視覚障害者センターだより 〜ロバと五つのにんじん〜  平成23年9月(通巻252号)   発行:岡山県視覚障害者センター  郵便番号700−0927 岡山市北区西古松268−1  電話:086−244−1121  FAX:086−244−1043  Eメール:ossfc@nifty.com  声の欄は随時募集しています。内容とその形式は問いませんので、皆さまからの原稿をお待ちしています。 今月の内容 お知らせ(12件)、「声2件」、センター周辺の説明その3、新刊案内をお伝えします。 お知らせ    1.2011年10月の休館日と図書整理日    休館日は毎週火曜日と10日(月曜、体育の日)です。    図書整理日は10月27日の木曜日です。この日は終日留守番電話対応とさせていただきます。  2.9月末を目標にセンターに登録されておられる方にデイジー図書目録をお送りする予定です。当分の間は以下の3種のメディアで作成します。墨字版はしばらくお時間をください。   @デイジー版、このCDRにはパソコンで読めるデータも入っています。  現在カセット版かデイジー版でお聞きの方に送ります。   A点字版(全2巻の予定です)  現在点字版でお読みの方に送ります。   Bデータ版、メールでデータを添付ファイルでお送りします。  現在メール版でお読みの方に送ります。  現在のメディアから他のメディアへの変更をご希望の方はお知らせください。  3.皆さんの中にはデイジー図書をPTR 1でお聞きの方も多いと思います。シナノケンシから8月末で修理サービスが終ったとの連絡を受けました。修理部品の入手が不可能になったためだとのことです。  4.1階のロビーにはPC‐Talkerの入ったパソコンがあります。これはwindows7の64ビット版のものです。有線lanでインターネットに接続しています。ソフトとしては高知システム開発のほとんどのものが入っています。体験可能なのはサピエ図書館の利用、ネットサーフィン、すみ字文書の作成、墨字印刷物の読み上げ、新聞記事の読み上げなどが代表的なものですが、その他多くのことが体験できます。    体験ご希望の方は電話で予約をお願いいたします。  5.ふきの会から、6月に続き再度交流会のお知らせをいたします。    毎年催しています「利用者とふきの会の交流会」    今年は「落語とボディートークで心も体も健康に」という楽しい集いです。   @日時 10月31日(月) 10時半から15時半   A場所 岡山市北区西古松        岡山県視覚障害者センター 3階   B内容 ・落語 桂米裕(かつら よねひろ)さん       (桂米朝師(かつらべいちょう)の直弟子で矢掛町多聞寺(たもんじ)の副住職)       ・体操 前田 英(まえだ ひでる)・千代子夫妻   C会費 1,500円   D参加申込 岡山県視覚障害者センター          TEL(086)244ー1121まで          ご本人の氏名・電話番号          つきそいのある人はその氏名・電話番号もお知らせください。   E〆切 9月26日(月)   Fふきの会会員との組み合わせ・駅やバス停からの介助などは、後ほどご連絡します。多勢のご参加をお待ちしています。  6.JBニュースを読んでみませんか。    JBニュースは大きく分けて2種の記事からなっています。    1つは視覚障害者に関する様々な記事で、もう1つは日本経済新聞記事から10記事を選んだものです。メール版と点字版の2種で提供しています。メール版は当日にとどきますが、点字版はセンターでの印刷後、郵便で送りますので1日遅れの記事になります。    JBニュースを新しく読んでみようと思われる方は、センターまでご連絡ください。費用は無料です。  7.岡山県視覚障害者協会のホームページ開設のお知らせ    岡山県視覚障害者協会のホームページが8月5日にオープンしました。当センターも掲載されています。    パソコンはもちろん、携帯電話でも見ることのできるホームページです。  キーワードに「岡山県視覚障害者協会」で検索してみてください。  音声ユーザーにとって分りやすいホームページになっています。   新しい情報を追加し、ホームページの更新を積極的に行なっていく予定です。  定期的にホームページをご覧になってみてください。  ホームページのアドレスは http://www.ossk-33.jp/ です。  8.第53回岡山県視覚障害者福祉大会のご案内    来る10月23日(日)に岡山市福祉文化会館の5階で、10時から開催します。多数のご参加をお待ちしております。昼食をご用意しますので、支部長を通じて10月14日   (金)までにお申込ください。  また、13時から同じ会場において、岡山県盲導犬友の会との共催で盲導犬研修会を行います。島根あさひ訓練センターから講師をお招きして、講演と体験歩行を予定しております。体験歩行を希望される方は、その旨支部長か、本部の前岡(電話086−271−0933)までお申し込みください。  