視覚障害者センターだより 〜ロバと五つのにんじん〜 平成24年3月(通巻258号) 発行:岡山県視覚障害者センター 郵便番号700-0927 岡山市北区西古松268-1 電話:086-244-1121 FAX:086-244-1043 Eメール:ossfc@nifty.com  声の欄は随時募集しています。内容とその形式は問いませんので、皆さまからの原稿をお待ちしています。 お勧めの本やテレビ・ラジオ番組、便利グッズ、食べ物どころ、趣味など何でもけっこうですので、ぜひ声の欄に原稿をお寄せください。 お知らせ、三宅好美さんからの声その6最終回を掲載いたします。 今月の内容 お知らせ(10件)、声、新刊案内をお伝えします。 《お知らせ》   1.2012年4月の休館日と図書整理日   休館日は毎週火曜日と30日(月曜)の昭和の日の振替休日です。図書整理日は4月26日の木曜日です。この日は終日留守番電話対応とさせていただきます。 2.センター便りをカセットテープでお聞きの方へのお願いです。   2月号のセンター便りをテープで190数名に送りました。センターとしては、以前からカセットテープから他のメディアへの移行を希望してきました。   今回テープの在庫が少なくなったため、注文したところ、メーカーの生産中止と、タイの洪水の影響(TDK)もあり、テープの入手が大変困難になっていることが明らかになりました。国内で少量ながら製造しているマクセルからの入荷もいつになるか分らないとのことでした。   このこともあり、センターでは、原則としてカセットテープからデイジーへの自動的な移行を考えています。   デイジーでなく、点字かメールをご希望の方はそのむねまた、どうしてもカセットテープでなければ都合の悪い方は、センターまでご連絡をよろしくお願いいたします。   テープ版は4月以後はテープ図書・雑誌と同様、貸出形式での対応とさせていただきます。以上ご協力をよろしくお願いいたします。 3.障害者ITサポートセンターおかやまをご存知でしょうか。   視覚障害者が初めてパソコンを使おうとするときには、さまざまなハードルがあるため、すぐには使えないのが現状です。そんな時この障害者ITサポートセンターへ電話相談してみると、ご自宅でのサポートが受けられるかもしれません。ここには音声パソコンのボランティア講座を終了された方が多数登録されています。連絡先はTEL(086)224-4670です。   パソコンを使われている方はもちろん、これから始めてみようと思われている方も、気になること、わからないことなどがあれば、ぜひこのサービスを使って知的好奇心を満たしてみませんか?。今月中には新たに19名の方々の登録の予定です。この中には県北真庭市旧勝山町中心部にお住いの方もおられます。 4.1階のロビーにはPC-talkerの入ったデスクトップパソコンが1台あります。これはwindows7パソコンで、有線lanでインターネットに接続しています。ソフトとしては高知システム開発のほとんどのものと視覚障害者用に開発されたソフトが入っています。新しくブレールワークスが使えるようになり、音声だけでなく、点字ディスプレイにも出力されるようになりました。体験可能なのはサピエ図書館のデイジー図書・点字図書の入手、インターネットでの検索、すみ字文書の作成、墨字印刷物の読み上げ、新聞記事の読み上げなどが代表的なものですが、その他多くのことが体験できます。  体験ご希望の方はお電話でお申し込みください。 5.点字図書目録の配付について  点字図書の追加目録(2001年4月以降受入分)を順次お送りしています。  目録のメディアは、点字版、メール版、データCD版、墨字版です。録音版は作成しません。メール版とデータCD版には、テキストデータと点字データを収録する予定です。墨字版は、デイジー図書目録の墨字版と同じく、完成が遅れそうです。完成しましたら、お知らせいたします。  