきりあったかい物語。 書名:はみだしインディアンのホントにホントの物語 シャーマン・アクレシー 著 さくまゆみこ 訳 点字4巻 発行:小学館 2010年 内容:インディアンとして保留地で生まれ育ったオレ。ある日、オレはそこを出て、白人のエリート学校に通うことに。それはひとつの冒険であり、大きな発見だった−。         自分の居場所を探し続ける少年のリアルでユニークな生き方を描く。 書名:ほとばしる夏  ジェイン・レズリー・コンリー 作  尾崎愛子(おざき あいこ)訳 世界傑作童話シリーズ 点字4巻 発行:福音館書店 2008年 内容:やがて季節が移るとき、この日々はどこに向かうのだろう? 姉と弟がひと夏をすごした渓谷の丸木小屋。こわれそうな家族のきずなに胸をいためながら、川とのか         かわりを深めていくふたりだが…。