9.アナログテレビ放送は終了しても、地デジのテレビ音声は色んな方法でお楽しみいただけます。テレビの音声をFMラジオなどで聞いていたのに、アナログ放送終了後に聞こえなくなったとお困まりではありませんか。解決策を説明したCDROM、大活字1枚、すみ字1枚、点字1枚の4腫が1セットでクリアファイルに入ったものが30セット1階ロビーのカウンターに置いています。ご入用の方はご自由にお持ち帰りください。 10.テープ雑誌終了のお知らせとデイジー版のご紹介    テープ雑誌「川柳番傘」が8月号をもって製作終了となり、9月号からはデイジー版のみで製作されることになりました。    デイジー版でのご利用を希望される方は、センターまでご連絡をお願いいたします。すでにデイジー版をご利用の方はご連絡不要です。 11.「おしゃれなひととき」のCDをさしあげます    「おしゃれなひととき 秋号 〜資生堂ビューティーメッセージ〜」(一般CD1巻)を先着順でさしあげますので、ご希望の方はセンターまでご連絡ください。    なお、このCDは継続して貸出でご利用いただくことも可能です。季刊で発行されています。 12.センターだよりのメディアの種類    現在センター便りを以下のどれかで利用者の方々に送っています。   @点字版   Aカセットテープ版   BデイジーCD版(これにはテキストデータと点字データも入っています)   Cメール版    音訳雑誌もカセットでの提供が停止されたり、新しい音訳本もデイジーのみが増えてきました。今後この傾向はますます著名になると思われます。こんなこともあり、センターとしては、カセットテープ版から他のメディアへの変更を望んでいます。   今回の目録を期にカセット版でお聞きの方は積極的にデイジー版への移行をお願いします。換えてもよいよという方はセンターへお知らせください。  声1   利用者  Y.T    10月9日第2日曜鴻八幡宮(こうはちまんぐう)秋祭    平成9年3月25日県指定に鴻八幡宮の祭囃子(しゃぎり)    しゃぎりと呼ばれる祭囃子がだんじりの進行停止などの動きに合わせて演奏されます。    勇壮なしゃぎりの音に包まれ、威勢よく急坂を登るだんじり必見です。(だんじりには小学生が大太鼓、小太鼓、鐘を叩き)大人は笛を吹きながら横を歩いています。自治会の人は、ロープを引っ張っています。ロープの長さは約50×70メートル位あります。    朝9時半に宮入りし、晩9時ごろまで賑わいます。祭の好きな方は瀬戸大橋線に乗り、児島駅下車。駅前からふれあいバスに乗って、琴浦小学校前で下車して、ここから左へ行くと祭囃子が聞こえます。児島駅からバスは毎時間50分発車します。料金は160円です。  声2    こんにちは。フロアバレーチーム「岡山☆インスパイア」のO.Rです。    私たちは年齢・性別・障害の有無に関わらずフロアバレーを楽しむチームです。    現在インスパイアでは大学生〜60代位の男女(視覚障害がある人もない人も)で楽しく活動しています。    今回はフロアバレーの初心者講習会のお誘いです。     日時:2011年9月25日(日)10時〜12時(9時半より受付)     場所:岡山市障害者体育センター       ※ 運動のできる服装でお越しください。       ※ 体育館シューズと軍手をご持参ください。       ※ ご参加の方は社会福祉法人 岡山県視覚障害者協会(TEL 086−271−0933)までご一報ください。    詳しくは「岡山☆インスパイア」のホームページをご覧ください。    http://o-h-inspire.com./    ホームページにはフロアバレーがどんなスポーツか、インスパイアがどんなチームかが詳しく掲載してあります★    「初心者講習会」というと堅苦しい感じがしますが、初めての方もみんなで楽しもう会だと思ってお気軽にご参加ください♪♪    皆さんのご参加お待ちしております!!  センター周辺の案内その3    今回は、西古松のバス停があるバス道に沿って案内します。   このバス道は、岡山駅前バスステーションからセンターに来館されるときに、大元駅を過ぎてから富士倉庫にぶつかり、右折してからの道のことです。この道路は東西に走っています。途中で音響信号機が2カ所あります。    では、東から西に進んでいくとどんな建物があるでしょうか。   瀬戸大橋線の高架と平行に西側を走る道路と交わる交差点に1つ目の音響信号機があり、そこまでの北側には民家や会社が、南側には大変大きい富士倉庫がまずあります。すこし間をあけて、ケーキ屋さんの「ルプランタン」があります。   1つ目の信号機と2つ目の信号機(センターの最寄の信号機)の間約100メートルには、北側の中央付近に3つの店舗が並んでいます。   1つめが貸衣装・婚礼美容室の「Kei」というお店。2つめがお料理「いとい」、(日本料理・和食)、3つ目が不動産屋の「Century21」です。    