点字図書目録の配付メディアも、原則としてセンターだよりの配付メディアを元にたします。したがって、センターだよりがカセット版またはデイジー版の方には、そのままでは配付されません。配付をご希望される方は、別のメディアでのご希望のご連絡をお願いいたします。ただし、9月以降にご希望を変更済の方には、そのメディアで配付いたします。 6.センター便りは昨年の9月号から視覚障害者センターのホームページに載せています。したがって、声の欄に原稿を寄せてくださった方の名前も載ります。ご都合が悪い方は、原稿にそのむね書いてくださるか、センターへご連絡ください。よろしくお願いいたします。 7.先月のセンター便りで、視覚障害者用日常生活用具展示販売と歩行補助具体験会のお知らせをした後、パナソニックの携帯型拡大読書器(パナソニックアクティブビュー)の貸与を受けました。この読書器が3月18日リットシティービル5階の展示会場で、パナソニックヘルスケアのブースに展示されるとのことです。最も大きな特徴の一つが、遠方の文字などをデジカメ感覚で撮影し、手元でそれを読みやすい大きさに拡大できることです。来月以後のセンター便りで少し詳しくご紹介しますが、興味のある方は18日に体験されてはいかがでしょうか。 8.サピエ図書館で提供されているデイジー版の週刊誌をご紹介いたします。   現在サピエ図書館には以下の週刊誌がデイジー版で登録されています。   週刊朝日、週刊新潮、週刊文春、週刊女性、週刊ビジュアル日本の歴史、週刊ポスト、ニューズウィーク日本語版、歴史のミステリー、女性自身、オレンジページ等。 9.センター便りで、サピエ図書館に新しい利用法が加わりましたと何度かお知らせしていました。   昨年の10月からはサピエ図書館のデイジー図書をプレクストークリンクポケットで聴くことができるようになっています。   これはパソコンなしで、デイジー図書の入手ができる機器です。   この度この機器がセンターに入りました。操作法に関しては目下研修中ですが、基本的なことは対応が可能です。   体験ご希望の方はセンターまでお問い合わせください。 10.「おしゃれなひととき」のCDをさしあげます   「おしゃれなひととき 春号 〜資生堂ビューティーメッセージ〜」(一般CD1巻)を先着順でさしあげますので、ご希望の方はセンターまでご連絡ください。   なお、このCDは継続して貸出でご利用いただくことも可能です。季刊で発行されています。 《 声 》  いろんな人といろんな場所、そしてパソコンとの出会い 6 最終回 利用者 三宅好美  このセンター便りを読んでいる方々の中にも、私と同じように視覚障害だけではなく、持病をかかえ苦労をしていらっしゃる方がいることと思います。それによって何かを諦めたりしていませんか。やめたやめたと投げ出したりしていませんか。そのような方がもしいらっしゃったら、私は声を大にして言いたいです。  以前より随分視力が下がったため、白杖なしでは歩けなくなり、体が震え、手元が狂い感覚もない、そんな私でもほんの1ヶ月程練習しただけで、何とかキーを叩けるようになったのです。ほんの少しパソコンが使えるようになっただけで、楽しみがかなり増えることを実感しました。諦めたらそこで終わってしまいます。試してもいないのにできないという判断をしてしまうのは自分で自分のことを弱者にしてしまうことと同様だと思います。  どんなに重度障害者であろうとも、どんなに重い病をかかえていようとも、まずは何かにトライして、精一杯努力をすれば、そこから得られる達成感は半端なものではありません。確かに世間から見れば弱い立場にあるのかもしれませんが、その弱さをカバーする強さが私達にはあると思います。パソコンなんて使えなくても十分生きていけると思っている方、それも一理あるかもしれませんが、せっかく盲人用にとソフトが作られているのです。必ずしも仕事に使う必要はありません。暇があるときに使うおもちゃだと考えていいと思います。  新しい世界に一歩踏み出すということは非常に難かしいことですが、やる気というのはどうも外見に出ているようです。今お世話になっている方々は、私の姿勢が前向きなことを見て、いたれりつくせり状態です。難しいと思ってもまずは挑戦です。あえて困難な道を選んで、自分なりに努力していると不思議なことに沢山の協力者が現れます。  現在パソコンとは無縁の方々、勇気を出して始めてみませんか。PC-talkerが私達視覚障害者の味方です。障害はあれど、命を与えられた以上身の周りの色々なことに取り組むことが人生を全うするということにはならないでしょうか。  私達にできないことは、たった一人で生きていくということ、ただそれだけだと私は思います。 ■新刊案内 センターで新しく受け入れた図書をご紹介します。どうぞご利用ください。 今月は、デイジーが 48タイトル、カセット 1タイトル、点字が 6タイトルです。 ● 録音図書 ◎ 一般向け図書 ○ 総記 書名:時間を忘れるほど面白い雑学の本365日、頭と心を刺激する218のネタ! 竹内均 著 知的生きかた文庫 デイジー(6時間15分) 発行:三笠書房 2011年 内容:「知っているようで、知らない」「気にはなるが、調べようがない」「考え始めたら、時間があっという間に過ぎてしまう」…そんな“とっておきのネタ”を集めに集めた一冊。 書名:こころを楽にする生き方 宮田修 著 デイジー(3時間29分) 佐藤 淑子 音訳 発行:三笠書房 2011年 内容:戦後日本人であることを捨て、地域の「共同体」が崩壊した、さまざまな「心の問題」を抱える今の日本ですが、日本人本来のあり方を知ればもっと楽に生きられます。神主になった元アナウンサーが伝えるスローライフメッセージ。 書名:海外版百寺巡礼 ブータン 五木寛之 著 講談社文庫 デイジー(5時間18分) 内田 和江 音訳 発行:講談社 2011年 内容:仏教を国教とする国、ブータンの謎に迫る!ヒマラヤ東麓のブータンは九州ほどの国。人口70万余人が仏教のもとに平和に暮らす。チベット伝来の密教。生まれ変わりを信じる人々に五木氏は何を見たのか? 書名:法然行伝 中里介山 著 デイジー(9時間25分) 福島 五重 音訳 発行:筑摩書房 2011年 内容:中里介山がキリスト教、社会主義を経てたどり着いた仏教、とりわけ法然の浄土仏教が安心の場所となった。介山が最も魅かれた法然の生涯をたどった評伝。 ○ 歴史 書名:逆説の日本史 17 江戸成熟編−アイヌ民族と幕府崩壊の謎− 井沢元彦 著 デイジー(14時間16分) 発行:小学館 2011年 内容:大和民族以外の民族は、どういう歴史を持ち、どのような経緯で日本人となったのか。アイヌからの簒奪、対米愚劣外交、倒幕思想のルーツなど、幕末前夜の「闇の歴史」を暴く。『週刊ポスト』連載の単行本化第17弾。 書名:絵で見る十字軍物語 塩野七生 著 デイジー(3時間3分) 発行:新潮社 2010年 内容:21世紀にもつながるキリスト教vs.イスラム教、対立の原点。聖地奪還のための大遠征はどう始まり、どう戦われ、どう破綻したのか…。複雑に絡み合う歴史背景を解きほぐし、美しい挿絵とともに壮大な物語へと誘い出す。 書名:十字軍物語 1 塩野七生 著 デイジー(9時間59分) 発行:新潮社 2010年 内容:11世紀末、聖都イェルサレムの奪還を誓い、「神がそれを望んでおられる」を合言葉に、7人のキリスト教国の領主が結集。第一次十字軍の壮絶な戦いは、いかなる結末を見たのか−。「絵で見る十字軍物語」に続く本編第1弾。 書名:十字軍物語 2 塩野七生 著 デイジー(9時間40分) 発行:新潮社 2011年 内容:聖地イェルサレムに打ち立てられた十字軍国家の希望を一身に集める若きボードワン4世と、ジハードを唱えるイスラムの英雄サラディン。その全面対決の行方は−。「絵で見る十字軍物語」に続く本編第2弾。 書名:秋山好古と秋山真之 日露戦争を勝利に導いた兄弟 楠木誠一郎 著 PHP文庫  デイジー(9時間6分) 福島 五重 音訳 発行:PHP研究所 2011年 内容:兄弟愛、友情、熱き魂…。