南側には、まず交差点の角地に大元駅南ビルがあり、このビルには店舗として「STUDIO VIEW」(撮影スタジオ)が入っています。   このビルの西隣りに内科「中津クリニック」、電気制御全般「豊島製作所」が並んでおり、信号機手前に理容店「しんち」があります。    また、さらに西に直進し、音響式交差点を過ぎると北側に岡山駅方面へ行く西古松のバス停があります。バス停の北隣にはテニスコートがあり、その西側には岡山療護センターがあります。テニスコートのフェンスと療護センターのフェンスを合わせると120メートル近くあります。さらに、西に進むと三叉路があり、その角から「在里克也事務所」、「アトラス測量」、「行政書士井上芳昭」などがあります。その隣に民家で「三宅重文司法事務所」もあります。    そしてその隣もまた、3つの店舗が並んでいます。1つめは美容室「Conplight's」、2つめは惣菜工房「マミークック」(営業時間10:00〜20:30 日祝日定休日)3つめが加圧トレーニングなどができる「i−fit」です。    さらに西に進むと、小さな交差点があり、渡り切った先に、「ダルマヤ靴店」。その先に中華料理「天心」。その先に「下村歯科医院」、理容店「OHMOTO」があります。    南側にはこれといった店舗はありません。2つ目の音響信号機を過ぎると南側には官舎が続き、やがて「司法書士・行政書士・土地家屋調査士 井上新一郎」(民家を事務所にした感じ)があります。ここを過ぎしばらく行くと左折する道に出ます。ここを南に約30メートル入ると「岡山かなりや学園」があります。  ■新刊案内    当センターで新しく受け入れた図書をご紹介します。どうぞご利用ください。    今月は、デイジーが4タイトル、点字が4タイトルあります。  ●録音図書  ◎一般向け図書  ○哲学(1タイトル)    書名:哲学個人授業 〈殺し文句〉から入る哲学入門     鷲田清一(わしだ きよかず)、永江朗(ながえ あきら) 著 ちくま文庫    デイジー(7時間37分) 谷 宣雄 (たに のぶお)音訳    発行:筑摩書房 2011年    内容:哲学の極めつけ「殺し文句」23篇! キェルケゴール、デカルト、カントから、ニーチェ、サルトル、メルロ=ポンティまで、なぜかグッとくる一言をめぐって、臨床哲学者とフリーライターが繰り広げる哲学ガチンコ問答。  ○産業(1タイトル)    書名:鯨人(くじらびと)     石川梵(いしかわ ぼん) 著 集英社新書ノンフィクション     デイジー(7時間21分) 佐藤 淑子(さとう よしこ)音訳    発行:集英社 2011年    内容:インドネシア東ヌサテンガラ州に属するレンバタ島のラマレラ村は、銛1本で鯨を仕留める伝統捕鯨で知られている。だが、この村にもグローバリゼーションの波が押し寄せ…。岐路に立つ村と文化を活写するドキュメンタリー。  ○文学(2タイトル)    書名:しずかな日々     椰月美智子(やずき みちこ) 著     デイジー(5時間38分) 高重 昌子(たかしげ まさこ) 音訳    発行:講談社 2006年    内容:夜の神様が、どうかどうか、ぼくが今話したことをすっかり飲みこんでくれますように−。そうか、少年って、こんなふうにおとなになるのか。少年の姿をていねいにトレースした、やさしい目線あふれる、すこやかな感動作。    書名:スピンク日記    町田康(まちだ こう) 著    デイジー(4時間19分) 幾田 靖子(いくた しずこ) 音訳    発行:講談社 2011年    内容:私はスピンクといいます。犬です。小説家の主人と一緒に暮らしています。私たちの楽しい毎日について申し上げることにいたします−。犬の目から見た作家の実像を綴ったエッセイ。『本』連載を書籍化。  ●点字図書  ◎一般向け図書  ○歴史(1タイトル)    書名:奈良・大和路観光ガイドブック 奈良県 編    点字2巻    発行:奈良県  ○社会科学(2タイトル)    書名:犯罪被害者白書(概要版) 平成22年版 内閣府政策統括官(共生社会政策担当)編    点字1巻    発行:内閣府政策統括官(共生社会政策担当) 2010年    書名:福祉行政報告例結果の概況 平成21年度 厚生労働省大臣官房統計情報部社会統計課 編    点字1巻    発行:厚生労働省大臣官房統計情報部社会統計課 2010年  ○文学(1タイトル)    書名:パンプルムース氏とホテルの秘密 創元推理文庫    マイケル・ボンド 著、 木村博江(きむら ひろえ)訳、浮田 育子(うきだ いくこ)点訳    点字4巻    発行:東京創元社 2007年    内容:『ル・ギード』調査員志望のイギリス娘、編集長宅の元料理人・魅惑のエルシー(!)の研修を担当し、彼女を落第させるのが今回のパ氏の任務。彼女はなぜ、名もないさえないホテルを選んだのか?オーナー・シェフは行方不明だし、彼女の振舞いもおかしい。