ロシア騎兵を破った兄・好古、日本海海戦を勝利にみちびいた弟・真之。日露戦争で大活躍した秋山兄弟の栄光と苦悩の生涯を、エピソード中心に描く。 書名:石垣綾子 私の爪あと 石垣綾子 著 人間の記録 76 デイジー(7時間49分) 発行:日本図書センター 1998年 内容:満州事変、日中戦争と続く激動の時代のなかで一貫して反ファシズム、中国人民支援の活動に携わり、戦後は女性の新しい生き方を提唱した著者の自伝。 書名:樫山純三 走れオンワード 事業と競馬に賭けた50年 樫山純三 著 人間の記録 69 デイジー(5時間24分) 発行:日本図書センター 1998年 内容:三越呉服店への奉公に始まり、服飾業界屈指のオンワード樫山を創業・経営してきた50年余りの道程と、馬主人生を自ら語る。 書名:正力松太郎 悪戦苦闘 正力松太郎 著 人間の記録 86 デイジー(5時間41分) 発行:日本図書センター 1999年 内容:虎ノ門事件を機に、警視庁から新聞・放送経営者に転身し、日本のメディア界を掌握した著者。自身の半生や思想、伊藤忠兵衛との対談などをまとめる。 書名:徳川幹子 わたしはロビンソン・クルーソー 徳川幹子 著 人間の記録 90 デイジー(6時間3分) 発行:日本図書センター 1999年 内容:旧鳥取藩主の長女として生まれ、水戸徳川一橋家の流れをくむ男性と結婚。やがて開拓農民となり社会運動に身を捧げていった著者の生涯を綴った自伝。 書名:藤原道子 ひとすじの道に生きる 藤原道子 著 人間の記録 74 デイジー(9時間16分) 発行:日本図書センター 1998年 内容:一貫して社会保障問題に取り組み続けた政治家が、看護婦として貧民街で働いた若き日、日本社会党の代議士として活躍した日々を綴った自叙伝。 書名:丸岡秀子 ひとつの真実に生きて 丸岡秀子 著 人間の記録 92 デイジー(5時間52分) 発行:日本図書センター 1999年 内容:教育、農村、女性の諸問題に積極的な活動を展開した著者。評論家である彼女が、その歩みをふりかえる自叙伝。 ○社会科学 書名:池上彰の学べるニュース 5(臨時特別号) 東日本大震災と福島原発問題 「そうだったのか!池上彰の学べるニュース」スタッフ 著 デイジー(2時間42分) 発行:海竜社 2011年 内容:日本に甚大な被害をもたらした東日本大震災や、それによって発生した福島原発の事故、放射線の影響について、わかりやすく解説する。 書名:人間関係でヘコみそうな時の処方箋 斎藤茂太 著 集英社文庫 デイジー(3時間48分) 幾田 靖子 音訳 発行:集英社 2011年 内容:苦手な人・合わない人と上手に付き合うには?「何に一番ストレスを感じるか」調査で上位にくる人間関係。毎日顔を合わせる職場や家庭で、相手に我慢しきれずヘコんだりキレる前に、ストレスを上手に発散させ、ためこまない秘策を多数紹介。 書名:障害者白書 平成23年版 内閣府 編集 デイジー(8時間43分) 内容:近時の障害者制度改革の動きをはじめ、平成22年度に政府が講じた障害者施策の概況を記述。また、東日本大震災における障害のある人たちへの緊急支援などについても紹介する。 書名:ちゃんと育てればストレスに強くなる 松岡素子,松岡洋一 著 デイジー(5時間18分) カセット4巻 細川 民恵 音訳 発行:日本評論社 2003年 内容:親が気づかない子どものストレス。そんな子どものサインを見逃さず、ストレスに強い子どもに育てるノウハウを満載。実際のケースを織り交ぜながらストレス解消法を伝授。 書名:ブラック・スワン降臨 9.11−3.11インテリジェンス十年戦争 手嶋竜一 著 デイジー(7時間11分) 発行:新潮社 2011年 内容:ビンラディンを急襲した米特殊部隊。10年に及ぶ諜報活動に凱歌が上がったその時、福島の地は「ブラック・スワン」の羽に覆われていた−。現代インテリジェンス戦の実態を描き出すノンフィクション。 ○自然科学 書名:猿橋勝子 女性として科学者として 猿橋勝子 著 人間の記録 97 デイジー(8時間33分) 発行:日本図書センター 1999年 内容:人工放射性物質の調査などの研究で知られ、女性科学者の社会的地位の向上や、後進の育成にも力を注ぐ著者が、自らの研究人生を綴る。 書名:日本人になった祖先たち DNAから解明するその多元的構造 篠田謙一 著 NHKブックス 1078 デイジー(7時間57分) 発行:日本放送出版協会 2007年 内容:DNAの分析技術が飛躍的に進歩し、現代人はもとより古人骨に残された遺伝子から日本人のルーツとなる人々がさかのぼれるようになった。人類がどのような道をたどって日本列島へ渡ったのか、分子遺伝学の立場からその足跡に迫る。 書名:なぜ、「これ」は健康にいいのか? 副交感神経が人生の質を決める 小林弘幸 著 デイジー(4時間50分) 発行:サンマーク出版 2011年 内容:ゆっくり生きると、病気は逃げる! 自律神経のコントロールが体の免疫力を最大限に引き出すことを医学的に解き明かし、体をリラックスした状態にする副交感神経の働きを高める生活習慣を紹介する。 書名:岡本太郎 挑む/夢と誓い 岡本太郎 著 人間の記録 77 デイジー(7時間38分) 発行:日本図書センター 1998年 内容:大阪万博の「太陽の塔」や、「芸術は爆発だ!」の発言などで知られる芸術家が、父母の思い出、パリ留学、芸術論などを語る。 書名:手塚治虫 僕はマンガ家 手塚治虫 著 人間の記録 100 デイジー(7時間34分) 発行:日本図書センター 1999年 内容:「鉄腕アトム」「火の鳥」など、国民的人気漫画を生み出した、戦後漫画界最大の巨星である著者。漫画文化の可能性を切り開いた彼による自伝。 書名:古賀政男 歌はわが友わが心 古賀政男 著 人間の記録 93 デイジー(5時間50分) 発行:日本図書センター 1999年 内容:「誰か故郷を思わざる」「丘を越えて」など、独特の魅力をもつメロディーにより、日本人に親しまれる多数の作品をつくった著者が、自らの生涯を綴る。 書名:心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣 長谷部誠 著  デイジー(6時間13分) 発行:幻冬舎 2011年 内容:心は鍛えるものではなく、整えるもの。いかなる時も安定した心を備えることが、常に力と結果を出せる秘訣だ…。誰もが実践できるメンタル術を、プロサッカー選手の長谷部誠がつづる。 書名:中村寅吉 栄光のゴルフ 中村寅吉 著 デイジー(6時間46分) 発行:日本図書センター 1999年 内容:1957年のカナダ・カップで世界の強豪を抑え優勝。日本にゴルフを定着させたプロゴルファーである著者が、自らの人生を綴る。 書名:星月夜 伊集院静 著 デイジー(8時間8分) 発行:文芸春秋 2011年 内容:東京湾で発見された若い女性と老人の遺体。地を這うような捜査が、遠い昔に見上げた星空の美しくも哀しい記憶を呼び起こす…。社会派推理小説。『オール読物』連載を単行本化。 書名:アメリカ人を好きになってわかったこと。 American Etudes 小手鞠るい 著 デイジー(6時間40分) 佐藤 美智子 音訳 発行:文香社 2002年 内容:アメリカ人と出会って運命の恋におちた人。結婚した人。別れた人。そんな5人の女性たちが本当の自分を取り戻し、人生で必要なことを学んでいく、5つの恋愛結婚物語。 書名:海狼伝 白石一郎 著 デイジー(16時間10分) 発行:文芸春秋 1987年 内容:対馬で育った少年が史上名高い村上水軍の海賊集団に加わり、“海のウルフ”に成長していく。 書名:影武者徳川家康 上 隆慶一郎 著 デイジー(25時間54分) 発行:新潮社 1989年 内容:家康は関ヶ原で暗殺されていた!徳川政権を築き守るため、徳川家は影武者を立てた。自由平和な世を願い、家康として生き抜いた影武者の苦闘を描く。 書名:影武者徳川家康 下 隆慶一郎 著 デイジー(28時間4分) 発行:新潮社 1989年 書名:完全なる首長竜の日 乾緑郎 著 デイジー(8時間10分) 発行:宝島社 2011年 内容:第9回「このミステリーがすごい!」大賞・大賞受賞作。自殺未遂により、昏睡状態となった弟と最新医療機器により交信する、人気少女漫画家の姉は、現実と仮想の世界を行き来する。そして、いつしか記憶の迷宮に入りこみ…。 書名:麒麟の翼 東野圭吾 著 デイジー(10時間23分) 発行:講談社 2011年 内容:寒い夜、日本橋の欄干にもたれかかる男に声をかけた巡査が見たのは、胸に刺さったナイフだった…。大都会の真ん中で発生した事件の真相に、加賀恭一郎が挑む。 書名:苦役列車 西村賢太 著 デイジー(3時間55分) 発行:新潮社 2011年 内容:友もなく、女もなく、一杯のコップ酒を心の慰めに、その日暮らしの港の労働で生計を立てている十九歳の貫多。或る日彼の生活に変化が訪れたが……。こんな生活とも云えぬような生活は、一体いつまで続くのであろうか――。青春に渦巻く孤独と不安をえがく。 書名:コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 林宏司 脚本  沢村光彦 ノベライズ デイジー(7時間51分) 発行:扶桑社 2008年 内容:最先端の医療現場ドクターヘリで奮闘するフライトドクター候補生と指導医達が、自分の人生と職務の狭間で揺れ動く姿を描く。同名ドラマのノベライズ。 書名:史記 武帝紀 5 北方謙三 著 デイジー(9時間41分) 発行:角川春樹事務所 2011年 内容:わずか5千の歩兵で匈奴との戦いに身を投じる李陵。囚われの身となりながらも信念を背負い生きる蘇武。そして、司馬遷は冷徹な筆で時代に流されようとする運命をつづり続け…。中国史上最大の史書を壮大なスケールで描く。 書名:史記 武帝紀 6 北方謙三 著 デイジー(9時間25分) 発行:角川春樹事務所 2011年 内容:故国に一族を抹殺され、武人として匈奴で生きることを誓った李陵。北の地に流され、狼とともに極寒を生き抜く蘇武。2人は宿命の再会へ…。中国史上最大の史書を壮大なスケールで描く。『ランティエ』掲載を書籍化。 書名:そのケータイはXXで 上甲宣之 著 デイジー(11時間58分) 発行:宝島社 2003年 内容:逃げ出さないと、片目、片腕、片脚を奪われ、村の「生き神」として監禁されてしまう! 旅先の温泉郷で待ち受けていた愛子たちの運命とは? 書名:それでも、警官は微笑う 日明恩 著 デイジー(14時間22分) 発行:双葉社 2011年 内容:池袋署の所轄で連続発生する密造拳銃事件。硬派のタフガイ・武本刑事と警視庁一の軟弱お坊ちゃま刑事潮崎のコンビが事件を追う。その裏には巨大組織の影が…。第25回メフィスト賞受賞作。 書名:図書館戦争 有川浩 著 デイジー(8時間56分) 発行:メディアワークス 2006年 内容:公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる法律として「メディア良化法」が成立・施行された現代。超法規的検閲に対抗するため、立てよ図書館! 狩られる本を、明日を守れ! 正義の味方、図書館を駆ける! 書名:阪急電車 有川浩 著 デイジー(5時間7分) 発行:幻冬舎 2008年 内容:宝塚南口駅。翔子、呪いの願をかける。逆瀬川駅。時江、犬を飼おうと思う…。恋の始まり、別れの兆し、そして途中下車。電車は人数分の人生を乗せて、どこまでもは続かない線路を走っていく。 書名:プリンセス・トヨトミ 万城目学 著 デイジー(15時間3分) 発行:文芸春秋 2009年 内容:このことは誰も知らない。五月末日の木曜日、午後四時のことである。大阪が全停止した。長く閉ざされた扉を開ける“鍵”となったのは、東京から来た会計検査院の三人の調査官と、大阪の商店街に生まれ育った二人の少年少女だった―。前代未聞のエンターテインメント。 書名:夢をかなえるゾウ 水野敬也 著 デイジー(7時間46分) 発行:飛鳥新社 2007年 内容:「お前なぁ、このままやと2000%成功でけへんで」 夢をなくしたダメダメ・サラリーマンが、関西弁のゾウと出会った。言われるままに成功契約書を交わしたのはいいが…。笑って学べる成功小説! 書名:八日目の蝉 角田光代 著 デイジー(10時間4分) 発行:中央公論新社 2007年 内容:逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか−。誘拐犯と誘拐された子。ふたりの女の心に分け入ることで家族という不可思議な枠組みの意味を探る。心をゆさぶる長編サスペンス。 書名:若菜摘み 立場茶屋おりき 今井絵美子 著  ハルキ文庫. 時代小説文庫  デイジー(6時間34分) 小野田 映子 音訳 発行:角川春樹事務所 2011年 内容:皆が支えあって生きていけることほど、幸せなことはありません−。品川宿の近江屋のお登世が、里帰りしてきた。婚家先で、何か大きな事件に巻き込まれたに違いないとふんだ岡っ引きの亀蔵は、立場茶屋の女将にさりげなく探ってほしいと頼む。 書名:東郷青児 他言無用 東郷青児 著 人間の記録 89 デイジー(8時間28分) 発行:日本図書センター 1999年 内容:独自の画風で知られる洋画家である著者。ダダイズムなどにふれながら画風を追求した彼が、日々の出来事、パリの思い出等、様々に書き散らした随筆集。 ● 点字図書 ◎ 一般向け図書 ○ 哲学 書名:悲しみの乗り越え方 高木慶子 著 角川oneテーマ21 点字 2巻 三山 真美 点訳 発行:角川書店 2011年 内容:人間の悲しみとは何か? 癒やしの希望とは? 日本人の「悲嘆」の現場に寄り添い続けるグリーフケアの第一人者が教える、人生という「喪失の連続」を生きるための処方箋。 ○ 社会科学 書名:名もなき受刑者たちへ 「黒羽刑務所第16工場」体験記 本間竜 著 宝島SUGOI文庫  点字 3巻 杉本 かをり 点訳 発行:宝島社 2010年 内容:知人に対する詐欺で逮捕・起訴され、栃木県黒羽刑務所で約一年間の懲役生活を送ることになった著者。なんと、そこは処遇困難な受刑者たちが集められた特殊な刑務所だった!? 社会の縮図ともいわれる刑務所が今まさに直面している問題とは!? ○文学 書名:社長失格 江上剛 著 光文社文庫 点字 3巻 丸川 加代 点訳 発行:光文社 2008年 内容:「僕は謝るだけの株主総会なんか、嫌だ」―苦労知らずの二代目が先代の後を継いでから、相次ぐ不祥事。どういう人物が「社長失格」なのか?経済の現場を知る著者が、真に求められる経営者像を描いた表題作のほか、ピカレスクから、ユーモアまで、味わいの違う6編の経済小説 ◎児童向け図書 書名:NO.6(ナンバーシックス) #9 あさのあつこ 著 YA!ENTERTAINMENT 点字 2巻  発行:講談社 2011年 内容:エリウリアス、マオの虐殺、森の民、寄生バチ…。NO.6にまつわる全てを知った紫苑は、人間の未来をかけて「月の雫」へ向かう。魂を揺さぶる近未来スペクタクル、ここに完結! 書名:ウィロビー・チェースのオオカミ ジョーン・エイキン 作 こだまともこ 訳 「ダイドーの冒険」シリーズ 点字 4巻 発行:冨山房 2008年 内容:舞台は架空の時代のイギリス。広大な屋敷ウィロビー・チェースのひとり娘ボニーの前に、ある日住みこみの家庭教師があらわれる。両親が不在の屋敷でボニーといとこのシルヴィアは次々と陰謀の渦に巻きこまれていく…。 書名:ダリウスが飛んだ! ビル・ハーレイ 作 日当陽子 訳 点字 3巻 発行:PHP研究所 2009年 内容:熱気球で小旅行に出かけたパパが行方不明になり、意地悪なインガおばさんの家で暮らすことになったダリウス。近所にはいじめっ子までいてへこんだ毎日を過ごしていたが、ある日、ふしぎな自転車修理のおじいさんと出会い…。